おっさんずラブも考察ドラマである

今年はドラマ業界は考察ブームだったと言われていますが、おっさんずラブもかなりのものですよ。何度か書いてるんですけど18年版ドラマに仕込まれている脚本の仕掛けを説明しますね。私が1番好きな所。『最終話を見た後で戻る』という手順が必須になるので、初回では発見不可能です。問い合わせは何度か送っていますが現状公式からは何も説明が無いので、信じるかどうかはご自由にどうぞ。skyの配信で武蔵が「考えるな、感じろ」と言っていますが、それとは真逆の「感じるな、考えろ」の世界です。おかしいと思ったら遠慮無く突っ込んでいただいて構いません。

【見るスタート地点と、牧君の目線で見ることが重要。視聴者としての思い込みや映像による視覚的なイメージは一旦忘れてください。『牧凌太が言っていること』が最優先であり、そこに自分の認識を合わせていく世界です。それが嫌な人にはそもそも向かないです】
6話で牧君が春田母に会ってしまって、「ずーっと創一の友達でいてね」と言われて「はい」と約束してしまっている姿。『それを見ていたのは私達視聴者だけ』で『作中の他の登場人物達は誰も知らない』のです。牧君の言動を見ると合致するのはこの「ずーっと創一の友達でいてね」のみです。春田母は息子が同性と付き合ってるってあの時知らないから、悪気無いどころか歓迎してくれている。ところがこれに「はい」と答えてしまうと友達でいなければならない。春田さんは「別れるって何だよ」と言って別れることは望んでいないのですが、春田さんと春田母、2人の望みは同時に叶えられない状態。春田母の方を選んだ状態だから別れを切り出してくるし、「好きじゃない」とは言うんですけど「嫌い」とは言わないんです。『友達』を望まれているから恋人として好きでいてはいけないけど、友達でいるために嫌いになってはいけない。元の先輩後輩の関係に戻ったように春田さんは思ってるんですけど、牧君はそうじゃないっぽい表情見せますね。この先輩後輩の関係をマロも「友達」って言いますから、この関係を友達とするのでいいはずです。これだけ合致しますから、つまりあの別れは『春田母のことを考えて春田創一と別れた』ことになります。春田母は「孫の顔」「ちずちゃんとの結婚」「友達でいてね」と3つの望みを口にしますが、孫の顔とちずちゃんとの結婚については望みを口にしただけで牧君に頼んだわけじゃないです。「友達でいてね」だけはお願いされて、「はい」と答えてしまった。牧君もこれだけで、あとのことには何もしてないです。
ケンタツと檸檬ちゃんの「人に言えない恋愛なら、俺は続かないと思う」「じゃあ別れるしかないんじゃない?」が伏線。春田さんと付き合っていることを春田母に言うことも、春田母に会ってしまったことを春田さんに言うこともできなかったから、別れるしかなかった。

ちずちゃんから「何で別れた?」って聞かれるのですが、『春田母のことを考えて春田創一と別れた』のに、「春田創一に幸せになってほしい」と答えたら会話が支離滅裂です。もちろん恋愛の意味ではありませんが、牧君が言う『本当に好きな人』を春田母のことだとしてあの牧君の話を聞いてみてください。全く同じセリフなんですが、春田創一のことを言っているか春田母のことを言っているかで意味合いが全く変わります。でも春田母のことを言っているとしても話通じますよね?春田創一と結婚するなら春田母とも家族になります。「本当に好きな人」と言えるくらい創一だけでなくそのお母さんも好きになって、春田母を巻き込んでしまうことを心配して牧君は身を引いた。
……あれ?では巻き込んでしまうことが怖くなった相手が春田母であるとすれば、春田創一のことは『すでに巻き込んでいた』ことになるのでは?

