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人間大學

とゆわけで、日曜日は毎月恒例の鶯谷企画に参加して参りました★


美容院が長引いたのでちょっと遅刻。


会場に着くと、特典映像が丁度終わるところで、すぐに今回のメイン企画【学校】がスタート★


先ずは魔ゼルな規犬先生の【保健体育】★


面白い映像と解説で、新しい切り口の保健体育を展開!


やんわりな授業に油断していたら、何やら危ない雰囲気が…!


【科学の膜を使ってAします!】


と、サランラップを取り出す魔ゼルな規犬。


会場に女の子が私と音量ちゃんの2人しかいない中、ああやっぱり私になるわよね、って状況で、ぴらりと1枚、サランラップを顔前にあてがわれる。


そう、ラップ越しのキス大会という、罰ゲームによくある(?)感じのものを、ね。


まぁ何か、身内しか居なかったし半分観念してやることにしましたが、やっぱりいい気分にはなれないよね(苦笑)


Lalaちぃには鼻の穴を舐められ、マンモスさんは高速すぎて良くわからず、魔ゼさんがやたら嬉しそうで、音量ちゃんは女の子だったから良かった!(笑)


する側は照れるみたいで、される側はちょっと人間不信に陥りそうになるゲームだなと思いました。


その後、TASKEさんがペニバンを装着し、


【次はBです!】


と、ペニバンにサランラップを巻き、それをしゃぶる、という大会が…。。。


先ずはLalaさんがペニバンを咬え込む。


何か、見てるだけでも色々キッツイ感じでした…(*´д`*)


その後、魔ゼルなさんが手のみで応戦★


何かちょっと嫌そうにしてたのが面白かった…★


私もやれと言われましたがこれは流石に断りました。


そんなこんなで次の先生にバトンタッチ★


Lala先生の【音楽】の時間★


何だか愉快な機械(音を認識して音階を作る…?)を使って、1曲。


最初単音だったものがみるみる曲らしくなって行く様は素晴らしかったです★


Lalaさんのお母さんの詩吟(?)も良かったです!


嘘と本当を織り交ぜて私にはサッパリ分からない専門的な感じでしたが、妙に説得力あるのが怖いところ…!


で、続いて私の【美術】


授業、というよりは、やりたいことをやらせてもらった感じでした★


Lalaさんの体全体を白塗りにして、赤のグリースで彩色して行く。


背中の部分は会場のみんなに描いてもらうはずが、ペンのインクが出なかったのが誤算でした(つд`)


私は隈取りみたいなメイクにしたくて、でも、予備知識あまりないままにやったらあんまりカッコ良くなりませんでした。


要精進です。


会場は暗いから分かり辛かったけど、外に出てみたらちゃんと白塗り出来てて良かったです★


ららちぃご協力有難う!


そして、TASKEさんの【ポエム学】


即興詩を指名されてやったのですが、いきなりはやはり難しいなぁと実感。


それっぽくまとめあげられる詩人やラッパーって凄いのな、と再認識。


授業全体で言うと、反抗的(?)な生徒ばかりで先生は苦戦を強いられていたみたいですが、こういうアンチな状況の時こそ、どうしたら興味を持ってもらえるのか、について良く考えれるキッカケになったと思いました。


TASKEさんにはINVADERさんを唸らせて欲しいですね★


そんなこんなでイベント終了!


皆さんお疲れ様でした★

本日美術講師します!

【5/23(SUN)】

@鶯谷「ワッツアップ」さん
www.qurie.ne.jp


 <行き方>
山手線の上野の隣「鶯谷(うぐいすだに)」駅北口から30秒!
北口出てスグのオリヂン弁当の所の路地に入ってスグ!
03-3875-5858


◎18時オープン/千円(ドリンク付)

 
・授業:「詩」講師@TASKEの"ポエム学"


・授業:「保健体育」講師@魔ゼルな


・授業:「国語か音楽」講師@Lala


・授業:「美術」講師@綾小路★流騎亜 (キャンパスLalaへのボディアート予定)


 ※序盤に特典映像有り!




私はららにゃんの体を借りてアートします!


タイトルは
【白と赤の衝動】
です!


お客様参加型時間あります!


