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20170424-20181108音楽メモ

5/14 ハンバートハンバート

 

5/21 tooi,Mogwai,Clinic,Animal Collective

 

6/3 Snöhamn,Amiina,Lilium,Sleep Dealer

 

6/10 カーネーション、Ben Watt、ELECTRIC GLASS BALLOON

 

6/20 Forest Swords

 

7/14 R.E.M.、Iron&Wine(アイアンアンドワイン) 、Coldplay

 

7/17 UNISON SQUARE GARDEN

 

7/26 The Smiths

 

8/8 LLLT

 

8/15 Sing Like Talking

 

11/2 kim hiorthoy,röyksopp,New Energy

 

11/6 AliasConradColdwood

 

12/5 Arckanum,Archive

 

12/27 The Japanese House

 

2018

 

2/3 TootArd,Przasniczka,Tomer Yeshayahu,FIKRET KIZILOK

 

2/8 The Cranberries,The Go! Team,Sunflower Bean

 

2/23 ジュ・トゥ・ヴ,サティ、愛の讃歌。献呈、シューマン

 

3/9 スキマスイッチ

 

5/8 Wake Owl

 

5/23 Yo La Tengom,Tommy Guerrero

 

5/24 David Bowie

 

6/9 haruka nakamura

 

9/3 ボン・イヴェール

 

9/24 Masakatsu Takagi

 

9/27 Galimatias,medasin

 

9/28 choma

 

10/14 Maroon 5 - Sugar

 

10/16 マリアカラス,LORD OF THE LOST

 

10/21 My Bloody Valentine,Skillet

 

10/27 オットリーノ・レスピーギ

 

10/28 グスターヴ・ホルスト「惑星」

 

11/7 SLEEPKILLERS


2018 11月雑記

11/1

/ポケスペの話がちらほらと…某所で公開中なのですね。ポケモンの世界ってわりと闇があるといいますか、ポケモンが良きパートナーだったり実験材料だったりする世界で、ポケモンの強さと弱さを感じたのがポケスペでした。イエローはかわいい。

 

/"セイの忘れものは二つ目の秤。あなたは約束の場所で逃げていました。振り向く者はありません。忘れものは近くにあります。向こうで前足を失った龍が呼んでいます。

#忘れもののおはなし

/秤に乗せたままだったんだ。あの時の答え。手を伸ばして、きみに渡すべきだろうか。本当に。約束の場所から遠ざかれば、きっともう戻らない。食らっておくれ、これまでの記憶と選択。データの海に沈んでしまおう。 #私のセイSS

/セイと忘れものって、イメージを膨らませやすいです。拙宅のセイはきっといつも大切な何かを忘れている。拙宅のセイは今日も元気です。

 

11/2

/figmaのダビデ像がとても良い。ラオコーンも出してほしい。息子たちもセットで。そこに現在発売中の天使どもも散らして私の楽園を作りたい。サモトラケのニケが12月頃に発売で、まさかの足や翼を動かせるニケなので、そちらも良い。とても良い。たいへんです。

石膏ガチャガチャも良かったですよね。近所のお店にまた置いてほしい。生産しているならば。ラオコーンを机の横に飾っている。半身だけれども。今度は全身をば。

 

11/3

#漂流する天使譚 『ひとに優しくも出来ない、力もないぼくですが、天使さん、いらっしゃるならば、どうか願い札を読んで下さい』

 

11/4

/ACIDMAN、たまに聞くと愉快なことをやっているなと気付く部分が多いです。PV、映像だとかと相性が良い音楽なのかなとも。それから唐突に本を買った。森博嗣の。書店に並んでて。唐突に買ってしまった。

/走れホガリ

 

11/6

/やっぱり伝説の剣を抜いたり黒犬を探して深い森を探索したり銀の龍のの背に乗って各地を回りたい(ゲームの中で)

/エスコン7が家に来たら毎日ゲームをしたいのだ。そんな希望に溢れた日々を思い描くだけで幸せになる。こういった期間は長くてもぜんぜん苦ではないのだ。

 

/誰にでもなく手紙を書いてみる。今日のあなたへ。なんでもない日でしたが、秋がきれいでした。

/作りかけだったり修理中のアンドロイドだとか、メカバレだとか

/銀河鉄道999から機械の身体を持つ人々の様々を学んだ

 

11/8

/誰宛でもないお手紙、今日は落ち葉に埋まる。

 

/これまで伸ばし伸ばしにしてきた仕事を一つずつ片付けているわけだが、片付けているわりに片付かない。部屋も片付いた次の日には足の踏み場が無くなる。風呂敷を広げたまま絨毯にしてしまう性質を御しきれない。でもとにかくやりかけの仕事に区切りをつけたいのだ。

今やっている事に区切りをつけても、きっと次の日には何かしら散らかしているんだろうなとは思う。あれこれ手を出してしまうのは癖だ。生涯やりたい事に追われ続けるんだろうな。それが何か形になればいいんだけれども。誰かの生きる燃料になればいいんだけれども。質の良い燃料にしていかなければ。

雪に残った足跡を見ると、兎や狸や鹿の姿は見えなくても、いたんだな、同じ道を通ったんだなと思って嬉しくなる。雪山の足跡になりたい。

2018 10月雑記

10/16

/ガソリンが350円台に上がる夢を見た。こんなんじゃ生き抜けない。154円も夢かと思ったけれども現実だった。なんと2000円で12リットルしか入らない。

 

/#いいねした人と同居してる設定で雑にリプライを送る ゆるく募集します

/今日もおつかれさま。寒くなってきましたね。そろそろホットカーペットに変えますか?それともこ た つ?世の中の雑事は置いておいて、ごろごろ転がってゲームしましょうよー。(全力のほがたろうです)

/フフフ、あなたは気付いてしまいましたね、私の本棚に森博嗣作スカイ・クロラを祀る棚があることに。好きな一節披露大会が始まるのも時間の問題ですよ。フフフ…!

/なんと今日の晩御飯から新米です。一年長かったですね。今年も秋が来ましたね。パンパカパーン(炊飯器を開けた音)。

/仕事部屋は魔窟と化していたでしょう。勇者よ、数々の仕掛けをくぐり抜け、よくぞ無事戻られました。

/昨日私がヘヴィメタルを流しながら廊下で昼寝していたことは、我々だけの秘密にしておいて下さいね。

/今日のお風呂の色は、デンジャラスイエローです!ふふふ、今朝のラッキーカラーでしたね。張り切って調合しちゃいました。

/今日は霧笛が聞こえますね。パパゲーノ…それは魔笛、スターを取ったら光り出して…それは無敵、もうええわって?ありがとうございましたー!コントをしている間に昼飯も出来たことですし、さあ、頂きましょう。

/一日中椅子に座っていたのですが、何か変わったことはありませんでしたか。なんと、みちこさんもだいたい同じですと。では世界がどうなったのか、椅子を並べてニュースを見ましょうよ。お茶いれてきます。

/今年は吸血鬼に挑戦しようと思っています。今宵20:30、ご飯とお風呂が済んだら指南をよろしくお願いします。ハロウィンの仮装?いえ違います。ほら、健康診断の項目にありましたよね、吸血鬼の項目。そうそれ!隠し項目!

/いいでしょう、その話、乗りました!焼き肉屋の梯子だなんて、腹が鳴りますね!私は前回は五件目で胃もたれダウンしましたけれどね、今回はやり遂げますよ。レインボー焼肉を目指してがんばりましょうね。

/りんごジュースを貰ったので一緒に飲みましょう。1リットル瓶を8本です。飲み明かせそうですね。全部違う農家さんから貰ったものなので味も違いますよ。ききりんごジュース、今年こそは全部当てましょう。

/風鈴を買いました。じゃーん。秋なのにって?そうなんですけれども。鈴虫に合いの手を入れたくてですね。リーンリーン、チリーン!鈴虫もノリノリで歌ってくれますよ。蛙バージョンもあるので、来年の初夏にまた買います

 

/白い鳥が編隊を組んで飛んでいた。仲が良さそうだった。

 

10/17

/新殺さんが推しなので強化で震えているアカウントです。ケーキ買わなきゃ…パンダダルマに目玉入れなきゃ…。そんなこんなで久しぶりにFGOにログインするのでした。なんとなく気持ちが忙しくてゲームは保留にしていたのですよ…めでたい。

/白鳥!白鳥よく来た!渡りの鳥を見ると冬が来たなと思いますね。雲より白い白鳥が飛んで行きました。

/新殺さん幕間ありがとう…いろいろと乗り越えられた気がします(私が)

 

10/18

/手縫いの被り物をして街を歩く住人がいた。裁縫があまり得意ではないのか、本当にそのような生物がいるのか、そもそもどこの誰なのか、聞いてみたいが口があるのかも分からない。共鳴して一時期被り物頭が増えた。ちょうど寒い時期だった。街は無口な動物で溢れた。 #漂流する天使譚

 

10/19

/筺底のエルピス5、前巻までの展開を夢にせず、全ての登場人物と同じ時間に立てる良い一冊でした。信頼の胸を熱くするシナリオです。すごい…!

/灯台150周年の切手が発行。観音埼灯台、神子元島灯台、室戸岬灯台、部埼灯台、観音埼灯台など明治期に建設された灯台。

先日灯台の切手が発売されて、突き動かされるように購入した。昔、部屋に灯台の絵が飾られていて、その絵が好きでずっと見ていたことを思い出した。灯台という概念を好いていることに気付く。

 

10/21

/十三夜、栗名月。今日は月は出るだろうか。連夜白鳥が飛んでいるので、月の代わりに白鳥を見ようか。冬に向かい曇りの日が多くなってきた。

/暑さは鳥を溶かした。鳩が公園のベンチ前で通行人の足を引っ張っているし、雀は庇からぽたぽた落ちてくる。溶ける鳥たちを、一羽の鳥が眺めている。彼も溶けてしまいたかった。鳥ならば。 #漂流する天使譚

 

/白い花が川を流れていく。水中で咲く花が散ったのだろう。そこは寒かろう。きみは冷たい肌をしているのだろう。掬い上げることが出来なかった。熱を持つ身体では、佇むことしか出来ない。 #漂流する天使譚

 

/オルタナティブとして括られる音楽が持つ熱は、裸足で歩いて伝わる熱に似ている。エレクトロニカできんきんに冷えてから、裸足で歩きたい。オルタナティブはさつまいものイメージと共に。夕暮れの町からいいにおいがしそう。

 

/踊る人を見た。靴音を部屋いっぱいに響かせて、何もない部屋に景色を塗りたくっていく。草がそよぎ穀物が鳥に啄ばまれ山々からは天狗の呼び声が聞こえる。一部屋の神様は、ぴたりと足を止めると崩れ落ちた。もう一度踊ってほしくて音楽を口ずさむ。 #漂流する天使譚

 

10/23

/#いいねの数だけこれからの創作活動でやりたいことを語る

/一つ、現代ものを書きたい。構想しては立ち消えます。世界の圧力で揉み消されます。現代設定で猫が喋り出し、猫の島に流されていく現代ものになります。気合いが足りない。

2.創作をまとめた本を出したい。先日カクヨムや星空文庫で公開した文章だとか、漂流する天使譚だとかの辺りを。それからあれです、ちょこちょこ進んでいる手ぬぐいをそろそろ終わらせなくてはならない。どちらもデータを整えている最中で、実現までの準備はしている部分です。

3.創作絵本を再び作りたい。以前はイベント出展のために作っていましたが、今後はほぼイベント参加は考えておらず、オンラインで公開していく形が主になりそうです。現在boothで公開中の創作絵本に加え、残りの何冊かをデータ化・公開したら、新たに作ろうかなと予定中です。

4.現在公開中・制作中の文章に絵を添えたい。たまに思い出すのですが、元々絵にする前のイメージを纏めたくて文章を書き始めたのでした。文章のメモだけ量産されているので、絵にしたい。

5.または文章と絵を上手い具合に両方織り込んで絵本だとか漫画にしたい。創作絵本の理想の形です。

6.風景をたくさん描きたい。アニメの背景などをよくよく見るようになりました。手が追いつきません。追いつくように鍛えたい。一枚の絵として成立する絵を描きたい。

7.小物をたくさん描いて切り貼りする形で一枚の絵にしたい。ゲーム画面のような、マップチップを組み合わせるイメージ。

8.クォータービューのマップを作りたい。ロマンです。箱庭エクスプローラを入れているので、動かせるようになるのが目標です。それから自分で素材を作ったり、手描きなどでも。

9.モンスター図鑑、創作生物図鑑、裏庭住人録など、統一した世界観で生き物(人含む)や衣装などを複数作りたい。ゲームの攻略本にモンスター図鑑や道具・武器防具図鑑がついているとわくわくしません?あれを作ってみたいのです。世界地図なども作ったりして。部屋に各ゲームの攻略本を並べているのです

10.音楽を作りたい。音楽の知識とリズム感が無く、ついでに楽器も苦手で、歌だけは音を外しながらも好きで歌う程度なので最も遠い道です。しかしいつか音楽を作りたい。鼻歌を音階にしてくれるアプリがあり、楽譜読めない書けない私のイメージを楽譜にしてくれる神のアプリとたまに戯れます。

11.自創作や絵、世界観などに合わせた/イメージした音楽を作ってもらいたい。絵から文章を書いてもらったり、文章から絵を描いてもらったりという経験があり、その延長の願望です。切望する夢です。

12.また、音楽に絵を付けるなども随時募集しています。一度描かせて貰って、とても楽しかったです。ご依頼が特に無くても、好きな音楽に絵を描いて回りたいです。なかなか叶いません。技量を上げて挑みます。

13.創作交流したい。ラブコールと絵を押し付けたい方が大勢います。自創作にかまけていたのでたまに飛び出したい。

14.朗読キャスなどをやりたい。ひたすら読み、雑談もせずに去っていくキャスを。実はひっそりやったことがある。噛み噛みだった。かみまみたと言えば許して貰えるかもしれない。また、朗読に耐える文章を書けるようになったら誰かに読んで貰いたい。お絵かき配信キャスは機会があればまたやります。

15.創作の全てを忘れて寝たい。安眠出来そう。旅行に行っても資料用の写真をバシバシ撮らずに済みそう。世界の見え方も変わりそう。でもそれは少し寂しい。そして私は創作を忘れずとも寝る。

16.創作の全てを忘れてゲームしたい。天の声:ゆうしゃよ いまはまだ その時ではないのじゃ…

17.アクリルキーホルダーなどを作りたいと言い続けて何年経ったか分かりません。データ化の壁が。あいや、そういえば先日お試しキーホルダーが届いたのでした。良い出来で大喜びでした。だから頑張れば作れる。本制作といい、データやパソコンと仲良くなれば解決する問題が多いです。壁。

18.フリーペーパーなど、ネットプリントを利用した配信をしたい。構想したまま忘れていた。サイトにて公開中のお忘れ物/架空雑記をベースに、架空の世界の新聞/情報誌じみたものを作りたい。最近の成果は架空和綴じ本や巻物を作ったあたりなので、統合しつつ進められそう。

19.架空のエンブレム、紋章、家紋のデザインをしたい。戦闘機の隊章などに近いものを。刀剣乱舞の家紋ベース紋も良いですよね。別件でもりもり家紋を描いていた時期があったので応用していきたいです。紋章だけではなく、ロゴだとかも勉強していきたい。

20.撮った写真を絵に起こしたい。これは徐々に行っていたり、切れ切れ要素を抜き出して使っているのですが、旅の景色を思い出しながら描きたいです。現地スケッチもしたい。寒い暑いと言って外に出ません。頑張って描けば旅行絵日誌として本に出来るのではと独り言。モチベーション大事。

21.粘土細工、土人形などの絵付けを進めたい。じわじわと進めています。別件でひたすら立体物の研ぎ、絵付けをしていた時期があるので、手が忘れないように描いています。難敵が配色センスです。絶望した!立体作りの味方、彫塑用粘土が出番を待っています。木を彫って熊や仏像なども作りたい。

22.創作世界をベースにした旅人の手記作り。野帳に描き殴りたい。

23.タグ企画をまた募集したい。世界観でキャラクター化、イメージして目を描くタグなどを下書きに忍ばせています。いつか募集した際にはふぁぼして行って下さいな。

24. CDのブックレットに近いものも作りたい。四角くて詩と絵や写真が溢れていてロマン。などなど、様々やりたい事を言ってみましたら、今やっている作業を頑張って終わらせる希望になりました。がんばるぞー。

 

10/25

/やんややんや。子供たちはお祭り行列のように旅路を行きます。

 

10/27

/18年前のロストテクノロジー。技術や部品、社会の事情。

/ゲームでクラシックに触れられるのも贅沢だ。DOD初代の音楽はクラシックを継ぎはぎして作ったという。だからクラシックを聞いていると聞き覚えのあるフレーズが出てくるよと、確か解説に。クラシックが得体の知れない何かになって、ドラゴンが飛ぶ時代の空に流れる。なんて贅沢。DODが好きな要素の一つ

 

10/28

/ゲーム出来るという喜びを伝えるためのツール、ツイッタ―

 

/はろー、ほがたろうです。漂流する天使譚のナビゲーションキャラクターとして蠢くことになりました。役名は『漂流する天使たん』です(地声)。これからも天使を追う物語をお楽しみ下さい。

 

10/29

/はろー。企画に興味を持ってくれてありがとう。ぼくは企画のイメージキャラクター、漂流する天使たんだよ。企画代理としてみなさまの前に立つので、以降お見知りおきを。残念ながらぼくは天使ではないんだけれど、一緒にお話を拾い集めに行きましょうね。

 

