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潜入!預言カフェ。〜想定外のオチ(笑)

え〜(笑)突然ですが、唯一神の記述掲載を変更しまして、昨日行って参りました"預言カフェ"なる喫茶店の潜入リポートを記載させて頂きます。唯一神についての記述は、この後に掲載予定です。少し待っててちょ!

昨日、2月17日。私はシドニーのおちんさん繋がりで知り合った怪しいおぢさんマティックスさんと、最近ブームになっていると言われるキリスト教シスターの経営する喫茶店、"預言カフェ"に潜入して来ました。

事の発端は、先月21日に開かれたマティックスさん主催のお茶会で、マティックスさんからこの預言カフェのことを聞いて、私も行ってみたくなり、近々訪問予定というので半ば強引に参加宣言したことでした(笑)。

初め、マティックスさんのスピ友(スピリチュアルのお友達w)と言われるKさんもご一緒されるというお話でしたが、流石に平日は無理とのこと。やはり参加したがっていた、我が妹せっしーと姉のみけーらも平日参加無理無理派でして、結局午後から半日休暇を取ったマティックスさんと、現在365日ほぼ自由がきく私ミスランディアの二人でその評判を探るべく潜入と相成りましたw。

今回、二人で訪ねました預言カフェは、高田馬場にあります。キリスト教の修道女であるシスターが経営しているそのカフェでコーヒーを注文すると、もれなくシスターによるカミサマからの預言がついて来るというもの。営業日は平日の月曜から金曜まで。土日はお休みとのことです。

画像は預言カフェの入り口付近の様子。この向かって右側に入り口があります。

さて、当日を迎える少し前、私は慌ててマティックスさんにメールを送っていました。というのも、Twitterの私のTLに拡散されて回ってきたリツイートに、預言カフェのことが呟かれていたからです。何か、大変な人気の様です。

預言カフェは予約制ではありません。順番に並んだものの、ヘタをすると営業終了時間に間に合わない可能性がありました。
マティックスさんからの返答は、待ち合わせの時間を一時間繰り上げましょうというものでした。私は迷わず同意。こうして当日を迎えた私は、姉と妹の( *`ω´) いいな〜いいな〜光線!を背中に受けながら、かなりドキドキで出かけたのでした。

待ち合わせ場所は、高田馬場駅BIGBOX前。

かなり早く着いちゃいました…(; ̄O ̄)。

寒いので建物の中に入り、同じ様に待ち合わせらしき人達を見ながら

"BIGBOXってXboxに似てるよな。Xboxの立ち位置って、かつてのセガだよな"

などとたわけたことを考えているうちにマティックスさんがやって来ました。
以前お会いした時は、ラフなジーンズとトレーナーに白キャップという服装でらしたのに、今回は会社からの直行ということでスーツをお召しになってらっしゃいましたので、一瞬分かりませんでした…orz。

さて、早速目的地に向かいます。駅から歩いて5分くらいの所、ちょっと入り組んだ様な起伏のある場所にそれはありました。

テラス横の入り口は、細長い廊下の様になっており、既にそこにはズラリと並べられた椅子にギッシリ人が座って待っていました。
私達はシステムが分からなかったので、しばらく様子を見ていましたが、後から入って来た方が先の椅子に座るなどしておりどういうことかとキョロキョロしていると、目の前に座っていた女性の方が名前を記入して待つことを教えて下さいました。
すぐにマティックスさんが立って名前を記入しに行って下さったのですが、戻って来て一言。

"4時だってw。"

この時、まだ2時過ぎです。私達の番は最低でも4時にならないと回ってこないという事でした( ̄▽ ̄)。
一度外に出ることも考えましたが、何分寒いのでこのままお話ししながら待つことに。

そしてマティックスさん、ここで一言。

う〜ん…妖気アンテナは反応してないね。

聖域や霊的な場所に入ると反応するという、マティックスさんの妖気アンテナ。この時点では反応無し。

この後は色々不思議っ話に花を咲かせました。
幽体離脱やアセンション等、いわゆるアヤしい話を大手降って話せる機会はそうそう無いので、こういうチャンスは嬉しいです。
しかし、びっくりだったのはマティックスさんの本名!
なんと私の友人のダンナさんと同姓同名w。しかも漢字まで一緒!ここまで来たら奥さんには是非ひ○みと言う名の方をもらって頂きたいv( ̄▽ ̄)☆\(ーー;)。

さて、いよいよ名前が呼ばれてカフェの中へ入れてもらいました。
中はシックでシンプルな感じで、奥にはステンレスの十字架。どうやら日曜日にはここで礼拝をする様です。

席に案内されてコーヒーを注文。色んな種類のコーヒーがありましたが、預言ブレンドというのをチョイス。マティックスさんも同じものを注文されてました。
コーヒーを待っているとマティックスさんが一言。

"あれ、何?"

