「ティエリア、どうした布団にくるまって」
「…」
「そうか、雷が怖いのか」
「…貴方だって、雷を怖いと思う時はあるでしょう」
「あるけどな、怖かったら俺の胸に抱き付いても良いんだぜ」
「そこまでしなくても、大丈夫…っ」
「今、盛大に鳴ったな…ってティエリア暑苦しいんだけど」
「怖い、ロックオン…」
「(こういう時は可愛いんだよな、ティエリアは」
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「昨日は雷が怖かったね、嵐」
「大空、そういう時は遠慮なく入って来て良いですよ」
「何処に」
「私のベットの中に」
「殴って良いかな?」
「すいません」
「土下座までしなくて良いのに…あらら」
「つい本心が出ただけですから」
「そういうのはね、一番好きな人に言うんだよ」
「一番好きな人は大空ですが」
「…俺にはいるんだけどな、好きな人が」
「というか大空、昨日何処に行ってたんですか」
「暗殺部隊の所、で仕事を夜通しでやってたからからかいに行ってた」
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