おっさんずラブのネコメモ

昨日2冊をゲットしてきました〜。計3冊目。探し回って9月入って1冊ようやくゲットして、その後もセリア行くたび覗いてたんだけど、どこ行ってもずーっと無かったんだよね。セリア自体そんなに行けるわけじゃないんだけど、5ヵ月ぶりの再会!?まだ売れてるのかな?さすがに落ち着いた?2冊まとめて買ってきたけど、店頭にあった3冊のうち1冊は残してきたから!そのくらいの良心はあるから…!

うちにあるやつだと3cmサイズしか作れないんだけど、このネコメモで缶バッジ作ってバッグに付けてます。分かる人ならおっさんずラブだって分かってくれるかもしれないけど、知らない人から見たらただのネコの缶バッジ。そのくらいでいい。原寸だとアップすぎて何だかよく分からないし、魚に合わせて切り抜いたら顔がズレてしまったっていうね…。70か75%か忘れたけど、少し縮小コピーして作った方はいい感じになってると思います。
枚数増えたことだし、これ他にもいろいろ作れそうだなって思ったので、いろいろ加工してみます〜。

おっさんずラブドラマ第2弾?

映画に続いてドラマ第2弾も発表ですか!?ていうか、ニュースではいろんな所から出てたんだけど公式からの発表がまだ何も見当たらないんだけど…?

このドラマ、感情で素直に見る人や映像重視の人と、頭で考えて理解しようとする人や脚本重視の人で見え方が違うはず…と思っていた。要するに感情やイメージの右脳と、言語や論理的思考の左脳ってことか!?これマジな話で右脳と左脳で見え方全く違うよ。正確には、左脳でしか認識できない部分もある、かな?矛盾やちょっとした違和感が作中いくつもあるんだけど、そういうのをドラマの内容にピッタリ合うように辻褄合わせていったらいい。そもそもそれ自体がそれなりに注意力ある人じゃないと気付かないんじゃないかな?もしくは、気付いてはいるけど深く考えずに流しちゃってるか。
・方向音痴と言われたがお婆さんにすらすら道案内
・未婚の同性愛者なら分かるはずの無い「夫婦の問題」
・風邪をひいているのにマスクせずにスーパーに買い物に行く(5話から無くなりますが、ダイニングにマスクの箱有り)
等々。引っ掛かりを感じてはいても、「気のせいかな?」で流しちゃったりしてませんか?『じゃあどういうことか考えてみる』っていう所に進もうとしない人には、永久に何も見えてこない。
ドラマの表現手法自体がかなり特殊なことは10月くらいには突き止めてたんだけど、結局何故人によって見え方が違うのか、気付かない人は何故何も気付かないのか、その理由が右脳寄りの人か左脳寄りの人かによって違うのでは?という今ここ。

もっと単純にマンガ的な見方か小説的な見方かって話よ。マンガだったら適当なページ開いてもパッと見て絵でどんなシーンかだいたい分かりますよね。カッコイイ、おもしろい、怖いとか、パッと目に入ってくる情報から感情も生まれる。極端な話、セリフが全部外国語で意味が分からなくても、絵だけでなんとなくのストーリーを知ることはできますよね。
小説の場合、どのページを開いても文字しか無いから、パッと見てどういうシーンなのか知るのは難しいです。だからまずはちゃんと文章を読んで頭でストーリーを理解してから感情が動く。その順序の違いでしょうか…多分。