恐らく日曜日には会堂となるカフェは奥にはビアノがあり、その横にはシンセドラムらしき物が置かれています。多分、ゴスペルの演奏があるのでしょう。しかし、マティックスさんが指してらっしゃったのはその反対側にあるもの。

何故かバスタブが…(笑)。

咄嗟に出たのは"洗礼式に使うんじゃない?"でした。それ以外考えられない元クリスチャン(笑)。

しばらくしてコーヒーが来ました。小さなクッキーが付いています。お砂糖とミルクを二つ入れて頂きます。コーヒーにこだわりがあるマティックスさんは、ブラックで。

マジに美味かったです。

そして…ついにシスターが小さな椅子と録音用のテープと機器を持って、私達のテーブルにやって来てくれました。

シスターと言っても、映画やドラマで見る様な(そして時々御茶ノ水で見かける様なw)修道服ではなく、カフェで働く人と同じエプロンをかけ、白いシャツを召してらっしゃいました。
優しい雰囲気の方で、何故か初めて会った気がしません。
挨拶をして、シスターはすぐに預言を始めました。分かりやすく言うと、コンシャスチャネルです。まず初めに私からです。

"あなたからね"と言って笑顔で私の顔を見たそのシスターが放つオーラは、驚いたことに私の先生の奥さんであり、片腕であるS先生そっくりでした。更にこちらを向いた途端、何かがロックオンするのが分かったのです。

"主が言われます。私の愛しい娘よ。今日私はあなたに救いを与え、あなたが報われることを伝える為に、あなたをここへ呼びました。あなたがやって来たことは決して無駄ではありません…"

シスターはかなり早口で話します。私に向けられた神様の言葉が溢れて来ます。

しかし…

私は…

この時…

自分に起こっていることを理解していませんでしたが、私へのメッセージの中で、時々これは私へというより妹せっしーへだな。私がいつも彼女のことを心配しているからかな?と思う瞬間がありました。

預言そのものはしめて3分くらいだったかと思われます。その中で、神様は私が経済的に立ち直り、世の中でちゃんとやって行けるということ。新しい人間関係が築かれるということ。奇跡が起きるということ等を預言して下さったのです。

次はマティックスさんの番です。やはり3分くらいの時間でやや早口にカミサマの御言葉が語られて行きます。

後でマティックスさんから聞いたところに寄ると、カフェに入るまでは何とも反応しなかった妖気アンテナが、シスターが預言を始めた途端、反応を始めたそうなのです。私もロックオンされた感覚がありましたので,多分本当に神様を降ろしているのでしょう。
しかし、それならそれで大変なことです。何故なら、カフェに来られる方の数が尋常じゃないからです。その中で始終笑顔を絶やさず、内気なにーちゃんにもまつ毛激盛りのギャルにも、同じ様に接してメッセージを残すのは、並大抵の精神力では出来ないでしょう。

この日のマティックスさんと私の評価は、"多分これは本物"でした。そしてそれは想いも寄らない事実で確信されることに。

その後、マティックスさんと別れた私は、土産話を待ちわびる妹せっしーの家にカレーをちらつかされて呼ばれたのですが…。

"話の中でさ、これはせっしーに対してのメッセージじゃないかな?と思うとこがあったよ。"

私はそう話して、思い当たるところを話していたのですが、その内段々私が受け取った預言が、何となく実は自分に向けられたものではないのでは?と感じ始めていました。
そこで、せっしーにテープを聞いてもらうことにしたのですが、シスターの言葉を聞いていた彼女がぽろぽろと泣き出し、こう白状したのです。

"実は、私すごく行きたかったから、ものすごく行きたかったから、お姉ちゃんが一言でも私にメッセージを持って帰って来てくれる様、念を送っていたの"

何と!預言カフェに行けないせっしーは、どうやら私に生き霊状態でひっついて来て、しっかりカミサマからお言葉をもらったということらしいのです!

