遅れましたが、13日の土曜日…
吉田ミサイル14時間のつもりが18時間半(てへ☆)一人芝居
【善人の王国、雨の都】
@タナトス6
を見て参りました★
私はお家での準備がバタバタとしていて、開演ギリギリに会場に到着★
スタートの時間、そんなに人はいないだろう、と思っていたのですが、これが結構な人数で★
信さんがいたので一緒に見ることに♪
第一演目【崖の上のポニョポニョ〜ブリュンヒルデ編〜】
先日赤旗JAMで同タイトルを見たのですが、その時は3人芝居で、私は吉田マリポーサの【キムラタクヤ編】をメインで見ていたので今回このシリーズが楽しみで♪
ブリュンヒルデ。
ミサイルさんのお芝居は前回と比べる、ということが出来ないものだと思っておりますが、いつ来るか!?…と思われていた生オナニーは今回お話に組み込まれていませんでした。
代わりに、陰部切断。
飛び散る血飛沫に悲鳴。
会場も自身も真っ赤っか〜の♪ポーニョポニョポニョ、山田ブリュンヒルデサイバトロンが人間になるために樹海をさまよう。
やがて淫婦と化してしまったブリュンヒルデが身に覚えのない子を孕み、産み落とすところで続編に続く。
スッキリとしていたのではないだろうか('∇')
幕間でカーテンからひょこりと顔を出し、
【次はこんなに暗くないからね!】
と言うミサイルさんがいつも好きだ(笑)
第二演目【伝説のオウガバトル】
こちらも見るのは2回目。
今回は二演目目ということもあり、かなりのハイテンションで良かったですね〜♪
私、この話好きだぁ、と再確認。
いじわるじいさんの家から桃太郎を強奪してきたおじいさん。
桃太郎が鬼ヶ島に行くのが心配で、自ら現地に乗り込む。
あわや鬼に取って食われようかというその時、花咲かじいさん・瘤取りじいさん・浦島太郎・ポムじいさんからなるじいさん戦隊に助けられる。
しかし、こんな危ないところに桃太郎を送り出すわけにはいかない、と、鬼ヶ島の戦いを拒否。
迷った挙げ句、浦島太郎が若返り、桃太郎に扮して鬼と戦う…というようなストーリー★
笑いありアクションあり。
そこらのエンターテイメント芝居を見に行くより全然面白いと思う。
じいさん好きの私には堪らない★(笑)
第三演目【くるぐる使い】
これも見るのは2回目★
原作は大槻ケンヂだ。
紙芝居で進められるお話。
ミサイルさんの描く素敵な絵も見所であります★
お話自体もとても素敵。
ちょっと切なくて残酷。
失ってから気付くものって大きいよねって話です。
第四演目【崖の上のポニョポニョ〜ヤマトタケル編〜】
ヤマトタケルは至極真面目な学校教員。
ヤマトタケル先生に指された日直の、【起立、礼】の号令で会場が起立、礼をして始まる。
ヤマトタケル先生は、日本国を愛しすぎるが剰り日本国民らしからぬ日本人が大嫌いである。
夜な夜な樹海をさまよっては、自殺しようなどという非国民を罰している。
しかし、気付いたら樹海から出れなくなっていたヤマトタケル。
そこでブリュンヒルデが産み落とした息子と出会う。
続く。
第五演目【世界の果て】
これはもう何回見たか覚えていません。
けれど、とても好きな作品です★
ミサイルさんの恋人、セシルさんが原作者。
人間の非情さ、裏切り…愛なんてない方が幸せ!と思わざるを得ない現状とか。
色々共感できます。
人魚のミサは逃げ出したサーカス団に結局舞い戻る。
そこには愛はないから。
世界の果てに繋がる言葉も口に出さなくていいから。
ミサは自分の吐き出した世界を拾い集め、抱き締める。
人間になってしまったミサは、他人に干渉されない自分だけの世界に溺れ、泡になりたいのかもしれないなぁ…
自分がスキ。
世界の果ても自分の中に。
第六演目【崖の上のポニョポニョ〜キムラタクヤ編〜】
キムラタクヤは小さいときのトラウマから、性行為の相手が実の姉じゃなきゃイけないという悩みを持っていた。
そんな中、バイトの上司から富士の樹海に【伝説の風俗店】がある、という話を聞き、赴いてみることに。