10/30

/霰が降った。さよなら秋

/霰再び。風がびゅうびゅうと鳴り、晴れ間はほとんど見えない。いつまでも曇り空で、おまけに地面も見えない。いまさらながら冬とは世界の終わりのよう。終わりの中にいると忙しすぎてそれどころではないのだけれど、とにもかくにも冬。寒い。

2018 9-10月雑記

9/3

/九ポ堂さんの葉書、私が好みそうだからと選んで貰ったようで、みなさま私の好みをよく分かっていらっしゃる。手に取るのは二度目です。運命を感じました。やはり良いなあと撫で回しています。

 

9/4

/オリジナル切手、手紙をよく出す人間なのでいつか作ってみたいです。一度創作イラスト切手が貼られた封筒を頂いたことがあります。大喜びです。切手まで送り主さんの世界に浸れて興奮します。みんなも作っておくれ。物々交換しようぜ。

/オリジナル切手自分用メモとして。 t.co www.post.japanpost.jp

 

9/6

/ここにいては灰になってしまう

 

9/7

/クロノ・トリガーのセーブタイトルは最高に熱い。こまめにセーブしていた。

/創作していて、つい絵に一言添えちゃっている言葉は、私なりのセーブタイトル(という楽しみ)だと思って頂ければと。いらないかなと思いつつ一言添えちゃう。短い話だとか、話の区切りにもセーブタイトルをつけたくなる。

 

9/8

/やろうと思って形にならないことは、今はレベルが足りないから手を付けられないんだな。必要レベルに到達するまで周回する時期なんだな。イベント戦だと、背を向けずに留まらなくてはならないしな。

 

9/11

/漢字に似ているけれど全く読めない、普段使っている文字の形だけれども意味を成さない、などといった「異世界」の話、昔よく読んでいました。それはそうと私が書いた落書きには規則性はありません。白紙をなんとかして埋めねばならない時によく書きます。

 

9/12

/いろんな山に足を運んでいます。

 

9/13

/いろんなものが儚い。

/ナナカマドの葉が赤くなっていた。忍び寄る秋。ずしんずしんと山から下りてくる秋。山は大きな動物の背中。道路をちょこちょこと車が走る。大きなものに囲まれていると楽しい。道を外れると崖だから気をつけて。

 

9/14

/ぼくの隣の席は、いつも空いている。たゆたい消えていく夏、旅する道の上。話しかけようとするが気配がない。手紙を投函した。ぼくは今ここにいます。隣の席はいつも空いている。そちらの方は、足跡すらも残さずに旅をしているのだろう。 #漂流する天使譚

 

9/16

/秋の雨が降っている。虫が鳴く夜。

 

9/19

/先日クレーとカンディンスキーを見てきた。言葉にならない絵を見るのも心地良い。画材屋にも行った。私の町の外では、色々な物が揃い、色々な集まりがある。

 

9/20

/外はすっかり秋。りんごがお日さまを浴びて赤くなってきました。ススキが羽を生やして兎を月に追いやろうと必死です

/男士らに団子を食わせるべく久しぶりに本丸に戻る。久しぶりの鍛刀でグリーンリバー恒次がやって来る。ボイスや鍛刀追加の情報を一通り漁る。

 

9/21

/度々夜明けまで眠りが訪れない日があり、そんな晩は光が差すとすとんと眠れる。朝日を見ると、これで眠れると思う。夜の生き物ではなかったはず。朝一番の光は夜の延長みたいなもので、夜の内である。目覚ましが鳴るまで眠る。寝不足確定なので、電柱やタンスの角には気をつけること。

 

9/22

/淡い色で、そっと色を塗れるようになりたい。地面を撫でるように、知らぬ間に影が落ちるように、花が揺れるように。しかし私は木を捻じ切り、土にシャベルを突き立て、砂浜を全力で駆け抜け、夕陽に吠えるような塗り方で挑んでしまう。繊細に、心を落ち着かせてと唱えてからシャベルを振り回している。

 

9/24

/かぼちゃぱんつはロマンです。吸盤やアンテナには宇宙を感じるのです。空洞は神秘です。きゅんとするポイントにそれぞれ票を入れて下さりありがとうございました!すべてのときめきに幸あれ!

/お月見したい。今日は曇り!電気を眺めて月見。おお神よ、偉大なる電気よ。街に出たら月見だんごが売っていた。彼岸だんごかなと一度スルーした。

/昨日会った人と会い、なぜか数週間ぶりに会ったような気分になる。昨日は一瞬挨拶しただけだけだったからか。秋で夜が長かったせいか。一日は子供の頃より早く感じるけれど、同時に恐ろしく長くもあるらしいのだ。あまりに長くて、明日の朝は本当にやって来るのかも分からない。

 

9/26

/通りすがった保育園で英語を教えていて衝撃を受けた。私もその中に入りたい。だが子供の吸収力の高さについて行けるわけはなく、英語会話から取り残されて、一人窓の外を見ることになって、帰りに居酒屋に寄って枝豆を齧る夜まで想像出来る。

 

/ダンテは絶望の一言で片付くので(好きすぎて雑)、能天気な能天使カマエルについて。アンデッドになって帰って来る天使。忠誠を穢れた聖杯で返す上司には、早めに辞表を叩きつけなさい。

/忠誠と友情を両立させるには幼すぎたけれど、皮肉にも葛藤から感情を表出させる姿に人間味が宿りました。友達の思想が変わる瞬間は残酷です。仄かな疑問はあるけれど幸せだったのでしょうから。機構に捕らわれた天使でした。

/モンスター烈伝オレカバトル!友達の天使がアンデットになって追いかけて来たり、主人公がだいたいの確率で闇落ちしていたりする素敵なキッズゲーム!ゲームセンターで探してね!

 

9/29

/今年おそらく最後のミズと、今年は初のサンマや菊、最近山のように食べているミョウガが並び、秋を感じる夕飯だった。ユウガオをまだ食べていない。やつもそろそろ食わねばならない。

 

9/30

/雨がざあざあ降るし気圧が下がるし猫のヒゲも下がる

 

10/2

/なんか面白いことないかなーという我が先輩の口癖に応えるべく面白いことを探して西東と(脳内で)駆け回った日々をふと懐かしく思う午後。そんな今の私が言うべきセリフはただ一つ、なんか面白いことないかな、である。先輩の面白いに対する渇望が私を駆り立てたのだ!人々よ貪欲に面白さを求めておくれ。

/ところでいつか創作関係のbotを作るのが夢なのですが、方向が定まらないのでなかなか実現しません。というか私がbotのようなものなので。手動です、と付け足しても良さそう。

 

/#いいねされた数だけ好きなセリフを言う見た人もやる

/「あの子が頑固になればなるほど、こっちもファイトが湧いてくるんですよ」(『広くてすてきな宇宙じゃないか』成井豊 アンドロイドのおばあちゃんは、やっぱりおばあちゃんだから、強くて頑丈)

/「ご贔屓のおしるしにお手を拝借」(『真夏の夜の夢』シェイクスピア 妖精パックがこちらを向きましたよ。これもまた夢だったのか)

/「身に染み込んだ罪業から、又梟に生れるぢゃ」(『二十六夜』宮沢賢治 坊さんの梟の説くことは難しく聞こえますが、この一言だけは片耳から抜けることもなくずしんと居座るのです)

/「中はホントと思うには、表がウソだと言わなきゃならない」(『毛皮のマリー』寺山修二 演劇には度々夢から覚ますような言葉が配置されています)

 

10/3

/今年こそは金木犀をみつけよう。赤くなってきたナナカマドに誓う。

 

10/9

/最上川の景色が好き。川下りでもしておいた方が良かったか。今回も羽黒山へ。羽黒山五重塔、現在内部公開中。また、出羽神社では秘仏公開中。月山や湯殿山に登れる体力と知識をつけたらまた来る。明日は五百羅漢を見に海沿いへ。

五重塔内部も外観と同様丁寧な作りだった。雪に耐える姿も美しいかろう。あの塔は木に戻りつつある気がした。

海。流れ込んだ溶岩を掘り、十六羅漢を作り上げたという場所に寄った。画像二枚目、何人の人が見えますか。お顔は優しげ。苦しい生活と海難から逃れられない漁師の村を支える仏様たち。海岸一帯に残されており、思いの強さや厳かさ、恐ろしさを感じます。

十六羅漢海岸は、空模様が微妙で端まで歩けなかったので、きっとまたいつか行こう。鳥海山を登るルートも結局行けなかったので、これも今後の夢にしておく。八甲田抜けルートは攻略し、無事太平洋に抜けられるようになった。最近は奥羽山脈を縫って歩いている。山は紅葉が始まった。

 

10/10

/しましまのしましま

/毛染めするしまうま「しましまましましで」

 

10/11

ふと聖剣伝説4のストーリーをおさらいしてみたら、思っていたよりは聖剣伝説で、ただものすごくはしょり過ぎて、省いた部分が何故か重要なイベントで、だから色々と置いていかれるだけで、物語の軸は実はあったのだと気付く。語られないだけで。長いプロモーションを見ていたのだ、我々は。

多分、そのままの内容(システム、CG)を保った上でやりきるなら、もう一本(あるいは前・後編として)作れただろう。ただ、一本に纏めるために削ってはいけない部分を削ったというだけのことだ。(なんてことをしてくれたんだ)ゲームという名の設定資料集だと分かって、本編の発売を待ち遠しく…

聖剣伝説4は確かにナンバリングだったし、内容も聖剣伝説だったし、今となっては考察して楽しむしかないんだけれども、本編の発売を待ち遠しく思いつつ、聖剣4は確かに存在していると今は言えそうです。しかしなぜはしょった(悔しさのあまりループ)

なんだかんだで聖剣伝説大好きなんです。2が好きです。心にマナの木。

 

10/12

/我々は机を取り戻さなくてはならない

 

10/13

渡り鳥の声が聞こえる!

 

10/15

/大村美術館の図録を引っ張り出して浸っている。本棚も整えねば。掃除するとは言えない。だって本が減らない。減らしてはいるつもり。

/エルピス4を読み終わり、そのまま5を読み始めたらこんな時間です。寝ねば。良い夢を。

/いつか宇宙を描きたい

/いろんな人が支えてくれているからひとりぽっちでも大丈夫ということはあるんですよね。だからいつもありがとう。

/それぞれみな孤独で良いと思います。そこからいろいろ生えていくんです。シャリシャリの大根食べたい。ほどよく焼かれた魚と食べやすい大きさに切った野菜とおばあちゃんのかぼちゃの煮物を食べたい。

 

/天使がうっかり木に姿を映してしまったようだった。木々は巧みに天使の姿を身に彫刻した。凛々しく立つ天使の像を映した老木は一仕事終えてぱたりと倒れた。天使が森に寝そべる姿となってからは、これまでの導きを感謝した者が菓子や茶を置いて行く。天使の昼寝像、山奥にひっそりと。 #漂流する天使譚

2018 8月雑記

8/1

/関野純一郎、吉田博の絵に触れて、眼福。

 

8/4

/海岸の木切れに、天使が座っていました。声をかけても、隣に流木を運んで座ってみても、私に気付かないようでしたので、夢の切れ端と呼び変えて、立ち去るまで様子を見に来ようと思います。 #漂流する天使譚

 

/先日届いたお手紙から構想。天使にまつわるお話を、ボトルメールのように漂流させてみたくて。天使ってどんなもの?形はよくわからないけれど、物語の中に住んでいるそうです。もしもあなたが聞いた天使のお話があったら、このタグに乗せて漂流させてみて下さい。 #漂流する天使譚

 

/終わりの音色が鳴って、幕が下りるまでの間、私たちはずっと天を見上げていました。観客もいないものですから、拍手も聞こえてこなくて。幕ばかりが役目を持っています。#漂流する天使譚

 

/制作の手から離れて、生き生きと動き回り拍手喝采を浴びる姿に、誇りだとか物に宿る魂だとかを感じた。

 

8/5

/なんて風が強い日なんだ。

風が強くて寒くて、ちょっとずつ新しい風が吹き込む町だから、年間通して住んでいると心地良いのです。くそう、なんて風が強い日なんだ。

たくさんの人が応援してくれて、作るだけでは物に魂は入らず、手で押してくれるからみんなの命が宿るものだと思っています。作る器は、だから大きければ大きいほどいい。色んな人を乗せられるように、しっかり大工していきたい。

 

8/6

/今日も良い晩でした。

 

8/7

/子供のポケットから転がり落ちた。羽のある虫は、ビー玉やおはじき、夏の青い花、飴玉の間をトコトコ歩く。宝箱に潜む。お気に入りの本に潜む。花の種を運ぶ。植えた覚えの無い場所に咲く花は、一つの季節の間だけ、羽虫が住処とする借り屋。どうか引っこ抜かないで。 #漂流する天使譚

 

/夏は今日でおしまい

/目覚ましとは鳴り続けるものなのだ

/お手紙食べたのは、かれくさいろやぎさんでした

/手紙は去年の夏に投函されたものでした。高原で採った雲の様々な形について書かれていたお手紙でした。巡り巡って再び夏にやって来た雲は、開かれる前に食べられてしまいました。かれくさいろ山羊さんが、のっそりと立ち上がって欠伸をすると、夏の切れ端が逃げて行きました。

 

8/10

/まだ祭囃子が聞こえる気がしてしまう(夏の後始末が終わらない)

/自分の絵について、よく風が吹いていると言われます。言われてみればそうで、なんで風が吹いているのかなと考えていたのですが、ねぶたの影響がどうも強いらしいと感じます。ねぶた絵は浮世絵が下敷きにあり、浮世絵にも風が吹いているように見えます。ねぶたは子供の頃から親しんだ大きな「作品」です。作品とは言いますが、芸術品よりは工芸品だと思っています。生活の中に消えていくものという意味で。

 

/動物たちは盆より少し前に帰って来ているような気配

 

8/12

/眠くて眠くて曇り空まで眠気を降らせているように見える

 

8/16

/私の人生よりも時間が早く流れていくので、人生におけるイベントを時間列車の中から呆然と見ているだけでこれまでの色々な出来事が終わっている。掴み損ねて悔しがりはするけれども、世界の車窓からな人生劇場もわりと好き。

/列車光陰矢の如し号、まもなく発車します。閉まるドアにお気をつけ下さい。

/bon踊りが始まる

 

8/17

/オーキド博士やバートレット大尉、お世話になりました。ひゃくごじゅういちの夢はまだまだ掴みきれません。だから喜びなのです。ぴっぴかちゅう。

/夏には確かに色々なものが潜んでいるように思える。おっかないやつが。

/おっかないやつも、少し待てば、おぼつ蚊ない飛び方になることでしょう。健闘を祈る。

/寂しい空を見上げるといつも戦闘機

 

8/19

/ゲーム、Ibもプレイ。良いホラーでした。人物の考察が楽しい。もう一度美術館に篭りに行こうと思います。

 

8/20

/夏の終わりには、気付くと庭を眺めている。岸から離れる灯篭のように色々な物事から切り離される時間があるらしい。

/雪囲いをしないとな、とか考える。頭の中で降雪を確認するのもこの時期。

/悪鬼のようにも生きられず、しかし炎は身より出で、燃える道の上にいる。

 

/ぼくの話を聞いてくれ。彼が熱くなりそうな声を抑えながら演説しています。話の内容がさっぱり頭に入って来ないのは、私がそれほど興味を持たないからではないはず。彼の横で熱い手振りを真似る子供は、餅を丸めるような仕草で世を説いています。そんな世の中ならば住みたい。 #漂流する天使譚

 

/人が作るものである限り作品も年をとるのだと思う。劣化し埃をかぶること。制作者が代替わりすること。変わらないように見えて、きちんと時を刻んでいる。

 

8/21

/だから翼を探しに行くのさ

 

8/22

/駆け抜ければ秋

/蝉飼いの子供よどうか慈悲と時間を

 

/明日は空の旅。神林長平の敵は海賊を選ぶ。地面が心もとないときに助かる猫たちが登場する。元気になるシリーズ。自分の中で最高の出張のおとも。オキシタケヒコの筺底のエルピス3・波の手紙が響くとき、唐辺葉介のつめたいオゾンを携帯に入れて旅に出る。こちらは読むかどうかは分からない。

/背中っていいですよね。すき。遠くから眺めたい。

 

8/23

/飛行機がね!とても楽しかったです!雲も、上空から見る街もとても綺麗なんです!13年ぶりの空の旅にはしゃいでいます。

/この仕事が終わったら俺、田舎でゆっくり音楽を聞いて過ごすんだ

8/27

/南国は植物がもりもりしている

/海は透明でイルカが住んでいる

 

8/28

/夏をひと抱えずつ持って行く。入道雲はいつから無くなったんだっけ。正直に呟いたきみの言葉も陽炎が天へと運んだ。海への道は閉ざされて、自転車で登った坂も通ることはなくなった。空は遠く風は素っ気なく。魚や木々や、獣や天使が、夏をそれぞれ持って行った。 #漂流する天使譚

 

/線を一本引くことすら迷う。私には望まれるような綺麗な線を引けないとわかっている。

 

8/30

/唐辺 葉介、つめたいオゾン読了。冷たさすら感じなくなる閉ざされた楽園に放り込まれました。小さく、小さく自分をすり潰して、針の穴から世界を見るような目線。いつかの世界がそんな形だったことはありませんか。思い出すと背中が冷んやりします。

/オキシ タケヒコ、筺底のエルピス3、読了。絶望しかない、と一巻目から言っていただろう。それでも読み進めてしまうのは、次なる手が打たれているからで。駒を進めるように先へ先へ。絶望しかない。

 