シスターの言葉を聞き返すと、確かに私よりもせっしーに当てはまっている。
経済的に長く苦しんで、やること全てが裏目に出る様な生活をずっと続けている妹。一生報われない!と嘆いていた妹。心療内科に通いながら、最近はとうとう薬を飲みながら仕事に出掛ける様になった妹。
確かに、今一番救われる言葉が必要なのは彼女でした。

預言カフェは、初めに悩みを聞くなど一切無く、私も心を真っ新にして聞いていたので、表現に多少のズレがあっても仕方ないと思ってました。なので、強くメッセージを求める妹の思念が届いても無理は無いかもしれません。

そう言えば私、待っている間もマティックスさんにせっしーの話をしてましたよ…(´Д` )。

そーゆー訳で、シスターから頂いたカミサマからの有難いお言葉は妹にあげました…(ーωー;)。

びっくりのオチですw。

妹は仕切りに謝っていましたが、もしかしたら私はその為に行ったのかもしれません。

ーあなたに救いを与える為に、今日私はあなたをここへ呼びましたー。

有難いテープを妹に渡しながら、今度は一人、自分の為の預言をもらいに行くと固く決心したミスランディアなのでした…(T ^ T)。

あ、そうだマティックスさん。

お疲れ様でした(T_T)/。




唯一神の正体(3)(4)

前回の続きです。

例によって、某ロッジに掲載した日記からの転載です。
3回目と4回目をアップします。よろしかったら読んでちょ(^ ^)。

***********

ー第3回目ー
 ー真・女神転生シリーズというゲームがある。

神と人間。そして悪魔たちの三つ巴をテーマに、人間とは何か。悪魔とは?そして神とはどんな存在なのかに迫ったゲームだった。
 そのゲームの中に、一瞬だがルキフグスという上級悪魔が登場する。彼は大魔王ルシファーの命令であるものを作っていた。
それは…

”マッカ” ー

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 こんにちは。ミスランディアです。一応通称はみらですw。先回の表示、大不評につき、今回は通常テキストモードでお送りいたします(´;ω;`)。

 さて、時は巡ってAC300年頃。ローマ帝国は、四つに分断されていた国を一つにするために、異教として迫害の対象にあったキリスト教を許可します。皇帝の座を巡っての争いで、十字の印をつけた軍が勝利するというキリスト教徒であった母親の観た予知夢を信じたコンスタンティウスが、その通り勝利したからでした。
 しかしこの時、キリスト教には二つの流れがありました。一派はイエスキリストをメシアとして崇め、更に具現化した神そのものとして盲目的に従う者たち。そしてもう一派は、聖書の記述を古代密儀のユダヤ版であるとし、神とは自らの中に存在し、人生の究極の目的とは自身の内なる神を”認識(グノーシス)”するものだ、とするいわゆるグノーシス派の二派。この二つの流れのどちらを国教として採用するかで争いは激化。過激な争いを繰り広げたもののそう簡単に決着はつかず、ついに反グノーシス派の急先鋒アタナシウスはある策に打って出ます。

 アタナシウスとその同志たちは、態度を決めかねている市民の代表者、古代哲学や密儀に疎い者達(いうなれば無党派層w。)をある会議に招集し、彼らに熱弁をふるいました。しかし、反応はいまひとつ。そこで彼は奥の手を使ったのです。

”見よ!今私はこの手にキリストの血を持っている−”

 何もないはずのアタナシウスの手のひらから何と血が流れ出し、したたり落ちたのでした−。




手品です(笑)。

 しかし、この奇跡に聴衆は驚愕。彼らは皆アタナシウスの側につき、この時からグノーシスは排除の対象となったのでした。この会議によりキリスト教徒の定義がなされ、キリスト教徒とは次の者達を指す、と定められました。

−使徒信条−

我は天地の造り主
能わざるところなき父の神を信ず

我はその一人子
我らの主イエスキリスト
即ち、聖霊によりて孕める処女(おとめ)マリアより生まれ
ポンテオ・ピラトの時苦しみを受け
十字架に付けられ
死にて葬られ
黄泉に下り
三日目に死ねる者の中より甦り
天に昇り
能わざるところなき父の神の右に座し
また生ける者と死ねる者とを裁きせんために
かしこより来たりたもう主を信ず

