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こんなのですみませんハルアベ小ネタ

栄口「小ネタという名の社会人パロにかこつけた管理人の日記のことだよね」

**********
会社員隆也、会社の食堂にて榛名先輩を見つける。

「元希さん、あの、よかったらこれ食べませんか?」
「なにこれ?」
「里芋の煮っ転がしです」
「おばーちゃんか!」
「いいじゃないですか。最近寒いし、ちょっとほっくりしたかったんです」
「オレにもくれるのはなんで?」(ふっ、わかってんだぜ、お前がオレのことをちょっと特別な目でみてるってことは…)

「一人暮らしにしちゃ、多めに作っちゃったんで」

「うん、いいよ。その口実」
「?? …とにかく、よかったら食べてください」
「えー、どうしよっかなぁ」
「うぜえ。じゃ、いいです、他当たりますから」
「いや、食ってやってもいいぜ!!」
「ひったくんのやめてください…! でも、まあ、ありがとうございます。初めて作ったときは、朝、早起きして作ったんです。慣れてなかったから、出社ギリギリまで煮込むことになって。最後はスーツ着たまま調理終えて」
「おう、がんばったな」(オレのために)
「でも、家族向けレシピの分量通りにつくっちゃったら、食べても食べてもなくならなくて。正直、対処に困ってたんです。せっかく作ったのに、傷んじゃってもヤダし」
「お、おう」
「会社に弁当として持ってきても持てあましてて。でも、ほかの人たちに渡すにしちゃ、煮物ってどうかなって思って。ここは元希さんなら大丈夫かなって」
「おい、待て…。オレって隆也宅の残飯処理係?」
「味はそれなりに美味しいです!」
「そらわかってるけどよ!」

******
会社行ってきます…
▼追記

半分冗談 半分本気(ハルアベ)

こ、小ネタで合間をつなぎます。
*****

武蔵野第一の昼休み。中庭で榛名と弁当を食べている秋丸がのたまった。

「前にさあ、タカヤ君と付き合うのはいいけど、女の子と縁がなくなるって悩んでたよね」
「お? おー、あれか」
「その後、どうなの?」
「え?」
「タカヤ君とはらぶらぶなの?」
「はあ!? きっもっちっわる!! やめてくれないか? そういう言い方」
「………」

(口調がまんまタカヤ君になってる…)

秋丸は心の中でつぶやいた。

それからやおら、榛名を見つめる。

「あのさ、いいこと思いついたんだけど……榛名、女体化って知ってる?」
「にょた?」
「BLのジャンルの一つで、男の恋人が身体だけ女になるの」
「マジで!!?」
「うん。もしか、タカヤ君がにょた化したらどうよ」

榛名はジッと宙をみて想像をはじめた。

西浦は制服自由。ここはセーラー服も捨てがたいが、とりあえず可愛いブレザーにしてみよう。
顔はいつも通りのタカヤだけど、華奢な肩。自分より小さい手。そして柔らかくってふくらみのある胸。

「いい!!」
「そうか。よかった。榛名はタカヤ君ならなんでもいい次元にまできてるんだな」

そういって秋丸は弁当から卵焼きをつまんで食べる。

と、隣にいた榛名がガバリと立ち上がって携帯を取り出した。
電話をかけている。

「おー! タカヤ! え? 学校にいる間に電話かけてくんなって。キンキュー事態なんだよ。 いいか、よく聞けよ? お前、これたら今日部活後、駅前にこい。オレも行くから。それでな、今日はちょっとニョタ化してみろ。いいか? きっちり、ニョタ化してからくるんだぞ? え、意味わかんない? だからー、身体だけ女になってくるんだよ。大丈夫、お前、顔、可愛いから似合うって」

秋丸は二つ目の卵焼きを食べようとして、それをぽろりと落とした。

「おい、おーい。タカヤ? ……切れちまった」
「榛名…」
「ん?」
「女体化って、二次元の話だよ」
「二時限?」
「違う!! なにまともに受けてんだよ。現実をみて、現実! オレの言い方も悪かったかもしれないけど、普通、そうはとらないでしょ!! しかも、速攻、本人に要求するとかバカなの!??」
「……えー、タカヤ、できねえの?」
「なにしょんぼりしてるんだよ! 大丈夫かよ、お前!」

********
なぞのままおわる。
▼追記

深夜のミステリー(ハルアベ)

