07月04日

■雨は人の肌には冷たすぎるのでは。(今週は雨の一週間。)

■ 上がっては落ちる、つかれて伸びる、餅を真似て、背中焦がした猫。

■ゆで卵は剥いても白だなんて。白だなんて……。

 

07月06日

■接触したのではないか、と

■暗闇への恐怖は健在だった。見えないからは目を背けられないのだから。見えないのはつもりだけで、認識してしまっているのだもの。見ないふりが出来ない、という話。

 

■おや、夜明けが早い。

 

07月07日

■七夕です。地元では毎年宵宮があります。 笹の葉は猫が食べてしまったようで短冊をかける葉がありません。星に願いより猫に願いをかけた方が食い付きが良いのです。

 

■ 流星群がお魚に見えて、ああ捕まえようと目で追いかけるうちに、地平に隠れてしまうのです。でも猫は星がまあるいことを知っているから、また彼らが戻ってくるものだと確信を持って、毎夜空を見ます。この星が大きいことも知るので、気長なものです。燃え尽きて美味しい焼き魚になあれ。

 

■暑いし宇宙まで泳ぎに行ってこようか

 

■天の川を探したけれど、部屋の天井には見当たらなかった。

 

07月08日

・加藤まさを。気になっている。

 

 

07月09日

・夜中の涼しい風は、シロクマが持っていってしまった。今日は雨予報だったけれど、暑くなりそうな曇り空。雀はまだ涼しい今のうちに鳴け。

・「覚えている」という安心感があって、やっと忘れられるのでは。

 

 

07月10日

・朝から響く草刈り機の音と、青いにおいで目が覚めました。

 

07月11日

・ 無酸素の空気の中で、泳げ魚。

・色の調和が取れた、リズムの心地よい絵を描きたいです。最近の自分の絵は色をおっかながっているような。

・満腹だと描けないのは欲が満たされてしまうからか、それとも胃もたれか?

・やめてしまおう、と思う理由を見付けない限りは。なるべく最後まで続けたい。

 

07月12日

・豆乳+無炭酸ラムネが形容しがたい曖昧な夏の味で、雨に溺れた気持ちになっている。

・弱い雨が車のフロントガラスに当たる。弱いさざめきは水族館にいるようで、夜の町の光を遠くに見つめる。

 

07月14日

・本が出来上がっています。『猫の集会』。(夏の夜に猫の声を聞いた。異界の猫の取り留めの無いお喋りに耳を傾ける。)

 

07月15日

・ 夏、すぐそこなんだなあ。暑中見舞いの季節。「もうそんな季節か」だなんて。人から季節を頂く。

・おはよ。夢を投げ捨てて目覚めました。

・オオサンショウネコ

・ミツメオオトカゲ

 

07月21日

・気忙しい。雲の流れ方はいつかの覚えている空のままだが、見よ苗木が人の住み処を覆うようになった。猫が行って、来た。

 

07月22日

・並んだ猫の目を、無造作に硝子瓶に放り込んで、今夜の夢はおしまい。

・ねむれねこたち

・ 鼻の位置がおかしいと表現規制

 

07月24日

・出来ることをしたいと思う。

 

07月26日

・換気扇が回っていることが音で分かる

 

07月27日

・天使も夜明けには眠るだろう

・私が眠い

・線からのイメージの変化

 

07月28日

・動物は骨になっても動物なのだそうです。落ち葉の葉脈を辿った先にも、蠢く生物。なんだかそんな感じでもそもそ描いています。

 

08月01日

・そろそろ夏が始まり、眠り流しの一週間が終われば、秋になる

 

08月02日

・肩が寒い。山から街の光を見下ろして家を探す。田んぼの中に突っ立って一番星を探す。

 

08月03日

・暗い部屋で何かしたいけれど、どうも絵は描きにくい。

・夜目のきく生活

 

08月04日

・水の音。川の音で目が覚める。起きて一番最初に聞いた音はなに。

・羊娘

 

08月05日

・夢はあちら、現実はこちらになります。

・連れて行くよ。こうして柵を跳び越えてみるといい。囲いの羊が毎朝逃げ出し夜帰る。何事も無かったかのような顔をして、夢見の客を柵に閉じ込める。

・そのうち羊になるんだ。

 

08月08日

・晴れた空が目に貼りついてくる。眩しいなあ

・とんぼのめがねは水色めがね

・横顔にきみを見た。罪。

 

08月10日

・あったかい朝。このままカーテンの影で眠っていたい。

 

08月11日

・羊かと思ったら、木のドアの開閉する音。なんて細っこい音。

 

08月12日

・流れ星なのか目のノイズなのか分からないけれど、薄い闇に目をこらしている。

・線香花火のような流星

 

08月19日

・片付けること片付けて、明日は空白の時間。猫が鳴いているので一声かけてから、私は寝る。

 

08月20日

・靴の紐を通す、居眠り頭を起こす。

 

08月22日

・ 羊娘が霞んで見えれば、眠りはすぐそこ。でも彼女は眠りに誘うだけで、眠りの世界に責任は持たない。

 

08月23日

・ 胡蝶の夢。あるいは死の風運び。羊娘が手離した眠りの先には羽のあるものが住むという。

・ 彼は翼を持つだけで天使と呼ばれてしまった。

 

08月24日

・ 雷が二度鳴った。目が覚めたのか、と思った。

 

08月25日

・ 空気が少し冷たい。借りていた本を返したい。秋にはまだ早い。

・ すーすー。涼しい。星に近付いたね。

 

08月29日

・とんぼが増えてきた

 

08月31日

・空も家に帰るの

・お盆過ぎても、猫踊り