牧君が春田母と会ってしまったことを知っているのは私達視聴者だけです。武川さんはそのことを知りません。武川さんは6話で春田家に押し掛けてますし、その時牧君が「このまま本当に付き合って、春田さんは本当に幸せなのかなって思って」と言っているので、それをそのまま「お前のことを考えてな」と思い込んでますよね。繰り返しますが、武川さんは牧君が春田母に会ってしまったこともその時言われたことも知りません。春田のことを考えてと思い込んでるのであって、嘘を吐いてるわけではありません。…視聴者も『春田創一のことを考えて春田創一と別れた』とほぼ思っているかと思いますが…。

「俺といたら、春田さんは幸せになれませんよ!」
春田母からは「友達でいてね」と望まれているため、『俺といたら』とは友達でいるということ。もし牧君が春田さんの幸せを女性と結婚して子供が産まれる普通の人生に戻ることだと考えているなら、友達でいても春田さんは幸せになれるんです。男同士で友達でいるわけですからね。

俺と友達でいたら春田さんは幸せになれない。

牧君が思っている『春田創一の幸せ』とは、女性と結婚する普通の人生に戻ることじゃないんです。そんなこと勝手に決めていないんです。春田さんは牧君に「俺と結婚してください!」と『牧凌太との結婚』を望みますが、それが春田さんにとっての幸せであるなら、友達でいなくてはならず応えることができないので春田さんは幸せになれません。
何故牧君はそう思っているのか。『春田さんの幸せは俺と結婚すること』と何故牧君本人が知っているのか。

『春田創一の幸せは牧凌太との結婚である』と『牧凌太本人が知っている』方法は1つしかあり得ないんです。
最終話でのプロポーズは初めてじゃないんです。2回目なんです。

『春田さんと結婚したら俺は幸せになれる』という認識であるとすると、「俺といたら、春田さんは幸せになれませんよ!」が合わなくなる。このセリフが出てくるためには『俺と結婚したら春田さんは幸せになれる』という認識でなければならず、1回目のプロポーズは「お前を幸せにします」ではなく「俺を幸せにしてください」って言われている感じがします。

ではそもそも1回目はいつであるのか。6話の「本当にいいんですか?相手が俺で」「いいよ、それは」がお互いに『結婚の相手』として話しているなら、話がとても自然に繋がります。
この前日には牧君が熱で倒れているため、もはや1回目のプロポーズは牧君を好きだと自覚した買い物デートのその日の夜しか無いんです。『春田さんのペース』が1年かかってようやく追い付いたどころか、好きだと自覚したその日のうちにプロポーズしているようです。マロに「どっちかっていうと向こうからの流れだったんだけど」と言いますが、どっちかっていうとも何も、視聴者から見た映像ではどう見ても向こうからの流れでしかないので、映像に無い部分でこっちからの流れもあったことになります。

買い物デートの翌日には熱を出して倒れる。オンエアではカットされていますが、シナリオブックとDVD特典映像には「今朝からちょっと熱があって」というセリフあり。ケンタツと檸檬ちゃんの会見は13時なので、熱を出したのは職場で交際宣言されたことによるストレスではない。「ただの風邪」と言っているので『風邪』なのですが、咳やくしゃみなどの風邪っぽい症状は無し。5話から無くなりますが、春田家ダイニング(ちずちゃんが座った席の後ろあたり)にはマスクの箱あり。マスクの常備があるし、風邪をひいている時にマスクをせずにスーパーに買い物に行くのは非常識では?
つまりあれは『風邪』ですが、症状が熱のみであるため周りの人に移らないようです。ところが春牧の間ではお互いに移るものだと認識していますね。なぞなぞです。関係無い人には移りませんが、春牧の間でのみ移ります。さてこの風邪の原因は?
裸で寝て体を冷やしたこと(=初夜)であると推測でき、ベッドで裸にならないと移らない風邪を移そうとするあたり、お誘いではないかと思います!
この1回目のプロポーズ〜風邪の原因までの大きな出来事を、オンエアでは日にちが変わる形で丸ごとすっ飛ばしているのです。