あれ? 最近、ハルアベしか更新してない…。ミ、ミハベエエエエ。
そして、くだらないオチの小ネタいきます。

*********
いつの間にか同棲している榛名と阿部。
プロ野球選手として活躍する榛名は、そこそこ広い庭付き一軒家に昔なじみで腐れ縁のままゴールインらしきことをした阿部青年を囲っている。

榛名は今日、友達達との飲み会で遅くなるというメールだけを隆也に送って、余暇をエンジョイしていた。

深夜の終電ギリギリで、無事に自宅の玄関まで着いた。

(もう寝てんだろーなー)

ほろ酔い気分で玄関のドアノブを回したところで、小さな異変に気づく。

鍵が、かかっていない。

「おい…?」

榛名は真顔になった。
カチャカチャとノブを回して確認する。

「ったく、気ぃ抜きすぎだろうが」

そうつぶやきながら家の中に入る。
玄関の明かりはついている。
廊下はもちろん暗い。

「…ただいま〜」

とりあえず、小さく言っておく。

そうして進んでいくと、なにか物音が聞こえた。

人の声。

小さくうめくようなそれは、隆也の寝室から聞こえてくる。
無駄に部屋数があるこのうちは、余った和式の部屋に隆也が布団を敷いてよくそこを自分の部屋のように使っていた。

二人の寝室というものがあって、結構立派なダブルベッドがあるというのに、である。

隆也はプライベートスペースがないともたないような、マイペースというか、ネコっぽいところがあったから、よしとしていたが、正直、ダブルベッドに一人で寝ていると寂しいことも多い。

こんな夜はサプライズで、ベッドにもぐりこんで寝てるなんていう可愛らしい演出があってもいいんじゃないかという思いが脳裏をかすめつつ、和室に近づく。

すると、くぐもった声はさらにハッキリと聞こえてきた。

「……あ…ん……あっ…」

隆也の声。
それも、押し殺したような、色めいた声。

(え? なに?)

ビクリとするが、足はそのまま進める。
心臓が勝手に騒がしくなる。


「ダメだって…言ってるでしょ……聞いてよぉ」

懇願するような、隆也のすすり声。

(なになに?)

頭がアルコールのせいでどこか痺れていて、まともに回らない。
嫌な考えだけが高速で広がる。

間男?

いや、間女??


