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対外活動「神大合同読書会」

 こんにちは、渉外の淺野です。大変遅くなりましたが、先日6月2日に開催しました神戸大学文芸部との合同読書会の報告になります。

 

 テキストは小川洋子『偶然の祝福』に収録されている「盗作」でした。

 精神病院に通う「女の人」と主人公の「私」、二人の弟の役割をそれぞれ対比させての話や、「私」と家族の関係、最終的にこの物語の中で救われた人間はいるのか等が議論の中心でした。

 また、バックストロークが小川洋子の別作品に収録されていることから、バックストロークという作品によって救いを得られる人間を描こうとした実験作のような話ではないのかという意見も出ました。

 殆ど意見が途切れることのない有意義な読書会だったと思います。

 

 神戸大学文芸部の皆さん、素敵な時間を共に過ごさせていただき本当にありがとうございました!

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