マンガ版おっさんずラブ

1つ前の記事でほぼ初めてみたいな感じでマンガ版のことに触れたんですけど。ドラマ見てない方にはネタバレになりますので…と前置きして追記形式にしたら、記事自体は開いてくれてるけど追記はほとんど開かれてないんですよね。もしかしてドラマ見てないけどマンガ版は読んでるって読者さん結構いらっしゃったりしてますか?もしそうでしたら、あくまでドラマ版考察をメインに書いてるブログなので、ネタバレ嫌なマンガ版読者さんは自衛いただけたらと思います。ドラマ1話をマンガ2話で描いてる感じなので、今ドラマ第3話までを連載終わった所。このままのペースだとマンガ連載はあと8話はかかるので、8/23の続編映画公開までには連載終了しないですね。映画はドラマのその後の話になるので、もし映画も興味持ってくださってましたら、その点は頭に入れておいていただけたらと思います。

自分は元々2次元ヲタだから、『マンガなら読むけど実写は…』って方が多くいらっしゃるのも知ってるし(私はわりと実写化歓迎な人)、ドラマ原作だと『マンガ化されるとちょっと違う』って声が上がるのも両方あるなとは思う。マンガ版1話は正直言って「これじゃない」「なんか違う」って思いながら読んでましたし…。「ひょっこりはるたん」がダメだったんだと思う私…。3話くらいからだんだんおもしろくなってきた感じする。マンガならではのテンポとか表現とかあったり、マイマイの描き方とかかわいい。

マンガ版はドラマ版のセリフカットしちゃってて、ドラマを先に見てる人なら分かるけど、マンガ版だけの人には全く伝わらなくなっちゃってる部分も多いのが何だかな…と思う部分もありますね。コマの関係とかで削りたいのも分かるけどさ。公式監修だよねこれ…。例えばマンガ版2話のちずちゃんが取引先の偉い人殴ってクビになったって話。あれ、飲み会で触ってきたおっさん殴ったら取引先の偉い人で、上司から謝ってこいって言われたけどどうして私が謝らなきゃいけないのか、私から辞めるって言った、っていう経緯があるんですけど。その説明丸ごとカットしちゃってるから、マンガ版だとちずちゃんがただの暴力的な子になっちゃってるんですよね…。マンガ版だけ読んでる方、そこ勘違いしないであげてください…。殴っちゃったってどの程度かによるけど、触られて殴っちゃったなら防衛反応じゃないですか。そういう反射的な範囲の話だと思うけどね。自分から辞めるって言って転職活動中、っていうちずちゃんを、私は勇気あると思う。

マンガ版で1番好きなのは、ドラマの衣装を再現して描いてくれてることですね。始めのうちは模様省略して無地で描いてる部分も多くて、まあマンガで全部再現したらくどくなっちゃうから仕方無いかなって思ってたんですけど。マンガ3話(ドラマ2話部分)からはかなり再現してくれててすごいですね。このドラマ、縦縞のワイシャツやスーツ多いから、それを全部マンガで再現すると画面がかなりくどくなっちゃうし、マンガだけ読んでる方はそう感じてるかもしれないんですけど。
ファンでもあまり知らないんじゃないかと思うけど、こういう感情の時はこういう模様っていうのが全部細かく分類されてて、それに合わせた衣装選びを徹底されてるので、マンガ家の都合で模様省略しちゃうと意味が変わっちゃうんですよ。例えば縦縞のワイシャツ着てるならそれは縦縞が表す感情でいるからで、マンガとしては画面の都合で省略したい時もあるだろうけど、無地は無地で別の分類になるので。それを徹底して表現してるドラマ版の表現力には驚かされたし、再現して描いてくれてるマンガ家さんにも感謝してる。