我は聖霊を信ず
我は聖なる公会と
聖との交わりと
罪の許しと
身体の甦りと
限りなき命とを信ず

 これがあの有名なニケア会議で定められた使徒信条(ニケア信条)です。クリスチャンたちは今でも集会の時にこれを読み上げ、自らがクリスチャンであることを宣言します。

 さて、ここで疑問です。アタナシウスのしたことは、明らかに嘘であり、彼自身が神なんぞ信じていない証拠です。なのに、何故彼はこんなことをしでかしたのでしょう。

 彼はこのままでは国が亡びると恐れたのです。国を強固にまとめ、諸外国からの侵略などから守らなければならない。内なる神なんぞ探すよりも、国を守り安泰に保つことが何より大事だと考えたからでした。
 そして、ローマを強い国とするために、国家が全てに介入していったのでしょう。軍事のみならず、経済、教育、文化。目に写るものが全てにおいて最優先。国民も一部を除いてはこの状況を有難がり、皆こぞって強く、豊かな国のために働きます。経済システムが構築、強化され、お金の流通が盛んになります。貨幣には王の権限が隅々にまで行き渡っていることを示す様に、その時代の支配者の横顔が彫られました。

まるで、生命の木の最高位セフィラー、ケテル(王冠)のイメージの様に…。

ー第4回目ー
 こんにちはミスランディアです。
この項も4回目を迎えました。書き方によっては後2,3回は続きそうです。

 さて、ニケアにおいてキリスト教の概念と信徒のひな形が決定され、排除の対象となったグノーシス派ですが、この争いはその後も蒸し返されグノーシス派による組織団体も結成されていきます。カトリック側は”神の名の下に”戦闘集団を送り込み、グノーシス派を追い詰め組織を壊滅に追いやりました。その滅ぼされた多くのグノーシス派の中で、最も最後まで戦い、死闘を繰り広げたのがあの有名なカタリ派でした。
 しかし、カタリ派は壊滅したものの、生き残った人々が吟遊詩人などになって各地を放浪し、密かにグノーシスの教えを伝えて行ったのでした。カトリック側はこのことに非常に神経質になり、グノーシス派の追跡を始めます。
 カトリックはキリスト教の布教の名の下にあちこちに宣教師を派遣しますが、実のところその真の目的は完膚なきまでのカタリ派の撲滅であり、あの十字軍もカタリ派を駆逐するために結成されたのだそうです。
 そして、その宣教師の代表がドミニク・グスマンという司祭で、彼はその功績を認められて大司教となり、後に列聖され聖人となるのですが、何を隠そうこの人物こそが初代の異端審問最高責任者でありました。

 日本では馴染みのないこのドミニク・グスマン。しかし、私達は意外なところで彼の賛歌を耳にします。どういう訳かグルメ番組。しかも、焼き肉が出て来るシーン。

♪〜ドミニ〜ク、ニクニク…

知ってます。子供の頃讃美歌としてよく聴かされました(怒)。そして、歌わされました(怒)。

♪〜ドミニ〜ク、ニクニク心優しく〜、強〜い人で〜全ての人の幸せのため〜歩くのでした〜。
よその国の悪い人達もドミニクの話を聞きました〜
♪〜ドミニ〜ク、ニクニク貧しいけれど〜いつ〜もい〜つ〜も〜…




 すいません。あと忘れましたww(^▽^;)>☆\(ーー)。

 この歌に乗って、カミサマの御言葉を伝えながら、グノーシス派を虐殺してたんかい!(怒)(怒)(怒)(怒)
 え〜、こうしてここで後の魔女狩りに繋がる聖邪判別省(異端審問)が発足し、時期を同じくして神殿騎士団(テンプルナイツ)が誕生するのです。

 テンプルナイツについては様々な伝説があり、一部グノーシスとの関連が見られる部分もあります。彼らの最後は悲惨なものでしたが、このテンプルナイツが後世に残したもので非常に重要なものがあります。その一つが建築技術。そしてもう一つが金融システムです。
 テンプルナイツは、彼らが世界中の何処にいてもその活動が円滑に行えるようにとテンプルナイツの拠点を各地に作り、そこで彼らのお金を自由に引き出せるようにしました。そう、今の銀行の原型です。このようなシステムのお陰もあり彼らはとてつもない巨大な組織になりました。しかも、宗教組織でもあったため、税金を納める義務も無く、やがてそれは他の権力者達の妬みを買います。
 そして、彼らは異端の罪を着せられ断罪されます。テンプルナイツは壊滅。資産は没収。異端審問を逃れた者たちはアフリカなどに渡ったと伝えられます。
 テンプルナイツが残したもの。それは多くの謎と資産と伝説と、斬新な金融システム。権力者達は、迫害した者達から利益を増やす多くの物を奪い取ったのです。

