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秋天の下、墓参りへ

リーオン君のお母さんの墓参りへ。

行ったのは良いのですが、した事と言えば墓前でイチャコラしただけっていうね。

品の無い山羊でごめんよ。

その品の無い山羊、ショタっ子に『顎クイ』ならぬ『頬クイ』をする。

いえ、リーオン君はナシラより1ヶ月歳上なのですが。

でもリーオン君はショタ度が高いからショタです(ショタ度とは)

ちなみにナシラが『キスくらいは問題ないよね』と覚悟を決めたのは、シアターセブンのハロウィンナイトの翌日です。

でもこう、甘いような照れるような感じにならなかったのは、やはり何処か照れがあるからでしょう。

勢いに任せてしまえ! みたいな。

でも一線は引いているというか、まだ踏ん切りが着いていない所もあって。

本当、ドスケベボディのクセに色気の無い山羊で申し訳ない。

普段から肉体的スキンシップをしてきた弊害かもしれない。


リーオン君は墓参りに誘うのを躊躇していたようですが、実はナシラ、他人様の墓を参るのは慣れていたりします。

理由の最たる例は、アルーシャの墓参りの付き添いをしていた事があったから、それと亡くなった冒険者仲間の墓に参る事も少なくないから、です。

それにしても親友と恋人の両方が両親を亡くしてる(リーオン君の父親は行方不明ですが)とか、なんとも奇妙な因果を感じます。

ともあれ、リーオン君が転機を迎えるお手伝いが出来たのであれば幸いです。

リーオン君のお父さんが見付かるのか、その予定は未定かもしれませんが、いつかは出会えると良いな、なんて。
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