買い物デートのその日の夜にプロポーズしているとなると、ケンタツと檸檬ちゃんの『結婚を前提にした交際会見』。春田さんの「俺と牧は付き合ってます!」も「俺と牧は(結婚を前提に)付き合ってます!」であると思われる。

……のですが。
どうも話がおかしいのです。
武川さんが春田家に押し掛けた時、
「何で否定したんだ?お前ら付き合ってるんだろ?」
「このまま本当に付き合って、春田さんは本当に幸せなのかなって思って」
と疑問に思っています。春田さんからプロポーズされたのだから、このまま付き合って春田さんは幸せなはずなんです。なのに何故牧君は疑問に思っているのか。
『本当に』って2回言うんですよね。この一連の部分では最も難関なんですが、「本当に付き合って」ということは、付き合っていることは本当ではない、ということになるのではないか。プロポーズされたことは本当だが、付き合っていることは本当ではない。つまり、
「俺と牧は結婚しました!」
が本当であるのを「付き合ってます!」と嘘を吐いてしまったことにより、周りからは『付き合っている』と思われてしまい、「ちょっと意味が分からない」と牧君は『付き合っていること』を否定した。

あとはこれを時系列順に並べ直せばいいです。映像も脚本も何も変わっていませんが、話数順に見た展開と全く違うものになります。こちらの一連の流れは「男同士でキスとかマジでねえ」とか言ってたあの春田さんが、牧君を好きだと自覚したその日のうちにプロポーズ・結婚して肉体関係の一線も越え、突然振られたのに1年後にもう1度プロポーズするという、春→牧の愛情が爆上がりします。普通に見ていると「結婚ってさ、何?」と言っている答えが無いままプロポーズすることにとても違和感がありましたが、1年前に形の無い気分だけの結婚をしていたなら『もう1度プロポーズする』ということにとても納得です。

ケンタツと檸檬ちゃんの結婚を前提にした交際会見。普通に見ていると何も違和感無いと思いますが、『仕掛けを解いた人向けのトラップを事前に仕掛けている』ものであるため、非常に厳重であり、これが真相であると考えられる。『俺と牧は(結婚を前提に)付き合ってます!』で半月ほど足止めされました…。
また、牧家でのテーブルの下で春田さんの脚をつねるというアドリブ。物事の順序(互いの両親に挨拶してから結婚)を無視して急な結婚をしたのは春田さんであり、それを棚に上げて牧君を責めているんですよ。牧君が怒るのも当たり前で、怒らない方が不自然。撮影も始めからこの展開であるだろうことが見える唯一のシーン。

この一連は『牧凌太の目線で見る』ことでのみ、表に出てくるものとなる。公式が何で何も説明しないかって言ったら、今までのは『春田創一が主人公』ですからね。

これが私が愛している美しいおっさんずラブの世界ですよ。脚本は1つしか無いんだけど、実質的に2つの展開を同時に作り出してるって分かりますかね?skyの件とかでファンからは徳尾さんの脚本に酷評や不満も上がってるけど、しれっとしながらメチャクチャすごい人ですよ。今の所非公式ではありますが、『最初から仕込まれている』ものなので、その点はご理解ください。見付けたのは去年の6月末、最初に問い合わせ送ったのは去年の9月頭ですが、いまだに説明無し。普通に話数順に見た展開が先に世の中に出ますし、熱狂的なファンは余計に気付かないかも…?

ラストの展開があまりにも急だったし、skyもこういうのあるのかな…?確実にあるってことなら頑張るけど、何も無いなら頭悩ませるだけ時間と体力の無駄。あるのか無いのかさえ分からない…。

28日に拍手3件ありがとうございました!