私が一般的なファンとは大きく違う解釈を持ってたり、あまり知られていないかもしれないことを知ってたりするのは、時間をかけて研究してるからなので、そこのところは理解してほしい。ちょっと見た程度で気付くようなことなら皆気付いてると思うので。
服の模様の法則について少し書きましょうか。多分マンガを読み慣れてる人じゃないと難しいかもしれないし、描く側の人にとっては表現方法の勉強にもなると思う。私は絵の道に行き詰まって小説に方向転換した人間だけど、絵を描く人にとっても小説を書く人にとってもおもしろいと思いますこれ。ただ、ドラマなんだけどマンガ的な表現も混じることになるから、私はしばらく笑いが止まらなくなった。純粋にドラマとして見ていたい方にはオススメしないので、続きは自己責任でどうぞ。
続きを読む

マンガ版おっさんずラブ第6話

BE·LOVE5月号買ってきました。マンガのテンポとしては1話の時よりおもしろくなってると思うんですが、重要なセリフがカットされてることにモヤッとしたので言わせてください…!マンガだけ読んでてドラマは見ていないという方にはネタバレになりますのでご注意ください。大丈夫な方は続きを読むからどうぞ。
続きを読む

春田さんの服ダサい件:2

おっさんずラブ考察、前回の続き行きます。あいかわらず複雑な考察しますので、「ストーリーは別に…」という方には不向きな内容なのでご理解ください。

まず重要ポイントをおさらい。
・1話のわんだほうでダサくない普通の服を着ている。2話の悪い所10個に服ダサいが含まれていないため、牧君もこの服をダサいと見なしていない。
・帽子を試着した時に「これ合ってんの?」「絶対違う」と似合っていないことを自分で把握している。また、試着に選ぶ服が1話の服と趣味が違いすぎるため、奇抜な服はわざと選んでいる。
・「じゃあ今度から全部牧に選んでもらおうかな」「自分の似合う服くらい自分で把握しておいてください」「やだ」のやり取りから、服を選ぶということをしてほしいと思っている。春田さんの服装に不満があるから牧君が服を選んでくれたわけで、自分の似合う服を自分で把握していたら、服を選ぶということはしてくれないはず。だから服を選んでもらうためにわざとダサい服を着る。要するに相手の気を引くための意図的な手段。
・合コンの時の「服好きです」、これが本当だからであると思われる。

服を選んでほしいからわざとダサい服を着る、ということであれば、『服を選んでくれてセンスもいい人』というのが春田さん的に恋人に求める理想の1つと思われる。ちずちゃんも「普段メチャクチャダサいんだよあいつ」と言っていることから、ちずちゃんに対してもこの手段を前々から使っていたことになる。もし1話のわんだほうで着ていた服がちずちゃんが選んでくれたものであれば、もっとちずちゃんに気持ちが向くはずなんですけど、「ちずはただの幼馴染みだって言ってんじゃん。そういうの何も無いから」って否定するんですよね。ということは、1話の服は自分で買った服ということで確定となる(もしかしたらお母さんが買ってくれたものという可能性も無くはない…?でもお母さん出ていっちゃったから自分で選んで着たわけで)。この時ちずちゃんは転職活動期間中で、わんだほうにいる可能性があることは考えられたはず(と言うか、4話で店がぐちゃぐちゃになっちゃってるから泊まりに来たってことは、あそこに住んでるってことですよね?住んでる家が別にあるなら泊まりに行く必要無いし)。ちずちゃんはダサい姿ばかりが印象にあるということは、1話のわんだほうには『いつも会う時とは違う印象の服装』で行っているわけなんですが、ちずちゃんはそれが分からないんですよね。牧君が選んだコーディネートって素材や丈は違うものの、1話の服と上半身だけ見れば着こなしが似ていませんか?「絶対こんなの自分で買わないよ。どうしたんだろう、うけるよね」と言っていることから、『あいつこんな服自分で買って自分で着る』ということが分からないようです。春田さんは6話でちずちゃんがお洒落していつもと雰囲気が違うことにすぐ気付いてるんですけど、ちずちゃんはそういうの鈍いみたいですね。「あいつメチャクチャダサい」と内心思ってるだけで何もしてくれなかったものと思われます。
つまり、ちずちゃんの気を引こうとはずっとしてきたんですけど、ちずちゃんはそれに応えてはくれなかった。そのためちずちゃんのことを諦めていたのが1話で普通の服を着ていた理由で、ただ、彼女のふりをしてもらったり、マロから電話来た時の「今出なくて良くね?」とか、未練はあるみたいですね。今まで気を引こうとしても応えてくれなかったのに、牧君と付き合い始めてからちずちゃんが告白してきたんですよね。そりゃまあ、抱き締めもしちゃうだろうけど、ちずちゃんのことは断って牧君の所に帰ったわけじゃないですか。ちずちゃんは全てが遅かったわけです。弟は言った。「このドラマ、全てがタイミングの問題」…とても適切な表現だと思います…。

