昨日、バイトに行ったら色々咳込んだりしてて、一昨日と調子は変わっていなかったのですが、昨日まで居なかった店長からダメ出しを受けまして、
【今日はもう帰っていいから病院へ行け】
と言われ、事前にレッスンを休んでいたのもあり、ここは観念して病院へ行くことに。
それにしても久々に病院に行ったなぁー。
多分前に行ったの2年前とかだと思うもの。
熱計ったら微熱で、診察受けたら
【あーあぁ、扁桃腺が酷い】
と言われ、レントゲンを撮り、インフルエンザの検査をし、何か、シュコーシュコーと蒸気が出る機械で喉の消毒をし、点滴を打つ。
何かフルコースっぽくて笑える(笑)
【薬、これ、麻薬みたいなやつだからね。】
と、ニヤリとしたおじいちゃん先生に強い咳止めの薬をもらう。
麻薬みたいなやつ…?
そんな説明有りなんだろうか(苦笑)
結果的に言うと気管支炎らしい。
あーあぁ。
そんなわけで、病院に小一時間程いた後、巣鴨の酉の市へ足を運びました★
巣鴨の酉の市は毎年足を運んでいて、【アルル】ってパン屋さんがやってる実演販売の揚げたてドーナツが激ウマ!なんですよ♪
このドーナツの為に行ってるようなもんです!
通常営業の時はこのドーナツ売ってないんですよ、このお店。
酉の市限定!
【今揚げますからね〜】
といって、じゅわじゅわと揚げられたドーナツを買い込んで、ホクホクしながら神社参拝★
巣鴨は人が少なくて快適ですよ♪
参拝後にはお神酒が頂けるし、くいっと飲み干し、るんるんと浅草へ。
お友達のこもちゃんと一緒に浅草の酉の市行こう!って、お昼くらいに決まったのですよ♪
浅草の酉の市は去年の夜中に行ったので、夕方からっていうのはまた新鮮で★
浅草雷門で待ち合わせして、人の少ない仲見世を通り、神社を目指す★
近付くにつれ、人が増えてきて、
【参拝の最後尾はこちらでーす!!】
の警備の叫び声。
見ると大行列!!
去年は深夜2時とかに来たからあんまり人がいなかったので、あまりの人の多さにビックリ!
でも、警備の人に聞いたら待ち時間20分くらいというし、折角だから、と最後尾に並んでみる。
思ったよりもするすると進んで、話しながら待ってたからそんなに並んだ感じがしませんでした♪
じりじりと神社に近付いてくのが逆に有り難みが有るような気がして(笑)
神社の入り口でバイトらしき、若いお兄ちゃんの振り回す(?)フサフサ付きの白い棒(←名前が出てこない…死))で頭を撫でられる★
じりじりと進んでいく間、ずらりと犇めく熊手屋さんの風景を楽しむ。
熊手、ホントに綺麗です。
浅草は有名人がオーダーしてる熊手が沢山飾ってあるからまた豪華絢爛な感じで♪
熊手購入者に福が来るようにと、お店上げての三三七拍子が至る所から聞こえてきて、ああ、何かやっぱりいいなぁ〜、と思うのでした♪
参拝所はカオスな感じて、何かバーゲンセール状態(笑) もみくちゃにされながらも何とか参拝して、人の波を掻き分けて順路に出る。
何か、お坊さんが読経してる所があって、そこも異様な雰囲気で。
見た中で一番巨大な熊手が中に飾ってあって思わず覗き込む!!
一歩神社の外へ出ると、迷路のようにずらーっと軒を連ねる出店の数々!!
これを見て回るだけでも何だか価値がある気がする。
右に行ったり左に行ったり、あっちこっち歩き回って私達が足を止めた出店は、どれも職人技光る出店。
幸運の金の小槌を売っていたおじいちゃま。
かなりのご高齢とお見受けしたのですが、プルプルと震えながら、こにょこにょと口上を述べながら、震える手でミニマムな小槌に更にミニマムな部品を入れてゆく。
その手で渡される金の小槌。
何だか本当に御利益がありそうな気がして来ちゃいます★
そして、こもちゃんが見たい!と言っていた七味唐辛子の実演販売屋台。
風邪気味らしく鼻をすすりながら、けれど素晴らしい口上で七味唐辛子を一人づつに作ってゆくお姉さん。
【こっからおまけ、よーく見といてよ、ダブルのおまけ、ダブルダブルのおまけ、トリプル!私の気持ちを入れて、お姉さんの気持ちも入れて、もひとつおっまけ!!】
って、お皿の上にてんこ盛りに盛られてゆく七味。
天晴れだったなぁ!