小説など文章の読み書きに慣れている方が起こりやすいのではと思いますが、このドラマとても混乱するのです。目から入ってくる情報と耳から入ってくる情報が一致しない。そういう気持ち悪さがある。趣味レベルとはいえ小説書く人間なので、書く側の目線で見たらこのドラマ変だなと思っていたんですが(設定ミスが起きていないか普通は気を使うはずなのに多すぎる)、自分でも忘れてましたが、元々はイラストレーター目指してて絵の道に行き詰まったから小説に方向転換したんだった…。右脳左脳で違う見え方をするように作っているなら、それで私には人と違うように見えたり混乱したりするんだな。
このドラマ見て幸せになれるのは映像や感情論重視の人よ。理屈で理解しようとするとハッピーエンドですらないから(武川さんは牧君と別れたのを都内同士の生活のすれ違いが原因って言うのに、上海と東京の生活のすれ違いが始まる終わり方。2話の本社屋上から見えるのは東京タワーなので、本社勤務と営業所勤務とは都内同士である)。映像的にはハッピーエンド、脚本的にはバッドエンドという矛盾にパニック起こした人間なので…。これが何故視聴者の目にはハッピーエンドで終わるのか、牧君の基本的な思考が『自分の幸せより相手の幸せ』っていう、その情報が出てきちゃうとダメだね。6話後のファンが何を望んだかと言えば、春田さんと牧君が結ばれるハッピーエンドでしょ?視聴者がバッドエンド(生活のすれ違いでその後破局が予告されているような状態)で悲しまないようにいい所で終わらせてくれたんだっていう、私にはそういう解釈だった。この解釈自体、余程思い入れの強い人しか出てこないだろうし。だからダメージが大きかったんですよ。ハッピーエンドと思って喜んでいる人達にはどのような解釈で見えているのか、その見え方の違いも知りたいと思ってきた。「視聴者が幸せな気分になれるからハッピーエンド」とか言うなら、『ハッピーエンドと思ってしまった』ことがトラウマになっている私には分からない。脚本や設定を重視する人間はラストでひどい目に遭う。私にはこのドラマは感情で見てはいけないと悟ったから、だから左脳的な見方に切り替えて全7話を理解することに徹してきた。設定とドラマの内容が矛盾しているなら、ドラマの内容にピッタリ合うように辻褄合う方法を探したらいい。左脳の担当分野の論理的思考の出番。このドラマ推理物になってるってずっと言ってきてるんですけど、ゲームで言えばクリア後のエクストラステージみたいなものですかね。ロスだとか言ってる人達はそれをやってないからロスなんでしょ。ちなみに公式本とか頼ると気付くべき重要な部分に逆に全部蓋をされますから、ドラマ本編のみを見ます。関連本とかまでは見ない視聴者も多いでしょうから、そういう方と同じ条件で。

これ、私が考察や分析に集中し始めたから見えるようになったのかな…?牧君の行動パターンってすごく法則性強いので、それを割り出せばいくつかのシーンがすごく分かりやすくなったり、服の模様に法則あるっぽいことに気付いてその分析に1ヵ月半とか、整合性や法則性による美しく見事な世界が広がっていく。分からない部分をひたすら頭悩ませてある時ハッとひらめくすっきり感っていうのは、すごく気持ちがいいものです。
要するに、『右脳で感じる美しさや幸福感』っていうのがまず用意されて、それで満足してる人達が一般的なファンの人達と思われる。私にはこのドラマ何かおかしいなっていう引っ掛かりが大きかったから、感情にブレーキがかかる。『何かおかしい』の部分に真剣に向き合ってきて、矛盾や違和感が解けた先の展開や設定の方が好き。引っ掛かりが解消されてますからね。『左脳で感じる美しさや幸福感』っていうのも、ちゃんと用意されている。ただ、毎日何時間も頭悩ませて(仕事の時間を有効活用…)何ヵ月もかかるレベルだったので、本当に好きな人にしかそこまでは辿り着けないと思う。

