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翌朝。
シュンがリビングに行くと、もうそこには兄の姿があった。
昨日と同じ席に座り、ぼんやりしている。
テレビからは朝のニュースが流れているが、それも見ているというほどではないだろう。
「おはよう。早いね」
シュンは隆也に声をかけた。
隆也が振り向く。
「昨日からあんだけ寝たからな」
そうか、と適当な返事をしながら、シュンは冷蔵庫に近づい、牛乳を取り出した。
流しの食器洗いカゴの中から、乾いたグラスを取り出すと牛乳を注ぐ。
注ぎながらテーブルの方に声をかけた。
「飲む?」
隆也がこっちを見てうなづく。
2人分のグラスを持ってシュンはテーブルに戻った。
グラスの中身を一気に飲み干すと、お代わりが欲しくなって、また冷蔵庫から今度は大きなパックごと持ってくる。
その間、隆也の方はチビチビと飲み進めていた。
「体調、どう?」
「あー…平気」
隆也がこたえる。
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よくリビングって書いてたけど、イメージ的に、ダイニングキッチンだったかな…と思った今日この頃です…。