小娘、正義の味方になる。
イベント開始当初は「小娘だとヒーローになっても戦えるかどうか……」と思っていたのですが、バサシオレンジに腹筋と躊躇を壊されました。
それで出来たのが、神臨聖女ラ・ヴィエルジュです。
あ、頭のは「こうりんせいじょ」と読みます。
ちなみに、ラ・ヴィエルジュというのは聖母(マリア様)の事を指すフランス語です。
ペティットがフランスっぽい(と勝手に思っている)ので、フランス語を主体にしてみましたが……文法とかが合っているかは我ながら甚だ怪しいですね。
超必殺技は聖霊兵団を召喚して、敵を囲って攻撃の範囲を定めてからの核級聖エネルギーによる飽和攻撃です。
他にも光弾の魚雷攻撃とか機関銃並の乱射とか、完全に遠距離タイプの戦い方。
しかし、ノーブルホワイトとの出会いによって己の未熟さを知ったラ・ヴィエルジュは己の近接攻撃の少なさを知った――ので、たぶん技は増えると思います。
ラ・ヴィエルジュに次の出番があるかはまだ分かりませんけどね。
怪人が居るのですから、大首領みたいなのがラストに出てくる……と良いなぁ。
やっぱりラスト付近の幹部ラッシュはヒーロー物の基本で醍醐味ですよね。
まぁ、私はそんなに詳しくないのですが。
しかし自分で考えはしましたが、ラ・ヴィエルジュはどういう系統に属するんですかね?
イメージとしては妖精女王+戦乙女+聖母なのですが、系統として分けるなら某キュア系かな?
でも彼女ら、殴ったり蹴ったりしますしね。
ラ・ヴィエルジュは直接戦うのではなく、神の御技の代行者として更に下の者(聖霊兵団)へと命令をする立場――つまりは中間管理職系ヒーローだったりします。
中間管理職系ヒーロー、神臨聖女ラ・ヴィエルジュ。
うん、私はなんでこんな設定にしたのか。
直接戦う系のヒーローは一杯居そうだから、とか考えてた気がします。
ニチアサ系のヒーローというよりは、深夜アニメのヒーローに近いでしょう。
でも某特殊戦な魔法少女みたいに戦うのは小娘らしくないので、やっぱり主体は遠距離戦かなと。
これからどうなるかは、予定は未定ですけどね。
神臨聖女ラ・ヴィエルジュのデータ(暫定版)
【変身後の姿】
袖の無い背中が大きく開いている所々にレースがあしらわれた薄紫色のミドルワンピースドレスの上から、白銀の胸当てと腰当て、鉄靴と籠手を身に付けた戦乙女のような姿になり。背中には肩甲骨を基点とした真っ白な翼状の背甲が展開され、頭に一角獣の角にも似た意匠の小冠を戴き、紫水晶の宝玉が嵌め込まれた身長と変わらぬ長さの十字型の王笏を手にしている。
イメージとしては女王と騎士と聖母が混ざった感じ。聖女系戦乙女。
【変身後の性格】
普段している全方位の配慮がなくなり、割と遠慮のない攻撃的な性格になる。
これは普段があまりにも戦いに向いていない性格をしているため、ジャスティス・ハートによる補正が掛かっているものと思われる。
戦闘後は敵対した怪人であろうと最期を看取り祈りを捧げる普段の博愛精神が戻ってくるが、同時に羞恥心も戻る。
ベースになっているのが女王と騎士と聖母なので喋り方は威厳のある感じ……なのだが、ナリが小さいので威厳があるかは微妙。
【変身台詞】
「神よ、弱き者を救う力を与えたまえ」
【変身後の名乗り】
「愛と平和と聖霊の御名に於いて、貴方の悪事はこのラ・ヴィエルジュが裁かせて頂きます!」
【通常技】
◆ラ・リュミエール・ドゥ・ソレイユ
穢れた魂を浄化する光を放つ球を作る。瞬間的に光量を上げ、目眩ましにもできる。
◆ラ・サント・クラルテ
光の帯を作り出す。主に拘束用だが、移動や止血などにも使える。基本は王笏から伸ばすが他の場所からでも出せる。
◆ラ・アルミュール・ガルディエーヌ
様々な形状の防壁を張る。枚数や形状ではなく、信仰心と正義の心の強さによって強固さが増減する。
◆ラ・トルピーユ・リュミエール(未使用)
対象を自動追尾する光弾を放つ。
◆ラ・ミトライユーズ・クラルテ
機関銃のように光弾を連射する。
◆アリコーン召喚(未使用)
翼を持ったユニコーンを召喚する。
「天なる王の権威をここに! 共に大空を駆けよ! フィデール!」
尚、自身の背中にも翼があるので騎乗しなくても空を飛ぶこと自体は出来る。恩恵は突撃が出来るのと亜光速で飛べるようになること。
ちなみにフィデールはアリコーンの名前。
【必殺技と詠唱】
◆ラ・シェルド・ランジュ
天空から悪の魂と罪のある者だけを焼き払う極太の聖属性レーザーを放つ。太陽を基点として照射するため、太陽が昇っている間(昼間)しか使えない。
「陽光回路……接続。多重鏡面廻廊……形成。神罰執行権……委譲確認。畏れよ、罪深き者! 仰ぎ見よ、いと高き日輪を! その輝きこそ、悪徳を滅する恩恵なれば! ラ・シェルド・ランジュ!!」
◆オルドル・ドゥ・ラ・ジャルダン・サン・テスプリ
溢れる信仰心と正義の心を燃料に、無数の人工聖霊を造り出す。人工聖霊達は聖なる力で造られた全身甲冑に身を包み、手に剣や槍を持った戦乙女型をしている。総数は10D100で決定。また『ラ・アルム・ニュクレエール』を発動させる殲滅領域の確保要員でもある。
「天なる御業の極致をここに! 鏡面界域接続、聖霊因子構築開始……10%……30%……50%……70%……100%……奇蹟顕現承認完了。 黄金の錠は解き放たれた! 虹の果てに聳えし白亜の城塞よ、風琴の音と共に開門せり! 軍靴を鳴らし、今ここに立ち上がれ! これより行うは聖戦である! 天園守護せし聖霊兵団《オルドル・ドゥ・ラ・ジャルダン・サン・テスプリ》!!」
◆ラ・アルム・ニュクレエール
聖霊兵団による殲滅領域を確定後、領域内に360の魔法陣を展開し、核爆発級の聖属性と光属性の飽和攻撃を行う。殲滅領域を確定せずに行使した場合、ちょっとした街なら丸ごと覆ってしまう程の光の奔流が巻き起こる。実害こそないが、とんでもない光量なので夜間だと物凄い迷惑になる。領域確保には最低でも100体の人工聖霊が必要。
「鏡面界域封鎖……殲滅領域固定……霊素還元機構正常起動……確認。全工程承認完了! 遥かなる天の頂きにおわす輝きの主よ、今こそ正義の鉄槌をここに示したまえ! 蔓延りし原罪よ、疾くこの地より消え失せよ! さあ、聖霊達よ! 共に神の偉業を讃えん! ラ・アルム・ニュクレエール……エクスプロジオン!!!!」