/早朝の電光掲示板。カラスが気に入って使っている場所を今朝は天使が借りて、街を見下ろしていた。夜間の音の洪水が引いた後には、猫のあくびしか聞こえない。そろそろカラスに席を返さねばならない。見上げる者がいない空。朝日の回廊を渡る。 #漂流する天使譚

2018 7月雑記/ありもしない思い出まとめ

7/9

/夏になると、薔薇を育ててるいる家の奥さんが庭先に出ている姿を多く見かけるようになる。その奥さんと、この時期の日差しや風のにおいがリンクしている。同じ季節が巡って来た。

/日常で保留にされたジョーク(当社比)をどうしても放り投げたくてツイッター

 

/#ふぁぼした人とのありもしない思い出を語る

/確か、夜の蛍沼で会いましたね。オナガナガボタルの群生地で、彼らの尾の五つの発光機関が作る輪は正に異界からの手招きでした。蛍の好物、レムレム貝を耳に当てて過去の予言を延々と聞き続けましたね。耳に残る予言はありましたか。

/一緒にすり抜けた夕暮れの薄皮のような小径、我々が通り抜けたことによって塞がりもせず、今も残り続けているそうですよ。影猫や銀紙鼠、真っ直ぐ飛ぶ鳶が通り道に使っていると話していました。小径の茜色はいつまでも同じ色のままなのでしょうか。動物達は内緒だと笑います。

/一緒に歩いた歯車の橋、白鷺の町は数々の美しい橋が架けられていましたが、その中でも抜群の渡り心地でした。銀河の渦に乗り、緩やかに回り続ける橋でしたね。橋に果てがあるのか、確かめる前に河に飛び込みました。次に見た橋はどんな形でしたっけ。

/あなたが教えてくれた玉虹の原、お庭で花に水をやりながら作った入口から行けるとは思いませんでした。花々の色が滲んだ水面に立ち、同じ色を映した空を見上げていましたね。水と空の境界を空に描きながら、ごろごろと寝転がって過ごしました。今度は私の庭から旅立ちましょう。

/覚えているでしょうか。ささやかな冒険だったのです。

あなたと海沿いの線路を辿って電車の音を追いかけました。いつまでも鼓動のように鳴り続けるレール。一時間に一本の列車がすぐに来るものだと思いきや、待てども影も見えません。線路の切れ目から、たちたちと赤い雫が溢れていました。

/あなたと見たあれは、不思議な人形でしたね。今でも何だったのかと考えますよ。人形は階段の踊り場、細い手すりにちょこんと座っていました。どの時間帯でも光と陰の境目となる場所で、片方のお顔が常に隠れるのです。浮き彫りの半面は、精悍な青年にも雄々しい鷹にも似ていました。

/あなたとばったり会った並木道、幸運でした。虚ろ木の街は曲線で構成されており方角を見失いやすいのです。目指す雑木店に着くまで随分寄り道しましたね。海鳴りの木や団扇の木、それから揃って街の木々の枝を貰って帰りました。育つと迷路が出来上がるそうですが、その後いかが?

/あなたと見たノッコラ池の影、少し怖かったですね。あんなにも大きい影が、音も立てずに水面を横切ることが不思議でした。雲でさえ風の音を残して通り過ぎると言うのに。鳥か、魚か、自然現象か。古びたにおいがすうっと抜けていったのは、きっと私の気のせいです。

/あなたと痕跡を辿って見つけた生き物、今はどの階段の縁に腰掛けているのでしょうね。座れる場所ならどこにでも現れる生き物でした。座ることが生きがいのような。おばあちゃんの隣だとか、煙草をふかすお兄さんの隣だとか、長いお寺への階段にも腰掛けていたようです。

/とぐろ岩を登り続けた海岸を覚えていますか。巨大なプレーリードッグの群れが言葉無く立ちつくすような岩浜。我々が信じたのは一つ一つの岩の先に火を灯すと扉が開くとの噂でした。あと少しでのところで、神様が誕生日の蝋燭を吹くように火が消えた時には大笑いしましたね。

/あなたと歩いたお寺の渡り廊下は長かったです。踏むと小鳥の囀りのような曖昧な歌が聞こえてくるので、似合う歌詞を考えるながら歩いたのでした。ふと般若心経を当ててみたらマッチしたときにはなんとも言えず、お経を揃って読み歩きましたね。

/あなたと少し先の未来を旅したことを記します。公園の水飲み場にあった螺子を巻いて、それが戻るまでのことでした。季節が一つ進んでおり、舞い散る葉の向こうで、手を振る人物をみかけたのです。明日こそはその方が誰だったのか分かるだろうかと、そわそわして次の日を待つようになりました。

/魔法の箒で掃除した昼下がりは、あなたとの時間。元は神社の境内を掃き清めていた箒で、一振りすると砂に描いた絵を攫うように邪気を払うらしく、試した庭に花鳥が舞い蓮が咲き極彩色の雲が流れました。風が吹くと消えていくのですが、ある意味空飛ぶ箒よりも遠くに行けました。

/あなたと旅したトッコリ山の峰の道、登り下りの激しい一本道は鳥の大群が頻繁に横断する空の高速道路と直行していて、命がけで渡った箇所がありました。あれは大変でしたね。中でもサスカキルカドリは雲海のカジキマグロと呼ばれているだけあって凶悪な嘴でした。

 

7/11

/夏なので早起き。紫陽花の花が増えてきた。

 

7/12

/プチデストロイヤーの称号は未だに現役

 

7/14

/人喰いの大鷲トリコ始めてます。トリコが様々なしぐさをするので、どんどん可愛くなってきます。

 

7/15

/春アニメは美男高校地球防衛部と魔法少女俺にお世話になりました。地球防衛部新作を見られるとは思っていなかったので涙が…Happyな春でした。

/ガラクタを寄せ集めて出来上がったらしい二体。出来損ない同士上手くやっていこうじゃないか。

/休日が来るたびに物探しをしている

/今回の探し物は無事に見つかったし、何故か前回いくら探しても出て来なかった物まで見つかって、なにがなんだか。とりあえず良かったです。

 

7/16

/暑くて地球外の惑星にでも立っているんじゃないかと思った。人は寒さでも寡黙になると言うが、暑さでも寡黙になるのでは。

/カラフルな服がたくさん歩いていた。しゃなりしゃなりと歩くスカートやワンピースは涼しそうだった。絵の具だらけになりながら、屋外の水場で容器を洗う私も涼しいぞと、バケツ片手にご機嫌に歩いてみたが、どうも違う世界の住人に見られてしまった感じもする。

/夏い暑(夏定期ツイート)

/宇宙はピザ生地みたいに回され続けているんだなあ

/夜をバイクで駆け抜ける人は、少なくとも眠くはないみたいだ。私は眠い。私は夜を駆け抜けられない。なんなら昼も寝て過ごしたい。寝ながら風を感じたい。

/そういえば先日の皆様とのでたらめ思い出話は、銀河ヒッチハイクガイドを読みながら書いていたのでした。まだ途中だけど、最高にしんみりしながら読んでいます。ガイド片手にヒッチハイク。

 

7/21

/トリコおしまい。良かったです。トリコの背中に掴まりながら渡り歩きました。観光気分です。ありがとうバスガイドトリコ。想像以上に賢いAIで感動。良い子だトリコ(感想で呼び名を連呼するのはゲームでひたすらトリコを呼び続けていたからだ)

 

7/23

/スコップ三味線師範級を聞きながら、ウム竹山の激しさを思わせる叩き方だなと笑いを堪えながら難しい顔で頷く休日は最高です。津軽三味線は弾くのではなく叩くのだと言います。ですのでスコップを叩くスコップ三味線は上手いパロディなのです。(津軽の人は時々真面目な顔で大真面目に笑いに走る)

真面目に楽しんでおかないと雪が降っちゃうからね

/死んだと思っていたカメラが復活した。ありがとうインターネットの賢者たち。

 

7/24

/聖剣伝説2、スーパードンキーコング、ポケモン銀、テトリス #自分を作り上げたゲーム4選 聖剣は心の森、ドンキーは大きな自然、ポケモンはポケットの中のファンタジー、テトリスはいつまでも遊んでいられる

/聖剣3,LOMやクロノトリガー、クロノクロス、DQX、テイルズオブファンタジア、カービィ、ヨッシーなど上げ始めると熱くなってきます。比較的最近プレイしたゲームで何かしら心を動かされたものですとトリノホシ、エスコンシリーズ、ワンダと巨像、オレカの4作。ゲームと歩んで来ました。

/SRPGのクォータービューのマップが好きで…

 

7/28

/今日は海を見て来ました。夕暮れの海に、何処までも続く帯が巻かれておりました。宇宙の膜のようでした。

 

7/29

/今年はちょっとだけ夏を好きになった

/海藻をかき分けると見慣れない魚がいた。波に揺れる海藻がいちいち隠す赤い背中は、こちらの海では見たこともない鮮やかさ。静かに待ってついに見たその姿。足が二本生えている。遠い国から旅行に来たのか。夏休み。海藻だけ持って帰った。朝ご飯の味噌汁に入れるんだ。 #架空の夏休み日記

2018 6-7月雑記

6/11

/雨とともに現れるポケモンがいるということに今さら何度目かのときめきを覚える

 

6/14

/エスコンの歴代エースたちは、歴史に残っている人も消し去られた人もみんな等しく私の星だと、南十字星や悪魔や番犬を定期的に思い出してはニコニコする。7の発売が楽しみ(PS4を買わねば定期)

 

6/18

/ワイルドストロベリーが実った。巷では恋が成就するとか鰻が重々だとかで実っこは食べない選択をする者もいるらしい。私の中の武将が食わねば戦はやっていけんぞと囁くので、私は食す。野苺を摘みながら戦場を駆け抜ける恋人もとい武将友達、募集。おぬしに背中を預けよう。

/私の中にはリーゼントの天使や野苺武将が住んでいる。あなたの中には?

/武将友達が続々と集うのでやっぱりたまに野山にまじりて竹を割りつつパンダやツチノコでも探した方がいい

 

/ストーリーキューブ、ストーリーテラーダイス、なるほど面白そうです。

 

6/21

/口の大きい獣たちが闊歩する。彼らは星の使者を信仰している。彼らのよく食べる神様のために、供え物を探しているのだ。

 

6/22

/月光の階段、月は自分で降りる道を作る

/土日の通りは車も人も少なくて、早朝の残り香を楽しめる。ぴょこぴょこ揺れるスズメの尾のようなもの。

/兎はすごい脚を持っていたってほんとうはじっとしていたい。私は寝て過ごしたい。(カモメのジョナサンは神々しい)

 

6/23

/猫が鼻を摘んで狐に化けた。狐が背骨を抜いて猫に化けた。

/兎が傷口から入り込み、見えなくなった。きみはいつかその兎を思い出す。

/猫たちがチリンチリンと鳴く。無垢な楽器。

/尻切れトンボと尾が切れた猫

 

/FGO、ちょこちょこ進めて龍馬さんをカルデアに迎えた。宝具レベルアップまで頑張れるかどうか分からないが、彼らはずっと見ていたくなる良きコンビ。金時とゲオル先生はほぼ同時に絆レベルMAXに。それぞれ礼装を頂く。枠を狂ブラド公、デオンと交代し、再びバーサーカーで殴る魔神と化す。

 

6/27

/朝の教育テレビを楽しみにしている。面白いとか面白くないとかが問題なのではない。世界から切り離されていると感じるから必要なのだ。朝の教育テレビが。みいつけたのサボさんが最近の癒しだ。シャキーンのジュモクさんとネコッパチも大好きだ。

/久しぶりにただ黙って座って音楽を聞いている。

 

6/28

/昨日聖剣伝説3の動画を見ながら、あの頃には既にシャルロットとヒースの青年幼女コンビを愛でていたことを思い出し、久しぶりに二人が並んだ絵などを見て泣きながら過ごした。聖剣伝説の女の子たちはとても可愛い。

/夜の空にカササギが浮かんでいる

 

6/30

/きみが死んで戻って来てから焼くまでの間、いつも忙しいぼくはやる事が何も思い浮かばず、きみと一緒にすり硝子ごしに太陽が傾くのを見ていた。庭を眺めていたきみの背中を思い出したりしながら。きみは空っぽをぼくの中に置いていった。

/七月の迎撃準備を整えました。幸運を祈る。

 

7/1

/夏に聞こえる誰かの足音が好き

/プールの後のシャワーは子供の頃と変わらないにおいがする

/夏になるとよく通る声の鳥が早朝に鳴くようになる

 

7/2

/文句無しに暑い一日でした

 

7/3

/今日の海は暮れたように黒かった

/みんな忘れて目覚める朝。朝の静かさはぽっかり空いた穴。底に沈んでしまったあれやこれのせい。

 

7/4

/はじめての風ノ旅ビト良かったです…助けてくれた方々ありがとう…

 

7/7

/妖精がいた。あるいは蛍の亡霊。

2018 6月雑記/架空の町を紹介

6/9

/静かな一日を終わらせるために音楽をかけます

/空が飼う鯨の吹く潮は夜でも構わず虹を作り、束の間妖精が呼吸をします。目の前で群れる妖精は幻影でしょうか。鯨が空けた空の穴は塞がないで下さい。妖精の帰り道となりますから。

 

/#ふぁぼの数だけ行ったことがあるように架空の町の魅力を紹介する ファンタジー作品の世界地図って良いですよね。一緒に気になる地名を探しましょう。

 

/はじまりの町は、紫煙くゆらす花々が足元を覆い、歩くとサリサリと音がする。路面はいつも霧。煙の渚の町。飛沫を散らして遊ぶ気にはなれない。ザラメ雪の日ほど軽い地面は足を取る。自分の足元なんて見ていないだろう、背の低い花々は底流の中、低く笑う。謹厳な旅人は砂糖葉巻を齧り散策を続ける。

/北西に向かうと巨大な水たまりがある。目指す者が目印にする煙突。その麓の町はとぐろを巻く。トンテンカン。いつも薄曇りだが、空の高さよりも煙突の高さが重要。職人が足場を組んで仕事している。彼らが何を作っているのかは、三ツ頭山から見下ろすとわかるらしい。鉄蛇の町、蛇の背を渡るひとたち。

/地図中央に山の尻尾が描かれている。奥の地と呼ばれたってここに住むひとはいる。終端の山は樹木も凍る厳寒の地。硫黄を避けて作られた、温泉を囲む町。短い夏に、秘色の草原に寝転べば、空とも海ともつかぬさざめきが聞こえる。蒸気を掴み、舟を出す。高くへと昇っていこう。住人は静かに手を振る。

/東の方に缶詰工場がある。龍の髭ほど長い魚からプチプチの小魚まで、職人が選別した損傷の無い魚たちが、一缶に行儀良く詰め込まれている。味噌味の水族館か。旅の間につい食べたくなる。この地の魂を支える工場だ。最寄りの町に寄って、多彩なラインナップに悩んで夜を明かす。

/空から響く爆音が町に降り、異国の言葉となる。耳元での囁きに目を閉じた。酒場に寄ると空灰を纏う透き通った目の異邦人がぱらぱらと席についており、また異国の言葉が聞こえてくる。彼方の破片をぐい呑みに。お隣さんの話を聞くに、空は最近色々なものを降らすという。

/眠りこける鶴の首を渡る。鶴は千年眠っていて、飛ばない間に恐竜みたいにでたらめな大きさになってしまった。半島への連絡路は長く退屈。鶴の寝息で眠くなる。意識が遠のく頃、金色の花畑を見る。茶屋で出された真ん中をくり抜いたお菓子は奇妙な苦味がある。天使の輪っかならばもっと甘いはず。

/半島は幽玄の地。丹の織物が風にはためく町に降り立つ。空が深い。白化した山を背に負う。ここから方々へと道が伸びるが、さてどれも一度踏み込むと進む他無い。送り出す町。躊躇ううちは、留まっても良い。しかし石塊が語り出すと長いので、心を決めねばならない。

/地図に空白地帯があるが、地面がすっぽり抜けているわけではない。動物たちが花を供える城があり、ひとも例外ではなく、みな集ってその種に伝わる祈りを捧げる。それぞれの時間は交わらない。動物が集う城に、名前をつけることが出来ない。そこは今日もぽっかりと空いたまま。

/神様が酔っ払って作った砂浜で、棘のある花が咲いている。花を編んで対岸に渡れると言うが、手はすっかり傷だらけだ。上手く花を編むひとびとが集って町が編まれた。彼らはひとを渡すけれど、浜を離れはしない。淵にかけられた花の飛び石は、一つ踏み外すとどこまで落ちるか分からない。

 

/旅行記風になっているといい。無さそうで無さそうな架空の世界も、有りそうで無い架空の世界も大好きです。

 

/皿の上の大きな水たまりを、たらいに乗って遊覧。2時間100円。保険なし。岬の出っ張りの、ちょうど日陰になる場所で、たらいが岩に繋がれていたのだ。頑丈そうな船が一本の糸を垂らして魚を待っている。皿の割れ目から流れてしまえば未踏の地へと連れて行かれてしまうことだろう。日暮れる前に戻る。

/歌声が聞こえたので紫陽花の間の階段を上っていった。高台は見晴らしがいいけれど、大きな水たまりの向こうは見えない。向こう側なんてあるのだろうか?魚介を盛った皿を昼食に頼む。塩で食べるのが良し。だらだらと楽しんでいる間も歌は続いている。切れ目が無い。旅の音楽家は今ではない季節を奏でる

/平野に出る。比較的穏やかな地に見えるのは季節がいいからだ。冬は雪に閉ざされる。三頭の山が遠くに臨む。それとは別に瘤の山がある。町は三頭山の分社を守っている。田畑に囲まれた神域は、平野の拠り所である。