しばらくの間ぼけーっと眺めちゃいました!
お姉さん、七味買わなくてごめんね(>_<)!
そして、古びた屋台で飴細工をやってて。
薄汚いメニュー表に、ずらりと書かれた動物やら何やらの名前。
値段が上がるに連れ、細工の細かいものになるみたいで。
中にはリクエストされて作ったんだろうなぁ、と思われる、アンパンマンやらゴジラ。
ペガサスに並んでゴキブリ、とかがあったりと面白い★
ちょうど私達が屋台の前で足を止めると、わらわらと子供たちが現れて、みな一同に
【飴風船!】
とお小遣いを出す。
飴風船、というメニューは一覧には無く、私達が首を傾げていると、屋台のおじさんが箱の中から飴とストローを出して、子供達に差し出す。
飴細工が並べられたとこに、割り箸だけってやつが2本立てられてて、
【この間に通らないくらい大きく膨らませたら500円のやつな】
って言ってるの。
子供達は慎重に飴風船を膨らませてて、結構難しそうだったんだけど、途中で割れちゃっても
【急げ、急げ!自分の失敗は自分で何とかするんだ!】
とおじさん。
つまりは、割れちゃってもまたこねて再チャレンジしてもいいってことみたいで。
ただ、飴が乾いちゃったらお終いだから、子供達は目を白黒させながら風船を膨らませてて。
もし大きく膨らませなくっても、飴風船の飴はそのまま食べることが出来るし、損ではないのだ。
その様子やら、見る間に飴の固まりがペガサスやらヒツジやらツバメに変わってゆく様子を、またも大人二人、ぼんやりと鑑賞(笑)
いやぁ、いいもん見れました!
ご飯は、好きなソースかけ放題のチキンステーキとチャプチェ。
チキンステーキには七味マヨネーズとネギ塩ダレをかけて、サービスのキムチと共に★
ソースが兎に角美味しかったし、キムチも程よい辛さと味★
チャプチェは普通の焼きそば食べるより全然美味しくて、ごろり、とした巨大な木耳に幸せを感じたり(笑)
こちらもサービスでキムチがついてきたのですが、流石韓国人らしきお兄さんがやっていただけあって、酸味があり、あとからジワジワ辛さが来る本番系の味で…!
ぅはあー!満足!
と、また屋台の花道をウロウロしだしたら、坊主頭の陽気なおじちゃんに
【一杯奢るから飲んでいってよ!】
と誘われる。
お店に張り出されてたメニューの
【当たり女】
を
【あたりおんな、って何だろうね…?】
とか足を止めてしまった私達は、まんまと店内に引き込まれる(笑)
因みに、
【あたりおんな】
ではなく
【あたりめ】
と読むんだよ、と教えてもらい、恥ずかしいやらなんやらで(汗)
坊主頭のマスターにビールをご馳走してもらい、室鰺の干物をオーダー。
出てきたと思ったら
【これも食べなよ】
と、金目鯛の干物も出てくる(笑)
私達が座ったときには、綺麗なお姉さんが一人でワンカップ飲んでて、
【3時くらいからうろうろしてたのー】
と。
こもちゃんは早速
【服とか作ってそう…!】
と言われてて★
お店にいたもう1人のお兄さん(駱駝と呼ばれていた)が舞台役者さんで、坊主頭のマスターもテレビドラマとかにちょこちょこ出てるらしく、何だか不思議な感じでした。
そうこうしてると、近所に住んでて、坊主頭のマスターと知り合いらしい小学生の姉妹が現れる。
綺麗なお姉さんが、
【お姉さん今日稼いだから、そうだな、お姉さんのお仕事当てたらなーんでも好きなの奢ってあげるぅ★】
と、11歳の女の子に。
うーん、と悩む女の子に
【見た目でわかるっしょ】
と、ケラケラしてるお姉さん。
【ヒント!】
と言われて、
【そうだなぁ…ほら、あっちの方!何がある?】
と、指を指すお姉さん。
