1月の記事が新年の挨拶だけとなってしまいました。
実は、某ロッジのほうでなかなかの大物を検証してまして、その他にも色々あったせいで更新が遅れ気味ざんすw。
そこで、今回はその連載をこちらでも紹介します。大切なことだと思うし。
まず始めは記述の1と2を、まとめて掲載します。興味のある方はどうぞ(⌒▽⌒)v
唯一神の正体
<記述1>
私が映画監督なら、いずれはこんな映画を撮るだろう。
━神とは何か?
━何処にいるのか?
そして、その正体とは・・・?
ポスターはこんな感じ。真っ黒な背景に金貨が一枚。そこに描かれた横顔の人物像。髭をたくわえた古代の王の横顔だ。
PVは、地球が映り、世界が映る。人々が映る。現代から遡り、古代が映る。
そこで人々は戦っている。口々に叫ぶ。”我らが主のために!”
戦い戦い戦い…。運び込まれる戦利品。値をつけられる女子供。泥だらけで奴隷労働する人々。唸りながら回る巨大な時計。
んで、タイトル。
”The God〜王の王、主の主”
カバラーの生命の木最上位に位置するセフィラー、ケテル。その魔法イメージは髭を生やした古代の王様の横顔。
物語の冒頭。舞台は古代の島国。そこには二つの山があり、麓に住む人々はその山神を信仰している。
東側、おむすび山のおむすびさま。
西側の、金時山の金時様。
ある時、水を巡って両麓の住民同士で争いになった。初めはちょっとした小競り合いだったものが、次第に深刻化。ついに全面戦争に。彼らは互いに罵り合い、互いを威嚇した。
”やい!この恩知らずの腰抜けども!よく聞け!我々には偉大な神がついている!泣く子も黙るおむすびさまだぞ!”
すると相手も負けてない。声を上げて怒鳴り返す。
”この哀れな愚か者どもめ!我々の神を知らないな?全知全能この世界を作られた鬼も逃げ出す金時様ぞ!恐れ慄いてひれ伏すがいい!”
こうして米と小豆で大戦争。しばらくたって、埒があかないからもうやめようという者が現れるも、今更おめおめと引き下がれぬといつまでも戦は続いたとな。
翻って世界の果て、沙漠の大地でも同じようなことが起きていた。
”バアルよ、バアルよ!答えて下さい!”
”我が神よイスラエルの主よ…!”
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明けましておめでとうございます。ミスランディアです。今年もよろしくお願いします。ついに2012年ということで、今回この三次元物理世界において、ラスボスともいえる”唯一神”の正体に迫ってみたいと思います。
私も多少なりとも生きておりますと、様々な事柄に巻き込まれたりします。そして、その中で”ああ、そういうことか…と合点が行くこともあります。決して快い話ばかりではありませんが…。
カルト的なキリスト教系の家庭に生まれ、いろんな思いをしながら”変な日本人”に出来上がった私、ミスランディアがこれまでの体験とそこから得た知識を武器に、唯一神に迫ってみます。
なんですが
何分テーマがテーマなので、一回の書き込みでは終わりませんw。何回かに分けての投稿となります。あしからずm(__)m。
1、ユダヤ人とは。
まず、この話をするにあたって説明をしとかないといけません。
陰謀説にも引っ張り出されるユダヤ人ですが、一体ユダヤ人とはどのような人々なのか…?
一言で言ってしまうと、ユダヤ人とは血筋ではなくユダヤ人の唯一神ヤハウェと契約した人々を指します。勿論、太古のユダ王国の末裔も含まれますが、後にユダヤ教に改宗した人々(黒人でも白人でも)ユダヤ人として数えられます。
そして彼らの信仰する神、ヤハウェですが、このヤハウェこそが唯一神騒動の発端であります。
が!
