おっさんずラブとは推理物なので

このドラマ、感情で見るタイプの人か、頭で考えて理解しようとする人かで、かなり違うものが見えるんじゃないかと思います。後者のタイプの人って、ドラマの内容に首傾げる部分ありませんか?矛盾を多用した作りだから混乱するんですよね。そう感じるとしたら、推理物として作られているものを解かずにそのまま見ているからだと理由ははっきりしてます。

私がこのドラマの結末に感じていた違和感の正体がやっとちゃんと分かりました。1つ前の記事で『視聴者からの目線』『牧君からの目線』『春田さんからの目線』全て見えるものが違うのだと書きましたが、正確には『牧君だけが望みが叶わない』結末なんですねこれ…。
私達視聴者が何を望んだかというのは、春田さんと牧君が結ばれるハッピーエンドが見たかったことではないですか?実際、視聴者の目にはいい所で終わるから、だからこのドラマ愛されているのでしょう?
ドラマから読み取れる春田さんが牧君に対して望んでいることって、『家にいてほしい』『武川さんの所に行ってほしくない』『ずっと一緒にいたい』であると思います。家から出ていこうとするといつも引き留めようとする、なのに最後に自分は牧君から離れていくのは、『一緒にいてほしい』よりも『家にいてほしい』が強いように感じます。留守番任せて単身赴任に行くっていう普通のことしかしてないんですよ。家にいてもらって、結婚すれば武川さんとは縁を切らせることができる。望みが叶いますよね?

武川さんが「自分の幸せより相手の幸せか」「相手の幸せのために自分が引いてもいいとか」とか言うのに、結局のところ牧君にとって幸せとは何か語られてはいません。武川さんの幸せのために牧君が引いたんだってことは想像できますよね。同じことを望んでいるなら引く必要は無いんですから。
最終話で冷蔵庫から落ちてくる『春田さん用晩ごはんカレー』のメモ。これが大きなヒントです。牧君から話がしたいとメッセージが送られてきた時スマホを持つ手が震えているのですが、このメモには何の反応も示していません。最終話なのに意味の無いものを映すはずが無いんですよ。ではこのメモが何かというと、このメモが登場したのは第2話ですから、第2話を見返してみると最終話と第2話が『結婚』というワードで繋がって武川さんが結婚について自身の考えを話すということが起こります。これだけのことが起きれば充分なんですよ、このドラマが推理物になっていると断定するには。

武川さんが話すことをまとめると「結婚には興味無い。育った環境が違う人間が一緒に暮らすなんて無理がある」。武川さんの考えを真逆にすればいいんですよ。何故武川さんが他人と暮らしたくないと思ってるかって、武川さんが潔癖症だってこと、視聴者は知ってますよね?武川さんが話すことを真逆にすると、牧君が望んでいることとは『結婚して一緒に暮らすこと』でいいと思います。牧家は家族で暮らしてる家庭でもありますからね。だから4話の武川さんとの話の「あっち側の人間を好きになっても幸せになることは絶対無い」って話も、あっち側の人間=異性愛者を好きになっても、男の牧君は結婚相手に選んでもらえることは絶対無い、そんなことは自分が1番よく分かっている、という話。武川さんが「生活のすれ違いが原因」って言ってるんだから、牧君にとっては一緒にいられない人ダメなんでしょ?牧家での「お父さんいる時に連れてくるの初めてじゃない?」って話から、春田さんの前に連れていった人は2人以上いることが読み取れる。25歳で親に紹介する恋人の人数が3人以上って、1人の人と長続きしてないですよね。結婚相手に選んでもらえることは絶対無いと分かっていても、一緒に暮らすという望む形のあった春田さんのことはすごく好きになってしまったんだと思うんですが、最後は「結婚してください」って言われても、一緒に暮らすっていう望む形の無くなってしまう結末なんです。あの家無人になるのに家の中の物はそのままって、おそらく留守番って形で無人の家だけ預けられて。上海から帰ってきたらまた一緒に暮らすことになると思うんですが、上海勤務がどのくらいの期間なのかは語られていません。帰ってくるまでの間、誰もいない暗い家に帰って1人で待たなければならない日々が始まる。