設定とドラマの内容が矛盾している、目から入ってくる情報と耳から入ってくる情報が一致しない、っていうのが、分かりやすいシーンで説明しますね。2話で牧君は春田さんの悪い所として『方向音痴』を挙げましたね。これにより視聴者には『春田創一は方向音痴である』という情報が耳から入ってくる。ところが3話ではお婆さんから道を聞かれてすらすらと案内するというシーンがある。あれ方向音痴に見えますか?道を聞かれて案内するという経験自体が無くてピンと来ないという方もいらっしゃると思います。それなら私が今、『あなたの自宅から職場・学校までの道順』を聞いたとしますから、あのシーンと同じく『地図を使わず口頭で説明する』ということをやってみてもらえませんか。いつも通っているなら頭ではルート分かりますよね?それを口頭で説明するって、「○○通りをまっすぐ進んで○番目の交差点を右に…」のようになるので、意外と難しいはずですよ。説明できたとしてもあれ相手はお婆さんですから、全部は覚えきれないかもしれない。『一緒に行ってあげる』って、案内する側としても楽ですし、1番確実なんですよ。接客業の方ならこのあたりのこと分かりますよね?「トイレどこですか」とか季節柄売れる商品とか、『聞かれることがあらかじめ予想される場所』は予習もしますし何度も聞かれるから慌てず案内できます。でも自信無かったり分からなかったりしたら、「確認しますので少々お待ちください」って言いますよ。口頭で説明するのが難しければ店内図を見せながら説明したりもしますし。どこ聞かれるかあらかじめ知ってるはず無いのに慌てもせずすらすら案内できるって、『普段から近隣一体の地理を把握していて方向感覚にも強い』人にしか無理です。
「方向音痴」と言ったのは牧君です。『視聴者の目には方向感覚強いように見えるが、牧君の目には方向音痴に見える』ということ。あれを方向音痴って言うなら接客業の人間はキレるよ。辻褄を合わせるには、『春田創一は元々方向感覚には強いが、牧凌太の前では方向音痴のふりをしていた』と考えるのが妥当だと思う。迷ったふりとかしたら、牧君ならきっと「しょうがないですね、こっちですよ」って引っ張っていってくれるんじゃないかな?でも道案内できるくらい元々方向感覚強かったら、頼ってはくれるかもしれないけど引っ張っていってはくれないと思うよ。頼られるより甘やかしてもらう方が好きなんじゃないですか?「甘やかしすぎたのかな」って言ってる人がいるでしょ。
公式は一切説明してませんからあくまで考え方の一例ですが、春田さんの思考ってだいたいこうだと思います。

一般的な解釈と大きく違うのは、最終話のプロポーズが2回目だってことですね。詳しくは過去記事(9/3の考察2とか)で何度か書いてるので今回は省略しますが、春田母から「ずーっと創一と友達でいてね」って言われて「はい」と返事をしてしまっているのは皆さん見たら分かりますよね。「俺といたら」とは友達でいるということなので、一般的な解釈である春田さんを女性と結婚する普通の人生に戻させるために別れたんだとしたら、そこで矛盾が発生しますよ?友達でいたって、女性と結婚して幸せになることはできますからね。
先に書いた、絵でなんとなくのストーリーを理解するマンガ的な見方をしてると、実は全く意味が違っている。この脚本の見事なところ。

「奥さん本気じゃないと思いますよ」「夫婦の問題ですから」は、既婚者の方達から猛批判が上がってもおかしくないシーンのはずなのに、そういう類いの評論とか見た記憶無いよ?要するに牧君自身が既婚者で夫婦の問題の何たるかを知ってるからでしょ。別居中なだけで武川さんとは結婚してて、不倫してたのは牧君だって話。「不倫!ダメ!絶対!」と「別に不倫してるわけじゃないんだからさ」がすごく不自然な感じしてたんですが、牧君が不倫してたんだってことでこの2つのセリフが活きてくる。どういうことかって言うと、武川さんが結婚について語る第2話で家探しに訪れる新婚夫婦(カズ)が春田さんから「結婚?」って聞かれて何て答えるかよく聞いてね。武川さんと牧君もそういうことでしょうね。「何それ卑怯!」って言う方もいるかもしれないけど、同性で付き合ってしかも結婚ってなると、周りになんて言わないで隠してる方が多いんじゃないですか?このドラマのこういうリアル感が好き。「元彼」が嘘ですよね。インタビューとかで「嘘の無いシーン」って何度か言ってることに矛盾が生じるのを理解するのに苦労したけど、そりゃあ旦那(牧君が旦那で武川さんが奥さんの可能性もあるが、その話は置いておく)だって本当のこと言ったら、引き留められるどころか追い出されてルームシェアなんて2度と誘ってもらえなくなるわ。それが嫌で嘘ついちゃったんだろうし、その気持ちには嘘は無いってこと。お付き合いしてたのが4年前で、それから結婚したってこと。普通、結婚ってある程度お付き合いしてからですよね?「屁理屈言うな!」って思う方もいらっしゃるかとは思うんですが、だってそういうドラマなんだから仕方無い(笑)こういう所が好き。屁理屈みたいな話に柔軟についていける頭の柔らかさも必要。

