『赤毛のアン』は,ここ日本でも以前からとても有名な物語。でも,何巻にも渡り,その"続編"が存在しているのを知っている人はどれくらいいるのでしょうか。
多分,少ないと思います。本当にもったいないです。
『赤毛のアン』を読んでハマった人は続編も読むべき!!
『アンの青春』は"アンブックス"の二巻にあたる小説です。
16歳になったアンが小学校の教師になり,グリンゲイブルズにやってきた双子の世話をしたり,ミス・ラベンダーに出会ったり,ずっと変わらないアボンリーの日常の中で,様々な体験をしていきます。
赤毛のアンの訳の元祖である村岡花子さんの訳は独特で,正直最初の方は読むのに苦労したりします。でも,だんだん慣れてくると外国文学とは思えないほど,文章が"深い"ことに気がつきした。英訳がここまで美しくなるとは,驚き。ストーリーはもちろん,文章の上手さにも感動してしまいます。
アンという一人の少女は,とても魅力あふれるヒロイン。
器量こそ普通だけど,豊かな想像力と知性が彼女の内なる魅力を引き出しています。
そのオーラに,アンを取り巻く登場人物は(大袈裟に言えば)見事にアンの虜になってしまう。
読み終わった瞬間,アンに対して憧れを抱かずにはいらないこと間違いなし。まさに理想の女の子。
この感動は読んだ人だけがわかるはず。
ぜひぜひこの続きも読みたいです。ギルバートとアンの恋の行方が気になります。
2008-6-21 00:52