「はひっ!」
「名前はなんて言うの?」
亮が通されたのは食堂らしい。
時間的には夕食、いい匂いが漂ってきていた。
「三崎亮です」
良い子という仮面を被り、亮は頭を下げる。
相手の年齢は14、5くらいの少女。
「今日からここに居候させることになった」
リボーンはただ笑うだけ。
「私は笹川京子よ」
「三浦ハルです!」
その底抜けの根拠なしの明るさは、亮が少し苦手としているものだった。
PKしてやったらどんな気分になるだろうか。
そんな欲望が鎌首を持ち上げる。
だがそんなことは少しも出さず、亮は挨拶をした。
「よろしくお願いします」
「リボーン!」
今さっき亮が通ってきた扉から、やはり14、5くらいの少年達が入ってきた。
「どういう事だよ、その子……」
先頭の亜麻色の髪の少年が驚いたように亮を見る。
「アホ牛が勝手に町に行ってな、巻き込まれたんだよ。放っておけねーから保護した」
「そう……。あ、僕、沢田綱吉。君は?」
ツナの自己紹介を聞いて徳川将軍の名前を思い出した。恐らく漢字も合っているはず。
「三崎亮といいます」
「ランボさんが助けてあげたんだもんね!」
「アホ牛は黙ってろ!」
「ぐぴゃ!」
銀髪の少年がランボを蹴った。
「ほら、獄寺君も自己紹介」
ツナに言われ、少年はしぶしぶ名乗った。
「獄寺隼人だ」
目つきが悪い上に警戒心を露にして、隼人は亮を睨む。
「まーまー、落ち着けって。あ、オレは山本武な」
からからと笑う武。
「よろしく」
3人に向かって亮は笑った。
食堂に来る前にある程度の話はリボーンから聞いていた。
自分より少し上なだけの中学生が、命を賭けてマフィアと戦っている。
亮とはまた違った舞台での戦い。
それに対する興味。
亮の笑みを理解したのはこの中にどれだけいるだろうか。
「サクラバ ネク!」
マクゴナガルがネクの名前を読み上げた。
東洋人ということが珍しいのだろう。生徒達が首を伸ばしてネクを見ようとする。
興味本位の視線に晒される中、ネクは他の生徒と同じように椅子に座って組み分け帽子帽子を被る。
「ほーう、君は……。いや、あなたは……」
すると組み分け帽子の声が聞こえた。
「分かってるなら話は早い」
小声でネクは組み分け帽子に言う。
「グリフィンドールにしてくれ」
「ハリー・ポッター、かね?」
「ああ」
「よかろう……。グリフィンドール!」
高らかに組み分け帽子が叫んだ。
ネクは帽子を取り、ハリー達が座っているテーブルに向かっていった。
途中、教職員テーブルの中心にいるダンブルドアを見上げた。
するとダンブルドアと目が合った。
更新できない日って、何日ぶりだろう。
まだ未成年なので選挙は関係ありません。
いや、あるっちゃあるけど。
選挙で空いてるだろうということで、海のエジプト展に行って来たんです。
双六じいさんを思い出しました。
左足を出すのは心臓を出して忠誠を誓う云々。
じゃあファラオが左足出してたのは神に対して?
その辺りの説明欲しかったな〜。
ラーの扱いがアモンより小さいのに文句を言いたい。