春牧だけを見ると純愛度爆上がりするんだけど、武川さんが絡むと不倫かつ略奪愛というドロドロに(笑)春田さんが魔性のノンケとか言われてるけど、牧君の方がよっぽど魔性だと思うわ。知らなかったとはいえ上司の奥さん奪っちゃったとか、後から知ったら震え上がるでしょ…。
普通に見ていて矛盾している点を辻褄合わせていっただけですよ。これが左脳で見えるおっさんずラブ。最終話のプロポーズが2回目だってことくらい6月末には知ってたし、問い合わせも送っている。ドラマ第2弾もしくはノベライズとかでちゃんと見たいし、私はそれを待っている。

21日に拍手1件ありがとうございました!

恋愛物における『男女の駆け引き』とは

先日かりそめ天国でオカリナさんがおっさんずラブ聖地巡り企画やってもらってて、おっさんずラブの魅力で「男女の駆け引きが無い」って言ってたのがどういう意味で言ったのか全く分からない。録画したわけじゃないから1回しか見てないんだけど、言ったよね…?
女性が男性に告白するシーンや男性が女性の気を引こうとするシーン、あと合コンのシーンとかがあるのに「男女の駆け引きが無い」とは…?私、そういう広い意味で捉えてたわ『男女の駆け引き』って。キス以上を言うなら確かに男女には無いから、一般的な認識として、恋愛物における『男女の駆け引き』って肉体的なことを言うの?それが一般的なら私が認識を改めるけど。腐女子で男女の恋愛物あんまり見ないから、言葉の解釈がよく分からない。

このドラマよく知らない人が誤解したなら私が説明し直したい。本当に男性同士の恋愛物だけが好きで男女の恋愛物興味無い人もいるからね。そういう人が純BLだと思い込んでおっさんずラブ見ると、意外と男女の恋愛多く目にするから。ネタバレになるけど、そういう方向けの自衛のために。
広い意味で言えばおっさんずラブに『男女の駆け引き』はあります。確かに男性同士の恋愛がメインなんだけど男女の恋愛もしっかり描かれてる。女性同士の組み合わせのみ無いです(連ドラとしては7話と短めなので、女性同士の組み合わせまで出してくるとさすがにカオスになりすぎる…)。最終的に3組の男女カップル(1組はまだカップル未満かも)が誕生するラストですし、牧夫婦もいるし、黒澤元夫婦の離婚騒動とか。サブキャラだけど客として来る2組はどっちも揉めるな。カップル数なら男女の方が多いよ。そう考えると、腐女子の私が珍しく男女の恋愛物をちゃんと見た気がする。春田母の話曰く春田さんがちずちゃんを好きだったのも確かだし、何をどう説明したら「男女の駆け引きが無い」というコメントになるのか分からない。男性同士の恋愛物だけが見たい方には、意外と男女の恋愛見る部分も多い作品ですよと紹介します。主人公(春田創一)が元々異性愛者ですし、春田さんを巡っての男女のライバル同士の三角関係に発展したりもするので。『男女のライバル同士の駆け引き』は特殊なケースになると思うし、『男女の駆け引き』には含まない?

なんだかとてもモヤモヤしているのです…。キス以上のことなら間違ったことは言ってないけど、私みたいな広い意味で捉えてた人間からしたら、誤解を招くコメントでしかなかったと思う。

14日に拍手1件ありがとうございました!