おっさんずラブコンサートのこと

事前にセトリが公開されるのも珍しいんじゃないかって気もするけど、不動産編とskyを分けたもののskyの後にもう1度不動産編を持ってくるっていう、この構成よ…。私はどっちも好きだからいいんだけどね、途中退席とか耳栓とかアイマスクとかそういう行動されると、普通に楽しみたい人間としては気分悪いもの。skyになったら一気に客席から人減りそうだし、演奏者さん達にもね…。経験上、こういうコンサートって休憩挟むし、多分『春』の後で抜けることはできるだろうと思うけど。コンサート→skyの告知のタイミングがひどすぎたのがそもそも問題なわけだし、せめて希望者には返金対応すべきじゃないかとは私も思う。
ゲームのコンサートってシリーズ通してやることが多いし、特定のナンバリングだけが好きで行くと知らない曲の方が多いとかってなるけど、知らない曲でもああいう場で聴いてみるといいものよ。…映像流すってことが問題なんだろうけど…。
おっさんずラブの場合、単発版が1番最初にあるから不動産編って2作目なんだけど、それを知らない人達がまだ多いのかな?skyをSeason2(仮)って最初に発表したせいでskyが2作目、不動産編が1作目であるように思われてるんだろうけど、違うんだよね。だからS1S2って呼び方が違和感あって私はしないんだけど。そういうナンバリングのズレがファンの認識にも歪みを出させてしまっている気がする。18年版を放送する際にサブタイトル付けるとかして1作目ではないってことを最初から分かるようにしてたら、いろいろとこんなに拗れてなかったんじゃないかって感じがする。このセトリで1番問題は『おっさんずラブコンサート』と銘打って、1作目の単発版は無かったことにされてることじゃないかな…。回数はあまり見てないから音楽までは覚えてないんだけど。

劇場版で牧君がシンガポール行っていなくなって直後に武蔵とのパラレルワールドの新作って、6話ラスト〜7話の再現に思うし、だとするとこの後何があるかというと、「ただいま」「おかえり」であることが予測できる。だからね、それにさえ気付けば「なるほどそういうことか」と思って立ち直り早かったから、私はskyは別物として楽しめたんだけど、それでも6話ラストの再現って気付くのも3日くらいかかってるから…。「ただいま」「おかえり」であるとすると、セトリがまさしくそういう構成なんですよね。sky否定派にはつらいのかもしれないけど、私はこの構成神がかってると思うわ。牧君が帰ってくることをますます期待している。
……ん?待ってくれ待ってくれ。私みたいな牧派は牧君帰ってくると嬉しいけどさ、本当に帰ってきたら、skyで報われたはずの武蔵派の人達は…!?何この鬼畜なドラマ!!

フルオケ期待してたのに編成少なくない?っていう、まさかの展開が浮上したんだけど…。ファンの荒れっぷりがひどすぎて、元々引き受けてくれてた楽団から拒否られたとかいう話じゃないよね…?ゲームのオーケストラコンサート行ったことあるけど、こんなに編成少なくない上に金額ももっと安かったよ…。ストリングスはグループだから書いてある人数とイコールじゃないって話もあるけど。セトリにGenius7とLOVE or DEADあるの嬉しいけど、これこそ大編成のオーケストラ期待してたんだけどなあ…。あとね、『春』を一緒に吹きましょうっていう企画は分かるし楽譜も公開された。で、練習するには事前にリコーダーを手に入れないといけないのに、リコーダーは当日会場でお渡し、事前に練習してる人達はリコーダー持ってるし当日会場で貰う分無くてもいいよっていう、どこまでもおかしいコンサート…。どう考えてもチケット代高いのは『リコーダーの金額分』でしか無いような気がしてきたわ…。そもそもskyのみのファンの人にとってはリコーダー必要無いし、リコーダー無しのチケットのみでの販売を用意するべきだったよね。私みたいに2日間行く人間もリコーダー2本は正直いらんし、片方はリコーダー付きで買って片方はチケットのみっていう、そういう買い方を考慮してくれてないあたりも親切じゃないんだよ…。