…と、ここまで理解できてしまうと、これが何故ハッピーエンドなのか理解ができなかったんですよ…。皆が幸せだと誰か1人そうじゃない人がいても分からない、そう作られた結末と私の目には見えていましたから。怖いドラマよ。別れの理由まで辿り着くことができれば、実のところポジティブな別れですから、見た目通りのハッピーエンドでいいんですよ。でもそれは『語られていない情報』ですから、普通に見ているこの物語の結末は
『「ずっと一緒にいたい」と言った本人がいなくなる』
『我慢しないなら一緒に行けばいいのに行かない』
『生活のすれ違いで別れたって言われてるのに、生活のすれ違いが始まる終わり方』
という矛盾だらけで終わるのですが、こういう『すっきりしないモヤモヤ感』が気持ちが悪いのですが、本当に気にならないの…?言っておきますけど、私、本放送から見ているファンですから、アンチじゃないですよ。武川さんと牧君は本社勤務と営業所勤務の生活のすれ違いで別れたって、それ都内同士なんですよ。2話の本社屋上から見える赤い塔が東京タワーだという私の認識が合ってれば(違ってたらどこの何か教えてほしい)。なのに海越えて離れるって、明らかに武川さんと別れた時の状況を悪化させるんですけど…。それもうアウトじゃないの?元彼の忠告を聞いてないの?2回目のプロポーズもそうなんだけど、感情で見るか頭で考えて理解しようとするかで違うものが見えるっていうのはこういう所。

つまり、武川さんと牧君の別れた原因が生活のすれ違いという情報で見ているから、生活のすれ違いが始まる結末で大丈夫なの?って思うわけです。よく聞いてれば武川さんがほぼ答え言ってるんですけど、別れた根本的な原因って違うんですよね。武川さんはそれに気付かなかったから、生活のすれ違いが原因と思ってたって話でしょ?そもそもあんな原因恋敵相手に正直に言うわけないし、言えば牧君にも問題があったこと暴露することになるから、全面的に自分が悪いように言って牧君のこと庇ってるような感じもするな。この原因が分かると、「あいつ本当俺がいないとダメなんだよ」の意味も分かる。その様子見たいのでぜひ詳しく!公式には一切明かされてない話なんですけど、語られていない過去のエピソードを断片化してこの脚本に混ぜ込んである。武川さんがすごく重要な一言を言ってるので、そのセリフと意味を拾い上げることができなければ何も始まらない。視聴者の読解力・思考力が試されるセリフ。まあ、牧君昔は今とは全然違う子だったことは明かされてますし、はっきりしない態度を武川さんは好きじゃなかったわけです。牧君本人も「俺なんて欠陥だらけです」って言ってるので、他にも悪い所あったんですよね。それがどうしてここまでいい男に変わることができたかって話ですよね。こんなすごい脚本書くなんて徳尾さん本当にすごい人です。語られていない武川さんと牧君の関係の真相を突き止めて、別れた原因が生活のすれ違いじゃないってことが分かれば、生活のすれ違いが原因で別れたのに上海と東京の生活のすれ違いで大丈夫なの?って疑問が解消される。それが仕掛けの1つ。春田さん側も、「ずっと一緒にいたい」って言ったのに何故上海行きをやめないのか。これって何が根本にあるのか、それすでに描かれてるんですよね。この春田さん側と牧君側の両方が揃うと、実のところポジティブな別れで、この別れの理由が分かるとすごく納得できました。…だからね、それを先に分かるように作ってくれてれば、私だってこの結末に疑問を持たずに素直にハッピーエンドと喜べたでしょうね。私は仕掛けを解く鍵を個人的に公式に送ってるけど、私にとっては『仕掛けを解かなければバッドエンド』だったこの結末。まあ続編は始めからハッピーエンドであるようにやればいいんじゃないの?
別れの理由が分かると、じゃあこうなって帰ってくるよねってことまで読み取れるので、これ以上詳しいことは書かないでおきます。今ある全7話から読み取れる話なので、ネタバレと言われるのも心外ですが。牧君の過去の話が分かると(あと武川さんのある変化にも気付かないとダメ)物語全体が一直線に繋がりますから、それがこの物語のもう1つのテーマだったんだなっていうのが出てきます。推理物としても本当に見事な作りです。私みたいに結末に疑問を持ってる方がいたら、そこまで辿り着ければだいたい納得できると思います。