ハッピーエンドの定義とは

おっさんずラブとの出会いが大きかった2018年、そして続編公開の2019年。正直言って私には何故ファンがこの結末をハッピーエンドと喜んでいるのかいまだに分からないんですよ。話聞かずに雰囲気だけで見てれば確かにハッピーエンドですけどね。このドラマのファンって、のめり込み方が異常な人多いですよね。私もそうですけど。円盤買ってまで何度も見返したり、関連本も買ったり、ならストーリーちゃんと知ってますよね?このドラマ、皆さん興味持つポイントや楽しみ方って違うと思うんですけど、脚本や演出に重点を置いてるファンの話ですよ。ストーリーは別に…って方には面倒くさいだけの話だと思うのでスルーしていただいて結構です。

セリフ全部消して映像だけで見れば、ハッピーエンド以外の何物でもないと思いますよ。武川さんから牧君と別れた原因を「生活のすれ違い」って言われてるのに、牧君置いて上海行くって、上海と東京の生活のすれ違いで大丈夫?って思ってた。牧君に寂しい思いさせたらダメなんだってあの話で察しないと。春牧結ばれてハッピーエンドって、そりゃあ武川さんと牧君だって付き合い始めた頃は仲良かっただろうしお互いとても好きだったと思うよ。でも生活のすれ違いで破局でしょ?都内同士で。海越えて離れるってその頃の状況悪化させますけど、大丈夫な根拠ってどこかで語られましたか?結婚?指輪してるわけでも名字変えたわけでもないですけど。100%ハッピーエンドでいいものを作ってるなら、ファン目線で引っ掛かりを感じさせる時点でおかしいんですよ。「7話で完結」って言ってた意味をようやく理解したけど、やっぱりこの後破局ってことか。上海勤務を終えて日本帰ってくるまでもたないですよ。だから私はこれをバッドエンドと解釈していた。物語そのものが続かないから、当初は続編の予定は無いって言ってたのおそらくそういうこと。いやまあ、1回見て終わりって人の方が圧倒的に多いだろうから、その後とか無くてここで終わりでいいなら確かにハッピーエンドだけども。何かもう何て言ったらいいのかよく分からんわ。確かに、他の恋愛物作品でも結ばれてハッピーエンド、で終わる作品でもその後の話とかあんまり気にしたこと無いし、作品的にハッピーエンドで終わっても、関係がその後ずっと続くとは限らないよな…。おっさんずラブの場合、確かに春牧結ばれてドラマとしてはハッピーエンドで終わってるけど、『その後生活のすれ違いで破局』が予告されてるような状態なんですよ。『こういうことがあってこうだったから、こうなるだろう』って筋道立てて物語を理解しようとすると、武川さんと牧君が生活のすれ違いで破局なら、春牧が上海と東京の生活のすれ違いで大丈夫な根拠が無いと、やっぱり破局なんですね。感情論じゃなくて、物語の読み方としての話。気付いてらっしゃる方は、自分なりの解釈で補ってハッピーエンドと思っていたのかと思うんですけど、本編内にそういった補う部分が何も無いあたり、公式もそこを補えるようには作ってないんですよ。最後に指輪をしてるとかそういうのがあればそれでいいんですけど、それも無し。存在が語られていない春田父について、単身赴任で不在中で、そういう家庭環境に慣れているから、という可能性も考えた。一緒に暮らしていないだけで、春田母とは夫婦としてはずっと一緒にいるから…ってことだと、それはそれで納得かなと。ところが春田母は指輪をしていないようなんですね。他の既婚者の人達は皆指輪してるのが映るんですけど、春田母だけ手がはっきり映らないんです。唯一手がアップになるシーンはバッグの中に手を入れててやっぱり見えないし、これには「ぐああ…!」ってなりました…。指輪確認しようとする人がいることも予測済みでしょうね。こういうの先手を打ってるの。結局春田父については単身赴任説が消えるだけで、特定できる根拠は無いです。1話で牧君が引っ越してくるより前に洗面台に3つのコップがあることから、あの家には3人目の誰かがいたことは確かなんですが、春田母の実家だとしたら創一から見て祖父や祖母などの可能性も有り。こういうね、問題だけは投げてくるんだけど、正解の特定は不可能なやつとかいくつかある。
ちなみに洗面台に始めから白ピンク緑の3色のコップがあって、4話でちずちゃんが泊まりに来る前に緑とピンクの歯ブラシがあって…ということくらいは、何度も見てる方ならお気付きですよね?じゃあ5話の歯ブラシは春ちずのバックハグか牧ちずのバックハグになるわけですが、どちらなのか正解を特定することは不可能です。何故なら歯磨きをしているシーンは存在しないため、誰が何色の歯ブラシかというそもそもの情報が無い。…おっさんずラブってこういうドラマよ…。引っ掛かる人続出したし、私も気付くまで2ヵ月…。5話の歯ブラシ春牧のバックハグにしたいなら、私が思い付く方法は2つかな。

