「…俺、この下もこんな模様が続いてるんです…ずっと。傷跡もたくさんあって綺麗じゃないんです」
「…ァ、ああ」
「呪宝さん…、見たい?
この服の下…、
俺の体…、この模様の続き……傷跡のある肌……俺の、
――裸のカラダ―――
……全部見たい?」
「……」
「…うんと言って下さい。頷くだけでいいですから…」
呪宝は、六郎の肌に目をやっていた。この肌の続きだと!?
「俺…、呪宝さんの裸とか見たいです。脱がしていいですか?」
恥ずかしい事をしてる……呪宝も、
そして、六郎もそう思った。
それでも…、
「もっと触って…くすぐったい。ア…呪宝さん…優しい…。優しい…キス、してほしい。俺、そういうの好きなんです」
マスク越しについばむ。
「…ン、六郎……ま、」
待て、俺はまだ何も言ってない
……そんな呪宝の言葉は聞こえない…、
そんなフリをして、六郎ははだけさせた呪宝の胸に顔をうずめる。
その高鳴る心臓の音を、唇で柔らかにかじる。
(呪宝さん、今日は二人でいっぱい…恥ずかしい事、しましょうね……俺はあなたと…恥ずかしさを、分けあいたい)
↑六郎さん、自分で聞いておいて呪宝さんが答える前になんか色々してる。こんな感じのロングバージョン見たい?(笑)
呪宝(…オイ、お前、可愛いだけじゃなかったのかよッ、六郎―――ッ!!?)(汗)
さて、捏造設定,萌語ってみよう!!↓
―――以前、
『風使いは風の力のみで、物体を飛ばしているのではなく、物体自体を念動力や重力操作系の能力と併用して飛ばしている』とか
『風で空が飛べる風使いは、高位の風使いである。それには、自身を風と同化させる特別な才能が必要である』とか
長々語ってましたが、その補足説明〜♪(笑)
『自分を風として扱えば、物理的な重量を無視して飛行出来る』
↑↑これ割と重要。
人間の肉体として扱わなければいけないと急に旋回した時や加速の時のG(ジー)がキツい。
あと、上空は寒いし空気が薄い…
これらの影響を受けにくくしている。
七郎さんのあの加速を生身で受けるのは普通ならブラックアウト、意識障害を起こしますよ?重力で血液が足の方に集まって脳が貧血状態になったりする。
まともに風圧がかかれば眼球とか傷つきますから。
眼球の水分の蒸発、雲の反射光、紫外線……生身で空を飛ぶのは色々キツい。
だから、空を飛べる風使いは間流結界術の究極奥義『空身』(うつせみ)と同じ『同化系』の能力を併用してます。
風・空気という物体・空間に、自分の体を一体化させる力を使える。
(とはいえ風系の攻撃も回避出来る時音の『空身』と違い、ちゃんと攻撃のダメージも食らいます)
因みに、術者本人以外の人間を飛行させるには、術者本人よりも強い呪力が必要になる。
さらに言えば、その飛ばす相手の意志によってもかかる呪力は変わってくる。
『風・風使いと同調性が高いほど飛ばしやすい』
風使いに信頼を置いている人間ほど術者の呪力と相性が良く、
反対に、抵抗する意志のある人間を飛ばせる方が力が要る。
飛びたいと望むか、術者本人のように風と相性が良いか、飛ぶはずはないと思うか、行きたくないと抵抗するか、術者が好きか嫌いか、
または、
術者が同行者に親しみを感じているか否か、風にそぐわないと思っているか…
風使いと相手との、信頼関係や相互関係で飛ばしやすいか否かは決まってくる。
(そもそも敵ならば快適に空を飛ばす必要はないので、力任せに、強風なりサイコキネシスなりの破壊力で吹き飛ばすので、抵抗されても攻撃力的には問題ない。
