ユウくんの、
女になったと、そう、おもいました。







色々と、計画性を持ってここまで来た私ですが
先々のことに不安ばかり覚えずに、もっと柔軟に、周りを信じて歩めばよかったと思うことも度々あります。
不安になると何もかも決めたり、行動したりさせたりせずにはいられなかったから
だけど、今は、そんな不安もなく
どっしり構えてるユウくんに寄り添って、ついて、生きていこうと思っています。



人を受け入れるって、こういうことなのかと感じています。
他人が入って来て自分の一部になるってほんとすごいことで、それでも受け入れて馴染んでしまうのはユウくんだからなんだろうなと
人生を共にしようと心に決めた人だから、きっと

なんだかすごく、すごく
女になったと、思ったのです。

そして同時にユウくんがとても頼もしくて、かっこよくて、男らしい人に見えてきて
わたしはこの人の遺伝子を残していくんだなぁ、って
守りたいなぁ、って
生物学的でかつ人間的な、なにか、

女としての役割を全うしていこうというような


ずっと書いている通り、私は何よりも女らしい自分が嫌だったり、恋愛対象は男女に限らないしそもそも性別で分けるなんてナンセンス、自分だって女性性で生きるのに社会的には問題なくても感情的に耐えられない時もあって、もちろん女を最大限に生かす時もままあるんだけど、基本的にジェンダーレスに生きています。
女が、とか、男が、とか、違和感しかなくて一番嫌いな言葉なんだけど


ユウくんが言うように、お母さんになる準備をし始めたのかも知れません。





この感覚は、彼にもあるのでしょうか。
わかりません。
だけど、肩を抱き頭を撫でてくれる彼の手はいつもより力強く感じて、もしかしたらずっと前からだったのかも知れないけれど、家を守る主としてしっかりそこに存在しているのだと
甘い言葉もサプライズもいらない
ただ、私と彼は当たり前のようにそばにいて
私は彼の中で守られながら生きていく。








子作りしました。

全く計画的でなく
けれど、運命的な
今、ここで、このタイミングでと
きっと。

答えがわかるのは2ヶ月後。

でも、確かに一歩大人になった夜。