女を主張すれば男が嗤い
男を認めれば女が泣く
どちらでもあり
どちらでもない
足もとには白い砂地が見える
常は色のない水がその上をたゆたう
そこは……赤と青のあわい
時に押し寄せる赤い波と青い波
それぞれ地平線近くが濃い色のグラデーション
足元に届くのはごく薄い色
一歩原色に近いのは赤い波
白い砂地が染まるとき
心模様も変化を見せる
赤ければ幾分優しく
青ければ幾分強気に
それが自分
赤と青のあわいで
揺らぎながら生きている
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自分の感覚を的確には言い表せない。
ノンバイナリー(X ジェンダー)の同類はいたとしても、そのあり方は百人百様で、まったく同じ感覚のひとを見つけるのは難しい。