「あっ…や、やだあっ!!」

声が激しく上がった。

「隆也!!!」

考えているヒマはない。

力の限り激しくふすまを開けた。

バンッ、と音が響く。

「テメエ、なにやってやがる!!!!!!」

暗闇に向かって、誰ともしれない敵に思いっきり威嚇の声をあげる。




あまりに、静かだ。



「……隆也?」


不安にかられて榛名はその名を呼んだ。


答えは返ってこない。

目の前に敷かれた布団。
そこに隆也の気配は確かに感じる。

けれど、なにひとつ反応がない。


怖い。
怖いけれど、それを上回る不安から、榛名は勢いよく電灯のスイッチをつけた。



「…………あれ?」



榛名の間抜けな声とともに、箱ティッシュが顔面めがけて飛んできた。



**********

翌朝。

たった一人のダブルベッドで目を覚ました榛名は、しばらくゴロゴロしながら、とうとう起き上がる決心をして洗面所に向かう。

顔を洗った後、隆也がいそうな所を探して移動する。
キッチンがら良い匂いがしてきた。

中に入ってみると、紺色のエプロンをつけた隆也がなにやら火を使っている。

「なに作ってんの?」

できる限り自然に話しかけると、数秒間があってから隆也がこたえた。


「……チャーハン」


ジュジュッとフライパンが音を立てる。

「旨そう」

隆也は耳でだけ榛名の言葉を聞いて、やっぱり黙ってフライパンの中を見つめている。

榛名が冷蔵庫を開けて、牛乳パックを取り出し飲んでいるところで、隆也が口を開いた。

「二日酔いしてる?」
「んー? してね。大丈夫」
「そう。…よかった」

隆也はそう言いながら卵を二つ割って菜箸でかき混ぜると、ご飯が具材と炒められているフライパンに流し込んで、木べらで手早く混ぜだした。

「じゃ、食べましょっか」
「おうっ」

ダイニングテーブルに二人座る。
隆也がお皿にチャーハンを盛っている間に、榛名も飲み物を用意した。

「いっただきます」

そういって榛名は大きく一口すくうと、すぐに旨いと言った。

「…どうも」

しばらくお互い、黙って食べ進め、皿の上に残り少なくなってきたところで榛名がお代わりをとりにフライパンの前に立った。

残りを自分の皿に移しながら榛名はつぶやく。

「よかった。隆也がメシ、作ってくれて」
「は?」
「やっぱ、オメーは可愛いよ」
「キモいんですけど…」

ニッと榛名は笑ってまた席に座る。

「可愛いモン、可愛いって言ってなにが悪いんだよ」
「普通に嫌だし…」
「なあ、これ食べ終わったら、シよう?」
「はあ!?」

隆也が耳まで赤くなる。

「かわいそうなことしてたって反省してんだよ。お前、寂しかったんだろ? たださあ、妄想でも無理矢理されるのが好きっていうのはちょっと新しい発見だったっていうか」

ギリリリッと隆也が歯ぎしりを響かせながら榛名を睨んだ。

「それに、大人のおもちゃなんていつの間に持ってたんだよ。お前って意外と淫乱…」
「この場で殺してやろうか、ええ? 人が黙って飯作ってやったのに……」
「いや〜、お前を満足させるのが、コイビトの役割かなあと思ってー」

(殺す……!!)

隆也の殺気はダダ漏れていた。

けれど、榛名は頬を紅潮させながらはりきって残りのチャーハンをかき込む。

「待ってろよ! コレ食って元気つけてからな!」

榛名の輝くドヤ顔に、隆也はただ、テーブルに顔を伏せて死んだふりをするしかなかった。



(でもさあ、なんでドアの鍵、あいてたの? オレ、それで心配になったんだけど)
(アンタ、酔うとうまく鍵させなくて、ドアをガチャガチャやった上に、外で寝てたことあるでしょうが)

*********
そしてここでオワル。

▼追記

君と僕とに生まれたものは(ハルアベ)

さっき、ガスコンロで焼きナスを初めてつくってみました。美味しいですね。味付けによってかなりな可能性を感じています。
それはさておき! ついつい、小ネタ発動です。

**********

「なあ、キスしていい?」
「ええ…?」
「いいじゃん、減るもんじゃないし」


「減るよ」
「なにが?」
「なにがって……いろいろと」



高校で再会して、オレと元希さんは時々会うようになった。

そして、どうしてこんなことになったろう。

たぶん、お互い、学校では部活に一途で、野球のことしか考えてなくて。


そんな反動がどこかで働いたんだと思う。


初めは元希さんの部屋だった。



強引に誘われたっていうのが本当だけど、自分の興味本位も手伝って、唇を合わせてしまった。

そこから若い好奇心は、坂を転がり落ちるようなものだった。

お互い、男同士だってことを出来るだけ意識しないように、暗くした部屋で目をつぶってしたこともあった。


でも。



オレは。


心の中で、だんだん。



「なあ……」

こんなことを初めて3ヵ月目。
元希さんは終わったあとのオレを胸に抱きながら言った。


「いつかオレもお前も、こんな風に女の子を抱くのかな」

オレは黙って聞いている。

「女だったらさ−、もうちょっと柔らかいかな。お前、どんどんガッチリしてくるもんな−。女子だったら、も少しフワフワしてる?」
「さあ…。まあ、そうでしょうね」
「お前なんてさあ、きっと女子と寝たら、すげえ男面するんじゃねえの? お前、プライド高いしさ、そういうの上手そうだから。絶対、オレに見せてた顔なんてミジンも感じさせないでするんだろ」

そう言って元希さんはなにが楽しいのか、クスクスと笑い続けた。

「まあ、最初だからって譲ってもらっちゃったけどさ、お前、いい彼氏になると思うよ。どんな子が好きなんだっけ。肌が綺麗な子?」
「なんで急にそんなことばっか話すの?」

