サスケとナルト
「あーつまんねーつまんねつまんねー!!!」
「うるせぇ。」
「だって!だってさぁ!」
せっかくの夏休みなのに、サクラちゃんはヒナタとか引き連れて海とか行っちゃったりなんかしてるのに。なんで、なんで俺ってば。
「お前と二人で居残りなんだよ…!」
叫びながら横を向けば、このくそ暑いのに汗一つ垂らさずに見張りを続けるサスケの姿が目に入る。
サクラちゃんと居残りだったら全然許せるのに、(っていうか邪魔が入らなくて嬉しいぐらいだ)なんでよりによってサスケと二人きりで突っ立ってなきゃいけないんだ。
「仕方ねーだろ。ジャンケンにしようって言ったのどこのどいつだよ。」
「絶対勝てると思ったんだよ!」
「どこからそんな根拠の無い自信が出てくるんだよ。」
「うるせー!負けたヤツにだけは言われたくないってばよ!」
こいつ、憎まれ口叩かせたら本当に超一流。
口喧嘩でも拳交えても勝てないなんて本当に悔しいけど、でも、だからこそ俺の一生のライバルだ。
「俺はジャンケンなんて勝てるんだよ。相手の動きを先読みするなんて初歩中の初歩だ。」
「はぁ!?なんなんだよ!じゃあやってみよーぜ!?そんな言うんならやってみよーぜ!?」
ジャーンケンポンッ!
サスケがにやりと口角を上げて笑った。こいつ、ほんっとにムカつく。
それから何度やってもやっぱり勝てなくて、俺は地面に膝をついて倒れこんだ。
「なんで、勝てないんだ…!?」
「お前の動き、分かりやすすぎんだよ。」
そう言って、相変わらず涼しい顔をして座っているサスケ。
本当腹綿煮え繰り返りそうなくらいムカついたけど、ただ、一個だけひっかかることがあった。
「…じゃあなんで、お前ここにいるんだ?」
「は?」
「だから、そんな強いんだったら皆にも勝てただろーって言ってんだよ。」
顔を覗き込みながらそう聞いたら、今まで顔色一つ変えなかったくせに急に真っ赤になったサスケ。
何なんだってばよ。本当に意味わかんねー。
「なぁ!なんでだよ?」
「黙れ、ウスラトンカチ!」
「はぁ!?俺ってば今質問しただけだろ!?悪口言うことないだろ!?」
言うだけ言って腕を組みながらそっぽを向いているサスケ。その後なんか目を合わせてすらくれないのでなんだか無性に腹が立って、勝負を挑もうかと思ったけど一応任務中なのでやめておいた。
僕たちのこれから。
僕たちは、まだまだこれから。
(なぁ、そろそろ飽きない?)(…別に。)
***
早速やってしまいました。もうほんとこういうことに関してだけ行動が早過ぎて嫌になります^^
ナルトは無意識でサスケが好きで、サスケは自分の気持ちに気付いちゃって慌てながらも頑張って片想いしてたらいいなぁと思って願望のままに書いたら割と意味が分からなくなりました^^
っていうかこのサイトのどの文にも特に深い意味とか無いんですけどね。←