※相変わらずタイトルと内容が可哀想なくらい擦ってません。
※ひたすら暗いだけのオリジナルです。
※(当サイトの)他の文に比べて、女の子の扱いが異常に酷いです。
※というか女の子が崩壊しています。
※ムリ!!という方は他の方の
創作小説をどうぞ。
『聖女(キミ)に捧ぐ鎮魂歌』
一人の少女が虚ろな瞳で窓辺から外を見ていた。その少女、名をアイシスというのだが、彼女には記憶がない。否、正確には記憶がないのではない。彼女の全ては『彼』に壊されてしまったのだ。
「アイシス」
そんなアイシスを一人の青年が呼んだ。
「ラ、ツぃ…オ」
些か発音がおかしい言葉遣いでアイシスは彼―ラツィオに応えた。
「アイシス、おやつの時間だよ」
温和そうな表情に優しい声色。
ラツィオの表情は優しげなのに、アイシスは相変わらずの無表情だ。
「ぃラ、な・い」
まるで壊れかけた機械人形のような喋り方をするアイシスにラツィオは何故か満足そうな表情をした。彼はアイシスが反応してくれることに対して感謝している。
「そっか、じゃあお菓子が欲しくなったらいつでも言ってね?」
「ぅん、わカった」
ラツィオは彼女の返事を聞いて、できるだけ音を立てずに部屋を出た。
その時、窓辺になにかを見つけたのか足早に自室に入り、先ほどとはまるで別人と思わせる憎悪に満ちた表情で空を睨み付け、憎しみを込めて言った。
「アイル=ラックハイト、あなたにだけは、絶対アイシスを渡さない。二度とあの子に近付くな!!…そう、主人に伝えておけ」
彼の目線の先には一羽の烏が止まっていた。そして、ラツィオの『伝言』を聞いた途端に飛び立った。
「アイシス、君は僕が守るよ。
僕、『ラツィオ・ラックハイト』の名に誓って、必ず」
ラツィオはここにはいないアイシスに向かって宣誓をした。
ラツィオはアイシスの『全て』を奪った、アイルの弟なのだから。
〜Fin〜
【あとがきにするほどでもない感想文。】
はい、創作です。終始暗くてすみません。お目汚しを晒して申し訳ありません。
話題をメールで書けると知って早速書いてみました。
終始、『オリジナルだからなにやってもいいじゃん?』みたいなノリでひたすら暗い雰囲気で編集されています。
一回書いてみたかったんですよね、女の子が可哀想すぎる文←
いや、これも愛で…(黙れ)
逝きすぎたパラレルだと思って、優しくスルーしてあげてください。
オリジナルって結構楽しいなあ…とか。
アイシスの口調は消失の初音さんがモデルだったりします。