五郎が半殺しにした土地神を運んでいた時も、
五郎にかかる呪力の負担は正当な重量分である。だから、この土地神の重量を物体として飛ばす呪力が十分に賄えれば、土地神の敵意など問題なく飛行できる。
でも、やっぱり風使いと同調性が高い方が呪力のかかりが良いし、気流に乗せやすいのでそっちのほうが有り難い。
相手との距離の調節などの微妙なコントロールやスムーズな移動が出来て風使いは楽なのだ)
一般的に、
風使いとしては相手が余計な力を使わず風使いに頼り切ってくれた状態が飛ばし易い。
物体として飛ばすよりも、自分(風)の仲間として飛ばす方が呪力負担が少なくなる……という事だ。それは自分と相手の信頼関係をはかる目安となる。
だから、
風使い自らが自分以外の相手を空への同行を許す時や、空へ招待する時は、
相手への好意だったり、最高のもてなしだったりする。
風使い以外にはあまり理解されない……特に高所恐怖症には最悪(笑)
(単に、移動に便利な能力だから、使っただけ……という場合もある。つーか、日常的に使うのは主にこっちの方だ。
多少、呪力のかかり具合から相手が自分に好意的ではないと感じてしまっても気付かないふりをするのがマナーである。大抵の人間は、空を飛ぶ事に恐怖や不安を感じるものなので、『そういうこと』にしている……)
この能力の副作用的な性質は、物体から情報を読み取るサイコメトラー能力の一部でもある。
『真の自然支配系能力者は、呪力ではなく、その“存在”によって支配下におく特別な人間だ』
……という設定が原作にある。
真の自然支配系である七郎は、呪力を使わずに風を支配している。
七郎が空を飛ぶ時、自身は髪がそよぐ程度の風しか纏っていない。
(七郎って本当はもっと無風に近い微風、又は全くの無風状態でも飛行は可能なのかな?真空…は流石に無理なのか?とか色々疑問もあります)
扇一族の異能の正体が『風をイメージ』した念動力、その他の超能力の複合技だとしたら、
別にそこに本当に気体があるかどうかなんて関係ない。
術者本人が『風を使ったつもり』で『真空空間で物質をなぎ倒す』事も可能です。
人間には風は見えない。しかし、風に舞う木の葉によって風を見たかのような認識をする。
風が無くても木の葉が舞う事で風が『在る』と術者本人さえ錯覚するような―――そんな能力…。
扇一族って、実はそんな微妙な能力なんじゃないのかな?
因みに、七郎さんの場合は本当に『真の自然支配系能力』なので支配対象である『風』すなわち『気体』が存在しなければ、能力を発動出来ない……んじゃないかな?多分。
『真の支配系能力』の最大の弱点は『支配対象が存在しなければ力が使えない』のが弱点だと思う。
『真の支配系』は、
『支配対象の存在』と『支配系能力者の存在』っていう『関係性』によって成り立っている能力です。
だから、そのどちらか一方が『存在しなく』なればこの関係性は崩れます。
『存在によって支配する』とは『支配対象が存在する』ということ。
『互いが存在すること』
それが真の支配系の前提条件なのです。
七郎さんは『風のイメージ』で力を使う風使いとは違い『真に風を使う』風使いだからこそ『真に存在する』ことが求められる。
↑↑
以上、『天才風使い扇七郎、実は真空では力使えないんじゃないの説』………いかがですか?(^^)
誰か、実験してみて下さいよ!!