6話で牧君は畳んだ洗濯物をリビングに置いたままにしているので、春田部屋にはまだ入っていなくてダサい服と普通の服の2種類が存在して使い分けていることを知らないんじゃないかなって気がする。牧君に対しても意図的にダサい服を着ていたとしたら、服ダサいと指摘されて「マジ!?」と驚くのがおかしなことになりますが。つまり本来は『気を引きたい女性に対して意図的に使う手段』を『男の牧君に対して無意識に使っていたことを気付かされた』ことで「マジ!?」と驚いた。海でちずちゃんから「春田も好きなの?」って聞かれて急に自覚したように見えますが(実際、自覚したのはこの時であると思う)、何で牧にそんなことしてたんだろうっていうモヤモヤを抱えてたからこそ好きだって自覚したんだと思う。
周りからダサいと思われるような服をわざと着るって恥ずかしいことだと思うんですよ。今までは好きな人といる時には恥ずかしい気持ちがあったけど、牧君は恥ずかしくないコーディネートを選んでくれた。ここで「牧といることは、俺にとって全然恥ずかしいことじゃないから」に『男の牧と付き合うことは』という意味に加えて『牧なら恥ずかしくない服を選んでくれるから』という2つ目の意味が生まれる。

公式は何も解説してないですが、ちゃんと見ていくとこういうことになるはず…。服だけでこれほどのストーリーを表現するってすごくないですか!?ただ、6話まではこれでいいと思うんですが、最終話で問題が起きます。
好きな人の気を引くためにわざとダサい服を着る、ということであれば、荷造りの時にそういう服ばかり持っていこうとするのは向こうでいい感じの人がいればあわよくば…と思っているのか?さすがにそれは無いだろうし、考え方を変えると、カッコイイ姿で行かせると向こうでモテてしまう可能性が出てくる。牧君的にそれでは困るだろうし、モテないようにさせる工作として年齢に対して子供っぽい服ばかり持たせるものと考える。

難関は部長と買い物に行った時の服です。牧君が選んだ服を着ると思い出してしまってつらくなるから、ということはおおよそ想像がつく。しかし1話で着ていたような『普通の服』を元々持ってるはずなのですが、着てるのはそれじゃないんですよね。部長のことを恋愛対象として見ていないなら気を引こうとする必要は無いので、普通の服でいいはずなんです。ここで2択が発生します。
・自分で選んだ服→実は部長のことも好きだが、部長が応えてくれていない状態。
・部長が選んだ服→センス的に合格ラインではないため気持ちが向かない状態。
6話までの流れで見るとこの2択になるような気がするんですが、見てるだけだとこれがどちらなのかを特定する決め手は無いように思います。牧君に対して「男同士でキスとかマジでねえから」とか始めは言ってたのが、「結婚してください」まで変わったくらいだからね。部長も甘やかしてくれる人だから、そういう面ではタイプ的に合うはずなので。一緒に暮らしてる間に部長に気持ちが向いてもおかしくはないと思うので、2択のどちらとも受け取れる気がする。
服の模様に法則あるって、ファンの間では知られてることなんでしょうか?全く反応無かったから見えない人には見えないらしいけど多分。その観点から見たら自分で選んだ服の可能性がほぼ消えるので、その後の展開を考えても部長が選んだ服じゃないかと私は考える。これしか2択から特定する決め手は無いように思うけど、だとすると難度高すぎるわさすがに…。これが部長が選んだ服だとしたら、荷造りの時の服って部長の趣味に近くないかな…?

