迷い猫の路地

ブライダルロス、とでもいうのか



あぁ、きもちわるい
何がきもちわるいのかと
存在が
存在自体が
私がここにいることが
堪らなく気持ちが悪い。


この気持ちの悪さをどう伝えれば正確に伝わるのか分からないのだけれど
原因も理由も分かっていて
だから
どうすれば解決するのかも分かっているから
その通りに動けばいいわけで



うん



ことばを吐き出すとさ
楽になるよね。



今はただ、
愛する我が娘のため
彼女の幸せのためだけに、生きたいよ。

「りょーさん、今日学校？」


「うん」


「何時から？」


「朝から」


「何時まで？」


「夕方には終わるよ」




そんな会話が、とんでもなく大切で幸せに思う。



帰りを待つ人がいる。




全部終わりました。
とてもとても幸せで
あっという間に過ぎました。

平穏な日常を、やっと君と過ごす。