そこはブリュンヒルデが支配する魔界村で、ヤマトタケルは用心棒に。
ブリュンヒルデが姉と重複して見えるキムラタクヤは…
というところで前回キムラタクヤをやっていた信さんが舞台上に上げられ…
(恐らく本人と赤旗JAM見た人達は)どうなることかと思いきや…
ミサイルさんもお客さんも納得できるようなまとまり方をしたのではないかと('∇')
これが始まる前の休憩の時、信さんから、その時使った台本を見せてもらった。
それも踏まえ3部作を見終わって…
筋は同じだけれど全く違う作品を見れた気がした。
実際、台本と赤旗JAMも違うものみたいな感じであったので、非常に良かった(=°ω°=)
とても実験的で排他的な魔界村のラビリンス★
と、ここで休憩に入る★
タナトスの看板娘、まゆりちゃんと色々戯れた★
先日まゆりちゃんの舞台を見に行った話を信さんにした時に
【あれは…恥ずかしい!】
と、顔を手で覆ったまゆりちゃんがとても可愛らしかった♪
クラスのお友達の話とか、まゆりちゃんが分け与えてくれた駄菓子のイカを食べながら聞いた。
何だかどれもすっかり忘れてしまってるなぁ、という感じで、信さんとただただ感心するばかりでありました。
一時間の休憩というのはあっという間で、思い返せばこの日、公演が終わるまで一回も外に出なかったなぁ…
出たくなかったというわけではないのだけれど、色んな人とずっとお喋り出来ていたのでとても充実していたのです。
顔見知りも初見の人とも不思議と話が弾む…
タナトスはいつもそういった不思議な一体感のある会場なのです。
第七演目【タッチ】
これは新作。
タッチと、以前ミサイルさんがやったお芝居のリミックス★
どういった感じかというと、ギャング映画みたいな感じでした。
朝倉南の喫茶店で働くたっちゃんとかっちゃん。そしてラオさん。
ある日、組織の男【野獣】に襲撃され、南が帰らぬ人となってしまう。
昔ある組織にいたラオさんは、旧友でバイヤーの本間(ラーマ)に協力を仰ぎ、たっちゃんと一緒に復讐を誓う。
しかし、野獣サイドにかっちゃんがいて…
設定としてはスタンダードなギャングものみたいな感じなのに、何故かとても楽しめた。
それは、一人六役がこなせていたからだろう。
きちんとそれぞれ別の人物に見えた。
力量が伺える作品だ。
第八演目【大妖刀鬼斬丸】
これも見るのは2回目です。
今回はテープではなく全て口頭で。
世間知らずの兄が妖刀を手にして金と欲に狂っていく様は圧巻であります。
今回は会場を破壊しても良いという許しが出ていたらしいので、辻斬りのシーンは迫力!狂気!
素晴らしい!
ラストもとても好き。
因果応報。
第九演目【眠りの森のアンドローラ】
前情報で、この演目は【ただ眠るだけ】と聞いていたけれど全く目が離せなかったのもまた○
ミサイルさんも【自分が休みたかっただけです】と後に言っていたけれど、小技を効かせずにいられないあたりは性なのか(笑)
と、またもやここで一時間の休憩★
この時はミサイルさんの秘蔵映像の上映会。
高校生の時から過去の公演まで…
途中、無問題に出演していた時のワンシーンが延々と15分間繰り返されたのだけれど、それでも何故か面白い。
ミサイルさんがちょこちょこ裏から現れては裏話を語って去っていくのがまた良かった★
第十演目【兄妹心中】
これが今回一番見たかったのです。
再演。
組み込んでくれたタナトスさんとミサイルさんに感謝★
前回見たときは色々腑に落ちないところが多かったのですが、今回見てみて、【答えがない】ところがいいんだ、と思いました。
誰もが抱えてる秘密や心の闇は、他の誰かが簡単に分かった風に頷くことは出来ないのです。
ラビ子の日記に書かれていた【本当に本当のこと】なんて、実際誰にも分かりはしないのです。
突発的、とか、衝動っていうのは性欲にも似ている。
心の安らぎや寂しさを埋めるものは…?