【風使いの人は、本当はそんなに風が強くなくても飛べる説】
流石に、
そよ風程度で飛べる術者は七郎さんぐらいだが、
本当は
扇一郎さん達や、五郎さん、六郎さん、二蔵父さんも、自分が飛ぶ為だけだったらもっと少ない風で飛べます。
『空が飛べる風使い』は『同化能力』が使える能力者なので、優秀な風使いこそ、少ない風で飛びます。
実は、
少ない呪力、少ない風力で飛行出来る術者ほど、高位の風使いなのです。
高い同化能力がそれを可能にしています。
だけど、風使いの皆さんは普段、
『自身が飛ぶのに必要な風以上の風』を使います。
これは、風使いの人の性格によりますが色々意味があります。
例えば、
六郎さんの場合は『威嚇』や『防御』の意味が強いです。
自分の周囲に強い風を作る事で『それ以上近づくな』と相手に警告しています。
それと同時に、風を防壁として身を守っています。
警戒心が強めの風の使い方です。六郎は相手に見くびられたくないんです。
扇一郎さんの場合は、
『威圧』や『自己顕示欲』の強い感じです。
実は、あの巨体を浮かすのにも本当は、あんなに風は要らないんです。
だけど、
一郎さんは『どうだ、風使い扇一族は強いだろ、小僧!?』みたいな感じで、相手に見せつける為に強風を纏っているんです。格の違いを見せつけたい……そんな感じ。
実際、相手が怯んだり、戦意喪失したりするので『必要以上に風を纏う』のは、決して無駄ではなく『心理戦』として有効。
『攻撃、防御の時間の短縮』の意味もあります。
風を使った攻撃力や防御力は気体の速度が重要です。
瞬時に強力な攻撃や防御をするなら、あらかじめ気体が速度を持っていた方が加速時間がいらない。
攻撃する前から、遠心力で加速した状態で、武器を待機させておく。……鎖分銅を回しておく、あれと一緒。
速度0の状態から加速させるより、事前に速度を付けた状態から、更に加速し、攻撃する方向へ変化させた方が、最高速度への到達も早い。
風の速度……これが速いと、威力も強いし、相手への到達時間も短くなるので、回避されにくくなる。
風使いは、遠距離攻撃も得意だけど、その素早さ、技の即効性は、近距離にも有効なのです。
結界師の『結』から『滅』までは2アクション必要ですが、
風使いの攻撃は、殆ど1アクションです。技が速いのが利点です。
(柱状の結界で相手を串刺しにする攻撃は、その弱点をカバーしています。即効でダメージを与えれます。しかし、その分、『狙い』が難しいのです。一長一短……使い分けて下さい)
『煙幕』の効果もあります。強い風や粉塵で相手の視覚を奪います。相手の視界が悪くなれば、色々有利です。
それと、……やっぱり術者の精神状態が影響してます(笑)
『戦略』とか『有用性』に関係なく、『本能的』な性質です。
風使いの人は、自分の感情が呪力と共に周囲に漏れやすい性質の異能者。力を使う気がなくても、喜怒哀楽が風として表れやすいのです。
だから、『力を使わない』『感情を隠す』事が風使いの修練の一環です。
風使いは結界師やその他多くのまじない師と違って、何のアクションや道具も必要なく力を使えてしまうので、それはそれで面倒くさいのです(笑)
一郎さんは、正守さんと会話してる時、意識的に力を使わないようにしていたと思われます。あれで…結構、我慢してたと思います。
二蔵父さんが、大きな竜巻で飛ぶのは『カッコイい』からです(笑)
自分を心配してるであろう息子に、自分の無事を見せる為にわざと豪快に風を使ってみせている……そんな感じ。暴走族がバイクのエンジンを、空ぶかしするのに似てます。82歳のヤンキー魂です。
七郎さんが、そよ風しか纏ってないのは『余裕』だからです。
彼は、攻撃も防御もそれに要するに加速も必要ない。一瞬で、その全てに対応出来る自信も実力もある。七郎に適う術者は滅多に居ません。
だから、
七郎は相手を威嚇したり、警戒したりする必要がない。
むしろ、相手を威圧しないように、そんなに風を纏っていません。
それと、『暗殺者』『死神』として身に付いた癖だと思われます。ターゲットに気付かれずに、接近するのにはその方が都合がいい。
七郎の纏う風の、あの穏やかさは、
冷静さや、軽さ、任務遂行の為に必要な冷酷さを持ち合わせる……そんな七郎の、器用な精神構造が成せる業です。
必要な自分、必要な感情を装える性格……。
因みに、
風使いの皆さん、本当はノーアクションでも風を使えるんじゃないですか?体の動作やポーズに関係なく、力が使えるのでは?
それだと、攻撃や防御のタイミングが読まれにくくて便利。
攻撃には、動作を付けてますが、見たところ、七郎は動作なしで自分に張られた良守の結界を破壊してます。
六郎も身動きがとれない肉塊状態のまま、近寄る正守を風で拒んでいました。二蔵さんは、車椅子に座ったまま空を飛べます。
……力自体は、ノーアクションで発動出来るみたいですよ。