桜弥です。

久しぶりに藤崎(頼葉×正人)の妄想でもしましょうか。


頼兄はこの時期から年末まで忙しくなります。繁忙期と年末の挨拶回り、忘年会やらね。お酒の席も増えるでしょう。

そんな頼兄に気を使って正人は連絡も取り辛くなってる。


会わない時間が長くなり、連絡も取らない。これって何だろう。
こんな関係を位置付ける言葉が見付からない。


頼葉さんからのメールは待つだけじゃ来ないのは分かってる。
俺からメールしたらきっと返事は来る。時間だって無理してでも作ってくれるだろう。


でも送ったメールに気を使わせるのも嫌だ…。






「…高柳、その悩みは何回目ですか?いい加減聞き飽きましたね。」


肌寒い学校の屋上で青覇先生が静かに言い放った。


「…うん、そうなんだけど…。」
ごもっともです。


「駄目なら返事も来ないし、会えないだけです。向こうはいい大人なんですから判断できますよ。」




何度目かも分からない相談に、青覇先生は毎回的確な言葉で背中を押してくれる。

きっと青覇先生は頼葉さんの立場に近いんだと思う。

「そうだねありがと、青覇先生。メールしてみるよ。年明けまで会えないなんて考えられないし。」


「動いて駄目だった時に相談しなさい。」


ごもっとも。
まだ何も踏み出してない。うじうじ悩んで愚痴ってただけか…。
自分らしくない。





ブーブーブー…
ふとポケットの携帯が鳴りだした。



『正人久しぶり。来週空けれそう?』


不意をつかれた頼葉さんのメールに飛び跳ねそうになった。

やれやれといった表情で屋上をあとにする青覇先生に笑顔で手を振った。










あれ?頼兄は?
正人と青覇の妄想になりましたね。

正人にとって青覇は大きな支えです。きっと青覇がいないと不安と自己嫌悪だらけだったと思います。

恋愛相談シリーズで他のカップルも語ろうかしら。