/野の花が誘う草地には寝ころばなくてはならない。黄色と橙の小さな花が細い茎に掴まっている。花は空に浮かんでいきたいに違いない。祝い事の日にそれは叶うから、今日のところは地面の柔らかさを楽しもう。こんな草地は大昔の住人も好んでいたみたいで、変わらぬ空き地は各所に残る。

/入り組んだ路地で何度同じ景色を見せられたことだろう。通行規制に従って歩いてみるとどこにも辿りつかない。この町はそういう風に出来ている。忍びの者を探し当て、彼らが使う壁の抜け穴を通らなければ目的の城には近寄れない。茶屋で出された飲み物は恐ろしく苦かったが、林檎のパイが最高。

/昔一度見た景色を見たくて記憶を頼りに歩く。季節は移ろうい、ひとは変わるもの。変遷は聞かないでおこう。かたつむりのように汽車の扉が開いたので、乗って隣の駅にて降車。するとどうだろう、記憶の景色がそのまま広がっていたではないか。電車は行ってしまって、次の便はいつまで待っても来ない。

/湖底の遺跡に想いを馳せる。もう記録されることのないかつての生活。魚や猪の骨が埋まっていて、水の底で保存されることだろう。バスがざぶんと湖に入り、優雅に泳いでいく。順番待ちの列は次の季節まで続いており、立ち寄っただけの旅人は水辺で生活の痕跡を探す。忘れられていくだろう。

/洞を通って抜ける道を孤独に進む。長くて暗い道を抜ける者はどれほどいるのだろう。ひととすれ違うことはないが掃き清められている。雑草の一本も生えてはいない。姿が見えなくても、ひとの気配は感じられるものなのだ。

/風が交わる道で町が栄えた。ひとびとは手と手を取って踊る。言葉は通じないようだけれども、みな風のようなもの。すいっと混ざってみようと思ったが、これがまた難しい。ぎこちない風をひとしきり笑われて、やはり言葉は交わさぬまま輪に入りこんでいる。渦に捕らわれる前に次の町へ。風のように去る。

/黄金色の老木が、町の外れに立っている。利益や薬を与え続ける知恵袋。黄金の老女は朝焼け前に町を散歩する。ひとの顔が分からない時間帯に、すれちがう寡黙なひとびとと会釈を交わす。彼女の着物のすれる音は、老木の葉の囁きと同じ音だとみな気付いている。

/用水路にはまった。突然のことで、笑いも怒りも出来ずに這い上がる。深く広い用水路が何か言うでもなくそこにある。どこまでも続いている。ひと一人流せそうな幅だ。実際、水を滴らせているところにひとが流れてきて、遠くまで流れる。彼はどこまで行くのだ。追ってはいけない。

/花火が打ち上がる。祭りの知らせだろう。音の鳴る方向へ向かう。黄昏時だ。黒い獅子がぬっと顔を出す。長い胴体は、旅人の前をいつまでも這っている。足の数を数えるのも飽きるほどだ。数え損ねて、奇数の足を持つ獣だと認識することに。黒獅子が通り過ぎて残るのは、静寂。

/伝承の人物が住まう町がある。彼は深い慈愛の心を持ち、世界を駆け回る俊足とを誇る個人だと思われているが、隠れもしないこの町は、何人もの「彼」でいっぱいだ。個人名ではなく団体名だっただなんて、とても言えない。けれど伝承の町は確かにあると、信じぬ者には言いたくなってしまう。

/研究者が寄り集まった町があったが、今のその地にはどのような記録も残っていない。機械人形が一匹(二足歩行ではあるが獣の顔をしている)さまよう姿を見た者がいて、遺されたのは本当にそれだけらしい。残っていないものは見ることも叶わない。旅人の空しさ。

/それはそれは大きな獣が住む町だった。大きいだけで害は無く、いつもあくびをしているか眠っているかのどちらかだ。いつから住みついたのだろう。住人は獣に残った魚の頭を放り投げる。それほど好きではないようだが、獣はぱくんと食べてみせる。年に二度、総出で大きな体に上って毛を梳いてやる。

 

/初夏に花をつける果実の木が準備運動を始めると、小鳥たちは少し大人しくなり、燕の編隊飛行に拍手を送る。夜になると果実の木がぽうぽうと鳴き始める。鳴き声に乗って綿毛が飛ぶ。上手く枝に止まれば、秋に実りとなる。鳥たちは木々を見守っている。

/坂の多い町だ。すぐ裏手に山があり、竹がさらさら鳴っている。軒先に杉の玉がぶら下がっている。木造の建物は燻された濃い色をしており、町はずっしりと重い色。家々は山の延長のようなものだ。夜になると鳴く動物が徘徊するから、夜遊びしてはいけないよ。

 

一本の道を行くと必ずこの町に辿りつく。兎の抜け穴の先にあるような町だ。ぼんやりして歩いているといつの間にか不思議の道を辿っている。旅人はみんなそう。狐に化かされているのかな。まあ、美味い唐揚げを出してくれる店があるから、化かされていたってかまわない。

/梯子が多い町で、とにかくショートカットが好きな人々が住んでいるんだろう。梯子に板を渡してこしらえた通路が幾つも伸びていたり、縦横に組んだ12尺の角材を組み合わせた簡易階段もある。道は多いのだが、まるでアスレチックなので体が痛くなる。藤のつるを編んだ梯子は意外と頑丈。

/星の中央に立っている。北へ行けば浄土、東へ行けば異国、西の平野は果てが無く、南へ行けば社の森。どこへ行こうとも、戻って来る。大きな水たまりから吹く風に乗って、祭り囃子が聞こえて来るから。

2018 5-6月雑記

5/5

/とりのめ君と仲間たち。三本足は山の奥に住んでいる。

/博多豚骨ラーメンズが配信されている。ラーメンを食べ歩くアニメかと思ったら、ラーメンと明太子と殺し屋のドタバタアニメだった。明日は後半配信。

/審神者二年目に突入です。加州、長谷部がやっとカンストしたので旅に出したい。加州極を待つ。今朝は呪われしにゃんせん一文字がやって来ました。仕事に行く前の早起きからも解放されるのです。あとはゆるく旅道具などを探しに城に潜ります。

にゃんせんだけに2番目のページにいるのではと語呂合わせに縋って開けてみたら、いらっしゃいました。呪われている。

 

5/6

/物語は生まれない。ぼくの目の前にはただ音楽があるだけで。

/今日は海のにおいが街中に寄せて来ていて、そういえばここは港町だったと思い出す。潮騒は聞こえないけれどここは海である。いいや、もしかしたら海鳴りは響いているのかも。自分の鼓動を意識しないと聞けないように、海の音が聞こえる町なのかも。

/それでもって、夜には雨などが降り出す。

 

/何も無いところをどのようにして描けば良いのだろうと考え続けているが、何も無いゆえにいつも忘れてしまって、描いていてただの空白あるいは意味を持たない線になってしまって、資源の無駄を後から嘆く。

 

/そういえば、梅と桜が終わって、りんごの真っ白な花が咲いています。

/きみの街が遠くに見えるよ

 

5/12

/ゆるやかにしっかりと生きていきたい。掴むのは自分次第だと。

 

5/14

/手書きの字は土から顔を出す芽に似ている。同じ字を書いても一つ一つ違うので。ワープロの字は碁盤の上の石。

/たまに手書きの字を見たくなる

 

/唐辺葉介氏の本を読む。ある子供の日常が淡々と連なる。なんと瀬戸口廉也名義での活動を2017年に再開していた。

 

/曇り空で、日暮れが少しだけ早くやって来たので寂しかった。昼の残りまで、自転車を漕いで移動する。

/待ってはいないが、雨らしい雨が降っている。

/放送日や暦上の記念日を当日になると忘れる現象には名前があるのだろうか。リマインドを読み上げてくれる機能を活用するべき。

 

5/18

/#私の絵は太陽月星隕石のうちどれですか 銀色をして跳ね回る太陽、お昼にもにっかり笑う月、でたらめに繋がれた星、童話のような隕石。みなさま、どんな光が見えておりますか。

 

5/20

/最近宇宙のお話を読んでいたので、ちょうど良いタイミングで流れてきたタグでした。そのうち星や月や隕石の絵を描こうと思っています。

 

5/22

/ツツジが咲いた。藤も咲いた。ボケの花は終わってしまった。ミズが出てきた。フキの葉は知らぬ間にでっかくなった。

/アルフォートの焦がしバター味はいつだっておいしい。ミニチョコレートディープブロンドという横文字の並びを覚えられなくて焦がしバター味と呼んでいるんだけれども。ぼくはきみの名前を覚えられないけれどもきみが好きだ。

 

/たくさんのご投票ありがとうございました。38票の宇宙の輝きを頂きました。身近な衛星、月に多く票を貰いました。改めて月にまつわるお話や神話を思い起こすと、好きな物語がたくさんあります。生と死を繰り返す、近くて遠い地面。はてさて今日はどんな模様が見えるでしょう。

次点、星にご投票を多く頂きました。遠い星々が明滅する様子を観察するのが夜の楽しみです。たまにフッと消えると心配になります。シュッと移動したりもします。しないか。星の間を縫って飛行機や色々なものが空の道を歩いています。星座に関連したコメントを頂いたので、絵は星座ドラゴンです。

 

5/24

/雲にきみが映る

 

5/26

/猫のトンネル、低木の森。

/棟方志功の仏画の世界を歩いて来た。彼は言葉をとても美しく使う。墨の黒の中に山々の緑を見て戦慄した。そして、恐ろしく線の構成が密だった。重ねていたシャガールとの違いを見つけて、ぺりぺりとリンクを剥がした。宮沢賢治を見た。

シャガール、志功と続けて展示を見に行ったことになる。パワーに溢れている。なにも考えたくないから、今は何も考えられなくなる絵を見るのがいい。無事に精神が安眠する。ちーん。この次は、西洋画が待ち受けている。あれは体力ゲージに余裕が必要だ。もう少し先延ばし。

 

5/27

/新緑が眩しかった。

 

5/28

/花を散らして駆けるきみ

 

5/30

/朝一番の音はお家の中から煙突を伝って生まれる。

 

6/4

/自分を褒めてみるなどしてみむとてするなりと思い立ったはいいが、私に褒めるべき点など無いので虚無である。しかし私の中のヤットコを担いだリーゼントで片目に傷のある天使が、褒めるべき点が無いところが素晴らしいと褒めてくれたので生きる。私は生きていく。

/片目の傷は飼い猫による傷らしい

/その人は、ヤットコを持ってヤットコる…

 

6/5

/御宿よじげんのてんしゅ、本日は昼と夜を連れ帰って来た様子。今広がっているのは、曇り空のような曖昧な幕。留守にしますと書かれた札は、地上からだとよく見えない。空は宿にてひそひそと、明日の天気の相談をする。

/『じつは、わたくしこういうものです』『アナ・トレントの鞄』クラフトエヴィング商會の本を手に取る。空想都市の住人となったので路地裏にあるかもしれないお店のマップを開くつもりで。アナ・トレントの鞄は『ミツバチのささやき』から広がったお話だという。うんうんあの鞄は本当に素敵だと頷く。

 

6/7

/FGO、マイルームにてライダーイシュタルを喋らせていたら、ライダーゴールデンに興味を示しているいてふふっとなりました。

/新宿のアサシン→アルテラ・ザ・サン〔タ〕 星のご縁があったようですよ…!

 

6/8

/オレカバトルは少ない台詞から世界観や歴史や時幻を埋め、俺のカードを信じて戦うアーケードゲームです。かれこれ3年沼に埋まり続けているジャンルです。2015年2月にオレカ初回ツイートをしてからこちら、ずいぶんお世話になっています。雨の日も、風の日も。

2018 4月雑記

4/4

/きみは今どこにいますか。ぼくは海をぷかぷかと漂っています。さめざめと泣く海に揺られて、あちらへ、こちらへ。灯台の光も、とうに見えなくなってしまいました。もう少し海と一緒にいようと思います。きみにはまだ会えそうにありません。かもめと仲良くね。 #瓶詰めの手紙を

 

/あなたの世界は、薄い膜で覆われていて、届きそうで届きません。けれど今日、瓶詰めのお手紙がふらりとやって来ました。蓋を取ると、懐かしいそちらの香りが溢れました。春と、インクの香りです。ぼくはあなたの想う方ではないかもしれないけれど、こちら側を探してみます。春に包まれ、良い夢を。

 

/ぼくの太陽は、地平線から出たり引っ込んだりを繰り返しています。電池の足りない朝焼け(あるいは夕暮れ)は、空の気が済むまで続くのだと思います。薄暗がりの世界で、誰もがみな黒い影となりました。あなたの黒いお友達にも、よろしく伝えて下さい。曖昧な時間帯は、死とあなたが溶け合うのでしょう。

 

/猫が砂に埋めた瓶を、こっそり昼間に掘り起こしました。猫が怒っていたら、湊に上がった魚と交換しようと思います。魚の瓶詰めのコンテナに、手紙の瓶も忍ばせました。あなたの中に居残る想いは、遠い海の無い町に運ばれます。あなたの好きな魚の料理になればいいなあ。旅路の中で、味も和らぐかも。

 

/神様が居眠りしていたので、ぼくが瓶の蓋を開けました。どうしてか、すれ違ってしまうようなのです。宛先は合っているというのにね。ぼくときみも、何度すれ違ったのでしょう。今日は会えました。ぼくはもう一度蓋を閉め、電子の海に流しましょう。今度こそ、神様の起きている日に届きますように。

 

/瓶詰めのお手紙を、拾っては流し、拾っては流し。そういえば、しまぐらしというアプリでもたまにボトルを流しています。良いアプリ。辿り着く先の無いメッセージを流すことは、自分には合っている気がします。安らかにノートの切れ端を流しています。どなたもお茶を飲みながらお楽しみ下さい。

 

4/6

/今日も雪が積もりまた溶けた。明日こそ最後の雪になるだろう。たぶん。たぶん。

/雪、そして雨。足元に紫色の小さな花が咲いた。

 

4/9

/FGO、新宿完走しました。自分が好むタイプのシナリオだったので、終始胸が熱かったです。舞台とモチーフの組み合わせがおいしいです。新宿を駆け回りたい。

新宿、ドラゴン、戦闘機、うっ頭が(DODの民としても新宿は聖地です)

 

4/14

/今日はレイトン教授と最後の時間旅行のサントラを流す。オープニング、ほんわか絵柄に対して凄まじい迫力の曲。時間旅行というタイトルによく似合う。

レイトン教授の音楽はジャズ、タンゴ、ミュゼット辺りが近いという声が出てちらほら。例によってジャンルには詳しくないので後日聞いてみる。

 

4/16

/『おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱』を読んでいる。エルピスは電子書籍で買っているが、やはり本を手元に置きたくなり、こちらは紙をめくりながら。子供の頃に見ていた景色がそのまま書かれていて、懐かしく、怖い。子供の目線での怖いとは独特な感覚だったなと、今になって思う

子供の頃に感じていたものは忘れてしまうけれど、無くなったわけではなく、見え方が変わっただけだなと。残しておきたい感覚が語られているものは、手元に置きたくなる。おそれミミズク、リューシカリューシカなど。新しい世界を見るのも楽しいし、昔見た世界を見るのも楽しいよね。

 

4/17

t.co うさぎがはねた.アイヌの物語を幾つか読んでいたので。しばらく流していると眠くなります

 

4/19

/梅、咲き始めました。桜、一輪咲いているのを見ました。

 

4/20

/窓を開けると梅のかおりが入りこむ。雀も熱心に砂浴びをしている。

 

4/23

/晴れた日にだけ会えるきみ(戦闘機に想いを馳せながら)

/書いていた文章がやっと終わり、今日はさっぱりとしています。新しい本を何冊か読み、古い本を読み返す予定です。

物語の終わりってどう書くべきか、少し考えてからエピローグに手をつけます。

 

4/24

/『おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱』読了です。怖い話で繋がる出来事と仕掛けを楽しみました。オキシ氏の書かれる登場人物はいつも柔らかで、物語の終わりを寂しく思うほど親しい人々に感じます。またどこかで会いましょう、と本を閉じます。

 

4/25

/長いこと書いていたお話が終わりまして、送り出すとはこういう感覚かと。なるべく早いうちに公開出来るようにしたいものですが、長いこと書いていたということは初めに書いた文の古さも化石並みで、公開の目処は相変わらず立たないのです。どうすれば!書くしかない!