そして今日はこれから髪を染めに行きます。


雨だけれど気分くらいは晴れやかにいたいものですね★

デザインフェスタ

そんなわけで土日は


【デザインフェスタ31】
@国際展示場


へ行って参りました★


目的の中心はこもちゃんとしょーこちゃんと東京ディスティニーランド氏のファッションショー、【はじまりのせかい】


まず会場にたどり着くと、当日券を買うための長蛇の列が…


行くって決めてたんだから前売りを買っておけば良かったと後悔しましたが、まぁ、結構サクサク進んでたので30分くらいで場内へ。


何度もブースNo.確認してたはずなのに、お約束で迷子。


私はこもちゃんのブースに行きたいのに、何故か色んな一眼レフ持ったおじさん達に呼び止められ呼び止められ、写真をバシャバシャ撮られる。


初日は1人カーニバル(キャサリンさん命名)でしたから、カラフルで人受けがとても良かったように思います。
子供になつかれたのが意外中の意外!でした!


ブースが4階だと気付くのに暫くかかって、慌てて4階へ。


本来なら開演予定時間過ぎてたんですが、予定も遅れていて私が到着したときにはまだ準備中★


良かった、と胸をなで下ろし、開演を待つ。


先ずは東京ディスティニーランド1人芝居、【生と死のワルツ】


これは先日亡くなった吉田さんの友人に向けて送られた作品で、吉田さんは好きなようにやっていた。


芝居、というよりは主張、に近かった気がした。


何だか起き抜けのような、不意を突かれたような語調で、頭に、体に台詞が入ってこない、馴染まない。


で、実は内容を殆ど覚えていない。


でも、それで良かったような気もする。
きっと、私が必要としない養分だったに違いないから。


最近芝居とか映画とか見たりしているとこういうことが良くあるのだ。


人と喋っててもあるんだから困りものである。


このタケルさんという亡くなってしまった女の人には私、1回だけ会ったことがあって、随分と格好良くてサッパリした人だって印象があった。


言葉は彼女へ…?自分へ?何処へ流れて行くのかなぁ〜とぼんやり。


流れるものを止めるのは難しくて、躯体の隙間をさらさら、と流れてく。


あーあたまがぼんやりするなぁ


会場内の知人を訪ねに行ったりもしました。


中野さんは【受付】をやっていて、名前の通り色んなことを受け付けてくれました。


美少女さんの新作のお人形はでっかい!
凄まじい存在感で圧倒★


モイラちゃんの可愛さにキュンキュンし、戻ればファッションショー【はじまりのせかい】が始まる。


初日は走った走った!
1時間以上会場内を疾走する東京ディスティニーランドをお客さんが追いかける感じ。


非常に疲れた。
が、あれはあれで良かったのだと思う。


【今回好きにやっていいといわれたので好きにやります】


と何度も口にしてた吉田さんの自由さがあったし、こもちゃんの寛容さがあったし、お客さんのわくわく感がちゃんとあったから。


デザフェスって、決められたブースに収まってただ座って展示販売!って人が多すぎて、会場も広すぎるし、それをただただ見て回るのが私は疲れちゃう。


だからあれだけスポーティーだと、何か、訳わかんねぇけど楽しい!って思えちゃうから不思議。


そして夕方、1人芝居【マリアの胃袋】が開演。


私は魔ゼルな規犬さんのステージを見たかったからこれは最初からちゃんと見る気がなかった。


完全版を7月の魔ゼルな企画でやるらしいから、私はそちらを楽しみにしています。


しかし、衣装が大変に可愛い!


さっちゃんとかと話したりしていたのだが、デザフェスはカラフルな人や真っ黒な人は沢山いても、これだけ真っ白な人はいなくって、だから凄い目立ってたし綺麗だったの!


吉田さんのスタイルとこもちゃんのセンスと、ゴチャゴチャし過ぎている会場が素晴らしく化学反応!


とか、物語を全然聞かないままに色々考えていて、時間が来たので魔ゼルなさんを見に行く。


【マリアの胃袋】デザフェスバージョン(?)は、最後美少女さんのブースまで行って戦ったりしたみたいです。


魔ゼルなさんのステージは初日の締めくくり。


会場内の一角にあった暗いスペースで。


デッカいスクリーンに映像を流しながらのパフォーマンス★


演説が映像と完璧にリンクしてて素晴らしかったな!