ここまでで、服ダサいの一連の流れの考察は終了になります。複雑すぎて人に説明できるようにまとめるのがしんどかった、というのが今までこの件について書いたことが無かった理由です…。詳しく説明することはできても、要点まとめて簡潔に説明するのは苦手なんですよ…!だからTwitterやらないのよ私。お読みくださった方もお疲れ様でした…。
公式は何も解説してないのでこれが正解とは言い切れませんし、異論反論ありましたらコメント歓迎します。こういう議論できる友達欲しいんですけど、長文で考察書けてある程度人が集まる場所ってどこ行けばいいのよってことに頭抱えて結局個人ブログに引き籠ってる。複雑な考察があまり出回ってないとしたら、単純にそういう問題抱えてる人もいるかも。pixivの小説機能くらいしか無い気がするけど、あそこは本来考察書く場じゃないから…。

このドラマ普通に見ていて矛盾点が多すぎて、普通に見ているだけだと私には理解ができないんです。かなり細かい部分もあるので、気付くには何度も見返すようなファンじゃないと難しい部分もあるんですけど。なので1回見て終わりって方はおおよそ皆さん同じようなシンプルな解釈に落ち着くかと思います。今では当たり前のように理解できる、「これ合ってんの?」「絶対違う」が似合っていないことを自分で把握してわざと選んでるってこととか、始めは認識できなかったですから…。5話の歯ブラシが春牧のバックハグに見えちゃうけど実は4話にピンクの歯ブラシがあるってことも、何度も見てたのに気付くまでに2ヶ月かかったとかetc

このドラマにすっきりしないモヤモヤを感じる方がいらっしゃれば、それは星の見えない空を表現したものだからだと私は思う。2話の公園での「天体観測」のやり取り。「見えねえし、何にも」って言うけど、曇ってたのか木の枝で遮られて見えなかったのか映像だとはっきり分からないんですけど…。でも見えなくても星は無数に存在してますよね。このドラマもね、詳しくは語ってないだけで、見えない所に詳しいエピソードとかが隠れたりしてるんです。私はその隠れた星を探してるのです。最終話後わりとすぐに天体観測の意味に気付いたんだけど、いまだに終わりが見えない。「春田さんって、何にも見えてないですよね」って牧君は言うんだけど、実は牧君も春田さんのことが見えてなくて、1番何も見えてないのは私達視聴者だっていう、あのシーンにこのドラマの本質が詰まってると私は思う。天体観測の意味に気付くと見る所山程あるけど、『どこまで解いたら終わりなのか』という、ある意味ロスより深刻な状態に陥ります。だから熱冷めずにファン続けてるし、考察も書いても書いてもネタが尽きないのです。情報量が多すぎて、人に説明できるように文章化してまとめるのに時間がかかるのです…。
武川さんが意味深なこと言いながら詳しいことは語られないまま終わってるのとかもあるし、続編とかやることは始めから視野に入れてたんじゃないかなって気がする。「あと5秒待って!」みたいな続きを見たいと思わせる所で映像を終わらせたり、謎や矛盾を残して終わることで考察班を引き付けておいたり、まんまと戦略に嵌められているような気がしてならない(笑)

多くのファンが言うことだけど、『役者さん達のお芝居が良かった』という、結局の所はそれがあるからこそ何度も見てしまうし、何度も見てしまうからストーリーも気になって考察にも熱が入る。多くのファンとは違う解釈持ってますけど、『役者さん達のお芝居が良かったから何度も見てしまう』という入り口は一緒ですし、いくらストーリーが良くても役者が下手な人ばかりだったらそもそも2回目を見ようとはならなかったと思う。

3/26に拍手1件ありがとうございました!

春田さんの服ダサい件

劇場版おっさんずラブは8/23公開に決定だそうですね!楽しみです!問題は地元の映画館でやってくれるかどうかだ…。

さて今回は前回の続きでも書きましょうか。春田さんの服ダサいの一連の流れは非常に重要な部分ですが、かなり複雑な考察をしますので、「役者さんのお芝居だけ眺めてればいい、ストーリーは別に…」という方には不向きです。服に無頓着で自分がダサいのを自覚してなくて、彼氏が服ダサいのは耐えられないと牧君から指摘されて…って話と思ってるなら、これそんな単純な話じゃないです。全体的に大幅に解釈が違うから一般的なファンの方達と交流持てなくて、これから書くことがすでに広く浸透してるのかまだ出てない見解なのかも分からないんですが…。一応wikiには載ってない。

