二日に一回は婆ちゃん家に行くのが、私の生活で当たり前になっています。
三時頃に家に行き、お茶とお菓子を食べ、テレビを見ながら世間話をする……五時半頃からご飯を準備して、二人でニュースや天気予報を見ながら食べる。
用事を済ましてまたテレビを見ながら、あれやこれやと話をする。
九時前に風呂を沸かして、お湯を戴き、そして十時頃に帰宅。
そんな感じの日常。
間で、婆ちゃんから細々した仕事を言われるので、普段のお礼もあるから熟してみたり。
二人で買い物したり、庭の草抜きをしてみたり。
外食したり、お菓子やご飯を作って持っていったり。
お歳暮お中元の物々交換をしてみたりと、我ながら婆ちゃん子だなぁと思います。
まぁ、親の件で離れる前までは育ての親をしてくれたのは婆ちゃんと爺ちゃんで。
離れて暫く会わず、久々に会ったとき、あんなに気丈な婆ちゃんが泣いたんですよ。
あの時は愕然としました。
それからは、迷惑を掛けても、婆ちゃんに寂しい想いはさせたくないなと思ったのですが。
結婚してから尚更、その想いは強くなりました。
そしてそんな婆ちゃんは御歳72歳の、見た目年齢がマイナス12歳という驚異的な化け物です。
知る限り、彼女は老けていない……黒柳徹子級に。
孫よりアイドルとか芸能人知ってる……あと気が目茶苦茶若い。
現役で仕事もしてるし、敵いそうもない。
酸いも甘いも噛み締めた、茶目っ気たっぷりのとても可愛い婆ちゃんです。
そんな婆ちゃんの父、曾爺ちゃんの写真を最近見る機会がありまして。(曾爺ちゃんは戦死してます)
ぱっと見たら、婆ちゃんそっくり。
で、父や叔母は婆ちゃんにそっくり。で、私と従兄弟の兄ちゃんはそのそっくりさん。
そして、その婆ちゃんや父、母にも似てなかった私の唇……曾爺ちゃんにそっくりでした。
隔世遺伝の恐ろしさ。
そして婆ちゃんの家系の血の濃さを知った秋でした。
因みに主人曰く、私が婆ちゃんの喋り方とリアクションに似てきたらしい。
これはあれだよ、仕方ないんだよ。可愛いとかいうな。
そんな主人は、親子二代同じ顔……義母と義妹、主人が並ぶとよく似たお顔で……性格も。
因みに、主人は我が家界隈では「オネェ」になりました。
最近は更に男らしく、そして乙漢になり、オネェになりました。
はてさて、夫婦二人の子供はどちらに似るか楽しみだ。
曾孫を婆ちゃんも見たがってるし、何より義母が孫が出来たら拉致りに来るくらい楽しみらしいので、頑張らないとな。
そんな私は幸せです。
うん、最近も色々あったけど、なんか変に達観したからどーでも良いやと。
教訓・面倒事と頭お花畑野郎からは全力疾走で逃げるべし。
自爆ショーは適正な位置で見守るだけに留めよ。