武川さんの話理解してるなら上海行っちゃいけなかったのに何故行ったのか。と言いますか、「俺はお前とずっと一緒にいたい」って言うなら、上海行きをやめるか牧君一緒に連れていくかどっちかのはずなのに、そのどっちでもない。我慢しないなら休職するか退職するかして一緒に上海行けばいいのに行かない。行かない時点でもう我慢してるんですよ。映像だけなら間違いなくハッピーエンドなんだけど、セリフが入ることでひどい混乱が起きる。視聴者の目にはいいところで終わるけど、牧君の目線で見たら「ずっと一緒にいたい」って言った本人がいなくなって誰もいない家に帰る生活が始まる…その落差がショックで散々泣いて過ごした人間なので、どうやってファンの人達が幸せな気分になっているのか本当に分からない…。牧君の思考は『自分の幸せより相手の幸せ』だもの、視聴者がバッドエンドで悲しまないようにハッピーエンドに思い込ませるとか優しいドラマですよね。それが1番つらいんだよ…!6話後の1週間経験した後でこれとか、冗談抜きで精神やられる。

続編見たいってことは、破局させたらダメなのよ。6話後のファンの荒れっぷりを公式も知ってるはずだから、『その後破局』に気付く人が多く出るなら大炎上ってことも簡単に予測できるだろうから、随分リスク高いことしたと思うよ。それに気付く人が僅かで本放送組が『おっさんずラブはハッピーエンド』としちゃったから今の流れなわけで。世間でそう認知されてるから、後から見る人達はそういう事前知識で見る人もいるでしょ。まして一挙放送なら細かい所に気付く間も無く最終話まで行っちゃうでしょうし。もし『その後破局』に気付く人が多く出て炎上するなら、推理物になっていることを明かしたかもね。ハッピーエンドになる条件を探せと指令付きで。要するに、上海と東京の生活のすれ違いで大丈夫な根拠があればいい。現状はノーヒントかつ、ファンが共通で集まって考察を議論できる場が無いということが問題。目の付け所って皆違うから、いろいろ意見出し合ってチームプレーで解いていかないと無理な難易度。そもそもバッドエンド解釈の人や推理物になっていることを理解している人自体がいないから、私はそれを1人で黙々と解いてきて、自分の頭では理解してるけど、それを人が分かるように文章化して説明するということに苦戦している。実際出てはくるよ、すごく納得できるやつ。武川さんがすごく重要なセリフを言ってるから、そこから牧君の明かされていない過去の姿および現在に至る経緯とか読み解いたり、読解力も要求されて難度はメチャクチャ高い。牧君の過去のエピソード絶対必要なやつ。遣都君のお芝居が上手すぎたせいで牧凌太を実在させてしまった、って言う人多いですよね。私もまさしくそれなんですよ。普段の何倍にも思考力フル回転させ続けて2ヵ月半、それでようやくハッピーエンドでいいんだと理解できる所まで辿り着けた、この超難問をノーヒントでとかメチャクチャだわ…。でも諦めなければファンを見捨てたりはしなかった。むしろより素晴らしい物語に進化する。始めから分かるように作られてれば誰も傷付かなくて良かっただろうし、8月中頃にはそれで個人的に納得してたんですけど問い合わせは送ってなかったんだよね。続編やるかもって方向転換してきたのっていつ頃でしたっけ?ハッピーエンド条件に辿り着ける人が出始めたからじゃないかな?何百回見たって、ただ見てるだけだと理解できるようには作られていない。始めから分かるように作られてたら、物語として完成しすぎてそれ以上続きをやる所無いって感じするんですよね。武川さんが意味深なこと言うのに結局語られずに終わったりとかもするし、謎を残して終わることで考察の余地を残したり、「あと5秒待って!」みたいな所で終わらせて続きを見たいと思わせて視聴者引き付けておいたり。始めから続編やる気満々じゃねーか(笑)
ただ、続編っていったって、春田さん上海行って日本にいないんだから、春牧のイチャイチャとかあるわけない。武川さんと牧君が4年前に別れたわけじゃない(本当の破局は「俺と付き合ってください」「…はい」の後)ことで『生活のすれ違い』は解決するものの、問題はむしろ悪化している気がする(笑)牧君は否定したけど、私達が見ていたあれがそもそも不倫だと解釈している。武川さん本当に可哀想。そこら辺について、長くなるので詳しいことはまた後日…。春田さん日本にいないんだから、ドラマ的におもしろくするには新おっさんが牧君口説いてきて波乱が起きるんでしょ?むしろその波乱が楽しみになってきた(笑)

