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SHE'S2(高新♀)


*前記事から続いています*
*女体化や妊娠話がダメな方はUターンするヨロシ*





ハイどうも。やっぱりどうして私の心のオアシス、高杉ご夫妻!もうめっちゃカワイイ、旦那も嫁も二人して目の中に入れたい、もはや目に入れても痛くないを通り越して俄然目の中に入れたい、やっぱり私はこの二人が大好き。旦那晋助と嫁八恵ちゃん!
何か以前、友人に高新♀ちゃんの結婚式のイラスト貰ってすっげえニヤニヤしてた記憶があるなあ。可愛くって可愛くってニヤニヤしまくったなあ。だってだって、晋助と八恵ちゃんの結婚式ですってよ!まったくもって幸せしか感じませんよ。


そんでは、サクッと昨日の続きから妄想していきます。晋助の計らいでお妙ちゃんと銀さんの手を借りながら、少しずつ、何とかかんとか八恵ちゃんの体調がほんのり快復を見せ始めたところからですね。
八恵ちゃんは少しだけ体調が持ち直したから、今は不意に涙が出てくる事も少なくなった。やっぱりちょっと前まで吐いてばっかりだったから、赤ちゃんに何かあったらと八恵ちゃんなりに不安だっただろうしね。んでもね、体調が良くなっても八恵ちゃんはやっぱり考え込んでる事はあって。

今夜だってね、夫婦二人の寝室に晋助も八恵ちゃんもお布団敷いて寝てるのだけど(シングルのお布団を隣り合わせて敷くという)、もちろん色っぽいような事なんざ何もないんだけど、てか具合悪い八恵ちゃんに何か無体を働くとか、いくら未成年を孕ませた晋助でもそれはないんだけど(さすが晋助)、

まあ後々に八恵ちゃんが安定期に入ったら確実に何かしてるんだろうけど(ん?晋助?)、

妊娠したおかげで丸く育った八恵ちゃんのお胸とかお尻に大いにムラっときてしまうのだろうけど(だから前言撤回だよ晋助?)、

でもこの段階じゃいくらラブな高新でもふっつーに毎夜隣り合って寝てるだけなんですよ。晋助もこう、個人的な努力とかあるんだろうけどね。何しろ惚れた女が隣には居るのだもん。
まあだからこそシングルのお布団だしね、ダブルのお布団で寝ないのも努力の成果と言いますか。たまに八恵ちゃんがぐすぐす夜中に言うから、晋助もお手手だけは繋いであげてたり(だから嫁愛か晋助)

そんな日々を重ねていた高新なのだけど、だんだん家族になっていってる感はあるんだけど、でもいざ寝ようかってな時に今夜の八恵ちゃんは珍しくも声を発した。


「晋助さん……ごめんなさい」
「あ?何を急に謝ってやがる」

急に謝られても晋助は訳が分からんわな。だから思いっきり不躾に尋ねましたけど、八恵ちゃんはお布団からお顔を覗かせて言いましたね。

「だって僕、赤ちゃんできてからずっとこんな感じで。寝たり吐いたりしてるだけで、晋助さんとちゃんと話もできないし……銀さんと姉上にも迷惑掛けっぱなしですし」

やっぱり少しだけ快復したとは言え、八恵ちゃんだとて気にしてはいるのですよ、自分のせいで皆に迷惑がかかってやしないかと。だって誰より気遣い症の娘なのですもの、気にしない筈がない。
だけど晋助はそんな嫁を一瞥し、キッパリばっさりと嫁の発言を斬り捨てた。

「迷惑だと?……てめェ、それを銀時とてめェの姉貴に言ってみやがれ。俺ァお前を許さねェ」
「……う、うん。じゃなくて、はい」

しかも思いっきり嫁をガン睨みした、何なら射殺さんばかりの鋭い眼光で睨んだ、容赦のない眼差しでギロリとメンチをきった、さながら身重の嫁に充てるべきでは全くない類いの、切れ味抜群の刃物のように鋭利な視線で(どうなってんのこの旦那は)
そのあまりの鋭さに、八恵ちゃんは当然怯むのだけど。でも晋助は晋助で、八恵ちゃんをガン睨みした理由はあったの。

「てめェは銀時がもしも大怪我してたらどうする。てめェの姉貴も身ごもって、腹ァ抱えて苦しんでたとしたら。……お前はそれを迷惑と思うか」

静かに問われた声に、八恵ちゃんは弾かれたようにお顔を上げる。

「そ、そんなのっ!迷惑な筈がないでしょうよ、絶対に二人を看病するに決まってるじゃないですか!!」
「そうだろうが。あいつらも同じに決まってる。あいつらは一度でもてめェを迷惑と思った事なんざあるめェよ」
「……ハイ。ごめんなさい」
「分かってんならもう寝ろ。てめェいよいよおかしくなってるからな」
「はい……」

