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こんばんは、お久しぶりです。
先日、友達と会いました。独身の友達でとても綺麗だった。

ヒールを履いて、にあった可愛い服を着て、髪の毛を巻いていて。耳にはピアス、ネックレス、腕には彼氏からもらったらしい時計。いい香りの香水。全てに包まれた彼女は私の何倍も可愛かった。

私がなくしたものを彼女は全部持っていて。

私はヒールでもない靴で、デニムを履いて、ピアスもネックレスも、腕時計もしてない。子供に引っ張られるから、時計は子供を傷つけてしまいかねないから、ヒールでは抱っこして歩きにくいから。長い髪も、邪魔になるから。

私が独身の時に持っていたものはものすごく尊いもので。それは確実に時間と共に、ライフステージの変化と共に移り変わっていくもので。理解はしている。でも
ただ、たぶん、変わらずずっと身につけていくと思っていた可愛さを捨てていた自分に気がついて。

それでも、腕の中で私に笑いかける子を見るだけで他に何もいらなくなるくらい、そんな美しいものを私は手に入れてしまって。こんなに尊くて美しいものを手に入れて、その上私の服をしっかり掴んで離さないその子を見て、私がなくしたものはこの子に比べれば何ともないものだったんだと思えた。

友達はすごく可愛かった。
ただ、私の腕の中の子は形容し難い美しさだった。この子のために無くしたと思うと、何も惜しくないと思うかな気持ちをくれて、ありがとう、と思いました。
そんなはなし。