波平は[なみひら]とお読み下さい(笑)
時系列的には、
19巻で波平が六郎に斬られた後〜20巻で下校中の良守に声をかける間の隙間時間設定です(傷アリ波平さんと六郎さんの白バージョンを会わせるとしたら、お互いそこぐらいしか時間がとれない!!本編との兼ね合いで)
『波平×六郎』ルート♪
『良守×六郎』『五郎×六郎』を詰めるのにもオススメな隙間時間。玉砂利の中庭での折檻イベントから『扇一郎×六郎』に移行するのは、もはや定番!!
波平さんと六郎は下剋上カプ!
…てか、六郎さんは本人が気が強いので、兄さんや呪宝さんとか以外の相手は何だかんだで下剋上カプ☆
年上ののっぺり顔を「お前ごとき」と呼んだ六郎さんと、
ツンデレの猫ミミを「あの野郎」と呼んだ波平さん。
そんな二人が再会したらイイな!!
今回の腐絵、単色塗りは楽〜♪
波平さんと扇六郎さんが雑談してます!二人から見た客観的(?)『結界師』
――――――――――――
【消去法なら波平と】
波平「扇さん、原作の『結界師』本編の『扇六郎の恋人キャラ』って、
実は僕だったんじゃないかと思いませんか」ニコッ☆
六郎「…何だよいきなり。お前は俺に斬られたあと、一度も会ってねぇだろ!?
なんで俺の恋人がお前なんだよ。
お前も俺も原作の本筋にそんな必要ないだろ」(◎_◎;)
波平「飽くまで、『もし本編で扇六郎の恋人キャラが出来るとしたらダレ?』ってことですよ。
――『もし、このまま原作が続いていたとしたら…
―――もし、主要キャラ以外の恋愛イベントを描いちゃうぐらい原作が長々と連載されてたら…
―――扇六郎の恋人キャラポジションは一体ダレだったのか』
……と言う不毛極まりない予想です」(笑)
六郎「笑えねぇ…。悲しいほど不毛だな」(原作終了してるのに今さら俺の、…恋人キャラの予想だと!?いらねぇし必要ねぇよ、そんな設定!)
波平「ちょっと試しに考えてみて下さいよ」
六郎「考える、つってもなー。俺、お前より『正守』や『良守』とかのほうが重要そうなイベントあるぜ?
…あと、あいつ………『七郎』とかな」
波平「まあ、そうですけど。
それと僕が言うのもなんですが、『恋人』って男性キャラでいいんですね?扇さんの場合」
六郎「仕方ないだろ!?俺、女っ気ねぇから。俺が会ってる女って本編では竜姫さんぐらいだぞ!?」
波平「ふーん…『竜姫』さん……ですか?意外とそれもアリですね!
扇さんがあの『雷神』の異名をとる竜姫さんに押し倒されるレズイベントも中々のダークホースです。
女子キャラ同士でイチャイチャするのも需要ありそうですね。竜姫さんに抱かれている六郎さんて年上には従順そうだから、きっと可愛いんでしょうね…」ほぅ…( ̄▽ ̄*)
六郎「オイ…」(汗)(◎_◎;)
波平「男に抱かれる事には慣れていても、初めて女の人に抱かれる扇さん…
『女同士なんだから一緒に温泉入ろっか六郎♪』…みたいな定番のイベントもいいですよね!
竜姫さんの女性的な美しい裸を前に自分の容姿に引け目を感じて恥入る扇さんと、
有無を言わせぬ勢いで『これなんかも似合うわよー♪』と、扇さんに女の子っぽいブラジャーなんかをつけさせる竜姫さんと恥ずかしがりながらも断れない扇さん(Aカップもない)の『女性用試着室でイチャイチャイベント』…とか。
男性読者への目の保養ですね!!」(笑)
六郎「オイッ!!!……ちょっと聞いていいか!?」(大汗)\(◎△◎;;)
波平「どうしました?
ああ、因みに竜姫さんが男性役の挿れるほう『タチ』で、扇さんが女性役の挿れられるほうの『ネコ』ですよ」
六郎「え゛!!??」
波平「だから、
そこは心配しなくても、いつも通りですから!