八恵ちゃんが銀さんと姉上を想うのと同じくらい、銀さんや姉上から八恵ちゃんも想われているのだと。晋助はキッパリ言い切って、あとは八恵ちゃんにおざなりにお布団をバサァと掛けて寝ろと促すよね(おざなりってところが晋助)
だから八恵ちゃんも、旦那の厳しい眼差しとほんの少しだけ優しい言葉にはコクリと頷いて反省した。けどいくらそこは納得できようとも、まだ気になっていることはあってね。

「……ごめんなさい、晋助さん」
「……。……だから八恵てめェ、」

再度謝ってきた嫁の気持ちが晋助にはサッパリ分からないので、さすがに晋助もマジでイラッとした口調で起き上がりかけた(ほんと短気)。なのに八恵ちゃんが小さく続けた声を聞いて、少しだけ右目を見開いたのです。

「……僕、お腹に赤ちゃんが居るって分かった時は本当に嬉しかったんです。姉上以外の家族が僕にもできるんだって……僕も今度は自分で家族を作れるんだって。僕の母上もこんな気持ちだったのかなって考えました」

ポツポツ語られる嫁の言葉。腹に子供が居ると分かって嬉しかったと語る嫁のセリフには嘘はない。なのに、語るにつれてどんどん声は小さくなっていく。
でも晋助の耳には届いた。晋助は気が付いた。次に続けられた言葉に滲む、嫁のほんとうの気持ちも。

「でも晋助さんに……せ、責任とか取って欲しくなかった。晋助さんの重荷になったんじゃないかって思って」

ぐすっと鼻を啜りながら語った嫁をふと見るとね、八恵ちゃんはお布団の中で小さく肩を震わせていて。

赤ん坊ができて嬉しかったって気持ちと、晋助の重荷になりたくないって気持ちは相矛盾してるようで、八恵ちゃんの中には等しく存在してる気持ちなのじゃないかなあ。だから変に不安にもなるし、妊娠したせいもあるけど尚更情緒も安定しないのですよ。こういうモヤモヤを抱えていますのでね。妊娠したから仕方なく嫁に貰ってもらったと思ってるしね、でもそんな事は全然ないんだけどね。
晋助だしね、何なら付き合った時から八恵ちゃんを生涯独占してようと思ってたのにね(そうだね)

しかしまあ、そんな不安を八恵ちゃんは晋助には、晋助だけにはどうしても言えなかった訳だ。言っていいのにね。てかむしろ全力で言えばいいと思うけど、八恵ちゃんですものな。
お妙ちゃんや銀さんや桂さんにガン詰めされて、未成年の娘孕ませたっつって詰め寄られて、どう責任とんの?って皆に言われて、それでブチギレて夫婦になったものと思ってるよね。てか八恵ちゃんの目からすると、晋助はそうとしか見えない態度だったよね(ほんとお前晋助)
でもなあ。つい今し方語られた八恵ちゃんのほんとうの気持ちを分からんほど、晋助も馬鹿じゃないよね。八恵ちゃんが変に構えてるところも分かるしね。

だから八恵ちゃんにおもむろに言ったのだけど。


「……八恵」
「はい」
「よく顔を見せろ」
「?……どうぞ」

急に旦那が身を起こして、自分の顔をまじまじ見てきたから八恵ちゃんも不思議には思ったのですよ。でも素直だから普通にお顔を晒してる。
しかも旦那が、

「よくよく見なくても……やっぱりてめェ地味だな」

などと平然と呟いたから、

「いや何で急に僕の顔面評価ァァァァァァ!?唐突すぎるよアンタ、今の僕の話聞いてたのかよ!?泣きそうだった僕の緊張感返せよ、てか地味で悪かったですね!」

さっきの落涙の気配も吹っ飛んであとはもうツッコミの嵐という(八恵ちゃんだしね)


「悪くねェよ」

でも晋助は、八恵ちゃんのそんな威勢のいいツッコミには大いにニヤリと笑んだのですよ。

「しおらしくしてるツラなんざァ見飽きたぜ。てめェはクソ煩ェくらいでちょうどいい。俺の嫁は俺にギャーギャーと楯突いてくるくれェでいい」
「……そ、そうですか」

晋助がふっと笑って言った言葉には、八恵ちゃんだとてほんのり頬を染めてしまうに違いないです。ドキッとして、旦那の顔を見つめてしまう。
その翡翠を沈めたような、不可思議で蠱惑的な色をした右の瞳を。