でもね、それで『生活のすれ違い』については解決できるんだけど、別のさらに重大な問題が浮上しちゃうんですよね。それを解決する方法が見付からない。破壊神の話で未婚のはずの牧君が「夫婦の問題」なんて分かるはずもないことをさらっと口にするのは、武川さんとは別居してただけで結婚してたからでしょ?結婚してる相手がいても惚れた相手から誘われたら家に上がり込んじゃうような子を放っておいて大丈夫なの?波乱が起きる気しかしない(笑)一目惚れ体質っぽい所あるのは見てれば分かるし、寂しい思いさせてたらね…。
担当してるお客さんから口説かれてくらっと行っちゃいそうで…ってなって、俺の牧に手を出そうとする奴は誰だって怒って一時帰国。春田さんの学生時代の同級生で、
「牧君の旦那って春田なの!?え、お前純粋なノンケじゃなかったのかよ!?」
「うっせーな。いろいろあったんだよ。つーか、俺の牧口説いてんじゃねえよ」
みたいな展開ちょっと期待してる。

ちょっと話戻るんですけど、最終話の晩ごはんカレーのメモから、牧君が望んでいることは『結婚して一緒に暮らすこと』というのは最終話後すぐに気付いてたんですよ。あのメモは『公式から視聴者へのヒント』と思ってたんですが、それと同時に第2話から導き出される『結婚して一緒に暮らす』という牧君の望みがメモを通じて牧→春へのメッセージになっているって、何で気付かなかったんだろうな…。だいぶ後になって気付いたんですけど、それ気付いた時には泣きましたよね。呼び出して伝えたかったことってこれじゃないですか?こういう繊細な表現とても素敵ですし、私も小説書く人間ですけどこんなすごい表現真似できるアイディアなんて無い。おっさんずラブってこういう大掛かりだけどとても細やかな仕掛けがたくさんあるんで、そういう所も好きなんですよ。文字数無制限でいいならいくらでも詳しく書くことって可能なんですよ。それを推理物にする形で全7話という短い中にものすごく圧縮して詰め込まれている。限られた文字数でまとめるということの難しさは、文章を書く人にしか分からないかもしれないのですが…。圧縮されてるわけだから、片っ端から解凍していけば元の全景に戻るのです。連ドラとしては短めの全7話という中に、信じられないほどの情報量を詰め込んでいるのですが、その技術のすごさにも惚れ込んでいるので。服ダサいの一連が1番複雑ですね。1話でダサくない普通の服を持っていることとか、5話で「これ合ってんの?」「絶対違う」と『似合っていないことを自分で把握してわざと選んでいる』こととか、私服に関わる全てのシーンを辻褄が合うように繋げなければならない。「なるほどそういうことか!」ととてもよくできた理由が出てきます。これが分かるとこのドラマ本当にすごくおもしろいんですが、今のところ同様の考察見たこと無いんですよね…。メチャクチャ複雑なんですけど、公式は解説しないつもりか…?その後の話よりもさ、今ある全7話の真相を頼むよ…。

先日おっさんずラブ展2回目行ってきました。来場特典の名刺風ステッカー牧君引いてホクホク。なんかグッズ結構売れ残ってるな…って思ったら、買う予定の無かったものとかもカゴに入れて、特典クリアファイル3セット分貰ってしまった…。

14日に拍手1件ありがとうございました!

おっさんずラブというドラマ

『おっさんずラブ』が今年の流行語にノミネートされたとかで、一昨日の報ステで映像流れたりコメントされたのは見ました。たまたまテレビ点けたら第1話放送しててタイトル的にBLっぽいからなんとなく見始めて、2話の背伸びおでこキスで心掴まれて、それから本格的にファンです。

ただ、普通の人とは解釈が違うかな。このドラマが推理物だとずっと言ってきてるんですけど、シブに考察上げて興味持ってくださる方も少し出てきてくれまして、ありがとうございます。公式が言ってるのとは違う異端的な見方になりますし、ありのまま見るべきだと言う方もいらっしゃると思うのですが、ありのまま見たらおかしな所が多すぎるんです。牧君が「はっきり言わないことは優しさでも何でもないですよ」と言っているので、視聴者目線ではっきり言いますね。

おかしいものはおかしい。

何も気になっていなかった方にはむしろかえって混乱させてしまうことになってしまうのですが、『このドラマの何がすごいのか』を説明するには『普通に見ていて何がおかしいのか』をまず説明しないといけないんだと思う。首傾げながら誉め称えることの方が失礼だと思うので。