オレはゴロンと寝返りを打って、相手に背中を見せながらいう。
腰のあたりがけだるい。
後始末をするのに、もう少し気力がほしい。

「いや〜? なんとなく。いつかはそうなるだろうなあって思って」

オレはちょうど枕の端が唇の側にあったので、それを噛んだ。
強く、強く噛んだ。

それから起き上がる。

「……べつに、オレは女とか抱かない」
「え?」

なんでって顔して元希さんがこっちを見る。
その顔を、穏やかに睨みつけた。

「………アンタに抱かれたから。一生のうちで、オレの身体知ってるのなんて、アンタだけでいい」
「え…?」

明からにこわばった顔を見て、乾いた笑いを漏らす。


「アンタ、好きにしていいんですよ? オレが勝手に決めてるだけだから」
「いや、でも……」

オレはベッドから裸のまま降りた。
シャワーを借りよう。

予想通り、ぽかんとしている顔が、笑える。

「タカヤ……オレ…」

それ以上は聞きたくなかった。

「いいじゃないですか。面白い遊びでしたよ。アンタは…アンタの好きなようにしてください」


クールに言った途端、目から涙がこぼれたのだけが、一生の不覚。


バタンと音を立てて元希さんの部屋のドアを閉めて、誰もいないことを知っている家の中を歩いてシャワーを借りた。

突然だったけど、これで終わったんだと思った。

これでよかったんだと思った。



着替えて、帰る用意をして玄関に立ったとき、元希さんはオレの顔をみなかった。
ただ、

「送っていこうか?」

優しく肩に手を添えられて正直びびった。

大丈夫ですよと言って急いで外に出る。


いつもは時折振り返る元希さんのマンションも見ないで、ひたすら前を向いて歩いた。


************
翌日。
武蔵野第一高校、昼休み。


「秋丸…オレ、しくじったかもしんない」
「なにを?」
「オレ。順番、間違ったかも。あーあ…遊びまくっておけばよかったな−」
「遊びって、なに?」
「女子とさあ、こう…バカみたいにイチャコラしとけばよかったな、なんて」
「はい? 急になに言い出すの? 突然の発情期? 思春期って怖いわー」
「うるせえ! …そんなこといったら、もうずいぶん前から発情期だよ、どうせ」
「うっそ。お前、人生、野球しか見てませんって感じじゃん」
「お前がミラクルににぶいのか、オレが天才的に上手いのかだな」
「話が見えないんだけど」
「とにかくさー。オレ、もしかしたら、もう一生、女子とは縁がないかもしれない」
「ええ?」
「あーー。一回くらい、触っときたかったなあ」
「す、すればいいじゃん。いつか」
「………」
「どうしたんだよ? でもお前、宮下先輩好きだった時は、何人も女の子に告白されたのに、全部断ってたじゃないか。いまからだって、また新しい子来ると思うよ。こういう言い方、あんまりよくないけどさ」
「……気軽に先輩の話だすなよ。できるだけ考えないようにしてんだから」
「まだ傷心だったのか」
「違えよ、ぼけ眼鏡…」
「あ、うなだれた。お前って見かけによらず、一途ねー」
「……んなことねえよ。軽いよ、オレなんて。気をそらすために、他のコ、巻き込んじゃうくらいだもん。先輩の顔、まともに見れねえよ」
「他の子? お前、付き合ってる子、いるの!?」
「いや、遊び…」
「遊び!!?」
「じゃなくて、遊びっつーか。利害一致っていうか。お互い、今後のために知っててもいいかなって思って、試したつもりっていうか」
「なに言ってるかサッパリわからないんだけど、とにかく誰かと付き合ってるわけね」

秋丸の眼鏡がキランと光る。

「付き合ってるっていえるようなものでもなかったんだけどな、オレとしては。でも……」

榛名がズイと秋丸に顔を近づけた。

「オレも、マジでそいつとのこと考えなきゃいけなくなったんだよ」
「…………まさかと思うけど………避妊はちゃんと…」
「それはない!」

ものすごくきっぱりと言われて、秋丸はなんだか自分の方が顔を赤くする。

「んだよ、そんなに大きな声で言わなくても。わかったよ。よかった。お前が退部なんかになったら」
「だから、そんな心配は何一つするなよ…」
「じゃあ、なんなのさ」
「…オレが思ってたより、相手の方が本気だったんだよ。そんで、どうしようかなと思って」
「マジで…」
「おお」