残念だったのは出演時間ですね。
もっと人が沢山いる時間帯に出来たらまた熱気も違っていただろうに!と思いました。


魔ゼルなさんもゲリラとかのが映える気がしました。


そして2日目。


私は全身真っ黒で魔族的(?)な感じで会場入り★


面白かったのは、初日とは正反対な人々の反応!


近寄って来る人が少なく、子供は怖がってた!(笑)


こもちゃんのとこの開演が凄く遅れたので、色んなブースを見て回ることに。


時間潰す方法が沢山あるのがデザフェスのいいところですね★


モイラちゃんはこの日も可愛い(〃▽〃)


そして15時、何故か【本間くん式デザインフェスタ横断ウルトラクイズ】、というクイズ大会が始まる。


20年以上前のアニメージュのふろくからクイズを出題して、優勝者を決める、といったもの。


名前の通り、ステージ毎に場所を移動して、決勝戦はビックサイトをバックに野外で!


何だかとっても【イベントだ!】って感じで楽しかったです!


見事優勝したのはキャサリンさん!


優勝者には東京ディスティニーランドの年間フリーパスが進呈されました!


おめでとうございます!


そして、夕刻、【はじまりのせかい】が始まる。


2日目は初日の反省も踏まえてか、着替えを沢山して、走ったりしないで、ファッションショー!でしたよ。ちゃんと。


通路の比較的広いスペース、レストランスペース、エスカレーターの前の踊り場…あらゆる場所でくるくると衣装替えをしてゆく東京ディスティニーランド。


彼の姿勢も、こもちゃんの衣装も、デザインフェスタという場所も、全てが何か異物で一つになれない感じが良い。


見たい人は追いかけて、その場所では強制的に見せられる人たちも存在して、会場内に点在する人物と触れ合って、せかい、を生んでゆく


生む、ということだったんだろうか…いや、そうでない、生まれる、ということだった気がする。


個人的なことですが、考えるところ、ありました。


ああ…台本書かなきゃ…(独言)


そして、【超時空宿屋マクロス】を。


時間が切迫していたのですが、私もこれは見たい!と思っていたので、どうか途中で止められませんように…!とハラハラしながら見ていました。


東京ビックサイト、という超時空宿屋マクロスからの脱出。


彼女が見たもの、感じたものは彼女にしかわからなくて。


ただただ、姿を見届ける。



余談だけど私はマクロスの主人公、一番最初の名前が好き。マグロちゃん。


そんなわけで無事に2日間のイベントが終了!


こもちゃん、しょうこちゃん、吉田さん、そして、色々功労者だったたたみさん!
お疲れ様でした!


おかげでとっても楽しめました!


こどもだまし、そして東京ディスティニーランドのこれから、もまた楽しみであります!


そう遠くない未来、こどもだまし×ルーシー×伊園るきあを実現させたく思っているんです!


わくどき!


打ち上げは芝居の話を沢山してた気がするけど寝不足であたまぼんやりーだった!不覚!


写真は気付いたら300枚以上撮っていました。
ケータイなんで画質良くないんですが、段々コツを掴んできた気がします。


納得出来るいい写真が幾つか撮れて満足でした★


人が撮ったものと比べたりすると、やはりその人なり、が出ていて面白いです★

しながわ水族館

日曜日はルーシーさん・今村君・ユーリさんと一緒に、しながわ水族館へ★


とってもいい陽気でお出かけ日和♪


品川では横浜の海兵学校みたいなのの男の子達がわらわらしていて、大森海岸は静まり返ってた。


大体大きなアミューズメント的な建物ってのは【こんなところに?】ってとこにある。


わくわく★
入館★


私を釘付けにしたのはサメとカメとタコとアザラシでした!


アザラシは酷かった…


陰部モロ出しだった…!


そして、チラチラこちらを見ながら、奴は、スパァン!と腹を手(?)で叩くんですよ!


戦慄と共に爆笑しました…!


ウミガメの悠々と泳ぐ様はとても素敵(=°ω°=)


タコのモンスター性!とか。


サメの格好良さ!とか!


その後は公園でビール♪


うまいね、しかし♪


それから公園をぐるりと一周して、ねこにゃんを沢山見て、殺風景な大森海岸を離れ、梅屋敷にぶらり下車★


折角だから地域に根ざした感じのお店に入ろうと、年季の入ったパスタ屋さんに突入!


