勇儀がメインのはずだったのに何故かこっちのほうが気に入った。
布団の中で色々なことを思い出していました。
「蒼穹のファフナー」のOP曲を、替え歌動画をきっかけに思い出したのですが、いつ思い返しても感慨深い気持ちになります。
「ファフナー」はガンダムSEEDディスティニー等と同時期のロボットアニメです(微妙にずれるけども)。
中盤から見始めたのですが、私にしてはドはまりしてしまってPCで撮りだめして最終回まで見ました。
フェストゥムという正体不明の敵と戦うことになった、日本の本土から離れた島に住む少年少女の話なのですが、メンタルや家庭事情含めて数々の危機が彼らを襲う。
「僕は存在を選ぶ」がラストの台詞だった気がします。
これに惹かれて同絵師さんの「銀色のオリンシス」やら、話が似てそうな「ぼくらの」も見たけれど、どちらもファフナーくらいの感動をもたらすには至らず。
ノベライズの後書きに「ファスナー」と間違える人が沢山いる、と書いてあったことを今でも覚えています。
私の知人も間違えました。
蒼穹のファスナー、いやファフナー。
OPは思春期の少年のセンチメンタルと成長を歌ったものです。
とても青くさい。
が、故に良い。
少年たちは感受性が高いために、フェストゥムと同化する危険性を持っているのですが、これが統合失調症の方にも「自分の置かれた状況を表現している」と、エヴァンゲリオン以来のヒットになったようです。
私はその見解についてはノーコメントですが、かなり引きずられそうになった。
明るいものの象徴であるかのように描かれることが多い青空。
むしろ私が読んだ小説や聞いた歌詞等では100%といっていい程そうです。
統一見解みたいになってます。
しかしこのアニメ(OP曲)において、蒼穹(青空)は「輝く空は無邪気さを装い、全てを知っていた」という存在なんです。
私も青空はただ明るいだけのものではないと思います。
特に冬の空とかね。
僅かに青の濃さが薄い、そんな空。
同居人が「ニーアレプリカント」をやっています。
公式ではエミール(♂)は主人公ニーア(♂)が好きという設定になっているようですが、私にはどうしても下着女のカイネさんが好きなようにしか見えません。
カイネが死にかけた時
「カイネさん、カイネさん…」
と必死で呼び掛けていたし、カイネさんと二人きりの野宿は楽しいそうです。
カイネは見た目は綺麗だけど、ぶっきらぼうな喋り方をする女性(同時に男性でもある)という設定になっています。
エミールも主人公の妹ヨナも、姉のように慕い憧れる存在です。
こういう構図って、どこかで見たような、と。
そう、我らがマイヨさんです(笑)。
しかし、同居人に言わせると、エミールがカイネを慕うのは変人が変人について行っているだけだと。
そうとも取れるなと思いました。
マイヨさんはムーブメントで宗教なんですね、その存在自体が。
主人公たち以外には、カイネは嫌われている(町に入れない)、見た目が綺麗だけど言動が……、というところも共通。
こんなところで引き合いに出しては悪いけど、「ヴェスペリアのアレクセイとマイヨは声繋がりでよく似ているヘタレ」(意訳)という発言は、多分上で私が書いたことと似たことが表現したかったんじゃないかとも思った。
同じ理想主義者(笑)だしね。
ただそれが若干語弊ある書き方なだけで(ただCPが好きなだけでマイヨのことは好きじゃないのだから仕方ないか)。
変わった人が崇める宗教でありムーブメントですから(笑)。
いいと思うよ。
マイヨもカイネもカッコいいから。
というわけで、私はカイネさんを慕う一人になりました。