 

/寒くて凍えてしまう。桜の時期に雪が降ったのいつだっけ。防寒大切。寒さで桜よ長く保て、ついでに我が家の梅ももう少し咲いていろ。春の寒さは友軍。ともに参ろう。

冬の7度は暖かい。春の7度はやけに冷える。こんな日に花見に行けば最高です。寒いので家の中でそんなことを考えています。

桜や梅が散ることを直視出来ないので誰か一緒に外に行きましょう。雪が降る現実は直視したくなくても物質的に押し寄せる雪の為に外に出ずにはいられない。私に必要なもの、それはもしかして、厳しくも現実に引き寄せてくれる雪。いつか雪女にクラスチェンジします。

/出社日は毎朝20分程度創作時間を設けている。一つ区切りがついて、この時間にやる事が抜け落ちて、やれやれ終わったんだなと実感する。そして安らかな気持ちでゲームに充てる。いやいや、とっとと次を作ろうか。

 

4/27

/雪柳に花がついた。春の夜の白い花々を見ていると、大きい空を見るような静けさに包まれます。

 

4/28

/三沢航空科学館。現在企画展で零戦21型と、十和田湖底から引き上げられた一式双発高等練習機(重要航空遺産)が展示されている。写真は航空機が展示されている広場。時間内であれば一部戦闘機コクピットへの体験搭乗も可能。

お仕事を終えた戦闘機が並び、ひんやりとした空の残り香が漂っていました。

 

/ふらりと旅に飛び出せた。体は軽く、誰かが作った道路は国中に張り巡らされていて、行けない場所なんて無かった。そんな鳥のような時期を思い出す。座席を倒し、毛布に包まってフロントガラス越しに見る夜空は星が無い。どこまで来てしまったのやら。切なくなって、ぼくは懐かしい童謡を幾つか歌う。

/旅路はまだまだ続いているらしいのです。

 

4/30

/夜のうちになんでも笑い飛ばして、次の日には残った切なさでめそめそ泣きたい。今日はそんな日。

風が吹いたり止んだりしている。合わせて深呼吸しよう。

/若芽がひょこひょこ顔を出して、通る道、通る道、どこもかしこも賑やかな、春の風吹く4月の終わりでした。

/忘れていくことを一つずつメモしていきたいなと、風景記録を書いています。文章で色を残すことはなかなか難しくて難儀していますが、メモ片は順調に溜まっています。

2018 3月雑記

3/2

/全ての枠にバーサーカーを設定出来ればいいのに。婦長にフランちゃん、たまもやブラド公、ランスロットとヘラクレス。自慢のバーサーカーたちをご覧あれと出来るのに。

/ぼくももういかなきゃ!(役所に)

/春は申請 夏は支払い 秋はこたえる 冬に調整

 

3/3

/"ほがたろうさんは夕方に、灯台守りのいない灯台でうきわの形のクッキーを半分に割ったことについての話をしてください。

#さみしいなにかをかく

/ないしょだよ、寄り道の買い食い。誰もいない海って良いもんだよ。うきわの形のクッキーを割って、誰にあげるでもなく、両方一人で食べちゃったりもする。ないしょだよ。一人きりの海。今度は誰かと半分こしたい。

 

/猫はたまに宇宙人を宿す

/親指ほどの人魚が浜に転がっていた。寒さに負けた大量の鰯が浜に打ち上げられたため、腐敗する前に回収するのだ。死んだ鰯の中に、博物館で見たミイラにそっくりな人魚が混ざっていた。チリメンジャコにモンスターが混ざるみたいに人魚が。冷え込みは厳しくなる一方で、先程降った白雪が固く締まる。

 

3/6

/ざらめ雪の上を歩いた。風が渦を巻く。粉雪が追いかけた。雪の沙漠はまだまだ続く。

 

3/7

/名画Tシャツ#真珠の耳飾りの少女 - TOKYO PiXEL. t.co 名画のドットと聞いて見てみたら、想像以上にシンプルで、なんと言うか、どってんした。tokyopixel.jp

/知人の子供がぬいぐるみと遊んでいた。この子の名前は何かと尋ねる。まだお喋りが達者な年齢には遠かったので、彼女の心の中にあるということにしておいた。私も心の中で名前をつけてみた。熊の鉱野助。ぴったりだ。

/色は儚い。毎日変わってしまう。毟り取って白い紙に叩きつけるので、気合いが必要。ふんぬー!という気合い。

 

3/8

/寝所の電気が切れている。スマホのライトで照らしながら部屋に入り、暗い中で布団を敷き、暗いまま寝る。電気の残り、光の埃も落ちきって、すっかり寒い部屋に入ると途端に寝てしまう。

3/9

/今でも思うんだ、ぼく自身に会ったことが夢だったんじゃないかって。

ぼくたち双子なんだけれども、と片方がしゃべり始めた。あんまり似てないかな、と猫に尋ねる。猫は鼻を近付ける。片方に挨拶。もう片方にも。ずいぶん違いますよ、と言って猫は笑った。同じ場所で一回りして、また腰を下ろし、はて、どちらがどちらだったかなと、また名前を聞いた。もう三度目です。

 

3/10

/鍵穴の住人と目が合った。鍵穴を覗けば部屋の向こうが見えるはずだったのだが、間に誰か居たとは知らずに「大変失礼した」と思わず口に出した。鍵穴は覗くようなものじゃあないよ。コロポックルの隠れ里は、そっとしておこう。扉の向こうの部屋も。 #同じお題で作文

 

/雪が止んだ。長い長い雪の空だった。海の方から風が吹き、雪と埃をとばしていった。ああ久しぶりの青空じゃないか。両手を広げても受け取りきれない量の青。雲間の安らぎを手渡したいけれども、ぼくはこの三月の晴れ間に一人きり。一番星まで拝めたら良いのだけれども。きっとまた雪が降る。

雪の間の僅かな晴れ間は、世界のおしまいのように静まっている。

/よく晴れた。春の寒さは、山の水の冷たさと同じ。

 

3/13

/津軽恋女/新沼謙治 津軽には七つの雪が降るとか、という歌ですね。太宰治の津軽が元だそうです。

/【初音ミク】Nyanyanyanyanyanyanya!【オリジナループ】 t.co

 

/どうぶつクッキーを並べながら食べたい。どうぶつクッキーは動物の味ではない。全ての動物は等しくやさしいクッキーの味。

ライオン味のクッキー、キリンや尾長鶏味のクッキー、そして牛味の…たまに当たりがあるけれど、肉にくしい。

 

/小枝を噛んだことはあるだろうか。柳の枝の先っちょの、ほっそい部分を齧ったり、桜の老木の間もなく朽ちるから切られた部分をひっそり噛んだ。皮と中身の味が違うのだ。埃と土と、森の味がした。田舎町の隅っこで。お菓子の小枝は、そんな味をカジュアルにデフォルメしてくれている。(違ったらごめん)

 

3/14

/穂村弘『いじわるな天使』。童話にも種類があり、これは通勤時間に読みたい童話だなと。童話という括りに入れたくなる。だっていじわるな天使から聞いた不思議なお話なんだもの。とても良かった。

にょにょっ記も読んで、笑う。

 

/夜明けみたいな夜。今にも日が昇りそうで眠れない。と思ったらカーテンを閉めていない。

 

3/16

/ごーんごーんと遠雷。

/スズメが庭を歩くようになった。冬の間、鳥はどこにもいない。雪が溶けたコンクリート、植物よりも先にスズメが生える。

 

3/17

/くしゃみ、一回、三十円。街中でそんな張り紙を見てしまった。子供の手伝い表の抜粋が、やたら達者な筆文字で書かれている。真夏に暑いと言うと三十円取られることもある。新たな税金かもしれない。恐ろしい世の中の到来を予知する聖者の言葉だろうか。ぼくのくしゃみをきみにあげたい #同じお題で作文

 

3/18

/秋田の伝説の話。人から龍になるという伝説が広く伝えられている。元から龍であった存在は畏怖、神聖、災害といった像を持つが、元が人だった龍は人の性質を強く出しているので面白い。八郎太郎や辰子姫の話は一度聞くと印象に残る。秋田の西と東に、龍の繋がりがある。

 

/そりゃあ夢に決まっているじゃない。君のいたずらな笑みが、奇妙な沈黙に薄れるのを待つ。夢だと言ってくれ。心の中で三度唱える間に、君は餅を上手に丸めて、ピラミッドを作った。天辺が空を指す。月の兎を仕留めようよと、君は声をひそめて身を低くした。兎の餌になるならば良し。僕は寝転がる。

 

3/22

/油に入れて爆ぜる星。星の終わりは一口で。ばりばり噛んで、ビールで押し込む

/星間を駆けるゾンビ、屑と夢を乗せて幽霊星

 

3/23

/久しぶりにバイオメガを引っ張り出して読んだら、東亜重工に入社したくなった

/眠いような、そうでもないような。寒いので何をするでもなくぼんやりしている。

 

3/24

/「スープ!」寝言を言った紺野君のおかげで、お昼前のぼくの部屋は飴色に染まった。ぼくは起きてからずっとソファに寝転がっているけれど、鍋からはふつふつと湯気が立ち、兎や鹿の形に彫られた人参が窓から飛び込んで来る。お昼はまだ来ない。ぼくたちが動かなければ、この時間はいつまでも続く。#同じお題で作文 紺野君はコン太郎

 

3/25

/最後の雪は自分で翼を広げて飛んで行く。白鳥、また来年。

 

3/30

/聖剣3の曲からエスコン5に移行しても違和感は無い。どちらも透明感があって、ストーブが消えた部屋にはぴったりです。寒い。

 

/手拭い絵のテーマは「疲れに効く」です。セイヨウシロヤナギとカモミールをモチーフに選びました。セイヨウシロヤナギは鎮痛剤として使われます。題材選びの最中、腰が痛かったのです。手拭いとして首に巻いたときに鎮痛作用(気休めデラックス)が発揮されれば最高なのでは、という思いで選ばれ綾鷹

 

3/31

/柳につばめは あなたにわたし♪という曲を聞きながら昨日の続きです。

 

/おばあちゃんの棚から時計の音がする。戸や引き出しを一つずつ見ているのに、時計なんて見当たらない。茶器と少しのお菓子(たまに失敬して頂く)、花札、手紙の封筒、温泉地の郷土玩具、薬。棚に詰まったおばあちゃんのあれこれを覗くのが好きなんだ。時計の音が住み着いた棚の横に寝転んで昼寝する。

#同じお題で作文 本日のテーマは時計でした。時計の音が聞こえてくる家具や、こそこそと笑う家具があるのです。ところで今回は当方から追加願いを出したテーマだったので、賑わえ、そしてたくさんの方の時計についてを読みたいのだとそわそわしています。

2018 2月雑記

2/3

/ラジオ番組の中で現代のシリアの音楽が紹介されておりまして、なかなか触れる機会が無かった他国の音楽を聴けました。音楽遊覧飛行、2/1分の放送。タイトルだけ確認出来ます。カタカナ表記だと検索に引っかからないので、後ほどゆっくり探してみます。

音楽遊覧飛行はとても良い番組。たまにラジオをつけてこの番組が流れると嬉しくなります。

 

2/3

/恵方巻きで殴られたいし、鰯を目の前にぶら下げられてひたすら逃げ続けたい。

/鬼だぞ、こわいぞ。普段は強いんだけれど、今日だけは逃げ回ってくれる鬼がいるといい。仏像に踏み台にされている鬼がかわいい。

 

2/6

/オーロラでも出るんじゃないかと思うほど、すっぽーんと空が抜けたような色の夜だった。ルピナスの色、めでたい金紙の色。どこかの海に続いているのかも。

 

2/8

/タロットカード、ライダー版かマルセイユ版は手に入れておきたいと思いつつ未だに手が出ない。タロットの象徴辞典は図書館にあった気がするので借りに行きたい。オラクルカードはファティマのカードが絵・内容ともに気にいっている。

 

2/11

/御宿よじげん、本日休日。猫の店主が看板をぶら下げながら散歩している。あちこちの扉は閉められて、店主のお庭のにおいだけになる。いつも旅人が腰掛ける石の上で、店主は丸くなり眠る。

 

2/12

/自分の文字は、一文字一文字を違う人間が交代しながら書いているような文字です。

/裏庭の隅で風が立ち止まる。紫陽花の太い幹の根元、かつて花を咲かせていた桜を見上げる位置。猫の頭骨ほどの石が置かれている。猫の店主はそれが何かを知らないが、毎日ガラスの皿の水を取りかえる。

 

2/13

/子供の頃に読んだ本が、手元にやって来た。久しぶり。読んでいた感触が音として残っていたので、懐かしい。良い本である。好きな本がまだ息をしていることは奇跡のようだ。

/本は生き物、人そのものなんだなあと。

 

2/14

/屋根雪が落ちる。断面がケーキのよう。

/御宿よじげん、店主のため息。どこかから寝息が聞こえる。泊まりの客は帰ったはずだが。部屋を一つ一つのぞいていくと、寝息の忘れ物が。

 

2/15

/吹雪の中で雪かきをしていた。あちらを終わらせてこちらを除雪する間に、あちらに再び雪が積もり、あちらを除雪するとこちらに積もっており、というイタチごっこ。止め時が大切です。雨を吸い、凍って、除雪車に砕かれたかち割り氷の重いこと。アイスならば良い。

 

2/17

/魔女はひとのはぐれ者。薬学などに詳しいだけの偏屈娘。魔女と呼ばれるから魔女でいいやと思っている。魔女という形で社会に属してるいる。疎まれ罪を擦り付けられる役回りだが、ただの難癖をつける者は相手にしない。社会と繋がり、神秘ともちょっとだけつながる役回りを楽しんでいる。

 

2/18

/ここ最近、時間の変わり目に空が瞬きします。雪の結晶が睫毛に絡まり、目を閉じる度に空は色を反射させ、どことも知れない国のカラッと冷えた空を映すのです。船に乗って空の下を巡るようです。

/雪の海原に飛び込むのは、だいたい子供船長です。果敢に誰の足跡もついていない空き地に踏み入り、思うままに軌跡を描きます。乗り出せない我々は、消えない航路を眺めています。

 

2/21

/太乙真人の可愛さに気付いて悶える。十年後に唐突にやって来る愛らしさ。

/久しぶりに神に祈った。あらゆる神に祈った。私は物を失くすので、神様にはいつも「失せ物が見つかりますように」と願う。もちろん今回もそうだ。夜も更けてから、明日までに見つかりますようにと願う。特急納品を希望する。おみくじを引くと失せ物は見つかると出る。忘れると見つかる。

/おみくじの失せ物は、物を指す場合もあれば精神的な部分を指す場合もあるそうな。失せ物、みつかる。心が見つかるのかもしれない。心が棚の中にあるのかもしれない。

 

2/22

/骨から呼び起こす。煙だとか、リズムだとかを。

/悲しくなる夜を持ってくる、一本角の蛇。にょろり進むと波を立てる。さざ波の音を聞いていると切なくなるだろう。そんな夜を横切って、舵を取りながらどこへ行く。にょろり、にょろり。帆を張って、遠ざかるにつれ人魂になって、消えてった。寂しさを振り払うために、月に向かって手を振った。

/部屋に戻ったら懐かしい香りがして、おや誰かいたのかいととぼけてみる。

/雪に掴まり、雲間から特殊部隊日光33が降下。寒波続きの厚い雲を割る。彼らは桜色の衣を纏い、辺りを春の幻想に染め上げた。青空の亀裂を背に、菫の粉塵をばら撒いた。目が眩む! 一瞬意識が飛んだ間に、雲は再び空に蓋をしてしまった。

/貰い手のつかなかった梅の枝が雪に三本刺さっていた。三本束ねても折れそうな老木の枝だが、雪にくるまれてぬくかったのか、どの枝よりも早く蕾を膨らませていた。

/猫の店主は四季を見る。毎日同じ窓を見ているように見えるだろうけれども、一つの窓に同じ色はやって来ない。

 

/アルフレッド・シスレー、モレの教会の連作。クロード・モネのルーアン大聖堂の連作を思い出していた。

 

2/23

/【YKK AP公式】窓と猫の物語 「幼なじみ」篇 60秒 Story of a window and a cat "childhood friend" t.co とても好き www.youtube.com

/音楽が流れるTLは、ラジオに似ている。

/猫の店主は橋を作った。鳥の羽根の囁きを埋め込んで、七色の音を奏でるようにした。川を挟んだ向こうには手を入れなかった。店主も実のところ、橋の向こう側をよく知らない。橋を渡る者だけが、あちらの庭の正体を知る。どなたもお立ち寄りなさいと店主は言った。

 

2/24

/猫に酒を勧める夜。お前もそろそろ猫又になるんだろう。俺も化けてみようと思うんだ。人間の尾も割れるかなあ。人間は化けると何になるんだっけ? まあ飲めよ。お前と話している間は生きていたいんだ。化けても酒は美味く飲めるかな。だといいな。どこぞの猫とも知らないが、聞いてくれてありがとう。

 

2/26

/分かるようなことでも、分からないようなことでも、言葉を変え道具を変えながら何度もしつこく描写しておけばなんとなく伝わるのではないかと、バーサーカーな心で創作をしています。 #このツイートを見た人は創作で一番大切にしていることを言う

 

/言っていることは分からないけど、たまに周波数が合って聞き覚えのある言葉が流れたり、何かの音楽が聞こえるような創作であれば良いなと思っています。周波数を変えながら下手な言葉でめげずに綴っていますので、周波数を変えながら聞いてみて下さい。ザザッ。きゅいー、ウニョウニョ。めるしー!

