スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

ひとつずつ。


ユウくんに会える。やっと。



帰りの新幹線の車内。
うっかり昨日電話出来なかったけど、今は新幹線の中で走りたいくらいに早く会いたい。


月曜日。
ユウくんが東京に旅立つ日でした。
時間が合ったので、一緒に出勤して駅でお見送りしてもらいました。
その晩、誰も帰ってこない室内に、誰も眠ることのない隣の枕に言い知れぬ寂しさを感じて、ユウくんと電話しながら子どもの頃以来の大号泣をしました。
嗚咽を漏らす私に、ユウくんはただ大丈夫だよと言うだけで、相変わらず私の欲しい言葉はくれなかったけれど
次の日から、たくさんメッセージを送ってくれるようになりました。

火曜日。
この日は、私の初出張に伴う移動日でした。
ホテルに着いて、お互い出張先から電話。
ホテルに着いてからと、寝る前と、二回も電話して。
次の日からの緊張と労わりを交し合って、大好きだよとたくさん伝え合って眠りました。

水曜日。
ユウくんの帰宅の日。
たくさんメッセージをくれるから、仕事の合間を縫って返信。
疲れすぎて逆に眠れず、お互い疲労感MAXで声を聞くことなく就寝…。
夜、何度も起きて、朝、日の光が見たい、見たい、って言う自分の声で無理矢理起きました。
安眠できませんでした。

木曜日。今日。
ユウくんはお休みです。
私は、今九州から大阪への帰途。
早く帰って来てよ、と言っていたユウくんに応えることは出来なかったけれど、家に帰ればユウくんがいます。
布団に入ればユウくんがいます。
3日もひとりで眠りました。
今日は、ふたりです。



こんなにも離れがたく、寂しく思うのは初めてでした。
どんどん慣れていくものだと思っていました。
現実は、どんどん寂しさが増してゆくのです。
愛しているんだと思います。
これが、愛なんだと思います。

依存とは、少しちがう

彼がいなくても、私は生きていける。
でも彼がいないと、嬉しくない。
ユウくんがいるから、私は毎日幸せに生きているんです。


3日と離れられないビアンカップルの話を聞いたことがあります。
そんなバカな、って思っていたけれど、私がそうでした。



ささやかな夢ができました。

いつも、彼を待っていられる家をつくること
小さなお店を持ちたいと

何よりも大切でした。
仕事を始めれば、仕事が大切になると思っていました。
けれど現実は、ユウくんが一番、ユウくんと築く家族が一番大切でした。

そしてそのために、仕事を続けるのだと

一歩ずつ、理想の生活に近付くために。



ひとつ飛ばしふたつ飛ばしで歩んできたわたしは
一段ずつ登ることの大切さを知りました。

何者でもなかったわたしは
ユウくんの妻で、子どもたちの誇れる母になるために、積み上げることに心からの充実を感じている。

わたしは
愛することのなんたるかを少しずつ知り
遅まきながら、大人になっていく





さぁ、あと1時間半。
それで、ユウくんに会える。

最初のことばは、何にしようか、
ユウくん。
←prev next→