なつまるです。
胸か尻か。それとも、ぽよぽよんとしたお腹がいいのか。

という訳で、今日も行ってみましょう。
(※なにが「という訳で」なのか)

トルーマン・カポーティ作
『ティファニーで朝食を』
読んでみましたー。

新潮文庫のフェア限定、きれいなエメラルドグリーンのプレミアムカバー版です。
本当に美しいエメグリ。ジャケ買い必至。買ってその辺に積ん読しておくだけでも、本当に見るだけで気分があがります。

オススメポイントはそこです。
こんなに美しい色が世の中にあるんだ、という事実が私にはうれしいし、皆さんに自信を持って素晴らしいと言えます。これを発見できて誇らしい。
次回のプレミアムカバーも、どんな色が見られるのか、物凄く楽しみです。
楽しみにしてまーす。
(突然の風真玲太)

という流れなので、内容についてはあんまり、語ることもオススメな点もなかったりします。
あえて説明もいらないと思いますが、翻訳は村上春樹さん。実はちゃんと作品を読んだこともなく、ファーストコンタクトです。お恥ずかしい。
オススメな点がないとは言いましたが、村上さんの解説兼あとがきは読みごたえがありました。解説の域をこえて、カポーティ愛が溢れている。

「いやむしろだだ漏れてる……本気度マックスだ……そんだけ影響されたのか……もしや人生狂わされたのかな……あっ、これは(察した)」

てな具合です。
本編を読まないと、多少意味不明なのが難点と言えば難点。でもこれは、あとがきから読む方が邪道なんだ、とお叱りを受けそうですね。ラノベの影響ですね(笑)。

とはいえ表題作+短編が3つなので、読もうと思えばあっという間です。短編に至っては
「 え っ …… 」
という所で突然終わらされたりして、誠に後味が悪、いやいやすごく不思議な読後感がありました。巧妙なストーリーテリング。
本当に、読んでいる時は、物語の展開にひたすらブンブンされるような感覚でした。人間関係、誰かの心の移り変わり、などなど、意外なところで意外なものがつながっていく……。

でもとりあえず、本当にカバーの発色がきれいなので、本屋さんとかで見かけた時はよろしくお願いします。後生です(?)。

といった感じで。
以上、もうなにがなんだか、な本の紹介でした。

お休み復帰の前回からも、たくさんの拍手をありがとうございました。
やっぱり更新するっていいですね。いつもいつもおつきあい頂いて、もう感謝の二文字に尽きます。