ベルベル「そういえばさー。」
アニー「あら?何?」
ベルベル「あたい達さ、転生してから司るモノが前世と変わったわけだよね?」
アニー「そうねー。私が色欲から美で、」
フェル「おいらが怠惰から知識。」
ファル「私が傲慢から正義で、ベルゼバブ嬢が暴食から強さといったところか。」
ベルベル「みんなあんま前世と変わらないなーって。
アニーお姉様は変わらず美しいし、ファルは自信家ナルシーだし、フェルはめんどくさがり秀才のまんまだし」
アニー「オホホ♪まーねー♪」
ファル「イヤだなあ?美しいものが嫌いな人はいないだろう?
私はこの美しい世界を愛している。よって、その世界を司る一部である私自身、ミカエルも同様に愛するだけさ!はっはっは」
フェル「めんどい長話終わったっすか?傲慢。」
ファル「そんな冷たい事言わないでくれたまえ。
まあ確かにさ、皆あまり変わらないよね。今面倒臭そうにツッコミを入れてくれたベルフェーゴル君の頭脳、ベルゼバブ嬢の強さ、アスデモス嬢の美しさ、前世に勝るとも劣らない。
性格はともかくね(笑)」
ベルベル「あたい今でも食べるの好きだよ!ファルが今でも自分大好きなとこみたいに!」
ファル「さっきから私ばかりやけにいじられてないかい?(苦笑)」
フェル「きっと、あれっすよ。転生したマナ一族が中身だいたい変わらないのといっしょっすよ。
もしくは、前世の記憶を引き継いだまま転生したからとか。
同じく前世の記憶があるエイレンテューナやメタラオン様やエステレラや竜太郎だって、おいら別人と思ったことないっすもん。」
アニー「うーん、私的には後者がそれっぽい意見と思えるかしらね。」
ファル「マナ一族かぁ。言葉遣いや生活環境が変わっても、根は変わってなくてほほえましい限りだよね。
やはりさ、変わらない何かがあるって素敵だと思うな。」
ベルベル「ねー♪
変わらないみんなと過ごせて、あたい幸せ!!」
フェル「理屈抜きに、んだの。」
アニー「これからも、みんなで協力して一致団結生きていきましょう!」
ベルベル「おーっ!!」
ファル「かつて大人になれなかった子供たちが、安心して成長し暮らせる世界を創る為にもね。」
フェル「レオとチョルもの。」