1.牧君からもちずちゃんからも服ダサいと言われているが、1話のわんだほうでダサくない服も持っている。改札に引っ掛かるのような描かれもしないものを言うより、服ダサいを悪い所10個に入れた方が余程適切。そこに服ダサいが含まれていないため、この服をダサいと見なしてはいないらしい。
2.方向音痴と言われているのに、お婆さんにすらすらと道案内している。突然道を尋ねられて、お婆さん地図持ってるのに、それを見ないで口頭で案内してるんです。方向感覚強いじゃないですか。ダメなとこ直すって言ったって、近隣一体の地理やバスの路線を覚えるなんてたった数日でできるはずが無い。
3.2話の公園でのあのやり取りがあって、3話では何事も無かったようにまた一緒に暮らしてるのが唐突すぎて違和感。
4.本当に別れているなら、武川さんがあんなにキレることがよく分からない。
5.同性愛者で未婚なら分かるはずもないのに「奥さん本気じゃないと思いますよ」「夫婦の問題ですから」と、分かっているようにさらっと言う。結婚経験の無い私が首傾げているのに、既婚者の方は不快にならないんですか?
6.最終話で『春田さん用晩ごはんカレー』のメモが落ちてきて意味ありげに映るが、あのメモには何の反応も示していない。
7.「結婚ってさ、何?」と大きな問いを投げているのに、その答えが出ないままプロポーズはドラマとして説得力が無い。
8.「俺はお前とずっと一緒にいたい」って言うなら、上海行きをやめるか一緒に連れていくかどっちかじゃないの?1人で上海行くって、話が違うよね?
9.我慢しないって決めたなら一緒に上海行くはずなのに行かないのは、それもう我慢してるってことですよね?
10.武川さんは本社勤務と営業所勤務の生活のすれ違いが原因と言っていて、東京第二営業所なので営業所が都内なのは間違い無い。2話の本社屋上から見えるのは東京タワーかと思うので、つまり本社の場所とは東京タワーとあの距離の場所=確実に都内ですね(あの赤い塔が東京タワーだという私の認識がそもそも間違っているなら、どこの何なのか教えてほしいです。本社ってどこなのかを特定することは重要)。都内同士の生活のすれ違いが原因で別れて、上海と東京の生活のすれ違いが大丈夫な根拠が分からない。根拠無ければバッドエンドのはず。
11.あの家無人になるはずなのに家の中の物はそのまま。牧君が留守番をする可能性が考えられるけど、周りの人達は新しい恋が始まって幸せそうにしていて、牧君は誰もいない家に帰って「ただいま」って言っても「おかえり」って返してくれる人がいない、そんな結末本当にハッピーエンド?
12.武川さんがいろいろ意味深なこと言い始めるから、まあこのまま見てればそのうち語られるだろうなって思ってた。ところが詳しい話は無いまま終わってしまい、すっきりしないしドラマとして不親切。
13.最終話で6〜12までの矛盾や違和感を感じているんですが、首傾げつつも6話までは良かったのに、最終話の消化不良感半端ない。
14.(公式本)好き嫌い多い設定なのに、好きな食べ物:から揚げ、嫌いな食べ物:ピーマンとしか書かれていない。好き嫌い多いなら、嫌いな食べ物がいくつも書かれるはずでは?作中関わっていないプロフィールは細かく考えられているのに、作中必要なものは疎か。

7話しか無いのに、普通に見ていてこれだけの違和感があるんですよ。後から気付いたのを含めればさらにもっとたくさん。役者さん達のお芝居はとても素晴らしかったのに、脚本や設定はメチャクチャ。ありのまま見るなら『役者の素晴らしいお芝居を台無しにする下手な脚本とメチャクチャな設定』としか評価できない。役者さん達が賞貰ったりするのは正当な評価と思いますが、これで脚本や監督も同等に評価するの?普段ドラマは全然見ない人間なので、人気さえ出れば内容はメチャクチャでも評価されるのかっていう、ドラマ業界に驚いてる。未婚の同性愛者が夫婦の問題を分かったような口振りで言ったり、結婚が何なのか分からないままプロポーズしたり、この内容で愛されるって日本人の結婚観ってどうなってんの?
「結婚ってさ、何?」
「知らん」

この答えがいつ出た?