【ああ、あれか。】
と一言、女の子。
【おじさんが来るところでしょ】
とスッパリ。
【おー!正解!何食べる?】
と嬉しそうなお姉さん★
【ホタテ。でも、なんであそこはああいうのいっぱいあるの?】
と、女の子。
【うーん、江戸時代からあるんだよー。あ、ホタテくださーい!】
とお姉さん。
何かちょっと唖然としてしまった(苦笑)
お姉さんは女の子に【花魁】と呼ばれ、女の子は【みくちゃん】と言うらしい。
そんなみくちゃんが、突然こちらにぐるり、と振り返った!と思ったら、ひしっ!とコートの袖を掴まれた私。
そして、しばらくの間、じぃ〜〜っと見つめられる。
なんだろう?と思っていたら突然、
【………かわいい…!】
と吐息混じりに告白された!!(笑)
ドキドキしちゃうじゃないか!(笑)
昨日おさげだったからかなぁ(笑)
でも、その辺の男に言われるよりも、11歳の女の子に言われるその一言が素直に嬉しかったり(笑)
みくちゃんに趣味を聞いたら、
【絵を描くこと】
というので、持っていた白い紙にお絵描きしてもらうことに★
それが、予想外に絵が上手くってびっくり!
【将来は漫画家かな!?】
と聞くと、
【ううん。建築家になりたい】
とこれまた驚きの返事が帰って来た。
しっかりしててビックリでありました。
その後もちっちゃい子連れのファミリーが来て、お店も随分な賑わい★
ちょっと目を離したすきに、4歳の女の子が椅子から転倒して泣いちゃって。
【あはは、すいません、酔っぱらってるみたいで】
というお父さんのギャグを打ち消して(笑)お母さんが
【どこが痛いの?】
と聞くと、右側頭部を必死に押さえながら泣く女の子。
【よし、いたいのいたいの、とんでけー!】
と、お母さん。
すると、坊主頭のマスターが、
【あ!!お兄さんにいたいの飛んでった!】
と駱駝君を指差す。
駱駝君は咄嗟に右側頭部を押さえ、
【痛い、痛い、痛い〜!】
と大騒ぎ!
女の子、はた、と駱駝君を見る。
すると、駱駝君が
【痛いのとんでけー!】
と、坊主頭のマスター目掛けて痛いのを飛ばす。
すると、坊主頭のマスターも
【痛い、痛い、痛い〜!】
とやり出した(笑)
女の子、きょとん。
そしたら、花魁なお姉さんが
【今度はあっちに飛んでったー!!】
と、私を指す。
【痛い、痛い、痛い〜!】
と、やりました(笑)
女の子、ぽかん。
お母さんが
【いたいいたいは?もういたくない?】
と聞くと、女の子はこくりと頷いて、未だキョトン顔(笑)
いたいのとんでけー!が成功する瞬間を初めて見ました!(笑)
ファミリーが帰り、場が落ち着いたので、こもちゃんとあったかいワンカップを呑みながら色々語る。
みんな闘っています。
闘っている人は素敵だし、私もいつも闘っていたいのです。
自分、というものを持つこと、肯定すること、抱きしめること。
他人には出来ないこと。
他人にしか出来ないこと。
自分では埋められないものを求めているんだけど、何を求めているかがイマイチはっきりしなくて。
そんなの厭で、体中掻き毟っているんだけど、増えるのは瘡蓋ばかりで。
瘡蓋を剥がす指にこびり付く血が赤すぎて気持ち悪い。
そんな感覚。
いや、私の話です。
私は子供に憧れる子供なんです。
背伸びして塗った口紅がえらく、ハミダシテイル。
雨が降ってきてしまったので、陽気なお店を後にする。
去り際、マスターの抱擁が熱すぎてちょっと戸惑う。
平日夜の浅草は人も疎らで、私達は幸運にもあまり雨に打たれずに帰路に就いた。
小さいけれど沢山の出会いがあって、素敵な夜でした★
こもちゃんお付合い有難う!