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適当に投下。 当然更新履歴には載りません。
最近S−Rの小説を読み返してます。
1、ハスタ(TOI)とザギ(TOV)
街の一番高い所から夕日を見るのが習慣となっていた。
今も昔も親友とここで、甘くてしょっぱいアイスを食べるのだ。
その時の人数は2人だったり5人だったりするけれど、この習慣だけは変わらない。
今日は2人だった。
今はもう、闇に紛れるためのあの黒いコートを羽織る必要もないため互いに私服だ。
「どうだ、そっちの暮らしは」
「学校行って、放課後に遊んで、こうしてアイスを食べる生活。そっちこそ大丈夫?」
「……さっさと休みになって寝てくらしたいぜ……」
「だから寝すぎだって」
親友の相変わらずの言葉に苦笑する。
「休みは1週間くらいで充分なんだって」
「それは短すぎだろ」
「だって、休みが多すぎたら暇だろ?」
「暇なんてあるもんか。寝てればすぐに時間は経つさ」
「……そんなに寝ちゃったら夜寝れなくなるよ」
「そんなことないぜ?」
「……そうなったら鍛錬でもしよっかな」
「何だよ、結局寝るって選択肢はないのか」
「当然だろ?」
「真面目だなぁ。ハートレスは見ないってのに」
「見ないだけでいるかもしれないだろ?それにストラクルバトルだってある」
「へ?お前に勝てる奴なんていんのか?セッツァー、だっけ?チャンピオンは」
「うん」
「……ま、お前なら勝てるだろ」
2人は腰を上げる。
闇に2人の姿が紛れようとしていた。
ユーリ→アッシュ