まず重要なのは1話、わんだほうに行った時に着ていた服です。この服をダサいとするかどうか。お洒落と言えないまでも普通の着こなしですし、これをダサいと言うには酷かなと。牧君もこれをダサいと見なしていないんですね。この時点でダサいと思ってるなら、2話の悪い所10個で言うはずです。『改札に引っ掛かる』とかそんな描かれもしなかった(と言うかバス通勤ですし)ものを言うより、服ダサいを入れた方が余程適切です。なのにここで含まれないということは、この服をダサいと見なしていないんです。『ダサくない普通の服も持っている』状態から『だんだんダサい服ばかり着るようになった』ことになります。2話の悪い所10個の指摘が4/30、檸檬ちゃんの内見が5/15でその少し後が服ダサいの指摘になるので、約半月での変化ですね。買い物デートは5/20前後くらい?

非常に重要なのが帽子を試着した時の
「これ合ってんの?」「絶対違う」
ですね。「絶対違う」って似合っていないことを自分で把握していますよね。試着に選ぶ服がどれも1話の服と趣味が違いすぎますから、奇抜な服をわざと選んで牧君を煽ってますね。牧君が引っ越してきた時もそうなんだけど、1話の服が通常着る服なら、春田さんの服の好みって結構シンプルですよ。

牧君は彼氏が服ダサいのは嫌なんですが、実は春田さんも恋人にはファッションセンスを求めてますね。この人、服には敏感ですよ。6話でわんだほうに呼ばれた時、ちずちゃんがお洒落していつもと違うことにすぐ気付きましたからね。春田母の話から、ちずちゃんのことを好きだったのは本当でしょうね。いつもと違うことにすぐ気付くくらい、普段からちずちゃんのことよく見てるんですよ。見てたところで、鈍感なら雰囲気がいつもと違うことなんてすぐには気付けないはずです。一見嘘をついたように思える、1話の合コンの時の「服好きです」が本当だからでしょうね。

「じゃあ今度から牧に全部選んでもらおうかな」
「自分の似合う服くらい自分で把握しておいてください」
「やだ」
のやり取り。このことから、服を選んでもらうということをしてほしいんですね。牧君が選んだ服が気に入らないなら今後全部の服選びを任せようとは思わないでしょうし、スカートみたいじゃないかと始めは戸惑ってるものの、牧君が選んだコーディネートでOKと思ったから任せようとする。
素材や丈は違うけど、上半身だけを見ると1話のわんだほうで着ていた服と着こなしが似ているんですよね。2人の服の趣味ってわりと近い部分もあると思います。

ダサい服を着ているから、彼氏が服ダサいのは耐えられないと牧君は言った。奇抜な服ばかり試着に選ぶから牧君は怒った。
だからこそ、牧君は服を選んでくれたわけですよね。逆に言えば、自分が似合う服くらい自分で把握していたら、服を選ぶなんてしてもらえないと思います。放っておいてもお洒落な彼氏なら、突っ込みを入れる所無いですからね。似合う服を着てる人に対して、「これ着た方がいいよ」って言う必要無いでしょ。

詳しくは3/14の記事で書いたんですけど、『方向音痴』は確実に嘘です。『好き嫌い多い』もおそらく。視聴者の一般的な感覚としては「だらしないからモテない」と思うでしょうが、自立して自分のことは自分でできる人に対して甘やかしてあげようとは普通は思わないですよね?お母さんが「甘やかしすぎたのかな」って言ってるので、甘やかしてくれる人好きなんでしょうね。だから本当はできることをできないふりをしたり、普通の服も持っているけどわざとダサい服を着たりする。