ラビ子が探していた答えは1つじゃなかったかもしれないなぁ…
第十一演目【走れメロス】
これは…見るの3回目かな?
この辺りになってくると、ミサイルさんもお客さんもボロボロ…メロスのような状態だったのかもしれない。
実は私も飛び飛びの記憶しかない(ぇ)
写真もメロスの時だけブレブレでした(死)
わー!
自分に負けるなー!(汗)
最終演目【善人の王国、雨の都】
いよいよ。
いよいよの最終話。
ちょっとした物語調になっていたけれど、ミサイルさん自身の語り。
とても静かな凪のようで、何を喋っていたかあまり記憶にないのは、眠かったから、とかではなく、それを聞かずとも感じ取れることの方が多いなぁと思ったからで。
言葉よりもミサイルさんの顔だとか仕草をぼんやりと眺めていたからなのでした。
だから正直、本当に話を聞いていなかったのです。
感覚の人でありたいなぁ…
言葉で説明できない何かを感じ取れる人でありたい。
物語はそのまま終焉へ。
今回、スタンプカードがあって、各作品終了毎に1つづつスタンプを押してゆき、全部スタンプを集めた人にミサイルさんから豪華粗品が出るというもの。
何と、18時間半耐え抜いた(笑)精鋭が9名もいたのだ★
というか、朝8時半までやっていたというのに、会場には沢山のお客さんがいたのだ。
前に7時間のつもりが9時間くらいやったときは、みんな終電で一気に帰っちゃって、3人くらいしか残らなかったのに…
本当に凄いことだと思う。
豪華粗品は、色々あったが、私は写真の本を持ち帰ってきた。
残り物には福がある★
その後、朝食代わりに、と、タナトスさんからスープが振る舞われる。
朝の日差しを浴びながら、みんなですするあったかいスープは格別でありました。
ここまで来るともう、誰だろうと関係なくみんなファミリーみたいな、妙にホットなアイデンティフィケーション★★★
今回は本当に沢山の人達と会い、言葉を交わしました。
猫道兄さんも言っていたけれど、本当に【ここでしか顔を揃えない面子】だったと思います。
喋ったけれど名前も知らない人とか多かったし!
名刺くらい渡せば良かったよ!(汗)
吉田ミサイルさん・スタッフの、岩田さん・徳岡さん・ふな蔵さん・猫道さん・美少女さん・前半一緒に見た信さん・後半一緒に見た今福さん、ピエロさん・ごはんのトレードした水族館劇場の女優さん・何気にお喋りしたDJ北さん・ひさしさん・郷家さん・たたみさん・クドヒデさん・りんりんさん・まゆりちゃん・挨拶出来なかったけど中野さん・テトラさん・他、会場にいた全ての人・・!
みなさん有難う!
兎に角、環境にも人にも恵まれている。
本当に有り難いです!
また別のシーンで、新タナトスで(!?)お会いできるのをとてもとても楽しみにしています!
そのためには私も、前進を続けなければ。
やりたいことをやろう♪
やれるように努力しよう♪
身の立て方を模索しよう♪
正直まだどんな形が自分の望むものか見えてきていないのです。
自分探し、大事★
そろそろ映画のシナリオも上がってくるし、芝居の稽古も始まります。
今年は今年の、私は私の出来ることを頑張ろう♪
と、そう思います。