『春』は本当に大好きな曲で、この曲が無かったらこんなにはまってなかったと思うし、この曲のためにサントラ買ったと言っても過言じゃない。ただ、ちょっと思うところあって、嫌がる人もいるかもしれないので続きを読むに下げておきます。

24日に計5件、25日に1件拍手ありがとうございました!
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おっさんずラブ-in the sky-の違和感

「最高でした!」と言う方と、最後の展開が急すぎて酷評する方とで賛否両論のskyの最終話。私は否側ですよ。7話ではまだ確実に春→成に向いてたはずなんだけど、ラストで急に武蔵に乗り替えたようにしか見えない。武蔵ENDならそのように丁寧な描写さえあれば、春成推しの人達ももう少し納得したと思うけど。

パイロットを引退するって話。多分、視聴者は十中八九『退職して会社からいなくなる』って意味に受け取ってると思うのね。少なくとも私はそう思った。『パイロットは引退するけど、別の仕事で会社には残る』とは全く思わなかったですね。この間も書いたけど、やっぱり会社には残るってことを知らなくて焦っただけのように思う。『パイロットを引退=会社を辞める』って思ってて、このままだと会えなくなるからとにかく引き留めたかったんじゃないかって気がするんですよね…。『引き留めたい・一緒にいたい』っていうのは確かだと思うんだけど、自分の感情が何なのかよく分からないのに告白するっていうのがどうしても腑に落ちない。
『パイロットは引退するけど会社には残る』ってことを知ってた上で告白したなら、それはもう本当に好きなんだと思う。ただしやっぱり展開が急すぎるから、もっと丁寧に描いてくれてればとは思うけど。
会社も辞めて自分の前からいなくなってしまうと思ってて、焦る気持ちを恋愛感情かもしれないと勘違いしていただけなら、後から冷静になって「あれ…?」ってなる可能性はあるよね。そのパターンならとんでもないオチだな。「やっぱり成瀬が…」ってなりそうだけど、それだとそれはそれで荒れるだろうし…。とりあえず後編を待ちます。

今日4件拍手ありがとうございました!

おっさんずラブ-in the sky-展

行ってきました!何だかんだで行けば楽しかったです。あの終わり方のせいで沈んでる方も多いのかとも思ったけど、複数人でいらっしゃってる方達は楽しそうに話されたりしてて、雰囲気は普通でした。入場待ちの列があまり人いなくて、「あー、やっぱり最終話の影響かー…」って思ってたら、会場内はみっちり。というか全く列が動かない…。台本のコーナーで渋滞しちゃってるんですよ。撮影OKのてんピチ顔はめパネルもその側だし、あそこのコーナーがえらいことになあ…。ある程度日が経てば落ち着いてくるんじゃないかとは思うけど、近々行かれる方は心しておいてください…。

各話サブタイトルの展示が良かったなあ。3話についてはこれから行かれる方のために一応黙っておきます。衣装展示はメイン4人と女性CAの制服。スタッフさん達もCAの制服っぽい格好されてました(実際の衣装じゃなくて、似た感じの服)。等身大パネルで改めて見ると千葉君顔綺麗だなー。
細かい物は、ファンが見たいと思うだろう物は全部持ってきてくれてるって感じ。Peachの機内に置かれてたリーフレットも飾ってくれてたの嬉しい。飛行機自体乗ったこと無いので…。設定メモで、アリスちゃんがミッチーを好きらしいことにビックリ。
あとサントラ流れてたのが良かったです!skyは曲も好きですし、サントラでちゃんと聴きたいですね。個人的にはskyの曲もコンサートでやってほしいと思ってる。1部2部で分けないと、明らかに荒れそうな気がするけど…。

skyのグッズはまだ全然買ってなかったのでガッツリ。単純にてんピチかわいいです。缶バッジとアクキーはコンプセットで。ネームバッジは春田と成瀬よ。最終話ああでもやっぱり春成推しなので。写真に入れてないけど、実写クリアファイルも。職場の人へのお土産分も含めて、紙袋4枚貰う金額に…。
遠方だからちょくちょくなんて行けないし、ステッカー目当てに2周したんですよ。写真でお分かりいただけるだろうか、ダブった悲しさが…。

今日2件拍手ありがとうございました!