服を選ぶということをしてほしいんです。ついでに相手のファッションセンスも試したいのかもしれない。理由は「服好きです」。彼氏が似合わない服を着ていたらそれを指摘して似合う服を選んであげられるか。マロとケンタツもかなりあれな私服なので、第5話ってそういう回だと思う。芸能人のケンタツなら派手なのを好むのはまああるかもしれないけど、1日に3〜4人とデートするならマロのあれはちょっとどうかと思う。最終話でかなりイメチェンするのは、マロ自身が変わろうと思ったのか、それとも蝶子さんがいろいろしてあげたのかどっちだろう?
ちなみに牧君もかなり印象変わりますよね。1話のスーツ姿…というか特に髪型なんだろうけど、25歳設定にしては老けてると思った。だんだん外見年齢が下がっていく現象は何なんだと首傾げながら見てたものだけど、元々19歳上の武川さんと付き合ってたから少しでも差を埋められるように大人っぽく見えるようにしてたと思う。それがロリ好きの春田さんと暮らすようになるわけで、その差を表現しちゃうヘアメイクさんや衣装さんすごいよ。牧君が背伸びするのをやめたのかもしれないけど、「お前老けて見えるからもうちょっとこう…」とかって春田さんが髪構ってあげてたら萌えるなって思う…!

それでまあ、服ダサいことをちずちゃんも知ってるあたり、常套手段でしょうね。『相手のファッションセンスを試すためにわざとダサい服を着る』なんて、服のプロ相手にやったらまずいことも把握しているんです。合コンの相手はアパレルですからね。常套手段が使えなくなることに焦って、「服好きです」と本当のことを言ったもののすべって上手くいかなかったということだと思う。

ちなみに少し話逸れますが、「自分の似合う服くらい自分で把握しておいてください」に「やだ」と答えることから、その考え方は料理を作れないことに応用できると思います。料理コーナーを持ってる男性芸能人も多いですし、男性が料理を作れるってモテる要素としては大きいと思うんですよ。特にちずちゃんは家事が得意じゃないから、何でもやってくれる執事みたいな人を雇いたかったわけで。実際それで理想の彼氏ができて上手くいってるなら、自分ができないことを相手にしてもらうのは悪いことじゃないと思う。ちずちゃんの理想が『家事を全部やってくれる執事みたいな人』なので、ちずちゃんの気を引くならそうなる努力をするのが手っ取り早いですよね。牧君が作った料理を喜んでたし、料理作れるようになって美味しい料理を出してあげたらちずちゃんに対してはポイント高いはずなんです。料理を作ってあげれば喜んでもらえて、世間的にもモテる要素としては大きい。ところが、自分が作ってあげたら相手が作ってくれる料理を食べられなくなりますよね。似合う服を自分で把握していたら服を選んでもらうことをしてもらえなくなる、というのと一緒。お粥作ろうとしてお餅になった件から、料理作れないことは本当でしょう。ちずちゃんの料理を貶してるので、ちずちゃんが作る料理を食べたいわけじゃないと思う。お母さんが作る料理好きだったんだと思う。ちずちゃんを好きだったのは本当だろうけど、それ以上にお母さんが好きで甘えてきて、お母さんとタイプの似ている牧君にも…ってことだろうね。本人否定してるけど、マザコンなのを本当だとしないと、このドラマ何も理解できるようにならないから。

話戻りますが、服を選んでもらうためにわざとダサい服を着る、ということなら、ちょっとおかしな所が出てきますね?ダサくない普通の服も持っているし、気を引く常套手段としてダサい服をわざと着る。じゃあ何で牧君から服ダサいことを指摘されて「マジ!?」と驚いた?ちずちゃんも服ダサいことを知ってるけど、1話のわんだほうで普通の服を着ていたその理由や話の繋がりは?

ここが、このダサい服関連の一連の流れの1番おもしろい所になるの…!一気に全部説明しても、今まで何も気にしてなかった方にはすでにさっぱりな話かもしれない。私が見てるおっさんずラブってこんな感じなんですよ。このおもしろさって、実際頭悩ませてあれこれ考察を楽しむ人にしか分からないかもしれない。なのでここで一旦切ります。私の説が納得いかない方は『とりあえず仮説』ってことでいいので、ちょっとドラマ見返してみてもらえませんか。話数はあちこち飛ぶけど話は繋がるようになってるから。
私と同じ見解の方っていらっしゃるんでしょうか…?

