仰ぐ。叫ぶ。泣いてみる。


信じても捨てられる。だからといって嘘をついていい理由にはならない。


もう時効だと思うので、少し告白をしておく。


快楽。そして、嘘と少量の狂気。そのあたりを配合したのが当時の私。

つなぎ止めるために取り繕い、口からは嘘と綺麗な言葉ばかり。

結局、事実だけに満足し、浸り、本質など興味すらなかった。

まだ続くのかの確認をする日々。


そんな日々なんて、真っ黒な偽りでしかない。

最初に止めていたら。そう悔もうとするのは表向きの顔。

あとは墓場まで。


個人個人には独自の世界がある。

僕はもう、その世界にはいない。いたくもないし、いてはいけない。なにより、もう取り繕うのは疲れたから。

またどこかで…といったうっすら存在しているような気配、匂いすら残したくない。

透明になる。そんなとききっと光は私を貫通していくだろう。

さようなら1つの私。


12/4