おっさんずラブ-in the sky- 最終話を迎えて

今日はラブ展行ってきます。しかしどうにも乗り気になりきれなくて、何だろう、なんかsky見終わった直後の感想が、「ぽかーん」としか言えなくていまだにぽかーんとしてる…。ラブ展昨日じゃなくて良かったわよ。7話までは良かったのに、これまで見てきたのは一体何だったのか…。春成派だけど龍の置物は盛大なミスリードなのか?え?関係無いの?そもそも6話前にテレビジョンで座長が「引っ付くなら成瀬しかいないと思っていますが」って言うから、それを期待して待った人達にとっては「え、何これ!?」っていう状態なんだと思うよ…。一貫して分かりやすかったのはミッチーだけだわ。ただ、マロと蝶子さんみたいな年齢差でもないし、ミッチーと緋夏ちゃんは『おっさんずラブにしては分かりやすかった上に普通すぎる』んだよなあ。なんか嫌な予感がするなあ…。18年版ラストでイケメン彼氏とラブラブだったにも関わらず、1年後の劇場版では別れてたっていうちずちゃんのケースを見てるからさ…。初デートがクリスマスにパチンコとラーメンに誘うってあたりがダメな感じ濃厚な気がしてるけど…とりあえず頑張れ。7話の泥酔獅子様が好きすぎてツボなんだけど、キーパーソンって言ってたわりにはイマイチ弱かった気がする。

春→黒の告白、指導教官として残るって話知らなかったのかな?残るって知らなかったから、本当にいなくなってしまうと思って気持ちがガーッと?知ってたら告白しなかった?知ってたか知らなかったかの2択で意味が変わるでしょうね。7話の「ファイナルアプローチOK?」に「NOです」ってはっきり断ったのに泣いちゃったあのシーン大好きなんですよ。それで終わってれば綺麗だったのに、なんか告白が突然すぎてなあ…。確かに他の方の感想も読みながら見返してみると、春→黒に向いてきてる感じもあるかな…?ただ、『言われて見返してみるとそうかも?』って感じのような?表情とかそういう面なんですよね、変化が見られるのって。なので視覚での理解が強い方なら感じ取っていた方もいらっしゃるんだろうけど、それは『録画して何度も見返す人なら気付くだろう』くらいのものじゃないかな?『録画するわけでもなく1回普通に見るだけ』っていう視聴者も多いと思うんですよね。そうするとやっぱりセリフでちゃんと語らないとドラマとしては話が伝わらないと思うし、何度も見返してるファンも多いだろうに酷評が多いのは『何度も見返してても分からない』んでしょうね。私もそうなんだけど言語理解が強いタイプの人はつらい人も多いと思うんですよこれ。『話の脈絡が無く突然』だから物語の構成としての美しさを感じない。上司としていてほしいっていうのは分かるんだけど、「好きです」が出てくる心の動きが分からない。だってシノさんのこと好きだけど、それはシノさんから向けられる好きとは違うからお試しで付き合ってみてもやっぱり違うなと思ってごめんなさいしたんじゃないのか。武蔵には「俺もよく分かんないんですよ!」って言ってるから、多分自分でも本当によく分からなくて言葉にできる感情ではないんだろうけど。ナル様から突然乗り替えたようにしか見えなくて、話の脈絡が無いって感じるんですよ。心の動きが『語られていない』から。多分、言葉にできる感情ではないから語っていないんだろうけど。シノさんの時に付き合うってどういうことなんだろうって言ってて、その答えが出てないのに告白するっていうのが無責任な感じするんですよね。「好きです」って言ったのであって「付き合ってください」とは言ってないんだけど。18年版もそうなんですよ。「結婚ってさ、何?」って言ってて、その答えが出ないままプロポーズするのが恋愛ドラマとしては無責任だと思う(これについては脚本の仕掛けを解くことで理由が理解できるようになっている)。問いだけは投げてくるんだけど作中で明確な答えが無いから、何を言いたいのか分からないんですよ。「自分で考えろ」が答えなんだろうか…?ということで、春→黒の告白の個人的な解釈↓