ほら、竜姫さんて『龍』(タツ)だし『タチ』にぴったりですよ。扇さんも作者公認の『猫かぶり』の『猫ミミ』だし、『抱き寝子』には申し分ないですよ。
それにしても、
竜姫さんや水月さんの龍バージョンて男としてはかなりド迫力で、実際に見ちゃうと自信なくしちゃいますね。
誰だって、あの『龍』に比べられたら『オレのなんて』って…。
『これぞ、龍ッ!!!』って、本物を見せられた後では、
あの龍の勇ましさ雄々しさに比べたら……!!って男なら誰でも思っちゃいますよ」(^_^;)
(ああ、そして、そんな
『まさに、龍ッ!!!』―――に、抱かれる可憐な扇さん……最高の配役かもしれません!!)(≧∇≦)
六郎「違うだろ!?んな事きいてねぇよッ!!
何で俺が『女役』なんだよ!!?しかも、完全に女子キャラ扱いで話を進めるな!!」
(…竜姫さんとか女子キャラを『男性器』に例えるな!失礼にも程があるだろ)(大量の汗)Σ(◎□◎;);;;
波平「あれ?違うんですか?
扇六郎は実は女子キャラ……って、もっぱらの噂ですよ。まことしやかな噂が巷で流れてますよ」
六郎「…その噂、お前が流してんじゃないのか?」(俺が女で喜ぶヤツなんて、本編にも読者にもいねぇよ…!!)(泣)
波平「扇さんの女子キャラ説は明確な根拠はないけど、それっぽい伏線や演出が原作にあるんですよ!
まずは原作20巻の扇さんの死にかけているほぼ全裸のシーン。
注目すべきは、『扇さんの乳頭および乳輪ッ!!!』ですね!」(⌒▽⌒)
六郎「注目すんなぁーー!!」(怒)
波平「いや、そこはせっかくのサービスカットなので、舐めるように観賞しないと!」
六郎「……」げんなり(◎言◎;)
波平「正守さんとの初対面が、ほぼ全裸!!
逢海日永総帥と水月さんが初めて出会った時のように、まさに『刺激的な登場』ですよ。ヒロインの登場シーンの『全裸』や『水浴び』は定番!!」
六郎「…俺、死にかけてるんだが?」(それどころじゃねぇよッ)
波平「あの登場シーンと全裸の号泣シーンは、一生正守さんの記憶に残るでしょうね…」(しみじみ…)
六郎「…しつこいな、お前」///
波平「あ、でも僕が言いたかったのは、そういう事じゃなくて、『扇さんの胸部の描写』についてですよ」
六郎「胸なんてないぞ!」
波平「はい、そうですね。
……実は、『ない』んですよ。
『結界師』という作品は基本的に、男子キャラには乳輪を描き入れている作品です。
小さなコマや、割と小さなカットでも、男子キャラの場合、乳輪はうっすらとですが、描かれている事が多いのです。
あなたと同じように、肉体を改造してるはずの扇五郎さんには、ちゃんと乳輪の描写があります。
一方、女子キャラについては、基本的に乳輪や乳頭を描き入れていないのです。
『結界師』という作品は、全巻を通して基本的に妖を含め、
『女子キャラの乳頭および乳輪の描写は描かれない』作品なのです。
だから、扇さんは乳輪や乳頭を描き入れてないからこそ、『女子キャラなのでは?』という推論が成されているのです」(唯一の例外は32巻の妖の『巳緒』で、乳頭の輪郭の描写があります)
六郎「うう…」(は、恥ずかしい…真顔で語るな!!)///
波平「…♪」(ふふ…
扇さんが今やってるその『腕組みのポーズ』も、実は『無意識に自分の胸元を隠している』って言われているんですけど、……黙っておきます♪)
六郎「なんだよ、ニヤニヤして」
波平「いいえ、別に。
ともかく、扇さんには女子キャラ疑惑があるんですよ。
だから、思いきって、
『扇六郎を女子キャラだと仮定して、結界師本編で恋人キャラができるとしたら、一体ダレなのか』
……って話です!客観的に推理してみましょうよ」
六郎「それって、つまり、順当にいって、本編の流れに沿った恋人キャラって事だよな」
波平「はい。
それと『結界師』は『少年サンデー』という『少年誌』に連載されていた事も考慮して下さい。少年誌では流石に、『実の兄弟』や『同性』で恋人同士って設定は避けられるのが普通です。
候補を絞り込んでみましょう。
扇一郎さんや五郎さん、その他のあなたのお兄さん達や、弟の七郎さんや、女性である竜姫さんは、そういった『少年誌の倫理的』な観点から対象から除外されます」
六郎「倫理的に除外……まず、そこが候補に入っている事が驚きだ」
波平「次に、
『それらしいイベントのないキャラ』や『そもそも本編で、出会ってもいないキャラ』は除外していきます。
裏会幹部の『呪宝』さんなんか、なんとなく高所恐怖症っぽくて、空が飛べるあなたと会わせてみたら面白そうですが、一度も会った事ないので除外です。
それと七郎さんのお付きの『紫島』さんも、あなたと面識はあるでしょうが、恋人としては余りにエピソードが薄いので除外です」
(32巻で扇さんが空から登場した時、当主の二蔵さんじゃなくて『六郎様ッ』とか名を呼びながら六郎さんのほうに駆け寄ってきてたら、
もう少し恋人キャラっぽかったんじゃないかな、彼は…)(笑)
六郎「…じゅほう?え、ダレ?