そこは夫婦2人で30年以上続けてきたっていうお店で、日曜日にしては予想外に混んでいたのか、店内は慌ただしい様子。


ホントに夫婦2人しかスタッフがいなくて、お客さんが6組くらい居て大変そうで、私たちはお店の看板メニューだった【なないろぱすた】なるものを注文したもんだから、更に大変になってしまった厨房。


7時までは半額!
という、グラタンとパフェとクレープを食べたり、合間合間で、お父さんとお母さんが申し訳なさそうに


【お待たせしてしまって申し訳ないから…!】


と、サービスで出される品物の数々に我々驚愕…!


チョコレートがかかったシュークリームやら、生ハムとサーモンのアンティパスト的なものやら、スティッククッキー(?)の生クリーム&チョコレートやら3種類もサービスで出てきたよ…!


どんだけなんだ…!


厨房からわざわざ私たちのテーブルにサービス品を持ってきてくれるお父さんの笑顔の良さといったら…!


もう胸キュンですよ!


【なないろぱすた】は凄まじかった!


カボチャの黄
トマトの赤
ほうれん草の緑
ミート&クリームの橙
くちなしの青
紫芋の紫
サーモン&クリームの桃


お味は…


それぞれ単品より全部混ぜた方が美味しいかも…!(ぇ)


兎に角いいお店だった…!


色々衝撃…!


梅屋敷に来た際にはまた絶対寄ろうと思ったのでした★


ルーシーさんの話がホントに面白くて、水族館からずっとヒィヒィ笑ってた気がします!


楽しかったあ★


やはりバイトと家の往復生活は良くないですね!
外にでないと!


最近はデザインフェスタに何着ていこうか悩んでいます。


2日間行くからなぁ…!


にゅんにゅん(*´д`*)

玉の井と鳩の街

日曜日、鎌倉にいるときにボイスを見ていたら、猫道兄さんが
【明日、街散策します】
と書いているのを見つける。


鎌倉から東京に帰ってきたときはぐったりとしていて、翌日元気があったら参加しよう、と就寝。


月曜日、集合時間2時間前に猫道兄さんに連絡。


そしたら、参加OKのお許しが出て、正午。


東武亀戸線、という、初めて乗る電車に揺られ、東あずま。


参加したのは、前日呼び掛けしただけにも関わらず8人(前回は2人だったらしい)