/どこへ行こうともきみは種を運ぶ鳥

2018 1月雑記

1/1

/昨日はうっすらと虹がかかる大晦日だった。本日も良い天気。

 

1/3

/時間管理を将棋の対局時計をカチカチ言わせるように無心に行いたい。作業にかけた時間をいちいちカチカチ記録しておきたい。と思ったら、一動作で記録の開始/終了を操作出来て勝手にグラフまで作ってくれるアプリがあり、ありがたいものじゃと早速作業日誌に役立てている。

/水滸伝は、「いかが相成りましょうや、まずは次回の講釈にて」と結ばれるもので続きをすぐに読みたくなり、また一話がちょうど良い時間で読み切れるからほいではお次の話をと、どんどん読み進めてしまう。これにて一件落着、ほっほっほと笑って貰わねば区切りがつかない。夜更かし読書。

 

1/5

/猫が見ている景色を追うと、過去に繋がる抜け道が見えます。

 

1/6

/小さな武家屋敷にお邪魔して、建物の面白さを見た気がした。光がどこかから入ってくるお部屋には、人も入りやすいのかもしれない。柱に刻まれた十字に、信仰の重さと柔らかな遊び心が並んで立つのを見た。囲炉裏の火はパチパチと燃えて、部屋の鼓動を生んでいた。

江戸時代の建物、遺跡が面白かった。機会があれば触れに行きたい。今までは縄文メインで見ていたので、興味の幅が広がった。

 

1/9

/冬は廊下が冷蔵庫。だからと言ってキャベツを廊下に転がしたのは誰か。奇妙なオブジェ。一階は冷凍庫一歩手前。置いた大根が凍みて涙。煮物にして美味しく頂きました。

/今年は日記を書き、行動記録を取っている。向上心からではなく、取らないと矢の如く過ぎ去る過去を思い出せなくなるため。と、歳……? いいや、世界が加速しているだけ。振り落とされるんじゃないぜ。(メモ帳片手に)

 

1/16

/一時間の散歩を四日続けられる程度には体力が回復し、まだまだいけるぞとくたくたになりながらも言ってみる。なお五日目には熱を出し、猫と一緒にひたすら眠ることになった。何事も徐々に慣らしていけばいい。

/冬の音、ストーブの音。静まりかえった部屋で、みな丸くなる中、ストーブだけがこんこんと血を送り出す。心音に近い音なのかもしれない。

/子供の頃に聞こえていた特別な音を覚えているだろうか。ふと思い出すとき、昔のように音は自分に纏わり付いては来ないけれど、同じ空間にいるのだと思う。見えないけれども、音も年を越えながらそこらへんにいる。

/夜のイメージ力を昼に発揮するにはいったいどうすれば。仕事中に思いつく創作についてのアイディアを帰宅してから実行するにはどうすれば。やはりこう、空っぽな時間を作らねばならない。19時と20時の間にセルを挿入しよう。幻のゴールデンタイムを過ごそう。その間私は不在ですと札を下げる。誰とも繋がらない小部屋を時間の隙間にねじ込む。

 

1/18

/デジタル、儚し。おまえは幻のようだよ。

/デジタルデータ、おまえこそ現代の幽霊なのだな。(幻のように消えていった沢山のデータを思い出しながら)(大事な仕事の書類ほどよく消える)(みんなで漁った 過去データ)

 

1/19

/あつあつのハーブティーを冷ましながら飲むまでが儀式

/今年のカレンダーもなかなか良い。黒井健の風景画を迎えた。『ごんぎつね』『手袋を買いに』で馴染んだ絵だ。部屋に飾るには柔らかすぎる色合いかしらと思ったけれど、飾ってみると部屋の光とよく馴染んだ。形がしっかりしているから安定感があるんだなあ。そして自然光が似合う絵。

絵に当てる光って重要だ。背筋伸ばして、高い場所に飾ったカレンダーを見ている。

 

1/22

/あなたの指先に、蛍が落ちる

 

1/24

/雪灯りをたよりに街を散策。雪の道は脆いので俯きながら歩こう。虎を背負うようなマフラー巻いて、側溝に気をつけて。お昼みたいな雪の夜。

/雪の道には人はいない。時々出くわすのは、黄色いライトの除雪機と、わんわん唸るのをなだめる交通整理の人。どちらも俯き加減で、もそもそと挨拶をする。回り道はあちらですと示されて、方向転換。雪の街は、しばしば機械が占拠する。

/寒くて色々なものが凍ってしまった。-9℃。雪は白砂、今はダルマも作れなければ雪合戦も出来ない。かまくらも作れない。街が砂場に沈んでしまったので、遊ばず眠る。

/夏は農耕機械が歩く。冬はもっと大きな除雪車。大きな働く機械、お好きでしょう

/家庭用除雪機を買うことを夢見て働く

 

/こう、絵を描きたい妄想を抱きながら、寒くてこたつでゲームをしていると、世界の終わりかなって気分になります。地震があったので、この極寒の週に何事か起こったら本当に生存が危ういなと色々なことを覚悟しました。

 

1/27

/温度が低すぎて指が痛い。冬は痛みを伴う。忘れがち。

/試験前に掃除をし、忙しい日々の合間にツイートを整頓する。これは!

 

/覚悟を決めたまえと色々な方面から言われている。最後に言うのは誰だろう。仏様がチョップを食らわせてくれながら覚悟を決めたまえと喝を入れてくれたら頑張れる。黄金のチョップ。痛そう。

 

/トイレが凍って、水道屋さんは溶けるまで待ちたまえと言って帰っていった。風呂場から水を汲み流す日々。-5度は暖かいと気付く。

/雪の夜の光は、舞台に注ぐスポットライトの色。雪の向こうに観衆がいる。

 

1/31

/昼間は久しぶりに太陽を拝んだ。これは夜も月見が出来るなと子供のようにそわそわしていた。今は数え切れない月がごうごうと音を立てて積もっている。雪を月ということにして満足している。これはきっと狼が月を食べた残骸。あとで箒を持った魔女や狼の娘や除雪機が、ちりとりに集めて空に戻すはず。

/除雪機が置いていく固い雪も、明日の朝は月の残骸だと思うことにする。

2017 12月雑記

12/2

/希望も絶望も転がる暗い道の上です。灯りを頼りに冬を越そうと思います

 

12/5

血界戦線の漫画、一巻だけ購入してから一月ほど経ったのだが、その間手が開いてはチラチラとページをめくってしまう。どうにも大好きらしい。続きも必ず揃えようと誓う

 

12/7

/携帯がついにお仕事を出来るレベルではなくなり、充電器に繋いで自宅待機させる体となった。泣く泣く新しく導入した機械は傾けてスリープ解除など私に嬉しい機能が備わっており、早くも馴染んでいる。外でも携帯を使える便利さと自宅待機の機体を想って涙した。

 

12/10

/雪は冷たく、木々の枝に触れると温かく。庭の草、雪の下から出てくると、まだ青かった。

 

12/11

/猫を撫でるとき、猫もまた我々を撫でているのだ

/夕暮れ時に、積もるであろう雪が降る。町のシルエットが、猫の梅のような手型で覆い尽くされる。いくら花に埋もれようとも、冬にホーホケキョと鳥は鳴かないから、静まりかえる。夜が来る。

/どうも猫に思考を洗脳されているようで風景の端々に猫が見えるようになった。グルグルで言うところのさっぱり妖精やドサクサ妖精のように良いタイミングで、猫が茶々を入れに来る。

 

12/12

/外に出て、吸収したくなる時期がある。家の中で片付けたい色々があるためなかなか外に出ない。たまに街を歩くと楽しい。雑貨屋でもスーパーでも、何もかも目新しく感じる。

 

12/14

/雪の表面に水滴が這う、晴れた午後。束の間の晴れ間に雪は湯気となりました

 

12/17

/雪の街は眠らない。夜には除雪機が重い音を響かせ家を揺らしながら道路を平らにしてくれるのだ。私の下手な雪かき跡をなだらかにしておくれ。偉大なる除雪機。日が昇ると故人のちいさな除雪機が動く音が交じるようになり、本日の積雪量を知らせてくれる。

個人宅の除雪機が稼働している日は雪が多いので早めに起きて雪かきをする。そう、今日は雪が多い。

 

12/19

/床が切なげにきしきしと鳴る。誰の鼓動かと尋ねたい。

 

12/21

/冬至までと置いておかれた南瓜に今夜包丁が入る

 

12/26

/久しぶりに街中でホワイトアウト、風の強い一日だった。直視出来ない天候だった。吹雪的にも。地吹雪体験ツアーは間に合ってます。幸い雪は風に持って行かれて足首上ほどしか積もらなかった。

/轍が綺麗に雪を割って、どこまでも谷が伸びます。風が均した雪原は湖面のように煌めいて、つむじ風が口笛を吹けばさざ波の音がうっすら聞こえてくるのでした。草原を渡り切らなくてはならないというのに、半ばで景色に見惚れると、ぱたりと雪の上に倒れ込みます。風が鼻をくすぐり、手足を凍らせます。

 

12/27

/その糸は、目には見えない。

/外に出たら世界の終わりが来ていたので、人間の生活圏であることを示すための抵抗として雪かきをした。冬の一時間。

12/28

/二時間ほど雪道を散歩したら途中で具合が悪くなり、地吹雪を避けるふりして腰を折りながら帰り着く。昨日の雪かきが祟ったか、一番の寒さが堪えたか、いや、昼に食べた不穏な物が当たったか。健康よ、やって来い。私は歩く。

/どう考えても不穏な食品の仕業。腹痛抱えて切ない散歩。

/川の流れの中に浮島。雪をかぶって、誰のお家が建っているのかと思ったら、白鳥だった。ぐーんと首を伸ばして、飛んでいった。

 

12/31 今年も実り多き一年になりますように。

2017 11月雑記

11/1

/『遠野物語拾遺retold』を読む。京極夏彦の新釈。数々の口伝えの物語からは生活のにおいがする。

カッパ淵はこれらのほんの断片なのだ。遠野の町を歩くだけでも遺された伝承に遭遇する。遠野は何度でも遊びに行きたくなる町。

/穂村弘の短歌が抜群のキュートさでいつも目に留まる。エッセイ『世界音痴』を手に取る。短歌の音そのままに綴られる文章にくすりとさせられる。

 

/『Undertale』を一回り。なるほど、ハラハラします。手軽に楽しんで余韻に浸れるゲーム。PCゲームならでは(なのではないかと思われる)演出などもありドキドキしていた。もう一回りしたら『OFF』に戻ろう。

 

11/2

/今日のグーグルさんが死者の日をお知らせしてくれた。ロゴが骨ほねわんこでかわいい。特にメキシコでの死者の日(ハロウィンからの一連の行事)はお盆によく似ている。地域により異なるが、1日に子供の魂、2日に大人の魂が帰って来るため、供え物がお菓子からお酒などに変わっていくとのこと。メモ

 

/オムライスにも色々あるんだなあと思った一週間だった

/とろっと乗せられた卵にたっぷりのデミグラスソース、割るとシャキシャキの千切りレタスがレースのように隠れていて、食感の良いオムライス。卵の味付けがシンプルだなと思ってご飯を食べると海鮮の旨味が詰まっていてご飯が堂々と主役になっているオムライス。

 

11/5

/ロマンから銀色に輝くメカエリちゃんをお迎えし、素材各種につられてイベントを完走した。現実的な書類が横で同時進行で片付いた。明日以降はもう少し健康に生きたい。

 

/生き汚いことをやるにしても、底が知れるような汚さならば見せないほうが良く、綺麗に装っていたいものです。後始末まで出来なければ、やっぱり綺麗に生きる方がまともです。私はというとどちらも上手くやれません。ということを『OFF』をプレイしながら考えていた。OFFはひとまずクリアである。私の好みに最も合う形のゲームだった。プラスチックの海に身を投げよう。

 

11/7

/スーラの絵は時々ぞっとする静謐さを湛える。見てはならない異界からの微笑みだ。(でも好きだからつい見ちゃう)

/どじょうがスーパーで暴れていた

 

11/8

/アニメの紅は良い少年と幼女のお話です

 

11/11

/計45枚、募集開始から約一年、たいへんお待たせいたしました!想像以上の裏庭の賑わいが嬉しいです。自分一人で制作していてはここまで広げることもありませんでしたので、遊んで下さったみなさま、応援して下さったみなさまにありがとう!

 

11/14

/雪が降る前に、庭を駆け回っておかなくてはならない

 

11/17

/防波堤の向こうには、まさに太刀打ちできない自然が待ち構えております。雨を降らせる雲が綿あめのようにぐんぐん膨らんでいって、やっと雲が大きかったことを思い出しました。

 

11/23

/FGO、終局特異点クリアしました。長かった…。清々しい終わりでした。良い道のりだった。バビロニアに住みたい。ついに新宿に突撃です。

 

11/24

/雪の下に魚でも泳いでいるのでしょう。などと考えていたらさらに寒くなった。明日にかけてまだ降るらしい。

/夜の鳥が街を見下ろす

 

11/25

/今日もなにやら夢を見た。ここ最近夢の中でも仕事をしてつらいくるしいと言うだけだったので、日常が帰って来たことを実感している。

 

11/26

/携帯が寒さに音を上げるようになった。充電器に繋いでも回復しない。手で温めると僅かに息を吹き返すので、その瞬間にメールだの書類だのを処理する。とはいえ私の手もだいたい冷たいので、一緒に寒くなるだけで復活しない時もある。また、暖房を入れると復活する。そりゃ私だって暖房は入れたいがね。

あたためてくれぬか…と要求する携帯も可愛いが。今日は連絡待ちをしており暖房を入れていた。携帯は温風に当たっている時間だけは元気だった。外に連れ出し起動すると一分を待たずに電源が落ち、以降呼びかけに応じない。なんと尊大な精密機械。

もうよいのかと手持ちの機械に聞かれても、共にとは言えないのが人間の定めで溝を感じるも次の箱を物色する楽しさが

 

11/28

/8時間の道のりでもなんとか運転出来たので、行動範囲がまた広がりました。いやしかし慣れない距離を走ると溶けます。運転の疲れは何故か溶けると表現するとよく合う。雑事をこなすために5時起きから始まり、ハードな一日でした。区切りとなる、大切な日でした。これからまた頑張ろうね。

 

11/29

/携帯は寒さに負けず今日も生きていた。私も先輩から譲り受けし期限切れのホッカイロと共に寝よう。

 

11/30

/一応内定を貰ったような感じで、後は自分自身との相談で全てが決まる。

2017 10月雑記

10/1

/みょうがが出始めたのですかさず購入。火を通し醤油を垂らしてそうめんに乗せていただきます。定番のナスやピーマンが無かったので明日にでも買って来よう。

 

/丸沼芸術の森にて開催中のアンドリューワイエス展に行って参りまして、素描や水彩を見て参りました。見知ったあの絵やこの絵が出来上がるまでの軌跡を辿るようで、小さくて親しい展示内容でした。展示室に温もりがあり良い会場だったなと。水彩は非常に発色が良く、滲みの具合も繊細です。

素描は張りと緊張感のあるワイエスの絵の生々しさが浮き出ます。独特のというか、しっかりとした立体感の芯に触れた感覚。直にお目にかかれる貴重な機会でした。また行きたい。というか後期に行きたい。

画集を購入。やっと手元に置いておけます。高校の頃毎日のように絵を描いていて、行き詰まるとワイエスの画集を捲っていました。先生が貸してくれていたもので、おまえの絵に合うだろうからと言われてのこと。あれから随分時間が過ぎました。もう一度立ち返ってみようかな。

 

/街には直線が多くてここから生まれる幾何学模様もたくさんあるのだろうと未知の領域がチラリズム。思ったよりも人に活気があり健康な場所もあった。寒さで俯く季節に入りひとときのバカンスで余計にそう思う。東京の空は思ったよりも広いけれどそういう意味じゃないんだろうなとも。

 

10/6

/月が豆粒みたいに控えめに、雲に隠れてコロコロ転がっていく。昨日の月は凛々しかった。

 

10/7

/お化けがいたり歌声が聞こえてきたり、良い秋の雨夜だな

/沸石の、温泉が流れてきそうな肌のものをたまに箱から取り出すと、冷たい見た目で湯気を出している。

/運転中にリスが飛び出してきた。彼ら重力を調整する服を着ているか、尾がやたら軽くて広げたりすると飛べることを隠しているな。すーいすいと跳ねて行った。

/自然の中にあると、人の作った直線に安心する。霧の中、あてもなく歩いているならばなおさら。建造物の中にいると、自然の不定のもさもさに安心する。でも霧、お前はだめだ。サイレントな丘を思い出してしまうから。そんなこんなで霧の日はどこを歩いていても怖いという話。

/サイレントヒルはどう見ても私が好きな世界を見せてくれるゲームなのです。しかし怖くてなかなか進めないのです。サイレンもきっと大好きなはず。

 

10/8

/窓の外で蜻蛉が遊んでいる。羽音がくすぐったい。今日は洗濯物が乾きそうな晴れ

/背負ったらしい運命から全力で逃げることを目標とする今世のミッション。駆け抜けろ。

/ワハハと笑いながら逃げたり隠れたりする。

 

/オリーブ色のサイダー、瓶から白いコップに注ぎ直すと深い青になり、海の深いところから汲んできた色がそのまま手元にあるようで奇妙。良い色の調整です。大絶賛。オリーブ果汁入り。味は言われてみれば植物。良い飲み物だった。色ごと取っておきたいけれど瓶だけ洗って飾っておこう。

 

10/9

/雨のち月。地平近くの大きな月が親しげに家々の屋根を照らしていきます。数時間後には高い空の上の人です。

 

/夢で聖書を手渡された。私は読んだことがない。今日は聖書ではないが天使のような本が届いた。明日届く予定だったのに、ずいぶんと急いでやって来た。ついでにポストに投函される予定だったのに、呼び鈴で呼び出された。うむ、確かに天使は手渡されなくてはならない(厚みでポストに入らなかったのだ)

 

/蛙が鳴き、鈴虫が鳴き、雨が通り月が出る。カラスは音符のように電線に止まり演奏されたらすっと舞台から引いた。今日の舞台の上は忙しかった。鷺は来なかった。先日狐一匹がカラスに追いかけられているのを、刈られた田で呆然と見ていた鷺。秋の一幕。

/雲の流れが早く、月が照ったりすっかり隠れたりして明るさが変わる夜だ。目を逸らした一瞬に真っ暗になると何事かと慌てる。雲め月を食ってしまったなと小突きたくなる。今日は空が広い。

 

10/10

/外を覗くと雪が積もっている気がしてぎょっとした。気温からしてそんなはずはないが、空はほの赤く刈り入れが終わった田は青白く、雪の日の色合いそのままだったので。今に霜が降りる。

 