紫島も候補に入れていたのか…お前…」
波平「扇さんは
墨村の長男の『正守』さん、
次男の『良守』さん」両方に、何だか切なくてイイ感じのエピソードがありますね。
年齢を考えれば、扇さんと歳の近い正守さんの方が恋人キャラらしいかな?
単に、扇さんと正守さんや良守さんの関係から言えばその辺りが最も『らしいエピソード』ですが…、
あの二人、『順当にいって恋人キャラらしい』女子キャラがすでにいます」
六郎「…言われるまでもねぇよ!
そこに俺が割り込んでいくってのも、なんだよな…あんなマトモにかわいい感じの女子と俺を並べるなって感じだな!!」
波平「はは…そこまで、僕もはっきり言いませんが。気を使って!」(かわいいなぁ、扇さん♪)
六郎「使うなッ!!」(泣)
波平「シリーズの序盤からずっとフラグ立ててた女子キャラを押しのけて、新しいキャラが最終的な主人公付近の彼女キャラになるのって、読者が納得しないと思って。
主人公の良守さんは、幼なじみのお隣さん、同じく結界師の『雪村時音』。
正守さんは、鬼使いの『春日夜魅』さんでしょうね。
…若しくは、夜行の副長の『羽鳥』さんかな?
六郎「…妥当だな。
良守は明らかに、年上の時音って女を意識してるし。
あれで、時音や春日と良守や正守がくっつかないって公式発表されたら、読者が『えッ!?』ってなるよな。
流れ的に、そこはくっつかないのがおかしいぐらいのキャラだ」
「……扇さん、残った僕と恋人キャラってのは、どうですか」
「え…ッ!!?」
「消去法的に言って、僕が扇さんの恋人キャラだと言ってるんですよ」
「お、…俺とお前って大して会ってねぇよ。お前との接点なんて、その、俺が付けた…顔の傷……ぐらいだしッ」///
「あなたと僕があれっきりもう会わないと、本当に思っていますか」
「……」
「僕はあなたに再会した時…、
あなたがこの顔に残った傷を見た時、一体どんな顔をするのか楽しみで、……あなたに会いに行きます」
「……嫌がらせ、なのか?俺が、その傷を付けたから…」
「…それもあります。でも、あなたのそんな心を痛めたような顔が見たくて」
「…こ、困る」
「……それでも、僕と再会しませんか?
本編に出てなくても、また僕と会って下さい」
「…なみひら」
「…そしたら、扇さんの躰、見せて下さい。
……さっき、扇さんが僕との接点は顔の傷ぐらい……って言ったけど、この傷……、僕の胸まで続いてるんですよ」
言いよどむ六郎の困惑の表情が、小さな背丈を一層幼い子供のように見せていた。
躊躇している……波平は思った。
その『迷い』は、拒絶ではない。
波平の誘いを受け入れる事を迷い、それと同じくらいに拒絶する事を迷っている。
波平は、六郎を困らせてみたかった。
さっきまでの軽口のように、笑って皮肉や冗談のように返せばいいものを、この人は時々真剣に悩み迷っている。
波平は六郎が突然、こんなふうに言葉を返せなくなってしまう、あの子猫の表情が好きなのだ。
「…消去法ってところがお前らしいよな」
六郎は否定でも、肯定ではない言葉を返した。
もしかしたら、六郎は自分の言葉の続きを待っているのかもしれない…と、
波平は六郎のこの愛らしい微笑みに、ついつい自惚れてしまうのだった。