◆猫の兄貴…猫道節の人。主催者。

◆ミスターM…新宿でエアガン持ってケイドロとか、樹海に肉の塊持って立て籠もったりしてる人。

◆ニッシー!…猫道さんの昔からの知人。バイクや自転車レーサー。

◆テトラちゃん…稀有な存在

◆クロラくん…現在は本名で活動してる詩人の人

◆DJ soa…黒いコートの小躍り男

◆るきあ…魔女になり損ねてキチガイ

◆dry gay…愛の伝道師。ろんりぃしゃいがい。途中参加。


という面子で、東あずまを取り敢えずあてもなく出発。


何か、気になった物があったり、勘で小道とかに入っていって何となく目的地を目指す。


ゴールデンウィークだからなのか、それとももともとそうなのか、街はひっそりとしていて、カメラやらケータイやらを掲げた妙な団体が練り歩く様は奇妙以外の何物でもない。


気持ちいい五月晴れの街中を、ひたすらに歩く。


トタンで覆われた家やら何やら分からない建物が多く、【ここは指定工業地域です】と書かれた看板を至る所で目にする。


ただひっそりと、そこに在り続けるものたち。


私達は部外者なんだ、ということを散策の始めからバシバシと感じる。


フラフラとさ迷い歩いていると、墨田区の清掃工場にたどり着いた。


【見学者の方、どうぞご自由に中へお入り下さい】


の看板に誘われて、私達は工場の中に足を踏み入れた。


建物内はひっそりとしていて、従業員の気配1つない。
そして、薄暗い。


薄暗いのは節電のため、らしいが、私達は電気をつけないまま、夜の学校や病院に忍び込んだような気持ちで館内を物色し始める。


資料のようなものや、小学校が描いた環境問題のポスターが至る所に散りばめられていて、それらが薄暗い建物に妙に浮かび上がっていて不気味。


見学者用の特設窓からはゴミ処理の過程が見れるようになっていて、管制室に人が居たりしたが、私達はチラ見されただけで、こちらもチラ見しただけで、干渉なし。


順路を無視して見て回っていたので、最後の方にゴミのクレーンがある場所に行き着いた。


蜘蛛みたいな大きなクレーンがひたすらゴミをかき回し、細かくして焼却炉へ放り込む。


その間にも次から次へとゴミが運ばれてきて、巨大な空間に堆く積まれて行く。


8人の大人たちはその光景にその場から動けなくなり、30分以上立ち尽くしてた。きっと。


その後資料室で小学校の感想文を見たり、決して子供向けにしちゃいけないようなおぞましい(?)本を見たりして、清掃工場を後にする。


その後迷い込んだのは、皮革や樹脂などを扱う、小さな工場が犇めく一角。


今も尚稼働しているとは信じがたいようなボロボロで汚らしい施設。


けれど人が居て、機械が動いていたりする。


引き延ばされた何かの皮が、何枚も何枚も重ねられ、積まれ、異臭を放ち、毒々しい色の液体や、錆び付いて原型を留めていない鉄の塊や、何故かあちらこちら、酷く崩れかかっているブロック塀。


だんだんと、言葉を失ってしまった。


というか、安易に入り込んではいけない、という気持ちになってきてしまったのである。


ここで今尚生きている人たちが居て、劣悪な環境の中でも世界に誇れる技術が存在して、私はこんな気持ちで入り込んではいけなかった、此処へは。と、気が滅入ってしまい、1つ1つを慎重に観察できなかった。


そんな時、ちょうど荒川に出た。


人工的であるとはいえ、広々とした緑の河川敷には沢山の人が居て、道路一つ挟んだ場所でこの違いである。


兎に角私達は堤防の上を歩き、吹き抜ける風に何だか気力を取り戻せそうで、駅前で食べ物を買ったりしてまた荒川に戻り、緑に腰を下ろして暫く休息をとった。


実に長閑で、だから残酷な昼下がり。


そこから2人離脱して、6人で次なる目的の場所、玉の井を目指す。


昔は栄えていたであろうその場所も、現在は殆どその姿を残さずに、新しい生活が根付いている。


しかし、痕跡はまだある。


散策に場慣れ(?)している猫道兄さんらはそれらを見つけるのが非常に上手い。


私なんか目が節穴なんじゃないかと思うくらい見つけられなかった。


昔私遊郭だったその場所のヒントがいくつかあって、まず、少し洋風な造りをしているということ。


柱が円柱形をしていたり、からふるなタイルが壁面に貼り付けられていたり、窓が丸窓だったりするのだ。


そして、政府から黙認されつつ営業していたそれらは、表向き【カフェー】を名乗らされたりしていたらしく、その名残が今もあったりする。


兎に角目立つ場所ではないし、一般住居に紛れて今もひっそりと、人が生活していたりするボロボロの建物は、美しくも物悲しい。


何ともまたやりきれない気持ちになって、途中で見つけたベンチに腰掛けて暫し動けなくなる。


しかし、最後に鳩の街が残っていた。


途中でみんなでハムカツ食べたりしてエネルギー補給し、玉の井からおよそ1キロ程離れた場所にある、鳩の街へ。


すっかりと日も傾いてきて、昼間とはまた別に、不気味にそそり立つ古めかしい建物がごちゃりと乱立する地域に迷い込めた。


鳩の街は玉の井よりももっと明確に、その歴史を残したままでいるように思われた。


寿司詰めのようにされた小さな住宅がギチギチと音を立てているかのような圧迫感。


その一帯だけ、世界が傾いてしまっているかのようだった。


大人数でなかったら、きっと危なかった。
引きずり込まれそうで。


それまでは勝手気ままにふらついていてまるで集団行動が出来ていなかった私であったが、鳩の街は1人で歩けなかった。


何だか色んなものがカラッカラであったのに、もうこれ以上は、という不気味な満足感と共に散策終了。


19時を回っていた。


打ち上げでみんなで食べたもんじゃが何て平和的なんだろう、と、ちょっと泣きそうになったのは此処だけの話である。


自分の撮った写真を見返してみたら人ばかりを撮っていた。
無意識的に、立ち入っちゃいけない何か、に縛られていたから。
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