今日は一回だけ外に出たもののそれ以外は引きこもりで、久々に休日を取れたよう
暖かな春の風が吹き抜ける、猫はもう布団には入ってこないが、この季節は好きだ。



何もすることがないと色々なことを考えてしまう。
それが鬱陶しくて目を瞑る、
そうすればあっという間に喉はカラカラ
不快な頭痛と共にすっかり暗くなった部屋を見渡す

何かをずうっと待っている。
何を待っているのかわからない。

そばに居てくれる人か
新しい転機を与えてくれる人か
何かのきっかけを待っている。

芽吹く瞬間が訪れるのを、
ずっと待っているんだ。



色気のある誘い文句なんて分からない。
ただ、もう何でもいい。
その気になったんならそれでいい。
それが愛だろうと欲だろうとそんなことは大した問題じゃない。

私が持っているこの感情だって
ただの欲情でしかないのだから


ああ、くだらないなぁ。


舞い散る桜の花びらを感じながら
遠い昔に想いを馳せる。

何故、今だったんだろう。
何故、わたしはわたしを選んだ?
何故、どうして、君はそばにいない

なんだっていい、どうだっていい
ただ、欲しい。



何が欲しいかも分からないくせに
無い物強請りの愚かな女、



近付いてくるなぁ。
追いつけるだろうか、わたしは
いつかの過去、いつかの未来

悔やむことも、戻りたいと思うことも、やり直したいと思うことも、考えたけれど思い浮かばなかった。

ただ、前だけを見て。
それ故の、独り善がり。


求めずにはいられない。