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超私的幸福論。

浮いたり沈んだり、ね、
生きるのはなんと容易く厳しいことか




好きだよ、という気持ちを大袈裟に表現するのは多分、奥底にある灰色の気持ちから目を背けるためなんだろう。

再び起きた目眩と動悸に
身体を持ち上げることが出来なかった。


どうにもこうにも上がらない
上がったふりして変わらない

久しぶりに服用した安定剤は私に深い眠りをもたらしたが、残した爪痕も深かった。


あの人はやっぱり残業終わりに来てくれて
気を遣うだろうに両親と時間を共にして
眠る間際には何度も何度も手招きして
しっかりと抱きしめて頭を撫でて

「大丈夫やで」

って何度も呟いて、私を宥めてくれた。


そのたびに沸き起こる愛しさと哀しさは
私にわたしを教えてくれる。



幸せから逃れようともがくんだ
『不幸であること』は辛いけれど楽なんだ、
幸か不幸か、私はそれを知っている。

立ち向かおうとしているよ、
幸せに向かって歩こうとすればするほど
怖い、不安だ

昔の日々には戻りたくない
その一心で、歩こうとしている。
人生に誇りを持とうとしている。


望んだものとは違うんだ、でも
私が選んだことなんだ。
いつかきっと、じゃなくて、
絶対に掴みたいんだ。

華々しくなくても
一流じゃなくてもさ
私の中で誇れるものだったら
小さな幸せでいいんだよ、
お墓に入るときまで、幸せでいたい。

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