/雨でもないのに窓を締め切り、一日中雨のつもりで過ごしていたり、積雪の時期の真っ最中に降り立ったり、最近の私の感覚は秋から片足突き抜けている。違う月のカレンダーをかけているみたいだ。

 

10/11

/打ちつける雨の音に冬の一歩を聞く。って、どうしてここのところ雪を怖れているのか考えたら、積雪注意の時期まで冬タイヤを取りに帰れないからで、降るな、降るなと命を削りながら念じていたからだった。

雪というか凍結かな…怖いよね…朝晩気をつけようね…

 

10/12

/初雁かしら、おやじ、空から声が

/絵も仕事もチキンもダンドリーが大切なんですって今日は言いそうになったけれど、違う仲間が隠れているからやめた

 

10/13

/村の外れ、山中の小屋。寒さが染み入る季節だが、身に染み付いて雪ぐことの出来ない寒さは多分、その小屋で展示されていた絵の仕業だ。高村光太郎記念館にて智恵子の紙絵を見た。その作品たちには身が凍るほどに近付き目を凝らして見なければならない。熱を削ぐ刃物の痕が、作った者の目線を刻む。

/文庫サイズの印刷ではこの鬼気迫る造形せの執念は感じ取れずただ寂しい絵だった。間近に見て目玉が落ちるのだ。智恵子の作品は思うように評価が伸びずに苦しんだと言う。恐ろしいまでの神経質な画面は、息をひそめて口を結んで見なければならない気分になる。

/高村光太郎の字が好きなのだなと今さら気付いた。原稿の手書きの文字を見てのこと。レモン哀歌他展示の原稿に食いつく。丸みのある、揃った太さの文字で、手書きというものはいいなあとぼんやり室内をうろつく。

/記念館訪問は先週末のこと。雨の日だった。衝撃を受けて書き起こせなかった。花巻新渡戸記念館にも行った。新渡戸稲造についての公演会があったようで聞きたかったがそちらは逃した。武士道は中学時代に愛読してました…花巻は宮沢賢治、高村光太郎、新渡戸稲造に囲まれて過ごせる夢の国。

 

/ポケモン金銀のお母さん、預けたお金でポケモンぬいぐるみを買って来てくれるので好きだった。帰る度に部屋に増えるぬいぐるみを想像すると和む。ポケモンを捕まえて歩いている間に、お母さんもゲットしていたんだね…

 

10/15

/笑ってはいけない状況に置かれていて、笑うことを止しているかもしれないけれど、きみは本当のところ笑うことを制限されてなんかいない。

 

10/16

/夜の幻想にたたずむ犬

 

10/18

/金木犀は今年も私の中では謎の植物というヴェールに包まれたままだった

 

10/19

/冷蔵庫がちょうど空に

 

10/20

/雨の合間に天から虫が降ってきました。地面近くの虫たちは暖かな場所を求めて歩き回っています。

 

10/21

/FGO、新宿に行かねばならない気がして止まっていたメインストーリーを進めている。バビロニアを気合いで攻略し、あと少し。

/ルピシアのラビアンローズ、常備したくなる飲みやすさでした。ルイボスティーにハイビスカスとローズヒップ。ルイボスが加わるだけで酸味が優しくなる。

/猫は撫でると減る

 

10/24

/今日は忙しく走り回っていた。途中お食事処に立ち寄ったら、これがまた美味くて歯ざわりが良くて、心の中で大喝采。食べ終わって仕事に戻ってからも自然とニコニコしてしまう。ご飯は体と心の栄養であり、毎日こんな温もりのあるご飯を食べたい。

/紅葉が降りて来た。毎年、見に行こうようという前にやって来るものだから言いそびれる。

 

10/25

/久世福のサラダカツオが麗しい…解した面がサヌカイトの?片のよう、鉱石似の魚を食べながら眺めて楽しむ。

 

10/26

/星も消えた朝。この時間帯は寒い。

 

10/29

/図書館に本を借りに行ったらピンポイントで借りられていた。古い本なので頻繁に借りられている様子も無かったが、ふと必要になったひとがいたのだろう。

 

10/30

/イエーイ!おさらば!

 

10/31

/雲間から光が射し、鳶が早い風に乗り繋げられた糸を振り千切った。出勤前の猫が荷物を忘れていないかと振り返った。そして夜、風が一度わんと泣いて雨を降らせてから静まった。尊い夜が過ぎていく。

2017 9月雑記

9/1

/夜に車を走らせると、上向きにしたライトに色々なものが反射してちょっと違う世界になる。たまに動物の目も光る。高台からは夜景が見える。夜にたまに通る車や電車の音が好きだった。今その中の一つになっている、音そのものだと思うと地面の摩擦なんかもそれほど気にならなかった。

 

9/2

/今日は急な買い物と一時間の散歩を。川沿いを散歩して何種類かの植物を見てきた。目が眩むような一日だった。寒い。

/つみれを久しぶりに食べたら美味しかった。カマボコやチクワのカテゴリを好む者としては愛さずにはいられない。

つみれを見るたびにすり鉢でゴウンゴウンと音を出しながら様々なものをすり潰していた祖母を思い出す。手の込んだ料理を作る人だった。ただちょっとだけ変わっていて、入れなくてもいいものを入れるから蛇足が踊り回る味になって出来上がってくる。

お味はさておき手の込んだ料理の行程を見るのは好きだった。蛇足一振りが無ければ素晴らしく美味しいのだ。つまり祖母はチャレンジャーだったし、チャレンジしたことを一言も態度に出さない謙虚でストイックな人であった。そして料理スキルではなく蛇足スキルを受け継いでしまった私は……。

カレーだって美味しくお上品に作ってくれた。でもある日何も言わずにプルーン込み飲むヨーグルト味のカレーを出してくれて、辛いのではなく酸味と甘みがシンクロナイズドスイミング蛇足で激しく主張して、目の前が真っ暗になった。という話は私の定期ツイートだ。

 

9/3

/女の子の服って本当に複雑な構造をしているよなって、前と後ろを間違えたりチャックの位置が分からなかったりしてまごまごするおじいちゃんの気分を味わっていた。

 

9/10

/花火を見た月がニッカリと笑った

 

9/11

/軍事を見ると、ほんのちょっと先の未来を読める。武器がひとの世を語る。というような話をしていた人がいたのだが、まだその読み方が分からないで、ウム戦闘機は速いなどと空を見上げるしか出来ず情けないやら焦がれるやら。

 

9/12

/千手に加え千の足を持った観音様がいらっしゃって、ついキタキタ…と唱えてしまった。キタキタ踊りは本当に神の踊りだった。改めてグルグルの前にひれ伏す。

/雲が天の川代わりに流れる星空

 

9/13

/つい切手を収集したくなる。収集癖のあった祖父のゴーストが囁くのだ、コレクション箱に入れておいてくれと…。

/夜中に雨音がするので起きてみたら月と星で明るくて、なんだきつねの嫁入りかと真夜中の一行を祝った。

 

9/14

/カラスも5時退社なんだね。この時期の夕方は電線にカラスが集う。

/飛蚊症の浮遊物がチカチカと光るような現象に出くわし、思わず光る虫だとか妖精が見えちゃった系なのかなと頭を心配した。いや、物理的に頭が心配である。さらに他人の横でこれは何かと言いながら手を伸ばしかけてしまったので心配されるのである。虫を幻視する日よりはマシな気がする。

/ねぼすけの月が起きてきた。地平に近く、風呂から上がったばかりの月は赤い。

 

/新宿アサシンが可愛くて可愛くてどうしようもないので、頭の端でチラつく戦力の底上げという言葉をそっと寄せてお迎えしたい。弊バーサーカルデアは今日も平和です。どうしようもなく平和なので最近は主戦力金時にゴールデンな聖杯を捧げる日々です。

 

9/17

/風が強まり雨は途切れ途切れに落ちて来る夜、車を走らせていると玄関に座って煙草をふかす父さんが。驚いたけれど印象的な図だった。

少しの雨とごうごうとなる風の中、車を走らせてどこまでも行けそうな気分になった。あぶないのでと近所のスーパーで買い物してすぐに帰るまでが通常運行。

 

9/18

/マーセナリーズサーガ2、じわじわ進めてクリア。3DS版はボリュームたっぷり。SRPG好きなので軽率に手を出したら楽しくて抜け出せなくなった。SFCに近いシンプルなドット画面で気軽に遊べる。ユニットが成長すると徐々に特性が伸びていき、枠の中で良く色が出ている。育てる楽しみは重要。

/エルピス2巻、先日読み終わりまして、怒涛の後半パートは追い込まれた魚のように跳ねまわり悶絶しながら読んでいました。夏が終わっていくね……ハードボイルド鬼退治、続きを読みたくてそわそわしています。

/TLを流し読みしていたら何かの単語を村上春樹オールスターズに空目したので寝た方が良いようです。ぼくやぼくやネズミや猫のサワラが集合するのでしょうからとても手に負えない。

 

9/19

/悲しいときに食べるものって何かなと考えていたら、やっぱり甘いものと乾物は定番で、野菜をバリバリ食べていたりもした。悲しみながら肉に食らいつく推しを見たい。

おっとっとだとか動物ヨーチだとかのふざけた形の(限りなく褒めている)甘味をチョイスする

 

9/20

/四年の間に変わっていくし、変わることは悪いことではないけれど、もしも過去のその時点のものを愛したならば、これはけじめと言ってみても良いものなのかもしれない。自分の気持ちや去るものや変化するもの、失われたものなどに対する。こうでもしなければ区切りを付けられないこともある。

/広い部屋に何本もの柱、適度に暗く風通しのいい場所に行くと未だに走り回りたくなる。

 

9/21

/フラッタ・リンツ・ライフ、スカイクロラシリーズの四作目。地面が近かった。

/窓からオリオンが見えるようになった。夜中にサソリの長い胴を見つけて喜んだのはいつだったか。

 

9/22

/久しぶりに本丸に顔を出して出迎えてくれたにっかりさんはいつもの調子で安心した。堀川には長期不在や放置でよく怒られている。(かわいい)お団子集めが始まっていたので男士らにお供えする。一振お兄さんがとても笑ってくれてもう一ついかがですかとすすめたくなるも団子が足りない。

 

9/23

/明日の星4配布を前に10連を一度回したらアサシンエミヤが二度目のカルデア訪問。初めての星4被りで運命を感じたので明日もう一段階宝具を重ねようかと一瞬揺らいだ。エミヤはFGOルートでも素敵な正義の味方だと思ってる。最終再臨の絵がとても良いのでよろしくお願いします。

アーチャーエミヤも待ってるからね…アニメより幼めの顔立ちで柔らかくて良いよね…zeroイベントカムバック。

デオンにはいつも世話になっているのでマリーをお呼びしたくもある。サンソンやアマ公もお待ちかねであろう。マリーは開始当初から待ち続けている。いつぞやの配布では、ヘラクレスとマリーで迷ってバーサーカーは強いねをやりたくてヘラクレスを選んだのだった。

デオンは素晴らしい壁役なのでよろしくお願いします…弊バーサーカルデアにいなくてはならない方です…デオン、マシュ、ゲオル先生にアサシンエミヤで金時を守りつつゴールデンしています。ヘラクレスが最後の砦として非常に優秀です。恐ろしい生存力。

剣ランスもいつかお迎えしたい。輝く星生産工場。円卓に祝福あれ。狂ランスとガウェが元気に種火拾いをしているのだが、彼らとの共存を剣ランスは拒むのではと微妙に心配している。

/オルタサンタさんセイバーがいるのでクリスマスも楽しい

 

9/24

/メモ、福島に行くことがあったら刺し子を見て歩きたい。福田利之氏のデザインを取り入れたコースター。 福島の刺子織 - 十布

 

/カラスが電線に群がる時期。今日は嘴をカチカチと鳴らしていた。揃って警戒音を出していたのか、はたまた拍子でも取っていたのか。

 

9/25

/Gungrave、14話の動画とストーリー構成が釘付けになるほど端正。ここに至るまでの内容を語りすぎず綺麗にさらっていった。それから22話の子安が素晴らしいヒャッハーでこのお方はすごいと爆笑しながら平伏していた。

/笑ったら寝るのお約束に従い今日は大人しくする

 

9/26

/今晩は蜂蜜とかプリンが欲しいと思いながら眠りにつくと蜂蜜とプリンが欲しい亡霊になれる

 

9/27

/津軽弁で落語を聞きたい

/青の6号、海の広がりを堪能出来るアニメなのでザブンと全4話潜ってみてください。

 

9/28

/カラスが鳴いているので起きよう。10度を下回って震える。落とされたりんごの葉が赤い。

 

9/29

/煙なので高い場所が大好きです

2017 8月雑記

8/1

/星を見ているとたまにイカ墨を投げられる

/イカスミスカイ(今晩は一句の代わりに回文が出来た)

/空からは色が抜け落ちて、山の稜線が燃えるような朝焼けだった。

 

8/2

/鱗雲の裂け目から朝日がずいずいと押し出されています

 

8/3

/闘争本能の代わりに逃走本能を持っている。すたこらさっさ。

 

8/4

/今日は『デンデラ』を。姥捨山の逆襲と聞くとやはら面白そうだと思うし、面白かった。

/『長い散歩』も。タイトルにつられて見始める。天使の羽は新聞紙。手を伸ばすこと。手を取れなかったこと。

 

8/6

/月が目覚めて祭りの時間

 

8/7

/なにやら足がやけに痺れる。台風が近い。盆も近い。

/雲が網目状にかかっており空にも網戸があるのかとか納得したら眠くなった

/星の光が弱くなってきて、雲か、雲なのかと窓にへばりついたらどうも空全体が白んでいて、これが、これが夜明けなのか!遠くで家畜たちが鳴き始めた

 

8/8

/対象を目の前に置き描くということ自体に代え難い愛しさがあって、描くことよりも対象を撫でる時間そのものに重さがある。という気持ちが『マルメロの陽光』に詰まっていて、場面を思い出す度にニュートラルな気持ちで向かえるようになり、呼吸する映画だとしばらく反芻してから思う。

 

8/14

/ICOの2周目をすいっとクリア。2周目でも楽しめる様々な景色。最後にふふふと和んだ。行って来ますと手を振って閉じたくなる世界。

8/14

/同級生、卒業生冬/春を読み返した。久しぶりだねえ。我々はすっかりOBになってしまったけれど、あのころの空気の冷たさはよく覚えている。などと、数年ぶりに読み返して懐かしい友達に会ったような。過去に読んだ感覚と少し違う。より身近になったような。言葉に霧もかからず聞こえてくる。

/Ergo Proxyを少しずつ見ている。灰色の舞台と声の調子が気持ちよくてついゆるっと見てしまう。

 

8/15

/鈴虫が鳴いている。静かな夜だ。最近はお絵描きが楽しい。少しずつ取り戻し、積み上げていきたい。

/猫が窓辺で黄昏ている。夜だけれど黄昏ている。猫背を見守る。哲学のライオンのお話が好きだ。あのようなかんじで「てつがく」しているといい。

 

8/16

/本日のお山には雲がかかっていて、天辺は見えません。夏になっても溶けない雪が、もうもうと纏わりつくようです。

/実家から発ち、送り火の中を帰って来た。自分もまた定まった場所にはいられない身、送られているようで安らいだ。昨年、その前も同じように火が灯る道を走った。発つ者たち、どうぞみんなゆっくり帰ってね。

/猫が毎朝6時半に、肉球で?をぺたぺた叩いて起こしてくれていたので、健康的な毎日でした。

/今だって幸せなものだ。などと、魚のように海の底の方で呟きたい一日だった。

/草の原や低い木々が白い腹を見せて、夏の終わりのようにぷかぷか浮かんでいた。りんごは丸くなってきたがまだ青い。

/蛙の声が石を打つような音に変わる。儀式的な音で好きだ。手前で虫たちの電子音楽会。涼しい夜はあいまいなデフォルメも許してくれそう。

/夜は寒いし雲がシャリシャリだったので、窓に霜が付いたのかと飛び起きた明け方。そんなことはなかったし暑くなりそうだ。

 

8/17

/道路端、軽ワゴンに隠れて獅子に着替える一団を見た。急げ、急げという声が聞こえて来そうな慌てぶりで胴に人が入り伸びていく。芋虫状の長い獅子が出来がった。どんな舞を披露するんだろう。楽しそうだった。

 

8/20

/じき夜明け。今日は透明度が高くて空も田んぼもくっきりと縁取られている。この地では山の端から光が届く。

 

8/21

/この世界の片隅に、片渕監督の名につられて映画を見たのは既に8ヶ月前。長いこと経ったけれど、今も様々なシーンを思い出しては心の中で再生している。柔らかく染み通る作品。映画から入り、先日やっと原作も購入した。映画を見てからでも初めて出会うような新鮮さ。すずさんの姿を追いかける。

 

8/23

/きのこを見ていたら、そろそろサモダシや舞茸と凍み豆腐と糸こんにゃくと豚肉の煮物を作らねばならない気がしてきた。サモダシはナラ茸と呼ぶらしいと知った。

 

8/26

/エンドレスエイトな一週間だった…

/本日はLaLaLandを。夢を追いかけるお話。劇中の曲が耳に残る。

 

8/27

/今日は『ノスタルジア』を。街を舞台にした演劇を見るような映像。画面がおそろしく整っている。定規を当てて現実の風景に線を引きなおしたのではないかと釘付けになる。

/大量の茄子を卵とじにして頂く。間引かれた小茄子がごろごろと。丸々漬物にして頬張る夢を見たが何故か全て卵とじになっていた。

/休出、残業手当や有給が無いのは百歩譲って心に留めておくので暴言手当が付けばいいと夢見るディストピア

 