春田さんの悪い所11個目

牧君は第2話で悪い所10個挙げて、5話で11個目の服ダサいを挙げるんですね。公式が明かしてない設定や展開なんてゴロゴロあるけど、分かるとおもしろいのは服ダサいの一連かなって思う。『普通に見ていて矛盾している所をドラマの内容に辻褄を合わせていく』というのが私の基本的な見方です。この私服に関わる一連については7月末だか8月には理解してたんだけど、あまりに複雑すぎて考察にまとめたことは無いんですよ。公式には「こういうことですよね?」って送ったけど、理解するだけで難しいこれを人に説明するってしんどいので…。すでに広く解明されてることならすみません。重要なポイントを書き出していきますね。

1話
・合コンの相手はアパレルである
・「服好きです」
・わんだほう行った時に着ていた服※重要
2話
・春田さんの悪い所10個に服ダサいは含まれていない→この時点ではダサくなかった
5話
・「クソダサいじゃないですか、私服」「マジ!?」
・試着に選ぶ服が1話で着ていた服と趣味が違いすぎる
・「これ合ってんの?」「絶対違う」と『似合っていないことを自分で把握して選んでいる』※重要
・牧君が選んだコーディネート、上半身の着こなしが1話の服と似ている
・「じゃあ今度から牧に全部選んでもらおうかな」「自分の似合う服くらい自分で把握しておいてください」「やだ」
・「絶対こんなの自分で買わないよ。どうしたんだろう、うけるよね」帽子取ればこんなような着こなし1話で見ましたよね?ちずちゃんはそのこと印象に無いみたいですね
・マロとケンタツの私服にも注目。芸能人のケンタツが個性的なのはまだしも、マロの私服がクソダサいことには驚いた(個人的感想)
・「牧と一緒にいることは、俺にとって全然恥ずかしいことじゃないから」
6話
・家ではスウェットのままなので、牧君が言う「彼氏が服ダサいのは耐えられない」は外で着る私服のことで、家でのスウェット姿はあまり気にしていないらしい。女も出かける時にはメイクしても家帰ればだいたい落として楽にするから、個人的にはスウェットについてはそんな感覚だろうかと思う
・わんだほうに呼ばれた時、ちずちゃんがお洒落していつもと雰囲気が違うことにすぐ気付いている。本当に服に無頓着ならこんなことすぐには気付けないはず※重要
・春田母の話曰く、ちずちゃんを好きだったのは本当らしい

これら全てがこの一連の見るべきポイントで、まず1〜6話までをひたすら状況を整理していきましょう。かなり見るポイントが多いので、必要なのは根気。根気無いと無理。6話までの理由が分かればそれで充分ではあるんですが…。最終話を見ると部長と買い物行った時の春田さんの服が、牧君が見たら怒るような部類に戻ってるんですね。6話までの流れを割り出した上で見ると、自分で選んだ服か部長が選んだ服かで意味が変わるのにそれがどちらなのか特定ができる決め手が無い。私は自分で分析して服の模様の法則知ってるから、その観点から見れば自分で選んだ服だという可能性がほぼ消えるので、部長が選んだ服である可能性が高くなる。

最後の荷造りのシーンでは、持っていこうとしている服は牧君の好みのものではない。一緒にいる上では彼氏が服ダサいのは耐えられないが、1人で上海に行くことになるから、カッコイイ姿で行かせると向こうでモテてしまう可能性が出てくる。モテないようにさせるために年齢に対して子供っぽい服ばかり持たせる工作だと私は考えている。

私が見てるおっさんずラブってこんな感じです。矛盾だらけでどう理解したらいいか普通に見てるだけだと分からないから、状況を整理しながら話を理解していく。映像とセリフは固定なので、それに合わせることが大前提です。この服ダサいの一連の流れが理解できるようになると劇的におもしろくなるやつなんですが、公式は一切解説してないし、こんな複雑なもの考察にまとめるのしんどい。そのうち頑張る…。全く何も考えたことが無い状態で説明聞いても「ふーん、そうなの?」くらいにしかならないと思うから、興味ある方は自分で頭悩ませて考えてみて。
前の記事へ 次の記事へ