つづく。

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唯一神の正体

1月の記事が新年の挨拶だけとなってしまいました。
実は、某ロッジのほうでなかなかの大物を検証してまして、その他にも色々あったせいで更新が遅れ気味ざんすw。
そこで、今回はその連載をこちらでも紹介します。大切なことだと思うし。


まず始めは記述の1と2を、まとめて掲載します。興味のある方はどうぞ(⌒▽⌒)v

唯一神の正体
<記述1>

私が映画監督なら、いずれはこんな映画を撮るだろう。

━神とは何か?
━何処にいるのか?
そして、その正体とは・・・?

 ポスターはこんな感じ。真っ黒な背景に金貨が一枚。そこに描かれた横顔の人物像。髭をたくわえた古代の王の横顔だ。

 PVは、地球が映り、世界が映る。人々が映る。現代から遡り、古代が映る。
そこで人々は戦っている。口々に叫ぶ。”我らが主のために!”
戦い戦い戦い…。運び込まれる戦利品。値をつけられる女子供。泥だらけで奴隷労働する人々。唸りながら回る巨大な時計。
んで、タイトル。

”The God〜王の王、主の主”

 カバラーの生命の木最上位に位置するセフィラー、ケテル。その魔法イメージは髭を生やした古代の王様の横顔。

 物語の冒頭。舞台は古代の島国。そこには二つの山があり、麓に住む人々はその山神を信仰している。

東側、おむすび山のおむすびさま。
西側の、金時山の金時様。

 ある時、水を巡って両麓の住民同士で争いになった。初めはちょっとした小競り合いだったものが、次第に深刻化。ついに全面戦争に。彼らは互いに罵り合い、互いを威嚇した。

”やい!この恩知らずの腰抜けども!よく聞け!我々には偉大な神がついている!泣く子も黙るおむすびさまだぞ!”

すると相手も負けてない。声を上げて怒鳴り返す。

”この哀れな愚か者どもめ!我々の神を知らないな?全知全能この世界を作られた鬼も逃げ出す金時様ぞ!恐れ慄いてひれ伏すがいい!”

こうして米と小豆で大戦争。しばらくたって、埒があかないからもうやめようという者が現れるも、今更おめおめと引き下がれぬといつまでも戦は続いたとな。

 翻って世界の果て、沙漠の大地でも同じようなことが起きていた。

”バアルよ、バアルよ!答えて下さい!”
”我が神よイスラエルの主よ…!”

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明けましておめでとうございます。ミスランディアです。今年もよろしくお願いします。ついに2012年ということで、今回この三次元物理世界において、ラスボスともいえる”唯一神”の正体に迫ってみたいと思います。
 私も多少なりとも生きておりますと、様々な事柄に巻き込まれたりします。そして、その中で”ああ、そういうことか…と合点が行くこともあります。決して快い話ばかりではありませんが…。
 カルト的なキリスト教系の家庭に生まれ、いろんな思いをしながら”変な日本人”に出来上がった私、ミスランディアがこれまでの体験とそこから得た知識を武器に、唯一神に迫ってみます。

なんですが

何分テーマがテーマなので、一回の書き込みでは終わりませんw。何回かに分けての投稿となります。あしからずm(__)m。

1、ユダヤ人とは。

まず、この話をするにあたって説明をしとかないといけません。
陰謀説にも引っ張り出されるユダヤ人ですが、一体ユダヤ人とはどのような人々なのか…?
 一言で言ってしまうと、ユダヤ人とは血筋ではなくユダヤ人の唯一神ヤハウェと契約した人々を指します。勿論、太古のユダ王国の末裔も含まれますが、後にユダヤ教に改宗した人々(黒人でも白人でも)ユダヤ人として数えられます。
 そして彼らの信仰する神、ヤハウェですが、このヤハウェこそが唯一神騒動の発端であります。

が!