「それにな、八恵。俺ァてめェの言う“責任”とやらでてめェを貰い受けた訳じゃねえ。俺はお前が欲しかった」
「ほ……欲しいって?」
「お前は俺のもんだ。だから孕ませた」
「……はっ!?だから急にそういう事言われても訳が分かりませんって!少しでいいから高杉語りを一回緩めて!お願いですから僕にも分かりやすく言って!」(←八恵ちゃん)

晋助は相変わらず頬に薄い笑みを刻んで言うのだけど、八恵ちゃんは赤面で旦那に詰め寄るのです。だって俺のもんだから孕ませた、などと言われても八恵ちゃんにはその晋助語りは到底理解できませんよ(たしかに)

んー。つーか晋助もやっぱりマジに獣じみてるよね。銀さんとその辺は思考がよく似てるよね、さすがに。あいつらは新八くん(八恵ちゃん)を自分のもんにしたいのだね。手に入れる……てか子供孕ませるってすっげえ究極な気もするし。
どうしても欲しかったから、腹の中にガキもこさえたのだろうよ。どうしても惚れてたから、全部が欲しくなったのだろう。

だからね、八恵ちゃんも拒めなくなったのだろうね。ずっと欲しかったものをやっと手に入れたような、何かすっげえガツガツした感じに晋助が攻めてきたものですから、こう、八恵ちゃんも凄く嬉しくて高揚して、何たって大好きな男相手だから大いに流されてこう……そのままデキちゃったんでしょうね(アレ?八恵ちゃんも八恵ちゃんだよね)

まあつまり、二人の間にあるのはラブなのですね。責任とか重荷とか、そんな難しいもんじゃなくね。簡単ですよ、単純明快です。


「要するに……てめェが俺のガキを孕んだってのはそういうことだ」
「いや、すみません晋助さん。だからどういう事ですか?そういう事って言われても僕にはさっぱりですよ」(←素直か)
「てめェは俺のもんだからな。そのてめェの背負ってるもんは全部俺に寄越せ」

頭にクエスチョンマークを浮かべたままの八恵ちゃんをチラと見て笑んだ晋助の言葉は、更に重ねられたのです。

「お前が持ってる下らねえ考え事も、下らねえ悩みも全部」

八恵ちゃんがその言葉を聞いて、やっぱりカァァと頬を染めたことは必定!だって晋助の重荷になってるとか、もしかしてこの結婚も責任取っただけなんじゃないかって、八恵ちゃんがずっと悩んでたことを「下らねえ」って晋助はバッサリ斬ったんだもん。そんで一ミリも容赦ないよね、斬ったらもう後付けも何もないよね。晋助だしね。
これぞ高新の大団円と言いますかね(私の考える)

ばっさり自分の不安を斬られて、ただの責任で自分と結婚した訳じゃないと知れて、八恵ちゃんも凄く嬉しかっただろうなあ。


「晋助さん……好きです」

もぞもぞと晋助のお布団に移動していくくらいには、八恵ちゃんも嬉しかろう(本当にね)。そんな嫁の為に少しお布団にスペース空けてあげたりして、晋助は嫁の身体を引き寄せる。まだぺたんこだけど、確実に命が芽吹いている嫁のお腹に障らないように、その身体をそうっと身近に抱き寄せる。
仕草とは裏腹に、晋助はもういつものように皮肉気に笑ってるんだけどね!すんげーシニカルに。

「フン。てめェのそれは聞き飽きてんだよ」
「だって本当に好きですもん」
「なら良かったじゃねェか、そこまで惚れ抜いた男と添い遂げられて」
「はい!」

八恵ちゃん素直か!っていう。晋助のような超高層プライドかつ中二、なおかつ絶賛ロマンチストな男にはこれくらい素直な嫁が良いのだと思うよ。
だけどもしかし、ニコニコの八恵ちゃんは晋助を見てね。

「晋助さんも良かったですね、僕と結婚できて。アンタどう考えても絶対に婚期遅れる男だもんね、見た目イケメンでも性格に難がありすぎますしね!」
「……。……てめェはいつからそこまで偉くなった?あ?」
「ひえっ!す、すみまっせんんんんん!!」


すーぐ調子乗っちゃうから、すーぐ素直に言っちまうから、晋助にやっぱりメンチ切られちゃうカワイイお嫁ちゃんなのだけどね!晋助も嫁がどれほど可愛くても普通にメンチ切っちゃうしなあ(お前晋助だしね)


だけどもちろん、次の日からの高新♀ちゃんはダブルのお布団で寝ることになりましたとさ(こんのリア充ぅぅぅぅぅぅ!!)





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