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片見月




お昼をOSで
食べていた


そうこうしてるうちに
部活の友達がきて
就活の話になった



ふと携帯を
見るとメールが
入っていた


ゆうじクンからだった


「今日四限までしょ??遊ぶ時間ある??」



嬉しかった


だから
大丈夫だょ
と返事をした



ゆうじクンは
課題のことを
スゴく気にしてくれた


明日提出のは
終わって印刷してあるとはいえ
来週の課題は
大きいのが
残っているし
明日見て貰う履歴書は
まだ完成していなかった



だけど
気にしてくれること自体が
嬉しくて
ぢゃぁ一緒に
夕飯食べようとメールした


アーケードで
落ち合って
歩いて武蔵境へ行った


歩く途中で
誰々を何々に例えると〜
という話になった


アタシを犬に例えると
マルチーズらしい
→小さくてモコモコしてる

アタシを文房具に例えると
分度器らしい
→小さくて半円

アタシを山手線に例えると
浜松町らしい
→東京タワーを見上げてる




…って
全部「小さい」&「丸い」が
共通項ぢゃないかΣ´д`;笑

アタシが
怒るとゆうじクンは
楽しそうに笑った


夕飯は
いったんゆうじクン家に
行ってから
ネットで調べながら
会議をした


結果
近くのとんかつ屋さんに
行った

とんかつ屋さんは
綺麗だったけど
ガラガラだった
でもとんかつは美味しかった
かなり量は多かったけど

食べながら
就活の話や
将来の話をした
ゆうじクンは真剣に
聞いてくれた
アタシも真剣に自分の考えを話したし
ゆうじクンの話を真剣に聞いた


食べ終わってから
ぶらぶらして
ゆうじクン家に
戻った


一時間くらい
ギターやネットの
話をして
九時になって帰る準備を始めた


ふと
抱きしめられた

思わずビクッと
体を震わせてしまった



「大丈夫、今日は引き留めたりしないから」


ゆうじクンの声が
耳元で聞こえた


確かに
帰らなきゃいけないのに
帰りたくない気持ちになった



だけど
明日の準備も含めて
帰らないわけにいかない

でも
体が動かない


しばらく
そのままにしてた



帰り道
駅まで送ってくれた



「今日まゆが来てくれて良かった」


そう、ゆうじクンは
呟いた

それは
どっか遠くを見てるような
目だった


今日のゆうじクンは
いつも通りといえば
いつも通りだった
でも、違うといえば
違っていた


それが一体何なのか
上手く言えなくて
アタシは
結局そのことについて
深く伝えなかった



改札口まで来ると
ギリギリまで
着いてきてくれた


「それじゃ、就活頑張って」


そう言って
背中を軽く押されたかと思うと
ゆうじクンは出口の階段へ向かっていった


ゆうじクンは
いつでも送り出してくれる
今日は帰らなくていいんぢゃない??
と、引き留めはするものの
無理は言ってこない
その代わり
踏み出せないアタシの
背中を軽く押してくれたり
ドアを開けてくれたりする


そういうところが
自分より
グッと大人に感じる



アタシはしばらく
ゆうじクンの
後ろ姿を
眺めていた

ふと
ゆうじクンが
振り向いた
アタシは手を振った
ゆうじクンも
手を振ってくれた


アタシは鈍感だから
ゆうじクンの気持ちが
全然読みとれなかった



だけど少し感じたことは
アタシの就活について
それなりに
真剣に考えてくれてるのかもしれない


だから
会える日が貴重に
なることを
しっかり考えてくれたんだと思う


改めて
ゆうじクンの
大人な部分を感じた

年下と付き合っている気がしない

むしろ自分の
浅はかさや
幼稚さを
目の当たりにさせられる



ゆうじクンみたいに
大人になりたい


普段一緒にいるときから
思っていたことだけど
再確認した



せっかく出会えたんだ


付き合っていられる間は
ゆうじクンから
たくさんのことを学ぼう

ティースプーン

隠し事を話したいのは
なぜだろう




人から内緒と
言われた隠し事は
内緒にしておけるのに
自分の隠し事は
むずむずする


自己責任だから
なおさらむずむずするのかな



人に話しても
自分が傷つくだけだから




例えば恋人に
例えば友達に
言えない出来事が
あったとして
嘘ついた瞬間
くしゃみが出るちょっと前
みたいにむずむずして
言っちゃえたら
楽なのに
って頭をよぎる


罪悪感からなのか
受け止めてほしいからなのか
結局言っちゃって
後悔する結果になる



だから
こういうところに
気持ちを吐露するのかもしれない


ここに
書いてないことも
たくさんある
(読み手がいる分、やっぱり意識する)

でも
それさえも言えたら
ずっと楽なのに
って思う



話題は変わるけど
男の人は
自分が手の上で転がす分にはいいけど
自分が転がされるのは
極端に嫌う生き物なんだろうか




んー…
全員ぢゃないにしても
たまに感じることがある


自分が優位にいたい
というか
なんというか



それに対して
男女平等なんだから
そんなのおかしい
って主張する
女の人たちがいる



自分は
そこまで
深く考えたことがない


例えば
彼氏が一緒にいるとき
デートや
なんやらを
リードしてることに対して
(極端に言えば支配してることに対して)
あまり何も反感を
感じない



むしろ
決めてくれたり
提案してくれて
それに合わせる方が
自分には向いている
(どうする??って聞かれたら提案するけど)



何しろアタシは
その人の色に
染められたいタイプの人間だし
男の人って
多かれ少なかれ
自分がリードすることによって
プライドを保っている生き物だと思う
(それがたまに男の人の弱さだなって感じてしまうとこなんだけど)


何が言いたいかっていうと
リードしてくれる人
と言うのは
ある程度自分を
女の子扱いしてくれる人だから
一緒にいて心地いいんだな
ってこと


普段の生活の中で
自分が女だ
って感じる瞬間が
少ないから
なおさら気持ちいいわけで

やっぱり
男らしさ
女らしさ
って大切なのかも
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