2016/1/2
/夢、廃墟。戦争遺構の写真を見ていたからだろう
2016/1/3
/夢。広く、木の色が優しい家に世話になる。三階建て。外壁は白く朝顔のような植物のカーテン。外でお茶をしていた。一服してから、家の中にものを片付ける。私は洋式の便器を運んでいた。きれいで軽い。知人と一緒に女の子を待っていた。彼女の荷物の鞄だけが先に帰ってきていた。
2016/1/12
/再び神社で働くことになる夢。しかし今の私には今の仕事が…と断ったような気がするが、結局臨時で配備される。年末年始のような空気だった。今は大丈夫ですか、と尋ねられる。良くなったとは言い難く、心苦しかったが、当時よりも気持ちを楽にして臨めた。
2016/1/15
/夏休みを満喫する夢。子供たちはまた会おうと約束をした。そして日没、一度手を振ったけれど、遠くに旅立つあの子を駅から見送るんだと、後で再び集う約束。まだ終わらない夏休み。一度帰宅し再び外へ。雪景色と奇妙な生物。彼の右手にある扉に飛び込むと心臓を握られ死んだ。
2016/1/21
/夢、螺旋階段を下る。どろりとした地下水路内。滑り降りていく。各階層は博物館の様に品が展示されているが、異形の者の世界であり、足を止めて見るわけにはいかない。異形は人の形や記号のような形もなどそれぞれ。各階ごとに恐ろしげな音楽が鳴っている。下るほど不気味になるが足は止められない。
2016/1/15
/何度か夢に見る駅がある。架空の街を二度歩いた。
2016/1/31
/夢、下半身を失った狐が二足で駆けていた。四足の狐と一緒に押し寄せてくる。枯葉を踏みぬかるみに足を取られながら、狐とは逆の方向に向かった。 電車が出る直前にストンと降りてしまい、同じ場所に留まった。逃げたり留まったりと忙しいことで。
2016/1/31
/夢、人の群れ、四色のドット、晴れ。暗い室内と準備のための探し物。懐かしい人々と時間。あの頃はもう戻らず、落胆しもう一度と望みもするけれど、戻れないことも飲み込めるようになる。諦めたならば願ってもいい。叶わないからこそ。過去を修復しながら生きても人は戻らないことを承知の上で。
2016/2/9
/夢、綺麗な水槽に移した金魚、しかし網から出せない。網の中でフグに変わり膨らみ破裂する。
2016/2/11
/鉱石の夢。水晶ざくざく
2016/2/11
/一つ目の象が倒れ、猫が水中で息をする夢。猫はじっくりと湯に浸かっていて、引き上げると座った姿勢のまま動かなかった。この猫は冬眠をしている、眠気覚ましに夜の庭を散歩させよと言われた。
2016/2/13
/夢、緑が残る冬の山、透明な建物。ここに行って来たんだ、と話す。昼過ぎてご飯を頂く。外に出ればそこは学び舎。見知った顔とすれ違う。屋台で食べ物を買う。思い出していた色々には、今は手が届かない。
2016/2/18
/塔の夢。その塔は天高く聳える。錆びた砲台や配線が外壁を埋める。出入り口は無かったようだ。
2016/2/21
/夢。白瑪瑙。粘土質や孔雀色の土の層、礫の多い層に立つ。新式のピンポール。夜、雨、泥。その場には不釣り合いだという感覚。布団が雨に濡れている
2016/2/28
/部屋に帰ってくる間に、次々住人と出くわす夢だった。これから出掛けるの?いいえ、帰ってきたところですと答える。
2016/2/29
/川で泳ぐ夢。深く流れが強い。水打ち付ける岩場に大きなウツボが這う。水は体にまとわりつくようで、洗い落とす頃には四日が過ぎていた。
2016/3/11
/夢、身を投げた人を連れ戻しに海に入る。満天の星。岸に戻れば岩壁を登る。
2016/3/20
/夢。地下。過去と未来の部屋。過去から入れば未だ見ぬ未来に迷い、未来から入れば過去を上手く遡れる。決して入り口を間違えてはいけない。部屋に設置されたノートPCを持ち出し、操作できる者の手に渡す。もう時間が無いんだ。
2016/3/29
/死んだ猫が左前足だけ無くして生きて帰ってきた夢。火葬したところまで見たというのに往生際の悪い。無くなった家で、居間の擦り硝子の向こうに白い鼻筋が見えた。硝子の扉を開けてやるとひょいと入ってきた。体の模様が増えていたが他はそっくり彼だった。よく帰ってきたと迎え入れた。
2016/3/31
/夢、街が封鎖された。3両ほど連なった電車も発車出来ない。座席に腰を下ろして待っていると、斜向かいの人が緑色のスライムを吐き、体に塗りたくり始める。スーツであってもお構いなしだ。ご丁寧にお隣さんにも塗り始める。そっと電車を降りる。全力で駆ける。小高い丘の上の一軒家から街を見下ろした
2016/4/17
/バタバタと学校の階段を下っていく夢だった。間も無く授業開始のベルが鳴る。急げ、笑いながら走る。そういえばそう、あの頃は規則だとかがそれほど怖くなくて、笑っていた。体は軽いし階段は何段飛ばし、跳ね降りる。「懐かしいね」と言ったのを覚えている。
2016/6/7