実はここで言っている唯一の神とは、”ユダヤ人にとっての唯一の神”であり、他に神はいないなどと言ってはいないんです。
つまりある人にとって夫、妻が一人であるというのと同じ理屈。旧約聖書を読んでいると様々な場面でカミサマがユダヤの民に”他の神を拝んではならない、私に忠実であれ。そうすれば私はあなた方に栄光と限りない豊かさを与える…”などと言っていますが、例えるならそれは自分の奥さんに旦那が、「言うこと聞けよ。浮気するなよ。そしたらいい思いさせてやる!一生何不自由無く暮らさせてやる〜」と言っているのとあまり変わりませんw。
要するに、ユダヤ民族はヤハウェというカミサマと契約したのです(だから旧約聖書という)。ユダヤ人は契約した以上、従わなくてはなりません。この契約の場所がシナイ山と言われています。つまり、ユダヤの人々は、他のカミサマと契約する自由もあったわけです。
さて、ではこの契約した神さんとはなんぞ?という話になってきますが、それは…。
<記述2>
あまり遅くなってもあれなので、書ける時にはちゃっちゃと進めようということで、前回の続きです。
さて、シナイ山でヤハウェと契約を交わしたユダヤ民族ですが、彼らが契約した唯一神とはなんなのでしょうか。
当時、世界各地にはたくさんの神々がおりました。タゴン、アシタロト、バアル…。それは各々ゆかりの土地で信仰されてきた神です。つまり、土地神様です。遥か昔、人々は自身の周りに溢れる圧倒的な世界に神を見出し、畏怖の念と共に生きていました。災害が起きると人々は集まって祈りを捧げ、自然と共に生活していたのです。
ところが、前記事冒頭の様に戦などが起きた時、人々は自分たちの”世界”を守るためその意志と力を意識的に強固なものにする必要に迫られます。そこで、いわゆる土地の守り神などを憑代にして、民族の意識を一つに練り上げ、大きな自然の力を自分たちのものとして使える様にしたのです。
こうして出来上がった集合意識が”神”です。よく言われる国の守護神などはこの類で、彼らは人の意識の投影であるがゆえに人の形をしている。すなわち人格神です。シナイ山の山神サマも思いっきりこの類です。
が!
ここでひとつ解説しておかなくてはなりません。
ユダヤ人の神と歴史について書かれたといわれている旧約聖書ですが、これは本来カバラーの知識を得た者に向けて書かれているため、その知識が無ければ読み解けないようになっています。ですから、一度カバラーの神について説明しておきます。
っていうか、以前カバラーの講義の時に解説したことですが、忘れてしまった方のためにおさらいしておきます。
カバラーの神とは、生命の木の最上に位置する最高位のセフィラー、ケテルに坐した古代の王様…ではなく、生命の木全体を指すYHVHで表された宇宙のシステム全体を指しています。髭を生やし、杖を持った怪しいじいさまではありません(笑)。カバラーの神は数字の神です。テトラグラマトン。完全数10です。
ぶっちゃけた話、実のところ多神と一神は同じもので、世界のあらゆるところに神を見出すと言えば多神となり、それらが全てひとつから出たと言えば一神になる。本当は同じことを言っているんです。
さて、今でこそ世界で有名なユダヤ民族ですが、元々はとても小さな集団で、それがゆえに結束が固く、独特の世界観を用いて自分たちの存続を守ろうとしました。
私達日本人を始め、ネイティブアメリカン、アボリジニ、古代ギリシャ、エジプト、メソポタミアなどなど、殆どの民族はその文化に死後の世界観を持っています。しかし、ユダヤの文化にはそれがありません。死後の世界という捉え方がないのだそうです。
彼らにとって最も重要なことは、きちんと結婚して子孫を残すこと。とにかく精一杯無難に生きて(笑)、大事無く次の世代に引き継ぐこと、なのでそうです。
彼らは自身をユダヤ民族の大いなる細胞の一部と考えていて、全体が生き続けるためにその役割を果たすと認識しているということです。ですから、死んだら終わり(笑)。後はナシ!ww。
ところが、その無いと言われている世界を知っているわずかな人々がその中にいました。一部の長老たち。ユダヤ教の聖職者の上層部です。彼らはある知識を用いて民を動かしていました。
カバラーの知識です。
その当時、カバラーは門外不出の秘術。密議中の密議でした。長老たちは民には一切その秘術を教えず、民族存続のために駒の様に民衆を動かし続けました。
やがて、時代が進み多くの国が生まれ、同時に戦も増えるようになりました。国を強固にするために、国を治める者は効率的で頑強な国の運営システムを構築しなくてはならなくなりました。
そんな時、あちこちにちらばり、それでも自分たちのスタイルを変えようとせずに、かたくなに独特の文化を継承していくある民族の姿が目に入りました。権力者たちは思いついたのです。
これは使える…と。
つづく。
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