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愛と青春の手作り弁当!


たらりら〜もう10月か……とかいいつつ、9月がめちゃくちゃ長かった気がする…はぁ。最近学校帰りの道で金木犀の香りがするようになってきました。いわし雲もきれいだし、秋だねぇ……。

この前大学生活で久しぶりに悶える出来事があったんで話していいですか?捏造とか妄想じゃないですよ?事実ですからね?(なにこの確認…)

サークルにちょっと何考えてるのかわかんない不思議ちゃん系の男の先輩がいるんです。

お昼休みに私が部室で弁当を食べてて、その隣で先輩も弁当を食べてたんです。ちなみに先輩は実家生。

とくに会話もなく二人ともぼーっともぐもぐ食べてたら、お弁当自分で作ってんの?って聞かれた。まあ事実だったんで、お昼ご飯買うと結構お金かかるんで…とかって言って、またぼーっと無言に。

しばらくそんな状態が続いて、私がポケモンふりかけをご飯にかけてたら、またもや先輩が急に口を開いて

「ねぇねぇ、おかず交換しようよ」

って言ってきたのです。

私ポカーン(゚Д゚)
他の部員もポカーン(゚Д゚)

え?え?何故急に?そもそも私先輩と弁当見せ合うほど仲良くないし…そもそも会話交わすこと自体がめずらしいし…。とか色々考えながらチラッと周りを見ると、他のみんなは先輩の謎行動は日常茶飯事だと言わんばかりに、各々の作業に戻っていた。お前ら、もう少し興味をもて。

「えー…っと、何故急に?」
って聞いたら、
「えー!だっておかず交換ってなんか青春っぽいじゃん!」
って言われた…。

この時点でもう私の脳内は爆発したね。大爆発を起こしたね!なにそれ先輩むっちゃかわええやないですかコノヤロォおおおおおお!!うわぁああああああはにかんでやがるしうわぁああああああ!!私を萌えコロス気かぁあああああ!

ちなみに先輩はキモオタブサメンとかではなく、茶髪の黒縁眼鏡という優男スタイルです。草食系電波。

そこで私は慌てて自分の弁当を確認……コロッケ(作り置き冷凍)、ほうれん草のお浸し(冷食)、からあげ(冷食)、玉子焼き(食べかけ)、ナスの肉味噌炒め(地味)

た、たいしたモン入ってねぇええええ!!(絶望)ゆ、夢が溢れる女子の手作り弁当とはとても思えない…っ!こんな地味で彩りの悪い冷食弁当で憧れの一大青春イベントのおかず交換だなんて全力で拒否したい!!で、でもこんなチャンスもう二度とめぐってこないかもしれない……くっそ、どうする!どうする俺ェエエ!!

「た、たいしたものないですが(震え声)」

い、いったぁあああああ!勇気を出して弁当を差し出したぁあああああ!緊張のあまり箸を持つ手が汗でヌルヌルだぁああああああ!!

先輩、沈黙……悩んでる。顔から感情がまったく読み取れない…。プロ棋士か。くそ、失敗か……失敗なのか!なんか言ってくれえぇええ!

「じゃあからあげちょーだい」

まさかの冷食ぅううううう!いや、たしかにそれぐらいしか取るもんないけど!!変化球に戸惑うわたし。

「普通にこれ冷食ですけどいいですか?……てか先輩も弁当にからあげ入ってますよね?」

「うん、だから俺のからあげあげる。俺のも冷食だけど」

っえぇええええ!?まさかの冷食返しぃいいいいい!?しかも見た感じ同じ冷食じゃねこれぇええええ!!!

「ちょ、これまったく同じからあげですよね!?www」

「ぶふっそうだね………そうだね(爆笑)」

笑 っ て や が る ! !

なにこれ………ひょっとして私、心を弄ばれたんじゃ……。青春という言葉を盾にからあげ(冷食)という矛で乙女の心臓一突きされたんじゃ……。私はひどく肩を落とした。

「先輩との今日の出来事、ブログに載せておきますね…。」

「青春の一ページだもんね……からあげだけどww」

「いえ、そこは玉子焼きとタコさんウィンナーってことにしときます」

「はあ?急に女子力高くなってんじゃん!!(爆笑)」

ここで私は決意した……来週の弁当には絶対玉子焼きとタコさんウィンナーを作ってやると…。

「次は玉子焼きとタコさん入れてきますね……ポケモンふりかけのゴミあげますサーナイト(たまご味)ですよ?」

「おー…がんばれ(ちゃっかりゴミをもらってくれた)」

部長「さっきからお前ら謎過ぎるだろ…」

お前らじゃなくて謎なのは先輩だけです。
来週リベンジの結果を報告します。

つづく。
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