「俺はお前とずっと一緒にいたい。だから、俺と結婚してくださーい!」

???
結婚が何なのか分からないままなのに、結婚してくださいってどういうこと?結婚しなくたって一緒にいることはできるし。「付き合ってください」「俺とまた一緒に暮らしてください」なら問題無し。蝶子さんも深く考えてなかったって言ってるし、深く考えないで勢いで結婚するものだというのがこのドラマとしての答えなの?どうも釈然としない。牧君が出ていこうとするといつも引き留めようとするし、束縛の最たる形が結婚なんだろうかとは思ったけど。なんかすっきりしないのは、「本当に愛し合ってたらわざわざ結婚なんて形にこだわる必要無いだろう」っていう武川さんの考えに近いんだろうかなあ。その考えに共感する人出しちゃうって、失敗作じゃん。

ところがだ。まあそれはありのまま見た場合の感想だ。これだけおかしな点があるのは異常ですから、『下手な脚本とメチャクチャな設定で適当に作った』か『普通には作っていない』かどっちかだ。例えば、普通に聴いてると何言ってるかよく分からない歌を、逆再生してみたらよく知ってる歌になった、っていうのあるじゃないですか。あれものすごい技術で歌われてるでしょうけど、逆再生するっていう手を加えないまま普通に聴いてたら、いつまで経っても何も起こらず意味の分からない歌のままです。今見ているおっさんずラブは、その逆再生をかける前の状態ってこと。気付かない人は何も気付かない程度のものを混ぜてるから、大半の人はスルーしつつそのまま見れちゃう。大半の人がそのまま見れちゃうから、おかしいんじゃないかって思っても指摘しづらい雰囲気になってしまう。実際映像をいじるわけじゃなくて、矛盾しているなら辻褄が合うように考えてみたり(映像やセリフを変えることはできないので、ドラマの内容にピッタリ合うように設定の方をいじる)、特定のセリフ順で見ると話が繋がって隠されてるエピソードが出てくるとか、そういうパズル的なものです。ノーヒントの状態から自力で解かなきゃいけなかったのもあるけど、毎日何時間も頭悩ませて、シナリオ面大部分解けるのに3ヶ月という難度ですよ。普通に見ていて理解できる内容じゃない。ものすごい情報量が詰まってる。列挙したおかしな点全部解決しますが、多すぎて何から説明したらいいか分からん…。服ダサいの一連とかメチャクチャ複雑(簡単にまとめるとシブに上げた春牧小説のあんな感じです)。

下手な脚本とメチャクチャな設定とかとんでもない!ものすごく緻密に計算された、とても見事な作りです。テレ朝から視聴率的には失敗作と言われたこのドラマに、これだけの力入れてるとかびっくりします。あと服の模様に法則があるのも1ヶ月半かけて解読したけど、すごく徹底して服選びしてる。この法則が分かるとネタバレになっちゃうんだけど、衣装さんのこの半端ない努力とこだわりも評価すべき点と思う。

武川さんがキレてることと、牧君が夫婦の問題を分かったような口振りで言うのは、別居してただけで結婚してたからじゃないですか。それしか解決できる方法が無い。ルームシェアがバレた3話時点での関係は、すでに失恋して男友達の家に同居してるだけだから、実際付き合ってるわけじゃないから訴えられる筋合いは無い、と自分のことも言ってますよね。マイマイの「不倫!ダメ!絶対!」とケンタツの「別に不倫してるわけじゃないんだからさ」がすごく不自然に感じていたんですが、不倫してたのは牧君だって話ですよね。「元彼」が完全に嘘ですが、納得いかない方がいらっしゃれば「旦那」だと本当のことを言わせればいい(牧君が旦那で武川さんが奥さんの可能性も考えられますが…)。引き留められるどころか「はあ!?不倫!?さっさと帰れよ!」って追い出されてルームシェアなんて2度と誘ってもらえなくなることくらい簡単に想像できます。春田さんが武川さんに「申し訳ございませんでした!」って土下座することになるでしょうね。春田さんとちずちゃんが付き合ってると思ってるから傷付いて出ていこうとしたけど、一緒にいられなくなるのも嫌で嘘をついてしまった…って、すごくよく分かるなと思います。視聴者に正しく伝わるように正しいことを言わせると、春田母が望む春田さんとちずちゃんが結婚する結末になるんじゃないですか?ちずちゃんは恋心に気付き始めてるわけだし。

結婚ってさ、何?の答えが出ないままプロポーズする件については、最終話のプロポーズが2回目で、6話時点ですでに結婚していたんだってことが解ければ納得です(詳しくは9/3の考察2で)。形の無い気分だけのもので、春田さんにとっては相手を親に紹介するってことさえ必要無かった。実際、同性で結婚ってどこまでのことを言うのかカップルによって違うと思うんですが、このドラマでは部長以外の同性では形の無い気分だけのもので、見た目では分からないのが特殊なところなんです。