あの流れだと、指導教官として残ることは知らなかったように思う。たくさん商品が残ってるうちは大して興味無いし店員から「オススメですよ」って言われても興味出ないけど、残り少なくなってくると気になってきて、『残り1個』ってなると「今買っておかなきゃ無くなっちゃうかも…!」っていうあの心理に似てる気がして仕方無い。ナル様には強引にキスしたり頬に触れようとしたり、あれは性欲も伴う好きだと思う。武蔵とはハグは多いのよ。18年版では結婚式で誓いのキスを求められて、その瞬間武蔵とは無理だと思ったわけじゃない。相手から恋愛としての好意を向けられてて(ということは相手からキスやそれ以上求められる可能性もあり)、自分から相手への好意が同じものかどうか分からないのに告白するっていうのがよく分からないんですよね…。じゃあシノさんそのまま付き合うのじゃダメだったの?って思う(そもそも「好きな人がいるので」ってはっきり伝えず付き合った時点でひどいことしてたと思うけど)。シノさんは断ってもいなくならない、武蔵は今掴まえないといなくなることの違いが大きい気がする。ハセの時も牧君の時もそうだったからなあ。

前作の春田さんは元々異性愛者で、恋愛や結婚は異性とするのが当たり前だと思っていたから、同性から告白されて戸惑うのはごく普通の反応であるように思う。女性50人男性50人の計100人がいるとして(自分を入れると101人ということ)、元々は女性50人しか恋愛対象としては見てはおらず、そのうちの1番がちずちゃんだった。女性50人のうちの1番がちずちゃんであることに変わりはないが、100人のうちの1番は今まで見ていなかった側にいた牧君になった、という『視野が広がった』ということだったように思うので、そういう点では分かりやすい話に思う。100人全員ではなく、あくまで女性50人+牧君という51人になったものと思いますが。

skyでは異性・同性という葛藤がほぼ無い分、テーマ性が分かりづらい面もありますね。
緋夏ちゃんにキスしようとする

ナル様に強引キス

シノさんとお試しお付き合い

武蔵に告白
…と、8話しか無い中で相手が4人という多さなんですよね…。シノさんにごめんなさいした後、やっぱり成瀬が好きだ、なら良かったんだけど、武蔵への心変わりが早かったからね…。『軽い』とは正直思うことにモヤモヤしてたら、弟から「これあれだよ。ギャルゲーのよくある主人公。どのヒロインのルートにも入れなかったやつ」って言われて、「それだー!」って納得した。
前作で武川さんが牧君に「相手の幸せのためなら自分が引いてもいいとか、どっかのラブソングかよ。そんな綺麗事じゃないだろ、恋愛って」って言ってるんだけど、今作で描かれた春→成は綺麗事だから違和感があるんだと思う。