設定とドラマの内容が矛盾してるとか(服ダサいと言われてるのに1話でダサくない普通の服も持ってるとか、方向音痴と言われたのにお婆さんにすらすら道案内とか)、唐突すぎて話の繋がりがよく分からないとか(2話で公園での別れがあって、3話でまた何事も無かったように一緒に暮らしてて、ものすごく違和感。その経緯の説明は!?)、私にとっては『よく分からないドラマ』だった。だから理解できるようにメチャクチャ研究した。矛盾してる部分を辻褄合う方法を考えてみたり、セリフの意味をじっくり考えてみたり、このセリフや行動が出てくるにはどういう認識や感情でいるか…とか。矛盾は『嘘をついている』と見なしていい所も。『本当はできるけどできないふりをしている』とか。嘘を見抜いてそれで終わりじゃダメ。本当のことを言うとどうなるかという展開と比べてみると、なるほど!と分かる。
『こういうことがあってこうだったからこうなる』と過去から現在へもしくは現在から未来への展開を読んだり、逆に『このセリフが出てくるにはこういう認識でいるはずだから、そうなるにはこういうことを言われているはずだ』と逆算をかけていったり。それを繰り返していくと描かれていない部分の展開もある程度読み取れる。それが可能な脚本だからすごいんですよ。真面目に研究してみると、このドラマの脚本や演出の表現力の高さには本当に驚かされる。法則からできている部分も多いから、法則そのものを見付けてしまえばあとは当てはめていけばいいので、分かりやすさとおもしろさが劇的に増す。一応私も小説書く人間なので、研究してみるととても表現方法の勉強になります。私にとってはもはやこのドラマは学問。

ゲームやる方にしかこの例えって分からないかもしれないんですが、RPGとかって壁にヒビ割れがあって調べると隠し通路が…っていうのあるじゃないですか。あと置物の向きが1個だけ違うのを調べると仕掛けが…とか。そんな感じと思ってください。このドラマは矛盾や違和感って形で、そういう調べるべき場所が見えるように作られてるんですよ。私はそれがすごく気になっていたから、戻って徹底的に調べただけです。気にせずスルーしてしまう方には、目に見えるもの以上は見えてこない。私が普通の人と大きく解釈が違うのは、その違いも大きいでしょうね。理解できるようになるとメチャクチャおもしろいけど、一般的なファンから理解されなくなるので、どっちを取るかじゃないかな?

遅くなりましたが、12/22に拍手1件ありがとうございました!
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