2017/01/10
/夢、海に深く深く潜り、草で編まれた輪をくぐった。地上は雨空で、道にも水が溢れ、バスは水を漕いで走っている。役所で土偶を見た。連れ出してはいけないお嬢さんを伴って茶室で寛いでいると、護衛のおじさま方に見付かり小競り合いに。水に引きずり込まれてしまう。私が悪うござんした。畳で伸びる。
1月16日
/夢、肉の塊を味噌汁の具にしようと煮る。鮮やかな赤身。時間が足りないので帰宅後に回そう。神棚から紫色の長い布を引き出し切れない包丁で裂く。神社名や仏像の刺繍は丁寧で手間のかかるものだった。とんでもないことを、と最後に恐怖する。地蔵堂。(神棚なのに)
2月5日
/インクの瓶を選ぶ夢。手触りの良さそうな光。ただ、あまり時間が無い。
2月6日
/夢、バンに覆い被さる熊を撃ち殺す。広い洋館を散策。お茶を頂く。
3月5日
/熱を帯びた砂丘と監獄、海の夢。自分はどうもコピーペーストの存在で、砂に描いた絵を撫でれば消えるようなものなのに、生かして逃がそうと奮闘してくれるおじさんに助けられながら砂丘を超える。オリジナルは扉の向こうで死んだらしい。過去を知っているだけで体験したわけではないのに生きろと言う。
3月12日
/夢、バスに乗り遅れる。そう、まだ夢のままにしておいて。過ぎた場所に留まり続けることが出来る。
3月12日
/役所のような、書類を管理する棟にいた。ガラス面の多い部屋とプレハブに似たペタンとした建物。大きなミサイルが空を横切る。当たりはしないよと見送るが、防空を心配する。次弾がこちらに向かってくる。いよいよまずいと物陰に身を潜めた。出入り口を破って室内で爆発。大きさの割にせこい破壊力。
ガラスやひしゃげた鉄骨が危ない。空を見ると次々と降ってくる。物陰に隠れながら外に。田舎の役場に何をするか。わりと近くで爆発するので周囲の人間が細切れになっていく。焼くのだとか破片を撒き散らすのだとかを色々落としてくるので昭和かなと思ってるしまった。生物兵器も来るのだろうか。
機影はさっぱり見えなかった。遠くから発射して誤差を修正しながら打ち込んでくるかんじ。相手というものが見えないので現実感も無い。こうして死んでいく他に無いのだなあと無力を知る。電話をかけ、内線811.188.402...といった番号で呼び出せと伝言を受ける。
2017/4/1
/鳥が飛んでいく空を見ているだけの夢だった
4月3日
/夢コマツナを持った人がこれはニラだと言い張っていた。私はニラに似た植物を探してはこれに似たよう細長い植物がニラだと説明していた。彼女にとってはそれはニラだったのかもしれない。私はその人が苦手なのだ。
/敬愛する人が何かを言っていた。内容を思い出さなくてはならない。しかしその人が言いそうなことはだいたい正論だ。内なる正論に耳を傾けるならば、わざわざ思い出さなくても良いのかもしれない。叩き潰すための正論ではなく、許すタイプの正論。その人のようにもう少し優しくなれたなら。
/四肢をもがれた戦士たちが運び込まれた部屋にいた。前線の兵も後方の女神もみな体のどこか失い、服を血に染めていた。彼らは痛みを訴えるでもなく物静かに何かを語らっていた。悲壮ではなく厳かな空気であった。
4月16日
/窓の大きな部屋にいた。水の入ったバケツから脳のような塊を取り出してごみ箱に捨てる。空を垂直に上っていく戦闘機。別の空からムカデの形をした戦闘機が迫りすぐ側を抜けた。青と赤のマークが大きく描かれていた。
4月18日
/武装組織に駆られる夢。遠くで起こった銃撃を冗談のように眺めていたが、追い詰められていく。砂埃が痛い。どこに逃げても死が待つばかり。人々は取り乱さず逃げず大人しい。何事も無さそうに見える。列を作って一人一人撃たれる。死の間際に相手も理不尽だが我々も死を受け入れ過ぎている。
4月18日
/刀を捨て銃に持ち替える。自分の腹を切るためではなく立ち向かうために。変わっていく。でも人々は相変わらずなのかもしれない。刀は無くなったけれど気持ちはまだ武士のまま。どうすれば刀を持ったまま自分たちを守れたのか。
4月20日
/手首を掴まれ引き寄せられた夢。逃げようにも逃げられず、恐ろしい。