18年版もそうなんだけど、極端に言語脳の人間にはおっさんずラブの作りってバランス悪いんですよ。確かに役者さん達のお芝居は素晴らしいし、音楽もすごく好きだし、照明とかセットとかの美術面もこだわってる。なのにストーリー構成がメチャクチャなので、全体を見るとまとまりが悪い。シーンAとシーンCがあるとして、間にもう1シーン入れればA→B→Cで綺麗に展開が進むし理由もよく分かるのに、A→Cっていきなり飛ぶから「は???」ってなる。そういう部分がいろいろね。『物語としてよく分からない』から、感動とかそういうのより、すっきりしない気持ちの悪さが勝っちゃうんですわ…私の場合。
詳しいわけじゃないから多分なんだけど、右脳と左脳で見え方違うように作ってるんじゃないかな?だからどうしても賛否両論起きる。バランス悪いんですよ。『雑なストーリーを役者の芝居でカバーしてる』って印象。気持ち悪いと感じる人間からしたらメチャクチャ気持ち悪いですよ。でも「最高でした」っていう感想もあるんですよね。
私、スポーツ観戦の趣味無いんですよ。フィギュアスケートみたいな演技系は見るのは分かるんだけど、野球とかサッカーとかマラソンとか、「試合丸ごと見る必要ある?ニュースで結果見ればいいじゃん」って思ってました。本っっっ当にその考え申し訳無かったと思います。結果も大事だけどさ、過程って大事よな。過程よ過程。おっさんずラブって過程を容赦無くすっ飛ばすし、問いだけ投げてきて答えは無いとかだから「は???」ってなる。
「ついに完結」って最終話放送して直後にその後の話が配信でっていうのも、言語脳には理解ができない現象です。『完結』とは一体…。

あと、ナル様が主人公に変わってるっぽい印象あることに不満の声も上がってるけど…。配信が成四ですからね。1個前の記事で書いたけど、やっぱりいずれ『牧凌太を主人公にしたおっさんずラブ』をやるんじゃないかって気がする。skyはそのための慣らし期間のような…。18年版ドラマで作中はっきりしない部分がいろいろあるのは事実だし、武川さんのスピンオフ希望の声も結構ある。私も武牧の過去編見たい。そうなったら武→牧←春の構図になるから(4・5話あたりが分かりやすいと思う)、だから今のうちに武蔵を幸せにさせたんじゃないかな…とも。
ナル様とシノさんね、私が見た印象だと武牧のトレースに見えるんですよ…。武川さんが「清潔な空間が汚されるのも嫌だし」と言っていることから、一緒に暮らした誰かから清潔な空間を汚されたことがある→牧君は元々掃除片付けのできない子だった、という理解なのですが、ナル様がシノさんの潜在意識に刷り込もうと本を散らかしてたやつ。武川さんと出会った頃の牧君って今のエリートな姿とはまるで別人のはっきりしない子だったけど、それが今の仕事も家事も完璧ないい男になったって、要するに『成長した』ってことですね。ナル様も人参食べられるように成長したね。
成四が武牧のトレースだとすると、春成ワンチャンあると正直思っている。牧君ってね、元々武川さんのことすごく好きだったけど、その後誰の所行ったかは、ね。予告でナル様がシノさんとケンカしてる様子はあるからなあ。緋夏ちゃんはミッチーがいるとして、カップリングで成立してないのって春成だけじゃない?お試しとはいえ今の所四春が交際期間1番長いし。「引っ付くなら成瀬しかいないと思っていますが」からの春成だけが無いという結果に、そんなもんファン荒れるわ。春田さんのあの嫉妬深さをファンにコピーしてる?それで、見守る方向に落ち着けって?私は「ぽかーん」で済んでるけど、精神的な多大なストレスって心身に影響出るって公式はいい加減勉強した方がいい…。

予告でナル様の歯ブラシがピンク!ついに歯ブラシの情報が、ありがとうございますー!!てことは4話ちずちゃんが泊まりに来る前の歯ブラシって、緑→春田さん、ピンク→牧君っぽいかな?やっぱり5話の歯ブラシって春ちずのバックハグなんだろうなあ。普通に見ててあの4話の歯ブラシ気付くかっての。春牧のバックハグ+ちずちゃんに見えるわな。おっさんずラブってこういうドラマですよ…。ついでに言うとコップは緑ピンク白の3つが1話牧君泊まりに来る前からあるよ。これだけ周到な引っかけを仕込んでて、脚本だけ雑とかいうことあるわけないな。うん、やっぱり待ってる。

昨日2件一昨日1件拍手ありがとうございました!
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