ゴジラモスラメカゴジラを観た。モスラは守るべき者を守る為に戦う。メカゴジラは人類の平和のために戦う。ではゴジラはなんの為に戦うのだろう。そんな永遠の問いもあるなか、本作品は、メカゴジラを放棄するか否かに揺れる人間たちが主題。何かを棄てる時には理由がいる。大きさや存在理由によって、人間は棄てないように、言い訳をしていく。だから、奇跡をもらえないと人間はメカゴジラを棄てることができない。寂しく、小難しいんだ僕たちは。


ソードアート・オンラインの映画も観た。『君の名は。』と同じテーマ。ただ、『君の名は。』の二人とは重量も年月も度合いも全てレベルと次元が違う。本当に忘れていけないのは人の名前じゃない。そして、記憶でもない。ではなにか、それは今の自分の気持ちだ。アスナが「今の私にできること」と劇中で言う場面は泣くしかなかった。アスナは常に今を、前を見ている。忘れることはある。それでも、今を最大限に生きる、今の気持ちを確かめ信じていれば、記憶はいらないのかもしれない。君の名は。より良い作品であることは間違いない。常に一歩先を見る川原さん、細かい視線、キャラクターの劇場版ガルパン的な使い方。いや、本当に素晴らしかった。

必死だと、改行しない。