marow

人を愛することとは、その人を何度も許すことだ。と、何かで読んだ。

その言葉を見て、家族が思い浮かんだ。家族とは許せないものの積み重ねで、それを許して、許して、受け入れる集合体なのだと思った。それこそが愛なのだ。

愛はずっと恋の延長線上にあるものだと思っていたけれど、それは違うのかもしれない。恋をせずとも人は愛せる。大切なものを許して手放さず、受け入れて包み込むのだ。それが愛することなのだ。

なぁんだ、わたし、たくさんのものを愛して生きてるじゃない。

雪が降りました。今も吹雪いていて、職場へ通うのが大変です。困ったもんですね。

彼は先日まで海外出張でした。海外へ行くと連絡を取る頻度が減って、寂しいような、どうともないような不思議な感じになります。彼は今日スノーボードへ出かけました。私に、スノボー行こうね！と言っていたくせに友達と先に行くのかよ…とも思いましたが。複雑です。心が狭いのでしょうか。さいきん、自分のことがあまり好きじゃない。

寒くて、夜空の美しい日でした。
この街の冬はとても寒い。これからもっと寒くなるのかと思うと、少しだけ参ってしまいます。

先日、口数の少ない彼と思い切って、あなたがなにを考えているのかたまに分からない時がある、という話をした。会って話している分には問題はないのだけれど、ラインなどだと言葉は途端に温度が冷めてしまって。その言葉の本来持つ生温かさが消えて、無機質で、とてもさみしいものに聞こえてしまうことがあるから。

彼は困った顔をして、おれは喋るのが苦手だからメッセージを送るばかりだったね、さみしい思いをさせてごめんよ。と。

その困った顔が、私は好きだなあと思った。捻くれてるからかな。

お正月があけてしまいました。職場は相変わらずで、変わりない日々を送っています。実家より帰還した彼と初詣へ行きました。鹿にいっぱいコートをムシャムシャされて笑いっぱなしの初詣でした。

夜はアンコウを食べて、カラオケに行って、楽しい日でした。

あけましておめでとうございます。
今年は心機一転、いろんなことを受け入れてちゃんと咀嚼できる人間になりたいと思います。いまわたしを大切にしてくれている人を、彼ら以上に大切にします。

愛をたくさん分けていきたいです。
よろしくお願い致します。