秋丸はしばしの間黙っていた。
気の利いた言葉を思いつかなかったのだ。

「榛名は、どうしたいの」
「オレか…」

ようやく秋丸はまともに口を開いた。
榛名が大げさに眉をひそめて腕を組む。

「そっからが問題なんだよ。オレも、まさか、本気だとは思ってなかったから。けどまあ、それならそれで、付き合ってもいいんだけど……」
「あ、そうなの?」
「ただ、問題はさ。ちっせえかもしれないけど、この先、一生、女子は触ることがないまま終わるのかなって思うと、ちょっとだけ、な」
「そこがよくわからないんだけど…。なんで? 彼女出来るんだよね?」
「彼女ったって、男なんだよ」

このあと、たっぷり4分間ほど、秋丸は言葉をみつけられずにかたまっていた。

「休み時間、終わっちゃうじゃん」

ようやく、榛名が小さくつぶやく。

「誰? 相手」

しぼりだすように秋丸が聞いた。

「………タカヤ」


そのまま午後の休み時間の終わりを告げるチャイムが響いた。

その日、放課後の部活動が全て終わっても、ふたりはもうこの話題を持ち出さなかった。


帰り道。
一人になった榛名は家より100メートルほど手前にある夜の公園で、誰もいないベンチに腰掛けると、公園内を唯一照らす電灯のしたで、おもむろに携帯をかけた。

息をつめて待つ。
つながった。

『はい』

相手がそれだけこたえる。

「お前、いま、話できる?」
『はい、まあ』
「そっか。あのさ、聞いておきたいんだけど」

柄にもなく少しだけ、声が震える。

「オレのこと、好き?」

『…はあ?』

「好きかって聞いてんだよ」

『………』

「どっちだよ」
『どっち……』

はあ…と榛名はため息をついて、それから少し口調を強めてこう言った。

「もしお前がそうだっていうんなら、付き合う気で電話かけてんだよ。ハッキリしろよ」

電話の向こうで、相手が動揺しているのがわかった。
けれど、待つ。

『……スキ…ですけど』

「そっか。わかった! んじゃ、またな」
『え? おいっ……』

電話は切ってしまった。
逃げるように。

はああ、と榛名は夜の公園で息を吐く。
そうしてうずくまったまま、しばらく動かないでいた。

だが、気力が戻ってきたのだろう。突然、彼はスクッと立ち上がると、地面を強く踏みしめて、真っ直ぐ、早足で自分のマンションに向かっていった。

口元には満足げな笑みが浮かんでいる。

榛名は歩くごとに、自分の中に新しい力が沸いてくるのを感じていた。


***********
オチとかないよ! ヤマもなかったかもしれないよ! とりあえず、なんで書いたかもわからいよ。でも書けてよかった。すみません、今日はこれで寝ます−。
次は、ちゃんと続きものいきます。ではでは、です。

▼追記

三文字(ハルアベ 小ネタ)

「オレの好きなところを三文字で言ってみてください」
「はあ? なんだよ急に」
「いいから。はい、よーいドン!」
「だから待てって! ……三文字、ってなんで?」
「短い言葉でまとめようとするから、そのぶんいろいろ考えるでしょ? そういうゲームですよ」
「どっからそんなネタ拾ってきたんだよ」

ジッ

「わ、わかったよ。そうだな、お前の好きなところ……『垂れ目』」
「えー」
「不服そうな顔すんなよ。じゃあ、あと、『エロい』」
「最低…」
「こんなのはどうだ? 『タカヤ』」
「え?」
「まんま、お前が好きってこと。トキメキそうな言い方だろ?」
「ちょっとベタ」
「めんどくせーな−。じゃー『ほしゅ』」
「ひらがな…。まあ、ギリですね」
「でも、まだなんか出てくる気がすんだよね。 あ! 『アンタ』!」
「なんで?」
「だってお前、そうそう人のことアンタ呼ばわりしてないじゃん。いくらタカヤでも」
「そうでしたっけ?」
「だって、西浦の奴らそう呼んでる?」
「呼んでない」
「だろ? お前、シニアん頃からオレのことはしょっちゅうアンタ、アンタ言ってたじゃん」
「それって嬉しいことなの?」
「よくも悪くもオレのことイシキしてるからそういう言い方になるんだろ。オレはずっとそう感じているぜ」
「なっ!! ち、ちげえよ!!」
「どうかねぇ」
「アンタはそんなことばっかり…」
「ほら、言った! オレ、そんなタカヤが好きだから」
「あーも−、アホらしい!」

********
すみません、小ネタで乗り切りました。
▼追記
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