いぬ僕新刊の『御狐神の表情を崩してみよう』がこんな感じで脳内変換された私は、確実に負け組だと思う。


『山崎の表情を崩してみよう』
※注意だよ!
・山崎君がデフォルトで変態っぽい
・沖田さんが山崎君に好意的
・セリフはあまり変わらない


□配役
凛々蝶:千鶴
御狐神:山崎
夏目:沖田
ちの:平助


「ねえ、面白そうなこと思いついちゃったんだけどみんなもやらない?」

「どんなことだ?」

「ふふ、『山崎君の表情を崩してみよう大作戦』なんてどう?」

「おっ、それ面白そうじゃん!オレやる〜!」

「沖田さんって本当にそういうの好きですね。でも…」

「(山崎さんが動揺しているのは見てみたい…!!)」

「…私も、やってみたいです」

「千鶴ちゃんって意外と負けず嫌いだよね」



「じゃあ作戦その一、とりあえず『驚かせてみよう!!』」


「えっ、私がやるんですか…!?」
「山崎君が少なからず表情を崩しのは千鶴ちゃんぐらいでしょ」
「あ、来たぞ!」
ドン

「………、」

「お…、驚き…ましたか?」

「…………、驚きの可愛らしさだ…っ!千鶴君はイタズラっ子だな…!」
「きゃあぁぁぁぁ」

「山崎君は通常運転だね」

「……ああ」



「作戦その二、『困らせてみよう!』困らせる為の作戦をみんなで幾つか考えてみたよ」


「山崎さん喉が渇きました、ジュースを買って来てください。但しイチゴ・オレで」

「山崎さん暑いです」

「山崎さん疲れました。もう一歩も歩きたくない」


「千鶴君にこれ程頼って貰えるとは……。執事冥利に尽きるな…」

「(『喜ばせてみよう』の間違いだったみたい)」



「作戦その三、『照れさせてみよう!』」


「(こ、こんな事ぐらいで本当に照れるのかな…)」

「千鶴君?」

「ちょ、ちょっとしゃがんでくれませんか…」

「ああ、これで良いか」

「で、では…」

「………?」

「……………………」

「どうしたんだ?」

「(寧ろ私が照れてどうするの!!まだ実行してないのに!!)」

「…………す、烝…」

「…………」

「…………(む、無反応…?)」

「(伏せた?)」

「あぁ…っ」

「(『あぁ』って何!?え、不快?不快なの?馴れ馴れしかった…?)だ、大丈夫ですか…?」

「すまない…驚いてしまったんだ…」


オマケ

「(て、照れてる…!?なんかちょっと大分普通と違うけど。成功しましたよみんな!)」

「おらっ!」
「平助ナイス!」
「そらよっ」

「(飽きてしまったんですね)」

〜Fin〜


山崎君になった理由?私の中で彼がヤンデレ扱いを受けているからかな←