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皇子パロ続き(ハルアベ)

ケイタイから
*****

「女装ってなんですか?」

一気に警戒の色を強めた瞳でタカヤがアキマルをみあげる。


この城にきてから、毎日、変態行為に付き合わされてきたタカヤは、いきなりアキマルとハルナのふたりをにらみつけた。

部屋の外にだすなんて、エサかなにかで、それと引き換えにまたぞろ酷いことをされるのかもしれない。


だまされるもんか。



「お、おい。タカヤ…」


いきりたったネコの様子になったタカヤにハルナが声をかける。

「オレはべつに、そのまんまでもいいと思うぞ。そんなに嫌なら…」

せっかく仲良くなった雰囲気を壊したくなくて、ハルナはむしろタカヤの側についた。

「なあ、アキマル、もういいじゃねえか」

だが、アキマルの意志はかたいらしい。

「できることなら着替えたほうが安全だ」
「でも…」


するとアキマルがため息をつく。

「クトトラと相談したんだ」

その名を聞いてハルナが少し驚いた。

「トトと?」
「ああ、いまも外にいる」

そういってアキマルは部屋の入り口をみやった。

「そうか…」

ハルナがつぶやく。

「トトって?」

タカヤがハルナにたずねた。

「オレたちの世話係。衣装の着替えとか、掃除とかをする」
「ふう…ん」
「トトもそういうんなら、着替えたほうがいいか…」

そういうと、ハルナはアキマルのほうを向いた。

「とりあえずトトを入れてくれ」
「わかった」

アキマルが歩きだした。


「え、でも…」


タカヤが不安そうな声をだす。

「大丈夫だよ。悪いようにはしないから」

ハルナが優しくいったところで、アキマルについて一人の女性が部屋に入ってきた。


黒々とした髪が美しい、瞳の大きな彼女は、どこか精霊ような不思議な魅力をもった人だった。

白くて長い服を着、腕に金のリングをつけている。

彼女はタカヤをみると深くお辞儀をした。

「どうも、はじめまして…」

もごもごと挨拶を返すタカヤに、彼女は顔をあげて微笑む。

その独特の間合いにタカヤが戸惑ったとき、ハルナがタカヤの頭にポンと手をのせた。

「トトは生まれつき耳が聞こえない。でも、お前のことは伝えてあるよ」

******
オリキャラでましたm(__)m

秋の気配がしてきたミハベなら

昨晩は寝苦しくなく、涼しい感じでした。

空気も涼しげで、なんだろうと思っていたら窓の外から虫の声がしていて
(*´∀`*)

セミ以外の、夜に鳴く虫。秋の虫?

こんなひんやり気配を感じたら、阿部ってそっと三橋のそばに移動して寝そうだな〜って。

寝てる三橋の腕か肩にちょっとくっついてみるとか。

窓からはいる秋風を感じたりしたら、するするっと三橋に近づいて無言でギュッとくっつくとか。

三橋はちょっと戸惑うけど、実は甘えたがりの阿部を知っていたり。

(夏が終わるの、さびし…けど、秋も…い、かも)

ふたりを照らす窓の月もらんらんと澄んでキレイ。

なんてこと考えた。

皇子パロ続き(ハルアベ)

ケイタイから
*****

アキマルは持っていた袋を床に置くと自分も座り込み、おもむろに話はじめる。

「この袋の中には、変装道具が入っている」
「変装道具?」

ハルナがキョトンとした顔でアキマルを見返した。

タカヤは用心深そうな視線を床の上の袋に向ける。

「ああ…。知っていると思うけど、この城の中でタカヤ君の存在はまだ非常に不安定なものだ」

ピクリとハルナの顔が固くなる。

「これから王族専用の浴場につれていきたいのだけれど、その移動中になにかやっかいごとが起こらないとも限らない」

タカヤの瞳が鋭く光った。


そうだ、オレはこの城では歓迎されない存在。
それを忘れてはいけない。

黙って真剣な顔をアキマルに向けるタカヤの様子に、ハルナはつまらなそうに身体を揺する。

「んじゃ、どうすればいいんだよ?」

少しイラだったハルナの声にアキマルが微笑した。

「だからさ、タカヤ君には女装をしてもらおうと思う」


「じょっ…!?」


アキマルの言葉に、タカヤは思わず声をあげた。

ミハベで大学生パロ バイト先で○○フェア7

続きです


▼追記

右べべにアンケート

三人の阿部に仮名(みはべべ、はなべべは、はるあべべ)でアンケート回答してもらった。

三人「なにこの名前」


質問
『付き合っている人に、好感をもったりカッコイイと感じるのはどんなときですか』

みはべべ
『練習試合でまかさの逆転負けした帰り道。かける言葉がみつからなかったのに、向こうのほうから、次は勝つから、といわれたとき。びっくりしたし、コイツ、強いなって思った』


はなべべ
『チーム全体の話し合いでもめて、わけがわからなくなったときに、みんなの意見をキレイに整理してくれたとき。頭、いいなって思った。普段はみんな、甘えてワガママばかりいってるけど、アイツのことキャプテンとして一目おいてるんだって感じて妙に嬉しかった』


はるあべべ
『もう起きないだろうと思って、一人で風呂に入っていると、ふいにドアが開いて相手が入ってくるとき。
ふと、真剣な横顔をみせられるとき。
難しい顔でほかの人と話をしているのに、オレをみた途端、笑顔がこぼれるとき』


みはべべ
「……乙女思考、乙」

はなべべ
「末期だな…」

はるあべべ
「なんだよ、ずりーぞっ!!二人がそういう答え方するんだって最初から知っていれば……」

******
終わる
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