以前に描いたジタバツのネームを発掘したら相方が清書してくれることになりました!
本当にありがとう(^∀^)
ちょうど今日は59の日なのでお礼も兼ねてバツジタ小話です。
見えなかったらごめん。
ギュッと抱きしめて
腕の中に収まる小さい体
正直に小さいなって言ったら
思いきり足を踏まれた
下から俺を睨み付け
尻尾を逆立ててまるで猫のように怒っている
仕方がないので離れようとしたら
俺の背中に回された手に力が入り
強く抱きしめられる
そして聞き逃しそうなくらい小さな声で
「もうちょっとこのまま・・・」
ああ、もう・・・俺はこれからもこの気まぐれな仔猫に振り回されるのだろう
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俺の体を包み込む大きな腕
抱きしめたまま彼が小さいなと呟く
俺も男だ
小さいと言われれば分かっていても腹が立つ
体全体で怒りを表せば
彼は苦笑いをしながら
抱きしめている腕の力を緩める
突然離れてしまう温もりに戸惑い
俺は咄嗟に背中に回した手に力を込める
無意識とはいえ
自分のしたことが恥ずかしくなり
何とか声を振り絞る
「もうちょっとこのまま・・・」
は〜、俺は一生この温もりを手放すことはできないだろう