実はここで言っている唯一の神とは、”ユダヤ人にとっての唯一の神”であり、他に神はいないなどと言ってはいないんです。
 つまりある人にとって夫、妻が一人であるというのと同じ理屈。旧約聖書を読んでいると様々な場面でカミサマがユダヤの民に”他の神を拝んではならない、私に忠実であれ。そうすれば私はあなた方に栄光と限りない豊かさを与える…”などと言っていますが、例えるならそれは自分の奥さんに旦那が、「言うこと聞けよ。浮気するなよ。そしたらいい思いさせてやる!一生何不自由無く暮らさせてやる〜」と言っているのとあまり変わりませんw。

 要するに、ユダヤ民族はヤハウェというカミサマと契約したのです(だから旧約聖書という)。ユダヤ人は契約した以上、従わなくてはなりません。この契約の場所がシナイ山と言われています。つまり、ユダヤの人々は、他のカミサマと契約する自由もあったわけです。

 さて、ではこの契約した神さんとはなんぞ?という話になってきますが、それは…。

<記述2>

あまり遅くなってもあれなので、書ける時にはちゃっちゃと進めようということで、前回の続きです。
 さて、シナイ山でヤハウェと契約を交わしたユダヤ民族ですが、彼らが契約した唯一神とはなんなのでしょうか。
当時、世界各地にはたくさんの神々がおりました。タゴン、アシタロト、バアル…。それは各々ゆかりの土地で信仰されてきた神です。つまり、土地神様です。遥か昔、人々は自身の周りに溢れる圧倒的な世界に神を見出し、畏怖の念と共に生きていました。災害が起きると人々は集まって祈りを捧げ、自然と共に生活していたのです。
 ところが、前記事冒頭の様に戦などが起きた時、人々は自分たちの”世界”を守るためその意志と力を意識的に強固なものにする必要に迫られます。そこで、いわゆる土地の守り神などを憑代にして、民族の意識を一つに練り上げ、大きな自然の力を自分たちのものとして使える様にしたのです。
 こうして出来上がった集合意識が”神”です。よく言われる国の守護神などはこの類で、彼らは人の意識の投影であるがゆえに人の形をしている。すなわち人格神です。シナイ山の山神サマも思いっきりこの類です。

が!

ここでひとつ解説しておかなくてはなりません。
ユダヤ人の神と歴史について書かれたといわれている旧約聖書ですが、これは本来カバラーの知識を得た者に向けて書かれているため、その知識が無ければ読み解けないようになっています。ですから、一度カバラーの神について説明しておきます。
っていうか、以前カバラーの講義の時に解説したことですが、忘れてしまった方のためにおさらいしておきます。
 
カバラーの神とは、生命の木の最上に位置する最高位のセフィラー、ケテルに坐した古代の王様…ではなく、生命の木全体を指すYHVHで表された宇宙のシステム全体を指しています。髭を生やし、杖を持った怪しいじいさまではありません(笑)。カバラーの神は数字の神です。テトラグラマトン。完全数10です。
 ぶっちゃけた話、実のところ多神と一神は同じもので、世界のあらゆるところに神を見出すと言えば多神となり、それらが全てひとつから出たと言えば一神になる。本当は同じことを言っているんです。
 
 さて、今でこそ世界で有名なユダヤ民族ですが、元々はとても小さな集団で、それがゆえに結束が固く、独特の世界観を用いて自分たちの存続を守ろうとしました。
 私達日本人を始め、ネイティブアメリカン、アボリジニ、古代ギリシャ、エジプト、メソポタミアなどなど、殆どの民族はその文化に死後の世界観を持っています。しかし、ユダヤの文化にはそれがありません。死後の世界という捉え方がないのだそうです。
 彼らにとって最も重要なことは、きちんと結婚して子孫を残すこと。とにかく精一杯無難に生きて(笑)、大事無く次の世代に引き継ぐこと、なのでそうです。
 彼らは自身をユダヤ民族の大いなる細胞の一部と考えていて、全体が生き続けるためにその役割を果たすと認識しているということです。ですから、死んだら終わり(笑)。後はナシ!ww。
 ところが、その無いと言われている世界を知っているわずかな人々がその中にいました。一部の長老たち。ユダヤ教の聖職者の上層部です。彼らはある知識を用いて民を動かしていました。

カバラーの知識です。

 その当時、カバラーは門外不出の秘術。密議中の密議でした。長老たちは民には一切その秘術を教えず、民族存続のために駒の様に民衆を動かし続けました。

 やがて、時代が進み多くの国が生まれ、同時に戦も増えるようになりました。国を強固にするために、国を治める者は効率的で頑強な国の運営システムを構築しなくてはならなくなりました。
 そんな時、あちこちにちらばり、それでも自分たちのスタイルを変えようとせずに、かたくなに独特の文化を継承していくある民族の姿が目に入りました。権力者たちは思いついたのです。

これは使える…と。

つづく。

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