/10日の日記を読む夢を見た。それは夢の中でも未来日記であり、後悔しないように残りの二日を過ごす他に無かった。
2016/6/19
/文章を打つ上でアイコンを非表示にしなさい、情報量を減らしなさいと言われる夢を見た。アイコンは想像を助ける、同時に想像を殺す。
2016/7/12
/夢、生肉を出され止むを得ず食べる。糸状の虫を吐く。
2016/7/14
/夢、調査区が広がっている。すでに穴ぼこである。179番目の柱の穴は2mを超える深さで、入り込んだ私を氏が引っ張り上げてくれた。幾つかの穴は墓穴で、猫が白い花を飾っていた。友人を亡くしたのだそう。黄色いインコだった。猫の話を聞くうちにインコが寝返りを打ち始め、起きた。
2016/7/14
/夢、スーパーで、ほとんど何も買わずにぶらぶら歩いていた。品物を並べていたお兄さんが人懐こくて、安らぎを感じた。
2016/7/23
/ジョーカーが無い、という夢。
2016/7/23
/夢、季節は春から秋へと変わり、初雪に足が埋まる朝を迎えた。湯煙。再び宿で暮して始めたけれど、私がそこで出来ることはもう残ってないよ。みんな一つの浴槽へ。
2016/9/25
/塔の夢。建設中のようだ。古いものと新しいものが入り交じっている。仕事をしていた。様々な職の人がいる。解体、発掘、大工、電気系統、他にも。塔内部は広く暗いので、どれほど人がいたって静かだ。古い知り合いに会った。もう区切りをつけないといけない人だ。挨拶を交わして、それぞれの仕事場へ。
2016/10/2
/夜空の星が広がっているだけの夢を見た。窓もない、寒さも熱さもない。地面の感触もない。自分がない。そんな感じで星だけがあった。
2016/10/26
/扉の向こうに大切な人を残して行く夢。こんな別れは想定しておらず、理想とはほど遠い、何も伝えられない最後。非常階段を駆け下りる。5階から4階、3と下ったはずが11階。抜けられない。地図を確認し直す。中央の階段が外に繋がっていた。外には出たが苦難は続く。乗り切らなくてはならない。
たくさんの人が外を目指していた。ホテルや外の者は逃すまいとあの手この手、時には笑顔で近寄ってくる。混乱した状況に辟易。でも、はじめに助けてくれた人がいたことを忘れてはいけない。その人はどうなったのか。
2016/11/10
/夢、間も無く死が訪れると役所から通達を貰ったのでそのように静かに生きた。日々と死に際は穏やかであった。
2016/11/12
/深鉢に味付たまごがごろごろと盛られていた夢(確かに食べたいとは思ったけれど夢に見るほどとはこれいかに)
2016/11/20
/夢、古いアパート。押入れの中の箪笥、下段を引っ張ると小さな通路になっていた。匍匐前進で抜ける。鏡のように逆の間取りの部屋に出た。ここも良い部屋だなあ。探していた何かを手にし、戻ろうとしたが荷物がつかえて潜り抜けられない。
2016/11/20
/さざえ堂のような建築と螺旋階段。古い木の階段を上っていくと淡い緑の森。森に掘られた塹壕のような道を通る。光が注いでいた。そこから古アパートに繋がった。夢。もう一本見た気がするけれど忘れた。
2016/11/24
/ネコ科が侵入して来る夢。二階の窓から雪の積もった外を見ると雪豹と目が合う。跳躍し窓から舞い込んで来る。首を掴んで放り投げる。それぞれ別の窓からボブキャット、ライオン、虎と続く。虎にはさすがに勝てないと逃げ腰になるも退ける。死んだ猫が歳を重ねた姿で現れていた。虎が去り彼も再び死んだ
2016/11/24
/しゃんとした背中の良いお兄さんになっていた。夢の産物ではあるけれどよく来たねと言いたくなる。
2016/11/24
/夢、海に続く白い石の丘を歩いていた。あちらへ行けば山こちらは海という標識に海を選んだ。灰色の空の天井に光が染み出している。日暮れが近いようだ。柵に沿って海を目指し歩く。海沿に出ると道は塹壕状に掘り下げられており何人かとすれ違った。道はアーケードのある商店街に続いた。
2016/11/28
/夢、一時期よく来ていた猫を再び玄関先で見る。扉を開けてやろうとするとくるりと反転して出て行く。堰を渡り、仲の良さそうな友達と遊んでいた。病気を持った猫でぼさぼさの毛をしていたが、水の向こうでは七色に輝く毛並に変わった。楽しく遊べ。
2016/11/29
/寒い雪の夜、ガタガタと窓が鳴る夢。ゾンビの血を被る夢。ここから逃げなくては。
2016/12/11
/戦場の夢。爆風から逃れる山の上へ上へと。足が重い。山の上の城に立て篭もる。城内で戦闘。槍を持つが、あなたは殺せませんと見知った顔に言う。「それでもここは戦場なんです」そう言うあちらも空振り。後は目の前の人間を刺す。細い槍を突く。手応えはいずれも浅く、肉に阻まれる。守らねばならないものがあった。だから戦った。さらに細い階段を抜け上へと。そこには美術品が置かれている。私が守るべき人の収集物だった。この争いは美術品の色合いの為に起きた。だから人が憎いわけではない。馬鹿馬鹿しいことを。