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アオバの国で捕まえて!(スカウト的な意味で)( 捏造盛親)

ブックに上げようかなと思ったけど、需要とかなさそうなのでコチラに。

※注意だよ!
・実話を元にしたけど、原形から離れ過ぎた妄想
・ポケナガ盛親→ガラシャたん
※盛親は本編で脱モブしてませんので、この盛親は『捏造武将』です
・ガラシャたん未出演
・盛親さんはかなり残念
・綾様・くのいち・ベトベトンが好きな方超ごめんなさい



『アオバの国で捕まえて!(スカウト的な意味で)』

長年過ごしてきたイズミも良いが、ここアオバの国は空気が澄んでいて過ごしやすい。閑かな渓流にいると、心が洗われるようだ。…と、普段の彼なら思うだろう。しかし、綺麗な空気も閑かな渓流も、今の盛親の心を癒すには至らなかった。

「こんな予定じゃなかったんだけどなあ…」

配下武将がくじで決まった国を足掛かりに、ランセ地方を統一する取り決めがされて早数ヶ月。長宗我部軍も叔父の親泰のリーダーとして参加したが、割り当てられた国も、周辺の配置も、何もかもが悪かった。

「こっちは水タイプなのにシデンで、敵は…姫だったしなあ」

姫ことガラシャは、盛親が最も戦い辛く思う人物だった。相棒であるムンナの催眠術もそうだが、彼女のポケモンを攻撃して痛そうな表情をされると、罪悪感が疼いて困る。

「姫は卑怯だよ、最高に卑怯だ。秀満殿の相棒も、僕への当て付けなんじゃないの」

ガラシャのいる明智軍には、盛親の相棒・リーシャンの苦手な苦手あくタイプのニューラを使う秀満もいた。
進路の都合上、二人がかち合うことはなかったが、戦が終わった後、秀満の唇が『ざまあみろ』と動いたのが見えてしまったから、盛親は心の中で彼に親指を立てずにはいられない。

「はあ、姫は元気かなあ……」

紆余曲折あって、明智軍は武田軍に屈し、ガラシャは今、アオバにいると聞いている。一目で良いから顔が見たい、そう思っていた盛親の耳に、足音が聞こえた。

「(もしかして、)姫っ?」

そこにいたのは、キリキザンを連れたくのいちの少女と、ツンベアーを連れた白装束の女性。

「…じゃない……。なに君達、訓練なら余所でやってくれないかな」

恐らくは盛親をスカウトしに来たのだろう武田軍の二人は、彼の理想と落差があり過ぎる。隠す気もなく盛大な溜息を吐いた盛親は、休んでいたリーシャンに目配せをした。

「(あー、もう最悪。姫が来たら、いの一番についていくのに)」

本当に最低だと愚痴る盛親は、二人が真っ黒な空気を出したことに気付ないし、興味もない。結局二人(主にくのいちの少女)にかなり一方的に負かされた彼らは、半ば強引に武田軍へ組み込まれることになったのだった。


(僕、姫以外の女はベトベトンにしか見えないんだよね)

『アオバの国で捕まえて!……ただし、愛しの少女が来た場合に限る』

〜Fin〜


【後書きにする程でもない反省文タイム。】
盛親ひっでぇ。

造形が女性受けしなさそうなポケモンで最初に浮かんだのがベトベトンだっただけで、特に他意はないです。

実際には同時にスカウトしましたし、最初は書く予定だった忠興さんは、何故か書く途中で消えてました。

史実込み…っていうか、史実がメインで好きだよ盛親!
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