8/28

/肉を煮るために砂糖を出したら色々とあって少々多めに入ってしまった。気持ち甘いがそれより肉が今までにない柔らかさで明日の分まで平らげる。一緒に煮ていた人参も甘い。甘い。まだ残っている茄子は今日は焼いてチーズを乗っけて食べる。遠ざかる小茄子漬物。

 

8/31

/ニチニチソウと聞くとどうしてもツキツキソウを探したくなるし、運が付きそうだから四つ葉のクローバー感もある。この場合尽きると漢字変換してはならない

2017 5-7月雑記

5/20

/窓の外で海が出来上がっていく。田に水が入る時期。赤い農耕機械が朝から夕方まで歩き回っている。

/水出し紅茶はじめました…今日は暑かった

 

5/21

/ほどよく甘納豆が入った赤飯と栗の甘露煮が入ったふわふわの茶碗蒸しを食べたい三時(腹が減った)

/名前が分からなかった木がすくすく伸びて、今年は花を咲かせた。どうやら桐。もう何年かしたら鳳凰が止まりに来る。

 

/エスコン3、長いこと置いておいた箱をやっと開封。空と海の境に深さがある。見とれて飛んでいると海面がよく見えなくなり海に突っ込むのは恒例。SFの世界の空を飛ぶ。

 

5/21

/夜なので外で色々な生物が鳴いている。冬は静かだった。やかましさに驚く。久しぶりに星を見た。青かった

 

5/22

/シライシパンから、いぶりがっこ×ジャーマンポテトパンが出ている。いぶりがっこ愛好会としては買わねばならない。

 

5/24

/いぶりがっこ×ジャーマンポテトパンを無事入手した。食べやすい。そのままコロッケにしたい。

 

5/28

/誤字脱字が増えた。眠いというかぼんやりしている事は増えた。怠惰だが、本を読んだり絵を描いたりデータを纏めたりしている。何かしら活動している。雹が降った後の夏日がこたえてだらけていた

 

6/4

/血のにおいがするお茶に当たった。他の人はそんなことはないらしいのだが。まずいというわけでもなく、血の味がするものなのだろうと、そのまま啜った。

/夜の始まりとは苦しいものだ。水に潜るのと同じように息を止めなくてはならない。睡眠も同様。睡眠の海で我々はエラで呼吸するのだが、朝起きて陸に上がると水中で息が出来るなんてことは忘れてしまう。毎度苦しむもので。入眠下手でも、溺れる楽しみに変わればまあまあ良いところ。

下手なので溺れるのだが私は眠ることが好きだ。海に飛び込むのって楽しいだろ。それと同じ。

 

6/5

/本を一冊読み終えた。とにかく眠くなる本。ただし退屈なのではない。この先の生に救いが無いことを確認するために書かれた本。時に憤り時に過去の幸福を拾い直しながら過ごす日々が初めから終わりまで続く。劇的なものが全て過ぎ去った後のこと。耐えられずに寝落ちてしまうのだ。ごめんよルソー。孤独な散歩者の夢想。

 

6/8

/ここ最近、木は喋る、森が話しかけるという言葉に度々会っており、なにやら救われたような心地。マタギ等の本や何らかのニュース。

/話すことは特に無いのだけれども木に会いに行く、という感覚は生かしておいても良いのだろう。木に触るのが好きだった。あれらはけっこうぬくい。

 

6/11

/ブーンと難しげに唸っていた電子レンジがチンと鳴ってあらゆる動きを止めた。どれどれと扉を開け開けると何も入っていない。そこにほかほかのものを期待するから拍子抜けするのだ。我々はレンジの中に物を置かない限り期待する結果は得られない。それで、どうして彼らは私に答えを求めるのか。

 

6/18

/ツイッターアプリアイコンが円になり、使用中アイコンがデュラハン化したので(これはこれで良いのではと思いつつ)アイコン書き直そうと意気込んで出来たのが先の魚の頭だった。欠けた首は魚だったのだ。

/とりなど食べて好きに生きているので、路上に伏していてもどうぞ憐れまないで。

過去アイコン。昨日でアカウント設置から5年過ぎたらしい。5年間居座っていた空を駆ける猫ライダー。

 

6/20

/小鳥が路上で遊んでいてなかなか逃げていかない。猫も何故か路上で寝ており、車の窓を開けて申し訳ないのだが通して欲しいと声を掛ける。こんな日もあるのだろう。今日は暑かった。

 

6/21

/星まわりという言葉の悲しく恐ろしいこと。空に引かれた星座の線は檻。星の枷が巻きついていて、どんなにおっかない番犬も無重力にぷかぷかしながらわんわんいっているだけです。

 

6/25

/言葉が刺さるとよく聞くし、実際私もたまに踏みつけて飛び上がることがある。棘が残っていると思うのだが、そいつをよくよく観察するといい。痛いと感じる原因が直接目に見えるわけだから、解決の手段もより上手い方法を探せるようになる。動物か植物か、何の毒か分かれば、棘も身になるものなので。

/月に帰るのかいと聞いたらそうだよと言うので、今夜は猫のために舟でも編もうか。

 

6/26

/夕陽が緑色の光を放って消えた。兎サイズの白い栗鼠が路端に座り込んでいたりガードレールの下で猫の目が光っていた。

猫の引っ掻き傷のような三日月だった。赤く腫れた空の傷口から猫が湧いて来て空き地とか路地裏を蹂躙するのだろう。

/猫が歩くとみな踊る

 

6/2

/風に身を任せるにはまだ寒い

/良い夜です。あなたにも、あなたにも、良い夢を。

 

6/30

/ため息ついた七月の雨。植物たちも縮こまっている。

 

7/5

/『マルメロの陽光』にやっと辿り着いた。秋のお話だ。画家との親しい時間を共にした。今日は風が寒くて秋のような晩だ。ゆっくりと眠れるだろう。

 

7/6

/血界戦線、勢いのあるアニメだった。面白くてあっと言う間に見終わって寂しくなっている。EDの曲と映像が好きで何度も見返してしまう。

/LAST EXILE 銀翼のファムは裏切らない続編で、争いと人について思うとどうしたって泣きたくなる。

/アリスと蔵六、音楽がファンタジックで感激した。

 

/リルケの詩集、描写の熱量に背筋が伸びる。野口雨情の童謡を纏めた本は儚くて小さくて可愛らしかった。

 

7/11

/豆電球の月をぶら下げる天井がどんどん低くなるので月は潰れるし家の天井もミシミシ言い出す。夜に潰されたって眠りと変わらないから何が終わろうと気付きやしない。

 

7/13

/神様もデジタルお絵描き道具を導入したんだなと感心するほどぱっきりとして発色の良い夕方の空だった

 

7/16

/ICOをクリア。鳥の囀りが空間を埋める穏やかなゲームだった。手を繋いでいる二人がかわいい。グラフィックに説得力があるので歩いて登って落っこちているだけで幸せになれる。何よりゲームとして楽しい。ワンダ同様プレイヤーの誘導が上手く安心して歩き回れる。そして大島ミチル氏の音楽が染みる。

段差や穴に当たる度にヨルダに手を伸ばして引っ張り上げていたのだが、あるとき一人で段差を乗り越えて来るヨルダ嬢を見てこの子は逞しかったんだなとお父さんは嬉しくなったし少年心を優しく受け止めてくれていたその手をまた握って相変わらず一人で上れるらしい段差で手を引いていた。

せっかちなのですぐ手を伸ばしたり、手を掴んで引っ張り回してしまう。少し背の高い真っ白な少女がそれでも共に来てくれるので私は素直に嬉しかった。そんな風に楽しんでいたので、終わってしまっても冒険中の楽しさがずっと残っている。嬉しい思い出があるからこの先もずっと大丈夫、という安心感。

 

7/17

/もぞもぞと書いていた文章が8割書くこと書いた段階まで終わって、読み直したり書きかけで放置している部分をやっつけて良しとしようそうしよう。ところで家移りすることになりそうです。夏-秋は心穏やかに、手続きなどで身の方は動乱の予感。

/まだ春のつもりだったんだけれどもどうも周りが夏なつしている。

 

7/22

/通り雨の後にねじまき鳥が鳴いた

/寒さは耳に聞こえるもので、遠い昔の寒さが吹きつけ刻まれる。雪の量が減ってもまだ雪女が戸をたたく音を聞く。玄関や窓を開けても誰もいないのだけれども。耳の先が傷むと冬の底を思い出す。

/「手袋をはく」「傘をかぶる」は確か方言であったと、言い換えるためにさんざん悩んでネットに頼る。手袋ははめる、傘はさす。とっさの共通語会話などはラジオで流してほしい。

/黙々と打ち込んでいた趣味の文章がやっと一区切りつき、晴れやかな気分で人参と大根を切る夕方。

/耕されたまま放置されていた土を裸足で歩く夢を見た。今日はなにもない畑に雨が降っている。

 

7/26

/もしも私が風通しの良い家で暮らせたなら野菜を作ろうと思う夏。今晩の食卓は鮮やかだ。

 

7/28

/今日は『モールス』を。描写の重なりがじんわりとあたたかい。雪の景色に裸足の少女と少年。

 

7/28

/田園の憂鬱を読んでいた。日常はバラバラのようでいて一繋がりにすると実体を持つ、といったような。

決して病める薔薇とバラバラをかけたわけではない。ちがうんだ。

 

7/29

/"藤鶴の忘れものは透明な本。あなたは手入れされた庭で意識を取り戻しました。持っていた明かりは尽きました。忘れものは、大丈夫、きっと見付かります。向こうで風を読む鹿が呼んでいます。

#忘れもののおはなし

/懐中電灯の明かりがいよいよ弱くなり、手探りで歩いて来た道の果ても見えないしもういいやと寝転がった。眠ってなどいなかったはずだが、目を開けば手入れされた庭に横たわっている。草の布団でまだ眠っていたい。風が通る場所に来たところで、果ては未だ見えないのだから。

 

7/30

/久しぶりに星が出た。空はガラスのようになめらかだ。

 

7/31

/まさか終わってしまうのではないだろうな!?(7月に対して)

/もしや7月先生の今後の活躍にご期待下さいと言うのではないだろうな

/暮れる空を見ながらお茶をすするゆうべ

2017 1-4月雑記

01-14

/花や草の香りが詰まったアロマオイル、冬に雪に埋もれていると、草の匂いも懐かしく感じる。瓶とか缶とかは、季節を閉じ込めてくれているらしい。冬も瓶詰めにして春にちょっと食べるのが良い。雪かきをつらく思う必要はない。

 

01-16

/そろそろ命日であり人の呪いのようなものは確かにあるけれど怨み怨まれることではない。

/丁寧に作られたものを不足の中で直さねばならない無力。触らず残しておかねばならないものだろうけれど仕事なのでやる他にない。布を裂くような話。

 

01-19

/手拭いが好きで、贈り物やお土産となるとまず手拭いコーナーに向かってしまう。手拭いばかり贈ってどうすると頭を振って他に向かう。手拭い好き同士とは旅行の度に各地の手拭いをどうだどうだと送ったり報告し合う。長くて渋くてユーモラス、使って良し、飾って良し。各地の手拭いに幸あれ。

絵心経の手拭いは先の夏に一番お世話になった。文字の読めない人にも教えが伝わるようにと絵で描かれたお経なので読めるし可愛い。遠野や花巻、奥州から来た手拭いもしばらく飾ったので来年は活躍させよう。冬に入りて夏を思う。

オリジナルの手拭いも作れるということで、今年は記念として何か物を作りたいと思っていた私はコレダと目を爛々とさせている。手拭いでいいだろうか。手拭いになると思う。

 

01-21

藤鶴青年の忘れものは気高いペンダント。あなたは冬の化粧された景色の中で目覚めました。戻るしかないようです。忘れものは近くにあります。向こうで項垂れるもぐらが呼んでいます。 #忘れもののおはなし

 

01-25

/数々の微妙な敗走を重ねる。微妙ゆえに痛手にはならない。やがて楽しくなってくる。

 

02-04

/さよなら、こんにちは、きみには、また明日。

 

02-12

/空の雲を龍が摘み食いしたらしく、穴からぽっかりと青空が見えていた。

/雪原には何も植えられない。ただただ雪。白い野っ原に何ひとつ生きているものがいない。ねぐらで寝るに限る。

 

02-21

/青森犬は雪の帽子をかぶりながら黙考している。青森猫がいたならば代わりに番犬をしてくれる。

 

02-26

/鉄橋のアーチからあちらが見える。行けそうで行けないな。

/これが夢ならばひどく苦しくてひとが優しいものであった。朝すっと目が覚めて光が入ってくるのだろう。朝が空から垂れてきて緑色に染まっていく中で、ああ夢であったかと、見知らぬ私が言うのだ。

 

02-27

/この身は一つの星のようです。

/擬似的に星空を作るならば、星とするものは何か質量のあるものがいい。大福とかがいい。まち針で開けた穴では光が向こう側にあるので遠すぎる。描いてみても平面なのでうっかり微笑んでしまう。電球の殻は良い形だが硬い。

/泣きたくなったときの気持ちを覚えているために泣くというのでもいい。後から理由を考えるときに、新鮮なまま取り出せる。

 

03-03

/死が近付くと故郷の夢を頻繁に見るようになるという。帰りたい場所であればいい。また、故郷に限らず帰りたい場所があるといい。

 

03-05

/海の上を歩くことは難儀ですが雪の上は歩けます。よくしまった雪の原に足をかけて渡りますと、童話の子供たちが歌い出しますので、ここには手袋を買う狐もいるだろうし猫の事務所もあるのだろうという気分になります。雪に乗って視点が少し高くなるので冬とは気分がいいものです。そしてたまに雪に埋まって身動きが取れなくなるのもお約束。助けが来ないなら春を待て。

 

03-06

/霞が出ているのなら、その奥に月を押し込めてしまいたい。

 

03-07

/夜空を煮立てて蒸発させて、青いコンロの火だけトロトロと燃やしていたい。夜中の景色も雪灯りで何も見えないわけではないので、冬は一晩中明るい。

 

03-08

/三月の雪。地元で見ていたものはも少し寂しいものだった。まだ弱い陽光と積もる前にどこかに消えていきそうな雪の風景はまだ寒さが染みる。冬の最中だった。こちらでは熱さを取り戻した太陽が降る雪をびかびかと焼くので流れ星のような刹那の春。

 

03-11

/おおきな鳥が空から来た。どうぞ静かにお帰り。

 

03-16

/今日の月は小鳥のようだよ。自然のものと語らう時間を取るといい。人とも違う言葉の中で今一度考えてみるといい。

 

03-20

/星空から止まない雨音

 

03-31

/雪が波打ち際を描いている。川にいた雪の塊みたいな白鳥は帰っていく。白いものがいなくなってフキノトウが顔を出すと、これからいよいよ色に溢れて喧しい季節になる。心して迎えよ、春がもうじき来る。

/雪が消えていくと、霜焼けやら腹ぺこやら寒さによる痛みやらに悩まされてきた季節の終わりがはっきにと見えて、生き延びたなと思うようになった。春の寒さは透き通ってはいるが傷口をなぞられるようで苦手だ。それにしても悩まされた雪との別れは切ない。

 

/RT、みんクエありがとう。芯海の旅人でした。大好きな世界でした。想像がどこまでも広がる舞台と、素っ気なく淡々と語られる物語に引きこまれます。物語そのものはもちろん、文体も好きで。ドットも敵味方みんなかわいい。公式サイトでテキストを公開しているようなので、しばらく入り浸ります。冒険初期のリザルトなど懐かしいです。

 

04-06

/逃げた先でもわりと笑って暮らせたりする

/あたたかで静かな夜に、病院の跡地でうたた寝をした。育った木々が黒々としていて、ビルの明かりを遮っていた。木の葉の穴の夜空は深くて、星が所々食われていて、腰掛けたベンチもあちこち虫食いで、小船のようにぐるぐると揺られていた。落っこちれば冷たい水で目も覚めるだろうけれどこのままで。

 

04-09

/晴れた夕暮れの月が、飛行機ほどに真っ白で、月は手に取れそうな距離にいるんだなんて思ってしまった。

 

4/19

/りんごの木の若芽が膨らみ、ツバメが住処の視察に来て、春だなあと思い、夏が来てそのうちりんごが実ってトンボが飛んで寒くなりまた冬になるのだなあと寒さに耐えていると名残雪がちらつき、寒いのは苦手だけれども冬は好きだとしみじみしている。

/毎年名前を忘れる黄色い花は今年も見事に名前を思い出せずに検索をかけることになった。レンギョウだった。自宅の庭に植えられているので幼い頃からこちら毎年名前を誰かに聞いている。来年こそは。レンギョウ、良い名だ、と初めて聞いたかのように言える。

 

4/20

/肩翼になっても帰っておいで。

 

4/22

/スカイオデッセイ、スタッフロールまで辿り着きました。空気を掴んで飛べるフライトアドベンチャー。良い空でした。音楽はワンダと巨像でもお馴染み大谷幸さん。未知の島々の冒険に奥行きが出ます。

これまでエスコン、トリノホシで飛んで来ましたが、それぞれ良い部分が違うのであちこちの空を渡り歩きたくなります。エスコンの空はひたすら高く、トリノホシの空は鳥の目線を楽しめる。

 

4/25

/夕暮れの中で桜を見てやっと咲いているようだと思えた。春が来ているようだ。あんまり雪が降らないものだから幻を見ている。霞か雲か灰のように木に足元に降り積もり一面が白い畑である。手元に置いた植物がいやに青々としている。こんな灰霞の中では紫色の花の絨毯も毒々しい。
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