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ハルアベネタ タクシーパロ 2


ある日、榛名のタクシーに偶然、上司に連れられて阿部と栄口が乗り込んできたのが出会い。上司と栄口は榛名と世間話をするが、阿部はだまりがち。けれど榛名のなかで阿部は印象に残る。阿部のほうは榛名から流し目を送られた気がして苦手意識をもつ。

会社の近くでタクシーから降ろすと、もう会う可能性はゼロに近い。だが数日たっても阿部が心に残ってしまった榛名は、ほのかな期待から阿部の会社の近くを自分のルートにいれてみたり。一ヶ月ほどたち、夜の町を流していて気になる面影をみつける。車をとめて近づくと深酔いした阿部。タクシーに乗せてやる。どうも指示されて行った取引先の一つがあやしいところで、連れていかれたバーでセクハラをされたらしい。仕事がらみだったのでその場で強く文句をいえなかったことと、日頃のオーバーワークの疲れと、男性と接触することのトラウマ、さらに強いアルコールで情緒不安定の阿部。いま、独身寮に帰って同僚に会いたくないからビジネスホテルに送ってくれという。榛名はいろいろ介抱して、ホテルの部屋まで連れていくが、阿部はグダグダで、冗談半分でキスされたのが気持ち悪いとか、大学の頃から男好きなヤツに狙われやすい、とか半泣きで愚痴り、あげくシャワーを浴びながら無気力状態に陥ったので榛名がシャワー室から引っ張りだして、朝を迎える。榛名は仕事も放棄して最後まで阿部の世話をよくしたが、唯一の問題点は勢いで阿部を抱いてしまったことだ。朝起き
て、阿部はどっぷり落ち込むが、榛名の開き直った笑顔をみると文句もいいずらい。なにより自分も夢中になったことのほうが落ち込む。榛名には名刺を押し付けられたが、自分からは渡さなかった。これ以上、深みにはまるのが怖くて、寮の場所も教えず別れた。阿部としては榛名との関係はこれっきりにする気だった。榛名は未練があるが阿部の気持ちを思ってつきまといはしなかった。

……で、これじゃあ、この先、二人は会わないじゃん!!
となりました。

で、どうやって会わせようと思って…また偶然、阿部が榛名のタクシーを拾うかなあ、とも思ったのですが、最近読んだミステリーものをつらつらと思い返して、ふと考えました。

阿部が榛名のアリバイを証言する。(おい)

実は榛名は誰かに逆恨みされてて、知らないうちに榛名名義で購入された凶器で犯罪がおこなわれた。捜査のなかで榛名にも疑いが起こる。担当刑事は和さんとシンゴさん。警察には準さんと迅。(利央はまた別で考えてます)
突然警察に呼び出される榛名。犯罪容疑。榛名に決まったわけではないが、調べれば前科があるため要注意とされる。犯行時刻になにをしていたか。アリバイがあれば解放。取調室で顔をしかめる榛名。そのときなにをしていたか。脳裏に浮かぶのは阿部の寝姿。だが、阿部の別れたときの様子からすると、自分とはもう関わりたくないと思っているだろう。あいつの日常を守りたい。だが凶器で人が一人重態だ。黙秘するのは自分に非があるからか?榛名に迫る和さんとシンゴさん。

阿部のもとに警察から連絡がくる。榛名元希という男性をご存じですか。署に赴く阿部。阿部を一目みて納得げに笑うシンゴさん。○月○日の夜、あなたは都内のホテルに榛名元希といましたか?


榛名の携帯に電話。出ると阿部。一体なにがどうなったと怒る阿部は心底榛名を心配している。アンタが自分といたことは証言しました。榛名が感謝しつつ、いやな思いをさせたと謝ると、それよりアンタ自分の心配をしなさいと心配性お節介モードに切り替わった阿部。犯人がなぜ榛名に疑いが向くようにしたか。榛名はどこまで巻き込まれているのか。 自分勝手だがお人好しで変に優しい榛名を放置できない阿部。

二人の腐れ縁は深まってゆく。

というのはどうだろうか。ああ、こうなると犯人を考えなきゃ…。とシロウトが深みに沈んでゆくのです。

ハルアベネタ タクシーパロ 1

浮上いたしました。こんにちは。

この3日ほど、もんもんとハルアベのタクシーパロを考えてました。リクエスト頂いたのに途中の話です…!(土下座)

ほとんどの話が変わってしまうのですが、

阿部…会社員(25)営業マン。会社は東京。暮らしているのは東京か埼玉のどこかに会社が用意した独身寮。同僚の栄口も同じ寮。
阿部は上司から引き継いだ営業先がいくつかあるが、自分での新規開拓にも熱心な意欲的仕事人間。しかしその仕事熱心さゆえに付き合っていた彼女に愛想をつかされ別れてからはや8ヶ月。本人は二人の将来のために頑張って仕事をしていたつもりなので傷心。しかし、仕事に夢中になると恋人のこともてんで後回しにしてたからしかたない。基本、真面目で律儀。まだほんの少年の頃、年上の少年に強い恋心を抱いて思い詰めて告白。相手は戸惑いながらも会ってくれるようになる。しかしある日キスを求めたさい突然拒絶される。好きだった年上の少年は、ほどなく引っ越し、消息不明。動揺から自責にかられてトラウマ化した阿部のなかでその少年の名前、面影は消され漠然とした思い出として存在する。以来、絶対に男に強い愛着は抱かない、絶対に立派な社会人になって素敵な妻をもつというのが阿部の密かな願い。中高を野球部で過ごし健全に青春をまっとうしている。

榛名元希(26、27)都内をまわるタクシードライバー。サラリーマンたちをあちこちに運ぶ毎日。人間好きで人なつっこいのでお客とよくしゃべるタイプ。リーマンたちの話を聞いているので情報通。別会社の間の意外な人脈やつながりを知るのがもはや趣味になっている。勤務もしっかりこなし、気さくな性格で仕事仲間からの評判もいい。甘え上手で榛名に振り回される者も多い。女性受けしそうなルックスだが、彼は男色でそのてのバーに友達も多く、適当に恋人を作っているらしいが遊び人というよりは、自分を好いてきたり頼ってくる子に応じて付き合っている感じ。それも重い関係にならないようにしている。本気で愛されるのは苦手なようで、さりげなくだが熱心に声をかけてくる呂佳さんからは逃げ回っている。
幼少期から家庭に不和があったが、野球にのめり込むことで自分を支えていた。夢も野球選手、まわりからも才能があるとみられていたが、中学の部活で無理をさせられ身体が故障。怪我へのフォローなし。以来、見棄てられたと感じ荒れ始める。同時に両親離婚。旧姓石田元希から母親姓の榛名元希に変わり、引っ越し、転校。新しい町では野球はせず、不良グループに近づく。ケンカや窃盗で前科あり。母親が相談した児童福祉関係に好い人がいてようやく更正。その後、バイト→貯金、免許取得→タクシードライバーとなっていく。

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