こんな感じで、普通に見ていて違和感に感じるものだいたい全部解決します。『正しい展開を客観的に見ることで誤認してしまうように作っている』というのが今の全7話のようなので、展開が変わるのは元の正しい展開に戻すことだと個人的には思ってる。それでも公式本とかで定めてるのは今の誤認した展開の方だから、あとはどっちを取るかは視聴者それぞれでいいんじゃないかな。問い合わせはテレ朝側にも番組サイトにも送ってる。どっちからも動きが無いけど、視聴者にある程度認識が広まらないと動かないだろうし、まあ今は数字も金も取れる状態だからね、長丁場にはなると思ってる。興味ある方は直接問い合わせとか送ってみてもらえませんか。5話の買い物デートのその日の夜に1回目のプロポーズっていう大きな展開があって、それを日にちが変わる形で丸ごとすっ飛ばしている状態なんですが、仮にすでに撮っているとしたら、ファンが気付いて見せろと要求しないとお蔵入りになる可能性がある。実際、ファンが求めているのは続編で最終話後の話だから、買い物デートの夜の話なんてお蔵入りにしても続編作れば大半のファンは満足だろうし。

素人がおかしい所を指摘しつつ解く問題を、プロの作家や脚本家、TV誌のライターが何も気付かないはずが無いんじゃないの?ファンの考察ならまだしも、雑誌とかで勝手に暴露されたら困るだろうし、口止めはしてるんじゃないかな。テレビブロス8月号持ってる方は23ページ開いてね。徳尾さんの紹介に『緻密なストーリー構成に定評があり』って書かれてて、緻密な脚本を書く人だと業界では知られてるってことは、各TV誌くらいはこのドラマの仕掛けも知ってんじゃないの?

今日拍手1件ありがとうございました!

おっさんずラブDVD

通販で発売日に来てたんですが、いろいろあって先日やっと開封しました。ポータブルプレーヤー使えば部屋でも見れるからってDVD版の方買ったけど、TVで見るとメニュー画面が画質の荒さが結構気になる…。ポータブルプレーヤーの方はまだ試してない。特典映像は、5話の付き合い始めて一緒に出勤するシーンの未公開別バージョン。家で牧君がお弁当作ってくれてるやつすごくいいじゃないですか!私これ好き!あー、でもねえ、これ付き合い始めたばっかりの頃でしょ?これが普段の光景とか、新婚っぽさ出過ぎちゃってオンエアで使うには刺激が強いかな。オンエア版の出勤風景っていい感じのバランスだったんだなあ。まだ全部は見れてないので、少しずつ見ていきます。
あとのことは結末のこととかなのでちょっと下げます。

遅くなりましたが16日に拍手1件ありがとうございました!
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おっさんずラブで気になってたこと

ずっと不思議だったことがあって、作中で牧君の外見年齢が下がっていく現象は何なのかと気になっていた。1話のスーツ姿と比べて6話の買い物の帰りにちずちゃんに会った時とか、明らかに幼くなってる気がするんですけど…?最終話でラスト暗転してDVDの予告が入るけど、1話の姿が正直言って急に老ける気がして…。

これやっと気付いたんだけど、元々は19歳上の武川さんと付き合ってた(正確には別居してただけで結婚してたんだと思う)わけで、多分年齢差を気にして大人っぽく見えるようにしてたんだろうね。それがロリ好きの春田さんと付き合うようになって、外見年齢が下がるってこと?マンガとかアニメとかの絵でならそういう描き分けもあるだろうけど、これを実在の役者さんで表現するとか、遣都君もヘアメイクさんもすごいな。春田さんの巨乳好きは知っててもロリ好きは作中では知らないはずだし、牧君的には背伸びするのやめただけかな?理由が分かるとすごく納得。

暗号というか法則というか

ドラマ全7話の中に大量に散りばめられている暗号のようなもの(暗号のようなというか、法則かな)があって、その解読を今頑張ってる。気付いてから1ヶ月半くらい?それでもまだ解読できたのは8割行くか行かないかくらいかな?かなり読めるようになったし、メチャクチャおもしろい。これ気付いてるファンってどのくらいいるんだろう。やっぱりすごいわこのドラマ。

ここで考察系の記事書いてもあんまり喜ばれてない感じだし、春牧小説と一緒にシブに持ってくつもりでいるけど、解読するのが楽しすぎて小説が進まない(笑)
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