何とも言えない例…

画像はまだラフ画の状態です。ここから手直しをして、(今回は白黒にします)濃淡をつけますー。

ちと小話入れます。







喉、渇いたな…―――――

読書に耽っていた思考に、雑音が入る。

読み始めてからもう数時間経っているのだ…。仕方ないと言えば仕方ない。


「休憩でもすっかな…。」
緩慢な動作でソファーから腰を上げ台所に向かう…と、隣で寝ていた涼介(猫)が同時に目を醒まし、俺の後についてきた。


冷蔵庫から所望の飲料をとり、封をきって飲もうかと口をつける、が…。


―――――…なんだ?


背に刺さる痛い程の視線に、飲料が喉を通らないような錯覚に陥る。

恐る恐る振り向けば…


無邪気な瞳をキラキラと輝かし、息がつまる程可愛い奴が居た。

思わず手を伸ばして頭を撫でまわしてやろうとした…が…。


「エサか!?」


―――…………。

色気より食い気…。
口を開いて出てきた言葉に、がっくりとうなだれた。