上層部
「なあ、ジューダス。何で俺達ここから動けないんだ?」
「それはだな、カイル。プレーヤーが長電話を始めたからだ」
「おいおい、一応最終ダンジョンだぜ…」
「ねえ、海鮮カレー作ってみたの」
「どうせ動けないんだ腹ごしらえとしとこうじゃないか」
「あ。有難うリアラ、ナナリー。いただきまーす!」
のんきだなあ…
中層部
「…なあ、ジューダス。何で俺達また動けないんだ?しかもさっきより長くない?…というかもう5時間くらい…」
「それはだな、カイル。プレーヤーがコントローラーを握ったまま爆睡しているからだ」
「何なんだよもー。…って、ふぁ。…それ聞くと何だか俺も眠たくなって来た」
「そのまま寝るな、疲れが取れないぞ。そうだな…この辺にはエンジェルナイトが居たからその羽根をもぎ取って寝床に…」
「物騒な事いうなジューダス!ほらカイル起きろ!」
神のたまごに突入してからのプレステの連続稼動時間は13時間くらいでした(色々ごめんなさい)
2009-12-18 19:24
TOD2(11)
■神のたまご
RPGで思うことは、ラストダンジョンのややこしさとか明らかにそんなんあったら誰も来ないよ!というトラップ。現実問題、RPGの遺跡ならまだしも館とかにまで毎度毎度トラップがあるのは世界全体的にトラップ好きの遺伝子が備わってるんじゃないのかと疑いたくなる。
さておき。最後までマイペースな一行。どんな手を使ってくるのか解らないから準備はしっかりしておけ、と最後までスタッフの代弁を努めたジューダス。スペクタクルズがありません坊ちゃん(挙手)。
人の世に神は要らない、と言うリアラに対し「それはあなた自身の存在も否定しているのですよ」と切り返すフォルトゥナ。存在に重点を置く辺りとても人間くさいです。 フォルトゥナもエルレインも、リアラに至りその存在自体は人の「幸せ」を望む強い願望が具現化したものだったので、神といっても物凄く人間らしい感情満載でした。幸せにすることが目的であるので、手段に関しては問題ではなかったみたいですね。
フォルトゥナの核となるレンズを破壊すれば終わる、のでカイルの選択の時。ムービー!相変わらず美男美女でご馳走様です!…そういえばムービーはこの二人しか出ていないんですね。まあ、あるだけも十全です´▽`
カイルは、リアラがたった一言でも「消えたくない」と言ってくれさえすればそれだけで天地戦争を起こすくらいの行動力も選択も出来そうですね。
エルレインとラストのフォルトゥナ戦。最初から最後までカイルは盾の役くらいしかできなくてごめん。でも、何度やろうと戦闘苦手なんだ。
歴史の修復が始まり今まで干渉により書き換えられた歴史が元に戻るようです。今までの旅も記憶から全て無くなる…うぉん。それによりハロルドやナナリー、ジューダスはもちろんロニの記憶もあるべき形に修復されあるべき時代に戻る。
物語の始まり時点ではバルバトスがスタンを殺した、という干渉が入っているため、あの時点すらも無かった事になる訳ですね。スタンが生きてるのは嬉しいですが、デステニ2の物語もある一つの歴史の形だと考えるとラスボスはこの一行だ。ただしその場合における英雄不在。……これが壮大なリセット現象ですが、うまい具合に感傷を突いてきます。
こう、世界のあっちとこっちで離れ離れ、とか故人に対する「会えない」というのと、時代が違うから「会えない」というのは切なさの種類が違う気がします。並列じゃあないんですよね。ロロナナにしても同じ時代に生きてはいるけど、存在するのに必ず生じる時間差だけは埋めることができないじれったさ。そして更に絆効果が発動すると巡り会うじゃないですか!いっそ知らないままで出会わなければいいけど、巡り会い、でも記憶なんて無いから新たにそこから別の物語が始まるとしても、それはデステニ2の物語とは別のものになるんですよね、そうなると思うとセンチメンタルが止まらない。
と、いうわけでこのメンツで揃うことはこれが最後。一人ずつ元の時代へ。
「一度死んだ男が手にするには大きすぎる幸せだ」
ジューダス!ふ、不覚にも泣きそうになったじゃないか!お前皆の事大好き過ぎるだろ、そして出会ったことが幸せって儚い…。坊ちゃん大好きだ。…しかし、
「時空間の彼方をさ迷うか、リオン=マグナスとして消滅するか」
時空間の彼方をさ迷うにアンダーライン。リオンでなくジューダスはどこにも存在しなかった、つまり不確定な存在ですが…何かまかりなりにも次回作、というか世界設定が同じ作品が出た際に出る気満々な付箋を残していったよこの人´▽`